JP3564856B2 - 系統制御における導入母線電圧選択方法 - Google Patents

系統制御における導入母線電圧選択方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力系統の自動制御、例えば電圧・無効電力(VQ)の自動制御に際してリレー演算処理装置に導入する母線電圧を選択する系統制御における導入母線電圧選択方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
VQ装置は、系統電圧の適正維持と経済的無効電力の分担を図るためのものであり、一般に発電機を除く電圧・無効電力制御機器(負荷時タップ切換変圧器、同期調相機、電力用コンデンサ、分路リアクトル等)を選択制御して電圧・無効電力制御を有効的に行う役割を担っている。
【0003】
リレー演算処理装置に母線電圧を取り込む場合、複数母線を併用している、例えば図2に示すように甲母線B1と乙母線B2をタイ遮断器CBtにより接続している場合は、各母線B1、B2に計器用変圧器PT1、PT2を設置し、その2次電圧をリレー演算処理装置REのA/D変換器AD1、AD2に入力するようにしている。リレー演算処理装置REでは、導入母線電圧が健全電圧か無電圧(例えば、計器用変圧器の2次定格電圧が110Vの時、検出電圧が2次電圧値の相電圧表現で0〜70Vに無電圧範囲を設定する)かを判定した後、所要のリレー演算処理を行いその結果に基づいて調整リレーの動作を制御する。即ち、リレー出力接点に応動する制御機器用開閉器の開閉動作で電圧・無効電力制御を行うようにしている。その際の導入母線電圧の選択手順を図3に示す。
【0004】
まず、ステップ31で甲・乙母線の電圧を検出しその結果に基づいて甲母線が無電圧か否かを判定する(32)。Noの時は、演算に使用する母線電圧Vを甲母線電圧とし(33)、電圧Vを用いてリレー演算処理を行う(34)。判断ステップ(32)でYesの時は、乙母線が無電圧か否かを判定する(35)。Noであれば母線電圧Vを乙母線電圧とし(36)、リレー演算処理を行う(34)。乙母線無電圧との判定結果(Yes)であれば、リレーをロックする(37)。
【0005】
上述の無電圧の検出は、3相入力から正相電圧を求め、
甲母線正相電圧<ε
乙母線正相電圧<ε
の大小関係に基づいて行っている。ここでは、ε=0〜70〔V〕(PT設置点の2次電圧の相電圧表現)としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、正相電圧が設定された無電圧範囲内か否かで演算入力としての取捨選択を行うと、VQ装置側に故障があって誤った電圧値となった時にも、その電圧を用いて演算処理し、不適切な電圧・無効電力制御となる恐れがある。
【0007】
例えば、計器用変圧器の2次側の各線間に定格電圧(110V)が印加されている場合に、A/D変換器の故障により1相の入力がなくなると、正相電圧は73.3Vとなる。つまり、無電圧範囲を越えた電圧値となる。このため、リレー演算処理装置REではその電圧を用いてリレー演算処理を行うことになり、誤った演算結果で調整リレーを制御することになる。
【0008】
そこで本発明は、上記課題を解決し、たとえ内部故障があっても、常時適正な演算入力を取り込むことができる系統制御における導入母線電圧選択方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、系統制御のためのリレー演算処理装置に併用の複数母線から母線電圧をそれぞれ取り込み、代表してその一つを演算入力とする系統制御における導入母線電圧選択方法において、ディジタル形保護リレーの自動監視機能を用いて指定の順序が先の甲母線側の電圧検出用アナログ回路が不良か否かを判断する第1ステップと、第1ステップによる判断でアナログ回路が不良でない時は乙母線切り替えフラグのリセットを行う第2ステップと、第1ステップによる判断でアナログ回路が不良の時は甲母線電圧を導入中か否かを判断する第3ステップと、第3ステップで甲母線電圧導入中なら、乙母線側の電圧検出用アナログ回路が不良か否かを判断する第4ステップと、第4ステップによる判断でアナログ回路が不良でない時は乙母線切り替えフラッグのセットを行う第5ステップと、第5ステップ、または、第2ステップの乙母線切り替えフラグのリセット処理の後、または、第3ステップで甲母線電圧を導入中でない判断後、または、第4ステップで乙母線側の電圧検出用アナログ回路が不良である判断後の場合には、再度甲母線側の電圧検出用アナログ回路が不良か否かを判断する第6ステップと、第6ステップによる判断で甲母線側の電圧検出用アナログ回路が不良でなければ、演算入力の電圧として甲母線電圧を選択する第7ステップと、第6ステップで甲母線側電圧検出用アナログ回路が不良と判断したならば、乙母線切り替えフラッグがONか否かを判断する第9ステップと、第9ステップによる判断で母線切り替えフラグがONなら、演算入力の電圧に乙母線電圧を選択する第10ステップと、第7ステップまたは、第10ステップで選択した電圧を用いてリレー演算をする第8ステップと、第9ステップによる判断で母線切り替えフラグがONでないなら、リレーロックをする第11ステップとからなり、
上記ステップ手順によって、母線併用状態にある系統では、指定順序が先の甲母線電圧を導入してリレー演算処理が行われ、甲母線側の電圧検出用アナログ回路が不良によって導入母線電圧の指定順序が次位の乙母線電圧に切り換わり、乙母線電圧を用いてリレー演算処理が行われ、甲母線側の検出用アナログ回路が正常に復帰した場合は、リレー演算入力は甲母線電圧に切り換わることを特徴とするものであ
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の一実施形態を示す。まず、ステップ1で指定順序が先(上位)の甲母線側の電圧検出用アナログ回路が不良か否かを判断する。異常を検出する手段は、ディジタル形保護リレーに用いる自動監視機能等を応用する。判断ステップ1の判断がNoの時は乙母線切り替えフラグのリセットを行い(2)、Yesの時は甲母線電圧を導入中か否かを判断する(3)。甲母線電圧導入中(Yes)の場合は、乙母線側の電圧検出用アナログ回路が不良か否かを判断し(4)、その判断がNoであれば乙母線切り替えフラッグのセットを行い(5)、この後、再度甲母線側の電圧検出用アナログ回路が不良か否かを判断する(6)。これは、乙母線切り替えフラグのリセット処理(2)の後と、甲母線電圧を導入中か否かの判断(3)がNoの場合と、乙母線側の電圧検出用アナログ回路が不良か否かの判断(4)がYesの場合も同様とする。
【0011】
甲母線側の電圧検出用アナログ回路が不良か否かの再度の判断(6)でNoであれば、演算入力の電圧Vとして甲母線電圧を選択し(7)、この電圧Vを用いてリレー演算をする(8)。甲母線側電圧検出用アナログ回路が不良か否かの再度の判断(6)でYesであれば、乙母線切り替えフラッグONか否かを判断する(9)。その判断がYesの場合は演算入力の電圧Vに乙母線電圧を選択し(10)、甲母線選択時と同様に電圧Vを用いてリレー演算をする(8)。Noの場合は、リレーロックをする(11)。
【0012】
上記手順によって、母線併用状態にある系統では、通常指定順序が先の甲母線電圧を導入してリレー演算が行われる。甲母線アナログ回路不良(零相・逆相監視不良、A/D変換器の精度不良等)が発生した場合には、リレー演算処理装置で求めている甲母線正相電圧は疑わしい値となる。このため、異常検出に伴って導入母線電圧指定順序が次位の乙母線電圧に切り換わり、乙母線電圧を用いてリレー演算処理が行われる。但し、甲母線側の検出用アナログ回路が正常状態に復帰した場合は、リレー演算入力は甲母線電圧に切り換わる。
【0013】
換言すれば、指定順序が後の他の母線側の電圧検出用アナログ回路がバックアップ的存在となり、故障回復時には元の状態に復帰する。従って、内部故障があっても、常時適正な母線電圧がリレー演算入力となり、電圧・無効電力制御といった系統制御が適切に行われる。
【0014】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、系統が母線併用の運用状態にある場合、一つの母線の電圧検出用のアナログ回路に故障が発生しても、他の母線のアナログ回路が健全であればバックアップ的存在となることから、リレー演算の入力としては常時、適正な電圧値を用いることができるようになり、適切な系統制御が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すフローチャート。
【図2】併用状態の複数母線から母線電圧を導入する回路の構成例を示す単線接続図。
【図3】従来例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…甲母線側アナログ回路が不良か否かの判断
2…乙母線切り替えフラッグリセット処理
3…甲母線電圧導入中か否かの判断
4…乙母線側アナログ回路が不良か否かの判断
5…乙母線切り替えフラッグセット処理
6…甲母線側アナログ回路が不良か否かの判断
7…リレー演算入力電圧Vを甲母線電圧とする処理
8…電圧Vを用いたリレー演算処理
9…乙母線切り替えフラッグONか否かの判断
10…リレー演算入力電圧Vを乙母線電圧とする処理
11…リレーロック処理

Claims (1)

  1. 系統制御のためのリレー演算処理装置に併用の複数母線から母線電圧をそれぞれ取り込み、代表してその一つを演算入力とする系統制御における導入母線電圧選択方法において、
    ディジタル形保護リレーの自動監視機能を用いて指定の順序が先の甲母線側の電圧検出用アナログ回路が不良か否かを判断する第1ステップと、
    第1ステップによる判断でアナログ回路が不良でない時は乙母線切り替えフラグのリセットを行う第2ステップと、
    第1ステップによる判断でアナログ回路が不良の時は甲母線電圧を導入中か否かを判断する第3ステップと、
    第3ステップで甲母線電圧導入中なら、乙母線側の電圧検出用アナログ回路が不良か否かを判断する第4ステップと、
    第4ステップによる判断でアナログ回路が不良でない時は乙母線切り替えフラッグのセットを行う第5ステップと、
    第5ステップ、または、第2ステップの乙母線切り替えフラグのリセット処理の後、または、第3ステップで甲母線電圧を導入中でない判断後、または、第4ステップで乙母線側の電圧検出用アナログ回路が不良である判断後の場合には、再度甲母線側の電圧検出用アナログ回路が不良か否かを判断する第6ステップと、
    第6ステップによる判断で甲母線側の電圧検出用アナログ回路が不良でなければ、演算入力の電圧として甲母線電圧を選択する第7ステップと、
    第6ステップで甲母線側電圧検出用アナログ回路が不良と判断したならば、乙母線切り替えフラッグがONか否かを判断する第9ステップと、
    第9ステップによる判断で母線切り替えフラグがONなら、演算入力の電圧に乙母線電圧を選択する第10ステップと、
    第7ステップまたは、第10ステップで選択した電圧を用いてリレー演算をする第8ステップと、
    第9ステップによる判断で母線切り替えフラグがONでないなら、リレーロックをする第11ステップとからなり、
    上記ステップ手順によって、母線併用状態にある系統では、指定順序が先の甲母線電圧を導入してリレー演算処理が行われ、甲母線側の電圧検出用アナログ回路が不良によって導入母線電圧の指定順序が次位の乙母線電圧に切り換わり、乙母線電圧を用いてリレー演算処理が行われ、甲母線側の検出用アナログ回路が正常に復帰した場合は、リレー演算入力は甲母線電圧に切り換わることを特徴とする系統制御における導入母線電圧選択方法
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