JPS6227591A - アルミニウム含油軸受 - Google Patents

アルミニウム含油軸受

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JPS6227591A
JPS6227591A JP16617685A JP16617685A JPS6227591A JP S6227591 A JPS6227591 A JP S6227591A JP 16617685 A JP16617685 A JP 16617685A JP 16617685 A JP16617685 A JP 16617685A JP S6227591 A JPS6227591 A JP S6227591A
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JP
Japan
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oil
bearing
aluminum
impregnated
porous
Prior art date
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Application number
JP16617685A
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English (en)
Inventor
Hirozo Matsumoto
浩造 松本
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6227591A publication Critical patent/JPS6227591A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、特にテープレコーダ、カセットテープレコー
ダおよびビデオテープレコーダ等の回転駆動部に用いら
れるアルミニウム含油軸受に関する0 〔従、末技術とその問題点〕 含油軸受としては通常焼結体の多孔性を利用した焼結含
油軸受が知られている。これは焼結体の多孔部に容積比
で10〜30%程度の潤滑油を含浸して自己給油の状態
で軸受として使用されるものである。この材質には主と
して銅系と鉄系との焼結体が用いられ、銅系の軸受が回
転軸の低荷重高速度の場合に、鉄系の軸受が回転軸の高
荷重低速度の場合に多(使用されている。
まず、銅系の含油軸受の製造法の概略を説明する。銅粉
に錫粉を10%前後、また必要に応じ黒鉛、亜鉛、鉛な
どの粉末を加えて混合する。混合粉の圧縮成形は1〜3
 ton/cr/lで行い、焼結は還元雰囲気中で75
0°〜800℃で30〜60分間の条件で実施される。
焼結が終れば寸法精度維持のためサイジングあるいは切
削加工が行われる。サイジングは整形用の押型に焼結体
を圧入する方法によって行なわれる。このようなバニッ
シュ加工によって内外面を仕上げる方法は、寸法精度の
要求が厳しく、生産個数が多(、また表面多孔性の保持
が必要な焼結含油軸受には極めて適している。
整形後は含油が行なわれるが、これには油中、常圧にお
いて800〜110℃で加熱する方法と減圧下で行なう
方法とがある。含油させる油はモビール油、スピンドル
油、マシン油などが主として用いられる。最終製品とし
ての密度は58〜7.4g/GIlt。
含油率は12〜30 vol %の範囲のものが多い。
つぎに鉄系の含油軸受について説明する。鉄系の製造工
程の順序は銅系のものと同じである。しかし製造条件と
しては主成分である鉄粉が銅粉に比べて硬く、しかも高
融点を有するために、成形圧力は3〜5ton/adで
、焼結温度を1100°〜1200℃と高くしている。
鉄系の最終製品としての密度は5.6〜6.sg/7で
含油率は10〜25VO1%程度である。
一般に含油軸受の給油機構は次のように考えられている
。すなわち、軸が回転すると、軸受摺動面には「ポンプ
作用」によって吸出された油と、摩擦熱にもとづく膨張
のため滲み出た油とが油膜を形成し、軸と軸受との金゛
属相互の接触がさけられる。また、軸が止まれば冷却さ
れるので、摺動面に存在する余分の油は毛細管作用によ
って再ひもとの含油孔に吸収される。したがって焼結含
油軸受は、外部から給油を行なうことなしに気孔に含有
された油により自己給油を行なって回転軸の潤滑を行な
うことができる。
このような特性から、含油軸受は家庭用機器や事務用機
器や自動車や土木機械の駆動部品などに、環境的または
機構的に外部から十分な給油が望めない個所に用いられ
ることが多い。さらに最近、内径寸法が1〜3龍φのい
わゆるミニチュア焼結含油軸受が広く用いられるように
なっている。これらはテープレコーダ、カセットテープ
レコーダ。
ビデオテープレコーダおよび小型精密モータ等の駆動部
の含油軸受として用いられる。
ところが、従来の焼結含油軸受では、その材質としての
銅や鉄の粉末が5〜10μmもの径を有していることか
ら、これを成形しても軸受の内周面にはぜいぜい1μm
はどの細孔径しか得られず、内径3鴎に溝だないこの種
のミニチュア含油軸受に要求される細孔径100〜30
00Aを満足するものではなかった。
〔発明の目的〕
本発明は上記に鑑みなされたもので、軸受内周面に10
0〜3000λもの微細な細孔を付与することのできる
含油軸受を提供することを目的とする。
〔発明の要旨〕
上記の目的は本発明によれば、鋼粉や鉄粉を成形、焼結
して得る従来の焼結含油軸受に代えて、アルミニウムを
材質に用い、このアルミニウム軸受の内周面に陽極酸化
処理を施して、潤滑油を含授保持する酸化多孔被膜を形
成することにより達成される。
〔発明の実施例〕
以下図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の実施例によるアルミニウム含油肉受の
斜視図であり、図においてアルミニウムからなる円筒3
1の鏡面仕上された内周面に蘭極酸化披膜32を形成し
、多孔質のガンマ窒酸化アルミニウムニモービル油を含
有させてアルミニウム含油軸受30が宿成されている。
この陽極rぼ化被膜は第2図に示すようにアルミニウム
累地1の上にバリヤ層2を介して無数の細孔・lを含む
斧孔質のガンマ型酸化アルミニウム3からな゛っている
この細孔4は第3図に示すように割れ目3bを有して塊
状のブロック3aが積み重なった状態になっている。
このような陽極酸化被膜の性状は、酸からなる電解液の
ff[rAや陽極酸化条件により若干異なるが、一般的
な性状の範囲は次の通りである。
バリヤ層の厚さ     :10〜500Aガンマ型酸
化アルミニウムの厚さ=0.5〜60μm細  孔  
径         :100〜300d′A単位面積
当りの細孔の面積率  :4.5〜38チまた、この種
の含油軸受では、例えばその内径が3N1未満の場合の
内径公差は5〜10μm以下であることが要求されるが
、最近の技術によりガンマ型酸化アルミニウムの厚さや
細孔径は目標値の±iosの範囲内で形成が可能である
ことが確認されており、またガンマ型酸化アルミニウム
は硬質で耐食性があることも明らかにされている。
つぎにアルミニウム含油軸受の製造法について説明する
。この製造工程はアルミニウム棒の切断→放電加工によ
る内径加工→内周面の′或解研磨→陽極酸化−含油から
なっている。すなわち、素材として直径7tw、のアル
ミニウム棒を長さ10mmに切断する。ついで、放電加
工によって長手方向に2)95 mlφの内径加工を行
って円筒形状となし、下記条件の電解研磨によって鏡面
状態に仕上げる。
電解研磨液 エチルアルコール :  700cc蒸 
  留   水   :  1200(!プチルセルゾ
ルブ :  100cc 酒   石   酸   :    50cc過塩素酸
 +  78cc 電解条件電流密度 :  0.03A/m端子電圧 :
35v 時      間   :  10分間液      
温   :  21℃ ルフオサリチル酸−硫酸溶液中でアルミニウムのV 、
 INK 2.6 A/m、時間45 m1nt液温2
4℃の条件で実施する。本条件で得られた陽極酸化被膜
の性状は次の通りである。
ガンマ型酸化アルミニウムの厚さ  :  55μm細
   孔   径        :   750A単
位面積当りの細孔の面積率 :  31.5%上記の陽
極酸化処理後、フロムマスク被膜を剥離し、多孔質部へ
の含油を行う。含油は常圧で105℃に加熱されたモー
ピル油にアルミニウム円筒を15分間浸漬する方法を用
いている。
以上の工程により得られたアルミニウム含油軸受を黄銅
のハウジングに圧入してカセットテープレコーダの駆動
部に組み込んで回転収設に供した。
その結果、本発明の実施例によるアルミニウム含油粕受
は十分な性能を有することが確認された。
なお、本実施例の場合多孔質部の厚さが高々数十μmで
あるので、潤滑の役割を果す油の絶対量が少なく、初期
の運転時に焼付けを起こすのではないかという恐れがあ
るが、カセットテープレコーダでの実機試験ではこのよ
うなトラブルの発生は皆無であった。これは、鏡面仕上
げをうるために施された放電加工や電解研磨のために内
径の寸法精度が高いため真円度2円筒度が向上して軸と
のなじみが良く、回転ぶれなどによる油の飛散がほとん
どないことおよび第3図に図示したように、細孔4のみ
でなく、細孔の側壁面の割れ目3bにも油が浸透し、潤
滑に必要な油量が保持されるためと考えられる。
本実施例では電解液をスルフオサ暑チルIt−R酸溶液
としたが、これを硫醗、シゆう酸、りん酸。
クロム酸等の水溶液を電解液として多孔質部を有する陽
極酸化被膜を形成して油を含有しても前述と同じ作用を
有するアルミニウム含油軸受が得られる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によればアルミ
ニウム軸受けの鏡面仕上げされた内周面を陽極酸化し、
多孔質部を有する陽極酸化被膜を形成し、この多孔質部
に潤滑油を含浸したことにより、軸受内局面に100〜
3001)Aもの微細な細孔を有するミニチュア型に適
した含油軸受を、軽量なアルミニウム材で提供できると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例によるアルミニウム含油軸受の
断面斜視図、第2図はアルミニウムの陽極酸化被膜の部
分拡大断面斜視図、第3図は第2図の陽極酸化被膜の多
孔質部の部分拡大断面図である。 4:陽極酸化被膜の細孔、30ニアルミニウム含油軸受
、31:円筒、32:陽極酸化被膜。 第1図 第2図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)鏡面仕上された内周面を有するアルミニウム軸受と
    、この軸受の内周面に形成された陽極酸化多孔被膜と、
    この多孔被膜に含浸された潤滑油とを有することを特徴
    とするアルミニウム含油軸受。 2)特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、酸化多
    孔被膜はガンマ型酸化アルミニウム被膜であることを特
    徴とするアルミニウム含油軸受。
JP16617685A 1985-07-27 1985-07-27 アルミニウム含油軸受 Pending JPS6227591A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006072804A3 (en) * 2005-01-10 2007-03-29 Short Brothers Plc Anodising aluminum alloy
JP5085040B2 (ja) * 2003-09-03 2012-11-28 株式会社小松製作所 焼結摺動材料、摺動部材、連結装置および摺動部材が適用される装置
JP2016148079A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 株式会社Uacj 表面処理アルミニウム材及びその製造方法

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