JPS6227743Y2 - - Google Patents

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JPS6227743Y2
JPS6227743Y2 JP5709379U JP5709379U JPS6227743Y2 JP S6227743 Y2 JPS6227743 Y2 JP S6227743Y2 JP 5709379 U JP5709379 U JP 5709379U JP 5709379 U JP5709379 U JP 5709379U JP S6227743 Y2 JPS6227743 Y2 JP S6227743Y2
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JP
Japan
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pinion
cam
rack
cam surface
teeth
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Expired
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JP5709379U
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JPS55158345U (ja
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  • Gears, Cams (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ストツパ機能を備えたピニオンに
関する。
被駆動体をピニオン・ラツク装置を用いて所定
距離だけ繰り返し直線駆動する場合、ピニオンが
所定角度だけ回転した時にこの回転を停止するス
トツパ機能を別に設けると、複雑で所要スペース
が増えると云う問題がある。
この為、従来、特公昭38−4602号公報に見られ
る如く、上記ピニオンに相当する歯車の一つの歯
を広巾にして歯車自体にストツパ機能を持たせた
のもが提案されているが、この構造では、上記広
巾の歯が相手歯車に係合した場合、該相手歯車の
歯に大きな歯車周方向の分力を及ぼすので、上記
相手歯車の歯が上記係合時の衝撃で痛み易いの
で、使用頻度が大きく、無造作に使用されるよう
な場合には実用的でなく、別にストツパ機構を付
加する必要があると云う問題があつた。これは、
上記相手歯車がラツクであつても同様であつた。
また、実願昭53−146312号公報に見られる如
く、ラツク側にストツパ凹面を形成したものがあ
るが、該ストツパ凹面にピニオンの外周面が係合
した後もピニオンを摺接回動し得るようにしたも
のであり、ピニオンの所定角度を超える回転を阻
止する機能はないので、ピニオンの回転とラツク
の移動を同時に停止させる必要のある用途の場
合、この構造を採用することができないと云う問
題があつた。
この考案は、上記した従来の問題点に鑑みてな
さたもので、歯車部に隣接して大径のカム部を設
け、ピニオンが所定角度回動した時にこれと係合
するラツクの歯に該歯のほぼ高さ方向から圧接す
るカム面を上記カム部に持たせることにより、上
記ラツクの歯に与える傷みの度合を従来に比して
低減することができ、所定角度を超える回転を完
全に阻止することができるストツパ機能を備えた
ピニオンを提供することを目的とする。
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説
明する。
第1図において、1は手動操作軸例えば回動つ
まみの軸である。2はラツクであつて、操作ロツ
ド等の被駆動体3が連結される。4はピニオン
で、歯車部4aと、この歯車部4aの左右端の歯
にそれぞれ所定ピツチを隔てて対向する半径方向
の対向面5,6を有し外径が歯車部4aの外径よ
り大であるカム部4b,4bを有し、対向面5及
び6の上面が上記半径方向に対して傾斜し、ラツ
ク2の歯の頂面部に角度をもつて当接可能なカム
面となつている。カム面7及び8は歯車部4aに
対して、相手係合体であるラツク2の歯間ピツチ
より大きいピツチをへだてている。
この構成においては、手動操作軸1がある角度
だけ図示実線矢印方向に直線駆動され、第2図に
示す如く、カム部4bのカム面8がラツク2の歯
の頂面部に、水平面に対して若干傾斜した状態で
衝突状に当接する。従つて、手動操作軸1に更に
上記矢印方向の回動力を加えても、ラツク2の歯
に作用する水平方向分力が半径方向分力に比して
はるかに小さくなる為、ピニオン4は回動しな
い。この状態から角度θだけ図示点線矢印方向に
ピニオンが回動すると、今度はカム部4bのカム
面7がラツク2の歯の頂面部に前記場合と同様に
衝突し、角度θを超えるピニオン4の回動が阻止
される。
従つて、ピニオン4はストツパ機能を有し、手
動操作軸1が無造作に回動されても、被駆動体3
は規定された距離だけ駆動される。
なお、カム面7及び8の、半径方向に対する傾
斜角は、ラツク2に圧接した時に該ラツク2の歯
に作用するその高さ方向の分力が水平方向の分力
に比して大きく、歯が高さ方向に押圧される角度
であれば良い。
以上の如く、この考案によれば、歯車部に隣接
する部分を該歯車部より大径のカム部にしてこの
カム部にストツバ面となるカム面を形成したこと
より、該カム面を、ラツクの歯にほぼ上方から圧
接するカム面とすることができるので、ラツクの
歯を痛めることなくピニオンの所定角度を超える
回転を完全にストツプさせることができる。
この結果、手動操作軸によりピニオンを介して
被駆動体を往復駆動する場合、該手動操作軸が頻
繁且つ無造作に行われるような場合にも、ストツ
パ機構を別に設けなくても、安心して上記手動操
作軸を操作することができ、また、上下方向に直
線駆動する場合には被駆動体の自重落下を防ぐ為
の機構を設けなくても済む効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるピニオンの一実施例の
側面図、第2図は上記実施例の作用説明図であ
る。 2……ラツク、4a……歯車部、4b……カム
部、7,8……カム面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 外周の一部に歯車部を有すると共に該歯車部
    の左右端の歯にそれぞれ所定ピツチを隔てる上
    記歯車部より大径のカム部を有し、該カム部が
    相手係合体となるラツクの歯の頂面部に係合す
    るカム面を具え、該カム面は上記係合時上記ラ
    ツクの歯に及ぼす該歯の高さ方向分力が水平方
    向分力より大となる向きに傾斜していることを
    特徴とするストツパ機能を備えたピニオン。 (2) カム面が、歯車部に対しラツクの歯間ピツチ
    より大きいピツチを隔てて形成されていること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のストツパ機能を備えたピニオン。
JP5709379U 1979-05-01 1979-05-01 Expired JPS6227743Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5709379U JPS6227743Y2 (ja) 1979-05-01 1979-05-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5709379U JPS6227743Y2 (ja) 1979-05-01 1979-05-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55158345U JPS55158345U (ja) 1980-11-14
JPS6227743Y2 true JPS6227743Y2 (ja) 1987-07-16

Family

ID=29291185

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JP5709379U Expired JPS6227743Y2 (ja) 1979-05-01 1979-05-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9422769B2 (en) * 2013-11-08 2016-08-23 Embraer S.A. Force-balancing mechanisms especially useful for assisted lifting/lowering of aircraft stairs

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Publication number Publication date
JPS55158345U (ja) 1980-11-14

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