JPS62253702A - Fe系焼結材料製2層含油軸受の製造法 - Google Patents

Fe系焼結材料製2層含油軸受の製造法

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JPS62253702A
JPS62253702A JP5438387A JP5438387A JPS62253702A JP S62253702 A JPS62253702 A JP S62253702A JP 5438387 A JP5438387 A JP 5438387A JP 5438387 A JP5438387 A JP 5438387A JP S62253702 A JPS62253702 A JP S62253702A
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alloy
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Yoshio Nishino
西野 良夫
Seiichi Kirigatani
桐ケ谷 清一
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Mitsubishi Metal Corp
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Mitsubishi Metal Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、相対的に気密化された外flll 層と、
保油容量の高い軸当接の内側層の2層構造をもったFe
系焼結材料製含油軸受の製造法に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、例えば扇風機などの家庭電化製品や、自動車機
器などにはFe系焼結材料製含油軸受が多量に使用され
ていることはよく知られるところである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この含油軸受は, Fe系焼結拐料中に形成されている
外部に連通した空孔(以下オープンポアという)に油を
含浸し、自己給油状態のまま無給油で使用されるもので
あるが、含浸された油が運転中にオープンポアを通して
流出し易く、この結果軸と軸受との当接面における油圧
が低下して、油の軸を支え・る力が小さくなることから
,軸と軸受間にかじりや焼付きなどの原因となる局部的
接触が起るようになシ,比較的短時間で使用寿命に至る
ものであった。
〔問題点を解決するだめの手段〕
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、運転中
における含浸油の流出を抑制したFe系焼結材料製含油
軸受を得べ〈研究を行なった結果、少なくともCu: 
5〜35重量チを配合した配合組成を有する内側層形成
用Fe系圧粉体部分と、前記内側層形成用Fe系圧粉体
部分に比して相対的にCu配合量が低く,、かつ10重
i%以下の割合で配合するか、あるいはCuを全く配合
しない配合組成を有する外側層形成用Fe系圧粉体部分
とからなる2層圧粉体を,焼結すると、焼結時に前記内
側層形成用Fe系圧粉体部分におけるCuまたはCu合
金が前記外側層形成用Fe系圧粉体部分中に毛細管現象
により溶没することから、溶浸したCuまたけCu合金
によってオープンポアが減少して気密化した外側rqi
と、前記外側層へのCuまたはCu合金の溶浸移動によ
り多孔化した軸当接の内側層とからなるFe系焼結材料
製2層軸受素材が得られ、この場合、前記外側層および
内側層形成用Fe系圧粉体部分のいずれか、または両方
に、PおよびSnのうちの1OIまたは2種を0.01
〜4、0重量チの割合で配合しておくと、焼結時におけ
る溶融したCuまたはCu合金の流動性が一段と向上す
るようになって,溶融C’uまたはCu合金の外側層へ
の溶浸移動が一層促進されるようになり、さらに上記外
側層形成用Fe系正圧1−1−1l−l−h1誦.―ー
+□1山ー1ーカー1−1Ll−+一諧二1lr一形成
用圧粉休部分を構成する原料粉末の粒度よシ細かくする
と、同様に外側層への溶融CuまたはCu合金の溶浸が
活発となって気密化が一段と向上するようになり、この
ようにして製造されたFe系焼結材料製2層軸受素材に
油含浸を行なうと、この結果のFe系焼結材料製2層含
油軸受は、前記の気密化した外側層によって、相対的に
多孔化して保油容量の増加した内側層における含浸油の
前記外側層を通っての外部流出が著しく抑制されるよう
Kなるという知見を得たのである。
この発明は、上記知見にもとづいてkされたものである
が,この発明の2層含油軸受の製造に際しては、内側層
形成用Fe系圧粉体部分におけるCu配合量が5%未満
では, Fe系焼結材料製2層軸受素材におけるCuま
たはCu合金溶浸による気密化が不十分であるばかりで
なく、同内側層における溶融CuまたはCu合金の外側
層への溶浸移動による多孔化も不十分で,所望の保油容
量の増加をはかることができず、一方35%を越えて多
く配合する並びに変形をきたすようになることから、そ
の配合量を5〜35%とする必要があり、また外側I6
形成用Fe系圧粉体にCUを配合する場合には、内側層
形成用Fe系圧粉体部分におけるCu配合量よシも相対
的に低くすると共に、その配合割合を10重量−以下に
するのが望ましく、これは外側層形成用Fe系圧粉体の
Cu配合量が10重量%を越えると。
内側層からの溶融CuまたはCu合金の外側層への溶浸
移動が相対的に少なくなって、内側層に十分な多孔化を
もたらすことが困難になるという理由によるものであシ
、さらにPおよびSn成分には、内側層の溶融Cuまた
はCu合金の外側層への溶浸を促進して、外側層の気密
性を一段と向上させ、この結果として内側層の多孔化を
増大させて保油容量を増加させる作用があるので、必要
に応じて配合するのがよく、この場合にはその配合量が
0.01チ未満では前記作用に所望の効果が得られず、
一方4.0チを越えて配合すると、素材の強度および靭
性が劣化するようになることから、その配合量を、0.
01〜4.0チとするのが望ましい。
〔実施例〕
つぎに、この発明の方法を実施例により具体的に説明す
る。
原料粉末として、いずれも粒度−150meshのCu
粉末、 Ni粉末、Mo粉末、Sn粉末、Cu−P合金
(P:0.1%含有)粉末、Cu−P合金(p : 1
0チ含有)粉末、Cu−Sn合金(Sn:0.1%含有
)粉末、およびCu−Sn合金(Sn: 11%含有)
粉末、並びに粒度−100meshのFe粉末を用意し
、これら原料粉末を用いて、それぞれ第1表に示される
配合組成および層厚を有する外側層形成用Fe系圧粉体
部分と内側層形成用Fe系圧粉体部分とからなり、かつ
外径:18wLylIφ×内径:Eltmφ×長さ:1
8間の寸法をもった2N圧粉体を4ton/crIL2
の成形圧力にて成形し、ついでこれら2層圧粉体を、ア
ンモニア分解ガス雰囲気中、400〜600℃の範囲内
の所定温度で脱バインダした後、アンモニア分解ガス雰
囲気中、1000〜1150℃の範囲内の所定温度に3
0分間保持の条件で焼結してFe系焼結材料製2層軸受
素材(以下2層焼結軸受索4Jという)とし、引続いて
ライジングおよび含油処理を施すことKよって本発明法
1〜12を実施し 1ilo系焼結44料製2層含油軸
受(以下2層焼結含油軸受という)をそれぞt製造した
つぎに、この結果得られた2層焼結含油軸受についで、
以下の条件で摩耗試験を行なった。すなわち、前記軸受
を水平配置の円筒状ガイド内に1代着固定した状態で、
これに材質: 845c、而粗さ:lS以下、軸受との
クリアランス:25〜30μmの軸を貫通装着し、前記
ガイドを介して前記軸受に15 kg/un2の荷重を
付加しながら、前記軸を150m/−の速度で回転させ
、60分間経過後における前記軸受の軸当接面における
最大摩耗深さを測定した。この測定結果を第1表に示し
だ。
また、第1表には、比較の目的で、Cご0.2L16、
旧:2%、 Cu: 2%、  Fe:残りからなる配
合組成をもった同寸法の1層圧粉体を、同一の条件で焼
結、サイジング、および含油処理することによって製造
した従来Fe系焼結材料製1層含油軸受(以下従来1層
焼結含油軸受という)の同一条件での摩耗試験結果を示
した。
さらに、第1表には、」二足2層焼結軸受素材の外周面
から深さ11間の範囲(外側層)および内内面から深さ
12Mの範囲(内側層)におけるcu含有爪と密度比を
合せて示した。
〔発明の効果〕
第1表に示される結果から、本発明法1〜12によって
製造された2層焼結含油軸受においては。
いずれも外側層が内側層より溶浸したCuまたはCu合
金によってオープンポアが減少して気密化し。
密度が著しく向上して運転中における含浸油の外部への
流出が阻止されたものになっており、一方向側層はCu
まだはCu合金の外側層への溶浸移動により多孔化して
保油容量が増大したものになっていることから、すぐれ
た耐摩耗性を示し、かつ著しく長期に亘っての使用が可
能であることを示しているのに対して、従来IN焼結含
油軸受は、オープンポアを通しての含浸油の外部流出に
より比較的短時間で焼付きを起し、使用寿命に至ること
が明らかである。
上述のように、この発明の方法によれば、内側層よυ溶
浸したCuまたはCu合金K J:υオープンポアが減
少して気密化した外側層と、前記外側層へのCuまたは
Cu合金の溶浸移動により多孔化して保油容量を増した
軸当接の内側層とからなるFe系焼結材料製2層含油軸
受を製造することができ、しかもこの結果のFe系焼結
材料製2層含油軸受は。
前記外側層によって運転中の含浸油の外部流出が阻止さ
れ、かつ前記内側層によって相対的に大きな保油容量:
が確保されることから、著しく長期に亘ってすぐれた軸
受性能を発揮するのである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくともCu:5〜35重量%を含有する配合
    組成を有する内側層形成用Fe系圧粉体部分と、実質的
    にCuを含有しない配合組成を有する外側層形成用Fe
    系圧粉体部分とからなる2層圧粉体を、通常の条件で焼
    結して、溶浸したCuまたはCu合金により気密化され
    た外側層と、前記外側層へのCuまたはCu合金の溶浸
    移動により多孔化した軸当接の内側層とからなるFe系
    焼結材料製2層軸受素材を製造することを特徴とするF
    e系焼結材料製2層含油軸受の製造法。
  2. (2)上記内側層形成用Fe系圧粉体部分が、Pおよび
    Snのうちの1種または2種:0.01〜4重量%を含
    有することを特徴とする上記特許請求の範囲第(1)項
    記載のFe系焼結材料製2層含油軸受の製造法。
  3. (3)上記外側層形成用Fe系圧粉体部分が、Pおよび
    Snのうちの1種または2種:0.01〜4重量%を含
    有することを特徴とする上記特許請求の範囲第(1)項
    記載のFe系焼結材料製2層含油軸受の製造法。
  4. (4)上記内側層形成用Fe系圧粉体部分が、Pおよび
    Snのうちの1種または2種:0.01〜4重量%を含
    有すると共に、上記外側層形成用Fe系圧粉体部分もP
    およびSnのうちの1種または2種:0.01〜4重量
    %を含有することを特徴とする上記特許請求の範囲第(
    1)項記載のFe系焼結材料製2層含油軸受の製造法。
  5. (5)少なくともCu:5〜35重量%を含有する配合
    組成を有する内側層形成用Fe系圧粉体部分と、前記内
    側層形成用Fe系圧粉体部分に比して相対的にCu配合
    量が低く、かつその配合割合が10重量%以下の配合組
    成を有する外側層形成用Fe系圧粉体部分とからなる2
    層圧粉体を、通常の条件で焼結して、溶浸したCuまた
    はCu合金により気密化された外側層と、前記外側層へ
    のCuまたはCu合金の溶浸移動により多孔化した軸当
    接の内側層とからなるFe系焼結材料製2層軸受素材を
    製造することを特徴とするFe系焼結材料製2層含油軸
    受の製造法。
  6. (6)上記内側層形成用Fe系圧粉体部分が、Pおよび
    Snのうちの1種または2種:0.01〜4重量%を含
    有することを特徴とする上記特許請求の範囲第(5)項
    記載のFe系焼結材料製2層含油軸受の製造法。
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