JPS62276048A - 印捺スクリ−ン用メツシユ織物 - Google Patents

印捺スクリ−ン用メツシユ織物

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JPS62276048A
JPS62276048A JP62035252A JP3525287A JPS62276048A JP S62276048 A JPS62276048 A JP S62276048A JP 62035252 A JP62035252 A JP 62035252A JP 3525287 A JP3525287 A JP 3525287A JP S62276048 A JPS62276048 A JP S62276048A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 産 上の夏 本発明は、複合フィラメントを使用した、印捺スクリー
ンに適した、メツシュ織物に関するものである。
1;東1)1 印捺スクリーン用の織物としては、シルク又はステンレ
スからなるメツシュ織物が広く使用されてきたが、シル
クは強度、寸法安定性に問題があり、又、ステンレスは
弾性回復、瞬発性に問題があり、しかも、これらは共に
高価であるため、現在ではポリエステル又はナイロンか
らなる、メツシュ織物が使用されることが多くなってき
ている。
特に、ポリエステル製のメツシュ織物は寸法安定性に優
れるため、多用されるが、ポリエステルスクリーンには
次のような欠点があった。
a)製織時に白粉スカムが発生して種々の障害を引き起
こし昌い、 b)乳剤の塗布性が悪い、 C)均一な膜厚を形成させるためには、職人的な手法で
数多くの重ね塗りを必要とする、d)生産性が低い、 e)メツシュと乳剤樹脂との密着性が悪く、耐印刷性に
劣る などである。
従来、これらの欠点を解決すべく、酸又はアルカリ等に
よる化学処理、火炎処理、コロナ処理など種々の方法が
検討されてきたが、素材の強力低下を招くなどの問題を
生じ、十分な効果は得られず、実用的な改良がなされて
いないのが現状である。
しかし、印刷分野の多様化に伴い、印刷精度及び耐印刷
性に対する要望は益々強まり、ステンレススクリーンの
寸法安定性と、ナイロンスクリーンの乳剤樹脂との密着
性と、ポリエステルスクリーンの弾性回復性を兼ね備え
たスクリーンの開発が強く要望される。
特開昭59−142688号公報には、複合フィラメン
トを使用した制電性スクリーン紗が開示されるが、これ
はスクリーン紗の帯電防止性の改良を目的とするもので
あって、導電性カーボンブラックを含有する熱可塑性合
成重合体を使用することを特徴とするものであり、従来
問題とされてきた印刷精度と耐印刷性の改良については
何ら解決方法が示されていない。
・ 1)立l豊 本発明は、複合フィラメントを使用して、寸法安定性、
乳剤樹脂との密着性及び弾性回復性をすべて兼ね備えた
、即ち印刷精度及び耐印刷性共に優□れたミ印捺スクリ
ーン用のメツシュ織物を提供することを目的とする。 
  ′ 一光JIJL虞工 本発明のメツシュ織物は、複合フィラメントを使用した
メツシュ織物であって、前記複合フィラメントが、スク
リーンの乳剤や樹脂と接着性の良い素材を鞘とし、寸法
安定性及び弾性回復性に優れた素材を芯とする芯鞘型複
合フィラメントからなること、及び上記織物を、5cm
幅の試験片として、ラベル・ストリップ法で、掴み間隔
2Oc園に設定してストレス・ストレイン曲線を測定し
た場合、破断伸度が15〜40%で、破断強度が25k
gf以上であり、かつ5%以上の伸度において、強度Y
 (kgD と伸度X(%)の関係がY≧(X+1)X
5/3であることを特徴とする。
即ち、本発明は、異なる合成繊維素材を組み合わせて、
複合フィラメントとして使用することによって、それぞ
れ素材の長所のみを有効に発揮させ、所望の目的を効果
的に達成したものである。
例えば、本発明では、複合フィラメントの芯素材として
寸法安定性及び弾性回復性に優れたポリエステル又はポ
リオレフィンなどを使用し、スクリーンの寸法安定性を
保証し、また、鞘素材として樹脂等と接着性の良いポリ
アミド又は低粘度ポリエステルなどを使用することによ
って、通常のポリエステルスクリーンの欠点である製織
時の白粉スカムの発生を防止し、スクリーンの強度、乳
剤の塗布性、インキの通過性等を改良することができる
のである。
従って、本発明のメツシュ織物は生産性よく、常に高品
位に製造でき、しかも印刷精度、耐印刷性等に優れたス
クリーンとして安定して使用できるものとなる。
更に、本発明の織物は、前述の如き複合フィラメントを
十分選択して使用し、必要に応じて適度の熱セットをす
るなどすることによって、織物の強度と伸度の関係を前
述の如き特定の範囲に設計することによって、スクリー
ン製造時の紗張り工程における作業性、スクリーンの寸
法安定性を著しく向上し、また印刷工程での版の高テン
ション耐印刷性をも向上し、精密印刷への適用を可能と
するものである。
本発明における織物の強伸度の関係は、ステンレスでは
望めない適度の破断伸度を有しながら、破断強度は通常
の合成繊維製メツシュ織物より著しく大であり、しかも
ストレス・ストレイン曲線が5%以上の伸度においてY
≧(X+1)X5/3となるように伸度が抑えられ強度
の勝った曲線となるものであり、このため、非常に高テ
ンションで伸度少なく安定したスクリーンの形成が可能
となるものである。例えば、サン技研製75B型テンシ
ヨンゲージによるテンションが0.60以下という、従
来の合成繊維製メソシュ織物では不可能であった高テン
ションのスクリーンをも、作業性よく製造可能となる。
なお、本発明において、芯成分を構成するポリエステル
及びポリオレフィンは、紡糸時に鞘成分との関連で決ま
る紡糸温度で適当な粘性を有する必要があるが、例えば
ポリエステルとしては、ポリアルキレンテレフタレート
、共重合ポリアルキレンテレフタレート、ポリ 〔1,
4−シクロヘキサンジオール・テレフタレート〕等が使
用されるが、製織後、加工段階での熱セットにおける寸
法安定性を確実なものとするためには、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート及びポリ 
〔1,4−シクロヘキサンジオール・テレフタレート〕
の使用が好ましく、特に経済的に入手し易いポリエチレ
ンテレフタレートの使用が最適である。また、ポリオレ
フィンとしてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
テン−1等が使用できるが、紡糸時の安定性や取り扱い
易さの点から、ポリエチレン、ポリプロピレンが好適で
あり、特に紡糸温度の選択の容易なポリプロピレンの使
用が好ましい。
また、鞘成分を構成するポリアミドとしては、ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン12、バ
ラアミノシクロヘキシルメタンとドデカンニ酸との縮合
ポリアミド等の脂肪族ポリアミド、ポリキシリレンアジ
パミド、ポリへキサメチレンフタルアミド等の芳香族ポ
リアミドがいずれも使用できるが、紡糸の容易さ及び経
済性などから、ナイロン6及びナイロン66の使用が好
適である。
なお、複合フィラメントの形態は、繊維横断面の全周に
わたって鞘成分が連続して存在し、芯成分が置市してい
ないことが重要である。繊維の横断面の形状は、通常の
丸断面形状でよく、また芯成分の配置及び形状は特に限
定されず、単芯、多芯、丸断面、異形断面、同心、偏心
いずれも可能である。しかし、寸法安定性を保証するた
めには、応力が分散しない丸断面の同心的単芯配置、又
は丸断面の多芯配置が好ましい。
芯成分と鞘成分の比率は、容量比率で1:5〜3+1で
あるのが好ましく、特に1:2〜2:1であるのがよい
。鞘成分が少なすぎると、鞘の被膜が薄くなりすぎて、
紡糸時に厚み斑が生じ、被膜が破れ易くなったり、製織
時、紗張り時又は印刷時に外部応力を受けて、被膜が破
れたりすることがある。逆に芯成分が少なすぎると、こ
れらの欠点は生じないが、引っ張り応力に対する抵抗が
小となり、スクリーンとしての寸法安定性に欠けること
となる。
複合フィラメントは、モノフィラメント及びマルチフィ
ラメントいずれでもよいが、印刷精度のあるスクリーン
を得るためには、一般的にモノフィラメントであるのが
好適であり、その繊度はld以上あればよい。5〜50
dのモノフィラメントの使用が特に好ましい。 なお、
繊維径は通常100μ以下であるのが好ましい。
本発明のメツシュ織物の製織に当たっては、当該複合フ
ィラメントは通常延伸糸として用いるがスクリーンとし
ての寸法安定性を保証するため、その強度は5.5 g
 / d以上、強伸度は30〜50%、清水収縮率は1
0%以下となるように、延伸時に延伸倍率及び熱セツト
温度が設定されるのがよい。特に強度6 g / d以
上、強伸度35〜45%、湧水収縮率は9%以下の延伸
糸の使用が好ましい。
また、一般に、本発明の織物の織り密度は10〜600
本/インチ(即ち10〜600メツシユの平織)とされ
るが、スクリーンとしての用途に応じて、即ちインキの
供給量や絵柄の線幅等に応じて、適当な織り密度が選択
されればよい0通常100〜350本/インチであるの
が好ましい。
複合フィラメントを使用して製織した生織は60〜80
℃の非イオンまたはアニオン系界面活性割水溶液で洗浄
した後100〜190℃に加熱し100〜250kgの
テンシツンをかけて所定の厚みとメツシュ数にセットさ
れる。
セット後、メツシュ織物は表面を洗浄、乾燥した後、枠
にメツシュ織物を張る紗張り工程に供されるが、本発明
の織物はアルミ製、鉄製、木製、樹脂製いずれの枠に適
用されてもよい。
本発明の織物は、前述の如き複合繊維を使用するため、
紗張りした後も経時変化がなく、24時間放置した後に
、次の感光性または感熱性樹脂乳剤の塗布工程に供する
ことができ、スクリーン版の製造の作業性をも著しく向
上させる。
これに対して、従来のナイロン製メツシュ織物は、経時
変化が悪いため、精密印刷には適用できず、またポリエ
ステル製メツシュ織物も紗張り後の経時変化のため、7
2時間以上は放置しなければならなかったのである。
スクリーン版の製造に当たって、本発明の織物に対して
は、市販の感光性及び感熱性樹脂乳剤がいずれも適用で
きる。例えば感光剤としては重クロム酸アンモニュウム
塩等の重クロム酸塩類、各種のジアゾ化合物、乳剤樹脂
としてはゼラチン、アラビアゴム、ポリビニールアルコ
ール、酢酸ビニール、アクリル系樹脂又はこれらの混合
物が使用でき、この他乳化剤、帯電防止剤などの添加剤
も添加使用できる。
なお、メツシュ織物に対する乳剤の塗布厚さは目的とす
る用途によって異なるが、本発明の織物は表面が乳剤と
接着性の良いポリアミドで覆われているため、従来のポ
リエステル製のスクリーンに比して乳剤塗布性に著しく
優れ、均一な膜厚の樹脂層を容易に形成できる。
所定の膜厚になるように乳剤を塗布した後、乾燥し、露
光または加熱によって、スクリーン版が製造されること
は常法通りであり、また、パターンの焼付けは使用する
乳剤等によって異なるが、通常高圧水銀ランプ、キセノ
ンランプ等(4kw程度)を、光源に用い、1〜1.5
 m程度の距離から2〜5分間露光する。この時の積算
光量は300〜500ミリジユ一ル/cm”である。
以下、実施例に従って本発明を更に詳細に説明する。
実施例1゜ 6ナイロンを鞘、ポリエチレンテレフタレートを芯とし
、鞘:芯の容量比率が1:lの円形同心複合フィラメン
トを、紡糸温度285℃、巻き取り速度1.000m/
分で製造し、このフィラメントを延伸倍率3.90 、
延伸温度84℃、延伸セット温度180℃で延伸し、繊
維径が48μ、40μ、34μの3種の複合フィラメン
トを得た。
これらの複合フィラメントを用いて、表1の5種のメツ
シュ織物Al〜A5を製造し、熱セットした後、それぞ
れの強伸度を試験した。その結果を、同一線径、同一メ
ツシュのポリエステル製メツシュ織物B1〜B5の結果
と比較して表1に示す。
表  1 試験方法:  JIS  L1068〜1964ラベル
ド・ストリップ法 試験Il:  定速緊張形試験機 (島津製作所製 5−soo型) 試験条件: 20℃、R,1),65%試験幅5cm、
掴み間隔20c− 引張速度10 cm/sin 試験回数:  50回 なお、表1のメツシュ織物A1〜A5及びBl〜5、並
びに従来のナイロンメツシュ織物01〜C5に関するス
トレス・ストレイン曲線を第1図〜第5図に示す、試験
条件は前記同様であり、またメツシュ織物CI −C’
5の素材及びメソシュ数は次の通りである。
0150μナイロンモノフイラメントによる150メツ
シユの織物 0250μナイロンモノフイラメントによる200メツ
シユの織物 0339μナイロンモノフイラメントによる250メツ
シユの織物 0439μナイロンモノフイラメントによる270メツ
シユの織物 0539μナイロンモノフイラメントによる300メツ
シユの織物 表1及び第1図〜第5図から明らかなように、本発明に
従ったAl−A3の織物は、適度の伸度を有し、しかも
従来のスクリーン素材B1〜B5及び01〜C5に比し
て著しく優れた強度を示す。
また、本発明に従ったA1〜A5の織物のストレス・ス
トレイン曲線は伸度5%以上でY≧(X+1)X5/3
を満足するのに対し、従来のスクリーン素材Bl〜B5
及びC1〜C5はいずれも勾配の低い曲線となり、上式
の範囲に遠く及ばないものであった。
次に、表1の織物A2、B2、A3、B3、A5、B5
について、製織時の白粉スカムの発生状態を比較して表
2に示す。
織物A2及びB2は、経糸本数is、soo本、緯糸打
ち込み速度230回/分で製織した200メツシユの織
物であり、 織物A3及びB3は、経糸本数23,500本、緯糸打
ち込み速度230回/分で製織した250メツシユの織
物であり、 織物A5及びB5は、経糸本数28.200本、緯糸打
ち込み速度2゛10回/分で製織した300メツシユの
織物である。
いずれの織物も、スルーザー織機を用いて、製織中スカ
ムが目立つ所で筬をエアーガンでふき、スカムを落とし
ながら製織した。
表  2 判定 ◎:白粉スカムがほとんど発生しない。
0:白粉スカムの残存率、20%以下。
Δ:白粉スカムの残存率、20〜50%。
×:白粉スカムの残存率、50%以上。
表2の結果から、本発明に従った織物A2、A3、A5
は白粉スカムがほとんど発生することなく、非常に品質
よく織成されることがわかる。
実施例2 実施例1のメツシュ織物をそれぞれ熱セットした後、紗
張り機にてアルミ製の枠に枠張りした。
この際、テンションの変化に伴う紗張り機のコンプレッ
サ圧を測定すると同時に、メツシュ織物の中央に縦横方
向それぞれ50c+g間隔に印を付け、この間の伸びを
測定した。
テンションと、紗張り機のコンプレッサ圧及びメンシュ
織物の伸率の関係を、表3に示す。また、紗張り後のテ
ンションの経時変化を表4に示す。
表3及び4において、A2、A3、A5、B2、B3、
B5、及びC2とあるのは、実施例1のメツシュ織物の
種類を示す。
なお、試験に使用した機器は下記の通りである。
紗張り機: みのグループ製の38エアーストレンチ中
− アルミ枠:   880mmX880m−角枠材の幅4
0sv、厚み25− テンションメーター: サン技研製75B型テンシヨン
ゲージ 表  4 表3及び4の結果から、本発明に従ったメツシュ織物(
A2、A3、A5)は、非常に作業性よく、安定して高
テンションで紗張りが可能であることがわかる。これに
対して、通常のポリエステルメツシュ織物(B2、B3
、B5)では、高テンションになると伸率が加速度的に
大となり、安定した紗張りがなし難く、テンションの適
用に限界がある。更に、ポリエステルメツシュ織物(B
2)及びナイロンメツシュ織物(C2)共に紗張り後の
テンションの変化が著しい。特にナイロンメツシュ織物
(C2)は紗張り後1週間過ぎてもテンションが安定し
ていない。
実施例3 本発明のメツシュ織物の摩擦帯電圧及びその半減期、並
びに漏洩抵抗を試験し、通常のポリエステルメツシュ織
物、低温プラズマ処理したポリエステルメツシュ・織物
及び帯電防止加工したポリエステルメツシュ織物の試験
結果と比較した。その結果を表5に示す。
試験方法は次の通りである。
摩擦帯電圧: 京大化研式ロータリースティックテスタ
ー(興亜商会)によっ て測定した。
摩擦対象布 綿金巾3号 回転数   45Orpm 荷重    500g 摩擦時間   603eC 漏洩抵抗値:  5M−5型超絶縁計(東亜電波工業)
を用いて、20℃、RH4 0%で、JISG−1026に 従って測定した。
表  5 て印刷工程などにおいて静電気による問題を生ずること
なく、安定して使用できることがわかる。
実施例4 実施例1の表1に示す各メツシュ織物を0.2%の中性
洗剤水溶液で洗浄、乾燥した後、PVA−酢酸ビニル系
の感光性乳剤NK−14(西独、カーレー社製)を塗布
、乾燥し、重ね塗りによって膜厚を10〜12μとした
感光性塗膜形成後の各メソシュ織物に、下記の通りlO
段階で連続的に大きさの変化する基盤目パターンを焼付
けた。
旦エ   目の きさ  丘−列−−匍1J次−10,
1m醜xo、tm■    20102002    
0.2  ms+X0.2  am     20  
10    2003    0.3  mmX0.3
 −鵬    20  10    2004    
0.4  mmX0.4  arm     20  
10    2005    0.5  mmxo、5
  am     20  10    2006  
 0.6 蒙−×0.6−腸    20102007
   0.7 閤■×0.7−一    101010
08    0.8  mmX0.8  mm    
 10  10    1009    0.9  w
mXo、9  srs     10  10    
10010    1.0−■X1.Omm     
10  10    100焼付けは、4に−の高圧水
銀ランプを用い、1.5mの距離で3分間露光して実施
した。この場合の積算光量は400ミリジユ一ル/cm
”であった0次いで、水に3分間浸漬した後、水スプレ
ーによって未感光部分を除去した。
このようにして基盤目パターンを焼付けたメツシュ織物
について、テープ引き剥がしテストを実施して、感光性
塗膜の接着強、度′を測定した。
テスト方法 各メツシュ織物のパターン上に、住友スリーエム社のフ
ィラメントテープ#81Oを張り付けた後、このテープ
を引き剥がすという操作を、同一面に3回繰り返して実
施し、テープに付着した基盤目の数を記録する。
その結果を、表6に示す0表6に、1皿として示される
数値は、1回目のテープ張り付けによって剥がれた基盤
目の数であり、1亘及び1皿として示される数値は、そ
れぞれ2回目及び3回目のテープ張り付は後に、剥がれ
ている基盤目の総数である。
表  6 但し)A2〜A5及びB2−B5はそれぞれ実施例1の
表1と同様の織物No、を示す。
実施例5 実施例1の表1に示す各メツシュ織物を熱セットした後
、それぞれのB、P、C,並びに伸長弾性率を試験し、
通常のポリエステルメツシュ織物の試験結果と比較した
。その結果を表7、表8に示す。
E、P、C。
Elastic Performance Coeff
icientsとして、繊維が機械的な作用を受けた後
の回復性も考慮に入れた物性を示す。
第1回サイクルと第1回サイクルにおける荷重−変形関
係を求めて第6図の様に示す。
L、:初めの荷重曲線 Lc :コンデシッニングされたときの荷重曲線R0:
初めの回復曲線 Rc :コンデシッニングされたときの回復曲線a0 
:初めの荷重時の変形量 ac :コンデショニングしたときのコンデショニング
荷重に対する変形量 AL、などAのついたのはそれぞれのエネルギー値を示
す。
AR,のAL、比はコンデショニングしたときの回復の
程度を示すもので、速度、−次クリープの関数となる。
また、as”/At、oは初めのサイクルに対して全変
形に対するエネルギーの吸収の尺度を示し、またac”
/At0は同様にコンデシ日二ングサイクルにおける変
形エネルギー量に対するエネルギー吸収の尺度を示す。
これらの比に対して、AR,/AL、の補正項を考慮し
て、E、P、C。
は次の式で表される。
a、′ AL。
回復可能な場合:AR,=AL、であり、ao−acl
 AL6’=ALe 、ARa =AR,であ、れば当然E、P。
C0二 1 非回復の場合j  AR=0.ARt=AL、。
a c =a、  、  E、  P、  C=0にな
る。(昭和45年3月10日丸善株式会社発行の「繊維
物理学」第254−255頁参照)見l見l皇 JIS  L  1096  による。
自動記録装置付定速伸長形引張試験機を用い、掴み間の
距離を20Cs、引張速度を1分間当たり掴み間隔の1
0%の速度で、一定荷重まで引き伸ばし、次いで、同じ
速度で除重し、再び同じ速度で一定荷重まで引き伸ばす
、記録した荷重−伸長曲線から残留伸びを計り、次式よ
り伸長弾性率を算出する。
L ニ一定荷重下の伸び  (−一) LI ニ一定荷重下の残留伸び(−一)なお、E、P、
C,及び伸長弾性率の測定はいずれも下記の条件で実施
した。
試験方法jJIs  L1068 − 1964ラベル
ド・ストリップ法 試験機 :定速緊張形試験機 (島津製作所 S−500型) 試験条件:20℃、R,H,65% 試験幅5cm、掴み間隔 201 引張速度 10cm/sin。
サイクル 20回 試験回数:50回 表7、表8の結果から、本発明に従ったメツシュ織物(
AI、A2.A3.A4.A5)は、非常に回復性に優
れ、荷重が大きくなっても通常のポリエステルメツシュ
織物(Bl、B2.B3゜B4.B5)より変化は少な
く、弾性回復率並びに機械的な作用を受けた後の回復性
も良いことがわかる。
この回復性の向上により、耐剛性も改良された版の寿命
は格段に伸びる。
実施例6 実施例1のメツシュ織物をそれぞれ熱セットした後、紗
張り機にてアルミ製の枠に枠張りし、水洗浄、乾燥した
後、PVA−酢酸ビニル系の感光性乳剤NK−14(西
独、カーレー社製)を塗布し、乾燥し、重ね塗りによっ
て、膜厚12μとし、感光性膜形成後の各メツシュ織物
に次の2種のパターンを焼付けた。
(1)縦横150−園間隔で細線が交わる格子状パター
ン。
(1))太さ50μ−160μ蒙、80μ驕、100μ
−,125μ−,150μ■ 、200μm、250μ
■、300μ−の細線を、それぞれ等間隔に5本づつ並
べた2群のテストパターン。
(1)のパターンで1.000回、3,000回印刷を
行ったときの印刷ずれを見、(II)のパターンで細線
の再現性を見る。
焼付けは、3KWのメタルハライドランプを用い、80
cmの距離で2分間露光して実施した。次いで、水に3
分間浸積した後、水スプレーによって未感光部分を除去
した。
このようにして(1)及び(II)のパターンを焼付け
たメツシュ織物について印刷ずれテスト、細線再現性テ
ストを実施して、印刷精度を測定した。その結果を表9
、表1Oに示す。
製版条件: 紗張り 機  ミハグループ 製3Szアーストレフチ
ャー(ノーマル張り)テンシヨン   1.00−m 
         (張り上がり)乳剤   NK−1
4(西独 カーレー社)膜厚   12μ 枠     880mm  X 880mm (アルシ
ミ製)画像   300IIII×300IIIIスキ
一ジ条件: 種類   ウレタン 硬度   70゜ 角度   75゜ 幅       405a■ 印刷条件: ギヤツブ      3.0−一 印圧   1.5mm インキ       UVインキ 5104−T6(三
井東圧製)インキ 粘度  200PS 表10   細線印刷解像性 表9.10の結果から本発明に従ったメツシュ織物(A
2.A3.A5)は、印刷精度、細線印刷解像性に優れ
た高密度・高精密印刷への適用を可能にすることがわか
る。
これに対し、通常のポリエステルメツシュ織物(B2.
B3.B5)では、細線印刷解像性が悪く、印刷回数が
増えるに従い、精度が著しく低下する。
実施例7 実施例6の表9に示す3,000回印刷を行った各メツ
シュ織物の、印刷後のE、P、C,並びに伸長弾性率を
試験し、通常のポリエステルメツシュ織物の試験結果と
比較した。その結果を表1).12に示す、試験方法は
実施例5と同じ。
表1).12の結果から本発明に従ったメツシュ物(A
2.A3.A5)は、印刷後のRPC1伸長弾性率が非
常に優れており、印刷精度並びに耐印刷性を著しく向上
させ、高密度・高精密印刷への適用を可能とすることが
わかる。
これに対して、通常のポリエステルモノフィラメント織
物(B2.B3.B5)では、印刷回数が増すにつれて
耐印刷性が低下する。また、通常のナイロンモノフィラ
メントメツシュ織物は、ここには試験結果を示していな
いが、ポリエステルモノフィラメントメツシュ織物に較
べて伸長弾性率は劣り、高密度・高精度印刷には適して
いない。
l豆息盈見 本発明のメツシュ織物は、寸法安定性に優れ、しかも強
度が強く、樹脂との接着性にも優れるため、作業性よく
精度ある印刷スクリーンの製造を可能とする。また、本
発明のメツシュ織物は帯電防止性にも優れるため、印刷
スクリーンとしての使用時の作業性をも著しく高めるも
のである。
即ち、本発明の織物は、インク通過性が良く、経時変化
の非常に少ない、狂いのないスクリーンの製造を可能と
するものであり、印刷工程の作業性の向上及び耐印刷性
を著しく高め、プリント回路、多層板、IC回路など電
子部品の精密印刷にも安定した使用できるスクリーンを
安価に作業性よく量産化可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はそれぞれ本発明のメツシュ織物と従来
のメツシュ織物のストレス−ストレイン曲線を比較して
示すグラフ、第6図は繊維の荷重−変形の関係を示すグ
ラフである。 特許出願人  日、本特殊織物株式会社代  理  人
   新  実  健  部外2名 第  1  図  辛夷(トモノフィラメントg(物 
 A/  −−一−−−−゛ネ°リエスp−シ乃・友斗
慈\1t)lt7−すイνンも−ぴト勤C7−−一 −う・訃V・屓、(ツー )

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複合フィラメントを使用したメッシュ織物であっ
    て、前記複合フィラメントが、スクリーンの乳剤や樹脂
    と接着性の良い素材を鞘とし、寸法安定性及び弾性回復
    性に優れた素材を芯とする芯鞘型複合フィラメントから
    なること、及び上記織物を、5cm幅の試験片として、
    ラベルド・ストリップ法で、掴み間隔20cmに設定し
    てストレス・ストレイン曲線を測定した場合、破断伸度
    が15〜40%で、破断強度が25kgf以上であり、
    かつ5%以上の伸度において、強度Y(kgf)と伸度
    X(%)の関係がY≧(X+1)×5/3であることを
    特徴とする印刷スクリーン用メッシュ織物。
  2. (2)前記複合フィラメントがモノフィラメントである
    特許請求の範囲第1項記載のメッシュ織物。
  3. (3)芯鞘の容量比率が1:5〜3:1である特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載のメッシュ織物。
  4. (4)芯鞘の容量比率が1:2〜2:1である特許請求
    の範囲第3項記載のメッシュ織物。
  5. (5)前記複合フィラメントの鞘素材がポリアミド又は
    低粘度ポリエステルである特許請求の範囲第1項〜第4
    項いずれか1項記載のメッシュ織物。
  6. (6)前記複合フィラメントの芯素材がポリエステル又
    はポリオレフィンである特許請求の範囲第1項〜第5項
    いずれか1項記載のメッシュ織物。
JP62035252A 1986-02-18 1987-02-17 印捺スクリ−ン用メツシユ織物 Expired - Lifetime JPH0637117B2 (ja)

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