JPS6227615B2 - - Google Patents

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JPS6227615B2
JPS6227615B2 JP15210078A JP15210078A JPS6227615B2 JP S6227615 B2 JPS6227615 B2 JP S6227615B2 JP 15210078 A JP15210078 A JP 15210078A JP 15210078 A JP15210078 A JP 15210078A JP S6227615 B2 JPS6227615 B2 JP S6227615B2
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JP
Japan
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current
signal
circuit
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distribution system
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Expired
Application number
JP15210078A
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English (en)
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JPS5579623A (en
Inventor
Mitsuo Sawairi
Atsuhide Matsuzaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPS5579623A publication Critical patent/JPS5579623A/ja
Publication of JPS6227615B2 publication Critical patent/JPS6227615B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は保護継電装置に係り、特に過電流保護
の時限協調を行なうのに好適な事故点判定装置を
備えた保護継電システムに関する。
従来の過電流保護継電システムの一般的な例を
第1,2図により説明する。電力会社からの電力
は、受電母線1、しや断器2、変流器3を経て母
線5へ供給され、共通母線5からは各フイーダー
であるしや断器6,9、変流器7,10により負
荷へ供給される。各変流器の2次側には過電流リ
レー4,8,11がそれぞれ接続されている。こ
れらの過電流リレーの出力側はトリツプ回路12
に接続している。トリツプ回路12は、次のよう
に構成している。プラス側電源13Aとマイナス
側電線13Bとの間に、過電流リレーの出力接点
14としや断器2の補助a接点15およびトリツ
プコイル2Aとが直列接続されている。過電流リ
レー8の出力接点17および補助a接点18も同
様にしや断器6をトリツプするトリツプコイル6
Aに直列に接続されている。
この配電系統のF1点において、短絡事故が発
生すると、図示のように短絡電流が流れる。過
電流リレー4の動作特性は、曲線4Aであり、過
電流リレー8の動作特性は曲線8Aである。した
がつて、短絡電流が流れると第2図に示したよ
うにそれぞれ時間T1,T2で動作する。短絡電流
は変流器3および7に流れるため、まずT2
おいて過電流リレー8が動作して接点17をON
する。しや断器6はONしているため、補助a接
点18もONしており、電流がトリツプコイル6
Aに流れてしや断器6をトリツプする。それによ
つて事故点F1は除去され短絡電流は流れなく
なる。
ΔT=T1−T2 とすると、ΔTの時間内に上記操作により事故が
除去されるならば、過電流リレー4は動作しな
い。したがつて、しや断器2はトリツプしないた
め母線5には電力が供給され停電範囲は、事故フ
イーダのみに限定される。もしこのΔTの時間が
短かく、事故F1を除去する前に過電流リレー4
が動作すると、しや断器2がトリツプして、共通
母線5に電力が供給されないため配電系統全体が
停電となり、事故による影響が大きくなつてしま
う。
したがつて、短絡事故における時限協調は、停
電範囲を狭くするので重要であり、配電系統全体
の供給信頼度を大きく左右することになる。
このような配電系統においては、受電母線1の
過電流リレー4は、電力会社の過電流リレー動作
特性22との時限協調を行なうため、動作時間
T1の上限が押えられてしまう。フイーダーの過
電流リレー24の動作時間T2は、負荷運転特性
25により下限が押えられる。したがつて、T0
―T3の時間間隔内で時限協調を行なう必要があ
る。しかし、T0―T3の値が小さいためΔTの時
間間隔が充分取れずに、F1の事故によつて配電
系統全体が停電するケースが多く、配電系統の供
給信頼度を低下させる欠点があつた。特に最近の
プラントの大規模化により配電系統も大きく、複
雑化し、時限協調を行なう必要のあるリレーの数
が多くなり、ますます時限協調を行なうことは困
難となつている。
さらに上記のような方法で、時限協調を行なう
と、受電線1の過電流リレー4の動作時間は遅く
なる。したがつて、共通母線5のF2において短
絡事故が発生した場合にも早く、過電流リレー4
を動作させたいが、T1時間後しか動作しないた
め、この間に機器に与える損傷が大きくなる欠点
があつた。
本発明の目的は、配電系統の事故範囲を決定す
ることにより、しや断器のトリツプ時間を早く
し、機器に対する損傷を少なくした保護継電装置
を提供するものである。
本発明の保護継電装置は、変流器からの事故電
流によつて、一方のメモリに格納されている事故
電流の大小と動作時間の関係から、動作時間を演
算部で決定すると共に、他方のメモリに格納して
いる配電系統の事故個所を演算部で決定し、これ
らの決定値によつてトリツプ回を介して事故電流
の流れているしや断器をトリツプする。
以下、本発明の実施例を第3図に示す配電系統
の保護継電装置により説明する。
共通母線5Aより上方側および下方側に延びる
受電母線1および各分岐母線5B,5Cは、第1
変流器3と第2および第3変流器7,8を配設
し、これらの変流器3,7,8は各母線1,5A
〜5Cを流れる電格電流および短絡電流を検出す
るが、第1変流器3の定格電流の大きさは、第2
および第3変流器7,8のそれより大きい電流で
ある。各変流器での検出電流は、第1レベル変換
器26と第2および第3レベル変換器35,38
に入力される。各レベル変換器26,35,38
は定格電流より電流値の大きい電流たとえば短絡
電流(以下短絡電流と称する)のレベル信号(ア
ナログ電流)のみ検出し、A/D変換器27と入
力部41とに入力するが、入力部41については
後述する。A/D変換器27は、アナログ電圧信
号をデイジタル電圧信号に変換する。デイジタル
信号はゲート回路28によりデータバス29へ送
られる。ゲート回路28はタイミング回路34か
らのON・OFFに応じて(ゲート信号線51によ
り信号が送られている間のみ)デイジタル信号を
データバス29へ送り出し、データバス29より
第1演算部32に入力する。第1演算部32はタ
イミング回路34からのデータ取込指示信号によ
りデータバス29からのデイジタル信号を取込
み、第1メモリ31と照合する。
第1メモリ31は、第4図に示すデイジタル信
号(電流)と動作時間Tとの関係を示す動作特
性60を格納している。したがつて、第1演算部
32ではデイジタル信号の大きさがわかれば、
それに応じて動作時間Tの短、長が判かることに
なる。第1演算部で決定した動作時間に応じた出
力信号は、第1出力部33を介して、トリツプ回
路12の出力接点45をONする。
一方、第1レベル検出器26からのレベル信号
が入力部41に送られる。入力部41は第2演算
部43に送るため電圧信号に変換し、電圧信号を
第2演算部43に入力し、第2演算部43では電
圧信号と第2優先メモリ42とを照合する。第2
優先メモリ42はたとえば第1レベル変換器26
と第2レベル変換器35との第1および第2レベ
ル信号(第1および第2電圧信号)が入力された
時、第2レベル変換器の第2電圧信号を優先させ
るためのデータが格納している。第2電圧信号を
優先する理由は、事故範囲を極小化するためであ
る。第2演算部43では優先した電圧信号に応じ
て、第2出力部44を介してトリツプ回路12の
第1レベル変換器26に対応する第1レベル接点
26Aを、又は第2および第3レベル変換器3
5,38に対応する第2および第3レベル接点3
5A,38Aを、それぞれON,OFFする。
次に、配電系統の保護継電装置の動作を第3図
により説明する。
受電母線1と共通母線5Aおよび各分岐母線5
B,5Cに定格電流が流れている時は、各レベル
変換器26,35,38でレベル電流を検出しな
いが、分岐母線5Bで短絡事故F1が生じたとす
れば、各母線1,5A,5Bは定格電流より大き
い短絡電流IAが流れる。第1および第2レベル
変換器26,35でレベル電流(信号)を検出
し、レベル信号はA/D変換器27、ゲート回路
28、データバース29等を介してデイジタル信
号IAとして演算部32に入力される。演算部3
2ではデイジタル信号IAと第1メモリ32の第
4図に示す動作特性60より、デイジタル信号I
Aに応じた動作時間TAとを決定し、この動作時間
Aに応じて、第1出力部33を介して出力接点
45をONする。
一方、第1レベル変換器26と第2レベル変換
器35は、同じ大きさの短絡電流IAが流れ、こ
れらの電流は入力部41を介して、第2演算部4
3に入力される。第2演算部43では第1および
第2レベル信号と第2優先メモリ42を照合し、
26の第1レベル信号より35の第2レベル信号
を優先し、第2出力部44を介して第2レベル接
点35AをONすれば、トリツプ回路12が成立
し、しや断器6をトリツプして、短絡電流IA
負荷に流れるのを防止する。
また、共通母線5Aに短絡事故F2が生じれ
ば、第1変流器3で検出した短絡電流Iは、動作
特性60より動作時間Tを知ることができるの
で、すぐにしや断器2をトリツプすることができ
る。
このように、本発明の保護継電器では、電流I
と動作時間Tとの関係が単一となり、第1メモリ
31に格納している情報量を少なくできると共
に、第1演算部32の演算時間が短かくできる。
これにより出力信号Iに応じた動作時間Tを早く
決定できるので、早く出力接点45をONできる
と共に、各レベル変換器26,35,38に検出
したレベル信号(短絡電流)は、第1優先メモリ
42で常に負荷側のしや断器6のみ優先してトリ
ツプするように設定し、トリツプするレベル接点
を早くONして、しや断器6を早くトリツプする
ようにした。
この結果、第1メモリにより電流―時間の関係
により動作時間を決定する処理と、第2優先メモ
リによる事故範囲を決定する処理とを同時に処理
させているため、出力を出すまでの時間を短くで
きる。したがつてしや断器のトリツプ時間が短縮
できるので、機器たとえばしや断器、変流器、各
母線等に流れる短絡電流時間が短かく、機器への
損傷たとえば溶損を少なくできるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の保護継電装置の配電系統図、第
2図は保護継電装置の動作特性を示す図、第3図
は本発明の実施例として示した保護継電装置の配
電系統図、第4図は第3図の動作特性を示す図で
ある。 1,6,9…しや断器、3,6,9…変流器、
12…トリツプ回路、26,35,38…レベル
変換器、27…A/D変換器、31および42…
第1メモリおよび第2優先メモリ、32および4
3…第1および第2演算部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数個のしや断器を配電系統に接続し、配電
    系統で起つた事故電流を変流器で検出して、事故
    電流の流れているしや断器を、トリツプ回路を介
    してトリツプする配電系統において、上記変流器
    からの検出電流が定格電流以上になるとレベル信
    号を出すレベル検出部と、上記レベル検出部から
    のアナログ信号をデイジタル信号に変換するA/
    D変換器と、予め検出電流と動作時間との関係を
    格納している第1メモリと、上記A/D変換器か
    らのデイジタル信号と前記第1メモリの検出電流
    と動作時間のデータから、デイジタル信号に相当
    する動作時間を決定する第1演算部と、予め配電
    系統の事故個所を想定し、かつ事故個所にマツチ
    した故障モードを格納している第2メモリと、上
    記第2メモリからのデータと、上記レベル検出器
    からのレベル信号により事故個所を判断し、かつ
    トリツプすべきしや断器を決定する第2演算部
    と、第1演算部からの指令により動作信号を出力
    する第1出力回路および第2演算部からの指令に
    より、トリツプすべきしや断器にトリツプ信号を
    出力する第2出力回路とを備えたことを特徴とす
    る保護継電装置。
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JPS5579623A JPS5579623A (en) 1980-06-16
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