JPS62275674A - 包み食品成形装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 （産業上の利用分野） 本発明は、肉饅や餡饅等のｉ！頭状の各種籾み食品を成
形する成形装置、特に、具を包み込む包み用皮体として
、円形等の所定形状に切り抜いたシート状の皮体を使用
するのではなく、環状ノズルから押し出される筒状の皮
体を使用する成形装置に関するものである。

（従来の技術及びその問題点） 前記のように筒状に押し出される包み用皮体を使用する
従来の成形装置は、中心部の具押し出しノズルと外側の
皮体押し出し用環状ノズルとから棒状の具と筒状の包み
用皮体とを同時に連続的に押し出して、中心部の具とこ
れを包む環状の皮体とから成る二重構造の棒状体を成形
し、この棒状体を適当長さ置きに絞って上下に分離する
ことにより、包み食品を成形するものであった。

このような従来の成形装置では、環状の皮体と内部の具
とを同時に絞って分断するのであるから、具が野菜等の
繊維質のものや肉等の固形物を含む場合に絞り分断箇所
にこれらの具が分断されずに残る恐れがあり、成形され
た包み食品の上下の絞った箇所から具の一部がはみ出す
等の欠点があった。又、上下両端が尖ったような包み食
品となるため、シート状皮体を使用して手作りした包み
食品と比較して商品価値が低くなる欠点もあった（問題
点を解決するための手段） 本発明は上記のような従来の問題点を解決し得る成形装
置を提案するものであって、その特徴は、具を押し出す
ピストンを内装した具充填シリンダーの外側に包み用皮
体を押し出す環状ノズルを同心状に形成し、この環状ノ
ズルから押し出された存置筒状皮体内に前記シリンダー
から具を押し出し充填した後、前記有底筒状皮体の具充
填箇所より上側位置を絞って下側の包み食品と上側の有
底筒状皮体とに分離する開閉自在な絞り機構を設け、更
に前記シリンダーと環状ノズルとの中間部に、一端が前
記シリンダー開口部下の具充填空間に開口すると共に他
端が外界に開口する空気流通路を設けた点にある。

（実施例） 以下に本発明の一実施例を添付の例示図に基づいて説明
すると、第１図乃至第３図に於いて、１は具充填シリン
ダーであって、内部には具押し出し用昇降ピストン２が
内装され、上昇限位置にあるピストン２の直下位置には
具定量送り込み手段からの具送り込み通路３が接続され
ている。４は包み用皮体押し出し環状ノズルであって、
前記シリンダー１に同心状に外嵌する内側筒状体５とこ
の内側筒状体５に同心状に外嵌する外側筒状体６とから
構成され、その開口端４ａは前記シリンダー１の開口＠
Ｉ　ａと同一レベルに位置する。７は前記環状ノズル４
の基部に連通し且つ前記シリンダー１を取り囲む環状室
であって、周壁一箇所から突設された皮体材料供給用開
口部８には皮体材料押し出し用フィーダー９の押し出し
通路９ａが接続されている。

前記環状ノズル４を形成する内側筒状体５は、前記シリ
ンダー１との間に筒状の空気流通路１０を形成するよう
に、上端から連設された固定用フランジ１１が前記シリ
ンダー１から連設されたフランジ１２の下側に周方向複
数本のポルト１３によって固定されており、前記空気流
通路１０の上端は、前記固定用フランジ１１の上面に放
射状に形成された凹溝１４を介して外界に開口し、前記
空気流通路１０の下端は、前記シリンダー１の開口端１
ａと同一レベルで開口している。

前記凹溝１４はシリンダー１側のフランジ１２の下側面
に形成しても良い、又、環状ノズル４の内側筒状体５と
シリンダー１との間に形成した筒状の空気流通路１０に
代えて、肉厚に構成されたシリンダー１の周壁に軸方向
にそって空気流通孔を穿設することも出来る。この場合
には前記内側筒状体５をシリンダー１の周壁で兼用させ
、内側筒状体５を省くことも可能である。

１５は前記シリンダー開口端１ａの真下に配設された昇
降自在な受は台、１６は上昇限位置にある受は台１５の
上側にカップ状凹部１７を形成する位置固定の筒状壁、
１８は下降限位置にある受は台１５上からヘルドコンベ
ヤ１９上へ成形された包み食品を押し出すブツシャ−で
ある。２０は前記シリンダー間口端１ａと筒状壁１６と
の中間レベルに配設され且つ周方向複数個のシャッタ一
部材２１を備えた開閉自在な絞り機構であって、各シャ
ッタ一部材２１の絞り面２１ａは、縦断面形状に於いて
凸曲放物面状に形成されている。この絞り機構２０は従
来周知のものであるから、具体的な構造の図示及び説明
は省略する。

次に上記成形装置の使用方法を説明すると、第１図に示
すように、ピストン２が上昇限位置にある状態で具定量
送り込み手段から具送り込み通路３を経由させてシリン
ダー１内に所定量の具２２を送り込む。一方、皮体材料
押し出し用フィーダー９を作動させることにより、混練
された皮体材料２３を押し出し通路９ａから皮体材料供
給用開口部８を経由させて環状室７内に圧入すると、当
該皮体材料２３は環状ノズル４から筒状皮体２４に押し
出し成形される。この押し出し成形される筒状皮体２４
の下端は前回の絞り機構２０による絞り分断作用によっ
て閉じられており、この閉塞部２４ａを存する底部２４
ｂが第１図に示すように上昇限位置にある受は台１５上
に達するまで前記筒状皮体２４を押し出し成形する。こ
の筒状皮体２４の押し出し成形時には、空気流通路１０
を経由して外界の空気が筒状皮体２４内に流入するので
、押し出し成形される筒状皮体２４の内部が負圧になっ
てその周壁が互いに密着するようなことはなく、筒状皮
体２４は円筒形を保って下降する。

この後、第４図に示すように具押し出し用昇降ピストン
２を下降させて、シリンダー１内の具２２を前記筒状皮
体２４内の底部２４ｂ上に充填するが、このとき筒状皮
体２４内の空気は空気流通路１０を経由して外界に流出
するので、筒状皮体２４内が加圧されて筒状皮体２４が
破損するような恐れがない。又、筒状皮体２４の具２２
を受は入れる部分は、筒状壁１６内のカップ状凹部１７
に嵌合しているので、充填される具２２によって筒状皮
体２４が不当に膨らむのを防止することが出来る。

具２２の充填が完了すれば、第５図に示すように具押し
出し用昇降ピストン２を上昇させた後に絞り機構２０を
作動させるが、前記ピストン２の上昇時には空気流通路
１０を経由して外界から筒状皮体２４内及びシリンダー
１内に空気が流入するので、／リンダー１内が負圧にな
って筒状皮体２４がシリンダー１の開口端１ａに吸い付
けられることがなく、ピストン２も円滑に上昇させるこ
とが出来る。

絞り機構２０の作動により閉動する各シャッタ一部材２
１は、第６図に示すように筒状皮体２４の具充填箇所°
より若干上方位置を周囲より絞り込んで、下側の包み食
品２５と上側の有底筒状皮体２４とに分断する。この分
断箇所は皮体２４の接着性によって閉じられ、包み食品
２５の頂端絞り閉塞部２５ａと有底筒状皮体２４の底部
２４ｂに於ける閉塞部２４ａとを形成する。

成形された包み食品２５は筒状壁１６内で受は台１５上
に支持されているが、次に第６図仮想線で示すように受
は台１５を下降限位置まで下降させた後、ブツシャ−１
８により当該包み食品２５を受は台１５上からベルトコ
ンベヤ１９上へ押し出し、搬出することが出来る。

（発明の作用及び効果） 以上のように実施し得る本発明の包み食品成形装置によ
れば、実施例に於いて詳述したように環状ノズルから押
し出された有底筒状皮体内に具充填シリンダーから具を
押し出し充填した後、前記有底筒状皮体の具充填箇所よ
り上側位置を開閉自在な絞り機構によって絞り、下側の
包み食品と上側の有底筒状皮体とに分断するのであるか
ら、内部の具を上下に分断する必要がない。

従って使用される具が絞り切りし難いような繊維質のも
のや固形物が混ざっているようなものであっても、カッ
ターを併用することなく絞り機構のみで筒状皮体の上下
分断を確実に行えると共に、成形された包み食品の底部
閉塞部や頂端閉塞部から具をはみ出させるようなことが
なくなり、所定形状にカットされたシート状の包み用皮
体の周辺を絞って閉しる成形方法によって成形された包
み食品と殆ど同様形態の商品価値の高い包み食品が得ら
れる。

しかも、一端が前記シリンダー開口部下の具充填空間に
開口すると共に他端が外界に開口する空気流通路の存在
により、押し出される有底筒状皮体の内部を常に大気圧
に維持することが出来るので、有底筒状体の押し出しを
円滑良好に行わせ得ると共に、当該筒状皮体が具押し出
しピストンの昇降に伴って破損したり不当に変形するの
を防止することが出来る。換言すれば、このような空気
流通路の組み込みによって、先に説明したような特徴の
ある包み食品の成形が可能となるに至ったのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は縦断側面図、第２図及び第３図は要部の横断平
面図、第４図乃至第６図は包み食品成形手順を示す縦断
側面図である。 １・・・具充填シリンダー、２・・・具押し出し用昇降
ピストン、４・・・包み用皮体押し出し環状ノズル、５
・・・内側筒状体、６・・・外側筒状体、７・・・環状
室、９・・・皮体材料押し出し用フィーダー、１０・・
・空気流通路、１４・・・凹溝、１５・・・受は台、１
６・・・固定筒状壁、１７・・・カップ状凹部、１８・
・・プッシャー、１９・・・ベルトコンヘヤ、２０・・
・絞り殿構、２１・・・ンヤンタ一部材、２２・・・皮
体材料、２３・・・具、２４・・・筒状皮体、２５・・
・包み食品。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 具を押し出すピストンを内装した具充填シリンダーの外
   側に包み用皮体を押し出す環状ノズルを同心状に形成し
   、この環状ノズルから押し出された有底筒状皮体内に前
   記シリンダーから具を押し出し充填した後、前記有底筒
   状皮体の具充填箇所より上側位置を絞って下側の包み食
   品と上側の有底筒状皮体とに分離する開閉自在な絞り機
   構を設け、更に前記シリンダーと環状ノズルとの中間部
   に、一端が前記シリンダー開口部下の具充填空間に開口
   すると共に他端が外界に開口する空気流通路を設けて成
   る包み食品成形装置。