JPS62275464A

JPS62275464A - 薬液収納容器

Info

Publication number: JPS62275464A
Application number: JP61118875A
Authority: JP
Inventors: 徹郎西村; 吉良　憲輔; 川岡　達彦; 大中　幸浩
Original assignee: Terumo Corp
Current assignee: Terumo Corp
Priority date: 1986-05-23
Filing date: 1986-05-23
Publication date: 1987-11-30
Also published as: JPH0262258B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】３、発明の詳細な説明Ｉ　発明の背景技術分野本発明は、洗浄液、輸液等の薬液を収納する容器に係り
、特に簡単に開口でき、必要に応してカテーテル等を接
続して使用することかできる薬液収納容器に関する。

先行技術上述のように本発明は種々の容器に適用できるが、生理
食塩水等の洗浄液を収納する洗浄バッグを代表例にとっ
て説明する。

洗浄バッグは、軟質塩化ビニル、エチレンビニルアセテ
ート等の軟質樹脂を袋状にして内部に洗浄液を入れ、熱
圧着により密封した構造のもので、その使用方法は、洗
浄バッグの角部等をはさみ等で切断して開封し、バッグ
内部の洗浄液を噴出させ、その噴流によって患部の洗浄
を行っていた。

しかるに、このような従来の洗浄バッグでは、１）開封
口が大きく、洗浄液か多蚤に噴出するため、患部全体の
洗浄には適するが、患部を部分的に洗浄したり、孔部の
奥まで洗浄するのには不都合が生じる。

２）バッグは軟質樹脂製であるため、洗浄中に開封口の
形状が変化し、洗浄液噴流の状態か不安定（流蚤変化、
揺動等）となり、洗浄効率が悪くまた洗浄しにくい。

３）開封にはさみ等の道具を用いることが必要なため、
不便である。

４）はさみ等の道具を用いることにより汚染される可能
性がある。

等の欠点がある。

■　発明の目的本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、開
封か容易かつ衛生的で、薬液の噴出量、噴出状態を規定
することができる薬液の噴出収納容器を提供することに
ある。

■　発明の開示このような目的は、以下の本発明によって達成される。

即ち、本発明は、薬液を収納する容器本体と、該容器本
体に接続された薬液排出管と、該排出管の末端部を密封
するキャップとを具える薬液収納容器であって、前記キャップは、該キャップの中心軸から離れた位置に
あって破断して開口を許容する破断部と、該破断部から
前記キャップの中心軸方向に該中心軸をこえて伸び、該
破断部の破断を容易にする把持部を備えたことを特徴と
する薬液収納容器を提供するものである。

■　発明の具体的構成以下、本発明の薬液収納容器を添付図面に示す好適実施
例について詳細に説明する。

なお、以下の説明では、代表的に洗浄バッグについて説
明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、輸
液バッグ等にも適用することかできる。

第り図は、本発明の薬液収納容器の一構成例を示す部分
断面正面図である。

同図に示すように、薬液収納容器ｌは、薬液を収納する
可撓性の容器本体２と、この容器本体２に接続された薬
液排出管３と、この薬液排出管３の末端部４に装着され
たキャップ７とで構成されている。

容器本体２は、塩化ビニル、エチレンビニルアセテート
等の軟質樹脂で構成され、これを熱圧着等により、袋状
に成形したものが好ましい。この容器本体２に収納され
る薬液としては、生理食塩水、注射用蒸留水等の洗浄液
や輸液等が可能である。

容器本体２の一端部に接続された薬液排出管３は、硬質
塩化ビニル、ポリプロピレン等のプラスチック類のよう
な硬質（自己形状保持性を有する）材料で構成されてい
るのが好ましく、その末端部４は後述するキャップ７が
嵌合する形状となっている。なお、第１図に示すように
薬液排出管３は、末端部４に向って拡大管５となってい
るものでもよい。

本発明は、薬液排出管３の末端部に装着して用いられる
キャップ７の構造に特徴を有するものである。

以下、キャップ７の構造をキャップの基端部８から末端
部（第１図の下方から上方）１３に向って順次説明する
。

キャップ７の基端部８は開口を形成し、薬液排出管の末
端部３に嵌合して薬液収納容器１と密封する。即ち、キ
ャップ基端部８に形成された嵌入部９が拡大管Ｓ内に嵌
入し、嵌入部９の外周に形成されたフランジ１０が、薬
液排出管側のフランジ６と接合するような構成となって
いる。キャップ７は、使用時に薬液排出管３から外れる
ことがなく、しかも液漏れがないようにすることが必要
であるため、薬液収納後我人部９は拡大管の末端部４に
対し、しまりばめあるいは接着を行ってもよい。

キャップ７の中央部は、流路の断面積か大なる第１筒状
体１１で構成される。この第１筒状体１１は通常は大径
の円筒管であるのがよい。

更に、第１筒状体１１の末端部には、流路の断面積が小
なる第２筒状体１２が継合されている。

通常は小径のノズルであるのがよい。

ここで、第１図に示すようにキャップ７の中心軸（通常
は第１筒状体１１の中心軸と等しい）１８と第２筒状体
１２の中心軸重９とが異なるような位置関係にて、即ち
、第１筒状体１工と第２筒状体１２が偏心して連結され
ている。このような構造とすることにより、後述する第
２筒状体末端部１３の破断をし易くすることができる。

キャップの末端部即ち第２筒状体の末端部１３は、閉塞
部材１５により閉塞されている。

さらに、閉塞部材１５は中心ｌ１ｉｌｋ１８方向に該中
心軸を超えて延長しており、その延長部分に把持部１６
か連結されている。この把持部１６を指でつまみ、閉塞
部材１５を第２筒状体１２から破断除去し、薬液収納容
器１の開封を行う。

また、第２筒状体１２と閉塞部材１５の接合部分（破断
部）には、その接合部分に沿って破断用の満１４が形成
されている。この溝１４を形成することによって、破断
部分が確実に規定されかつ少量の力で容易に破断を行う
ことができる。

また、第２図に示すように、溝１４の他に第１筒状体１
１の外周に切断用溝１７等の切断部を形成し、この溝１
７をはさみ等により切断して第１筒状体１１を上下に分
断するよう構成してもよい。

このような構成とすることにより、溝１４において破断
したときは小流量の薬液を噴出させ、溝１７を切断した
ときは大流量の薬液を噴出させることができ、目的、用
途に応じて流量の大小を選択して使用できるので便利で
ある。

なお、キャップ７は、生産性、操作性の面から一体成形
により形成されているのがよく、前述した薬液排出管３
と同様、硬質塩化ビニル、ポリブ。

ロピレン等のプラスチック類のような硬質材料で構成す
るのが好ましい。

■　発明の具体的作用以下、本発明の薬液収納容器１の使用方法、特に洗浄バ
ッグとして用いた場合の使用方法について、第３図〜第
７図に基づき説明する。

薬液収納容器１は、容器本体２内に生理食塩水等の洗浄
液を入れ、薬液排出管３の末端部４にキャップ７を装着
して密封した状態で保存されている。

この薬液収納容器１（洗浄バッグ）を使用する場合には
、まず、第３図に示すようにキャップの把持部１６を指
でつまんで、同図中の矢印方向にねじり切るようにして
第２筒状体（ノズル）１２から閉塞部材１５を破断除去
し、薬液収納容器を開封する。

破断部には溝１４が形成されており、薄肉となった部分
に応力集中が生じるため、指先の力で簡単に破断するこ
とができる。また、第２筒状体（ノズル）１２の末端に
手を触れることなく容器の開封をすることができるので
衛生的である。

次に、第４図に示すように、第２筒状体（ノズル）１２
を洗浄する患部に向け、容器本体２を手で圧迫すると、
内部の洗浄液が第２筒状体（ノズル）１２の末端から噴
出し患部が洗浄される。ここで第２筒状体１２は硬質材
料で構成されており、形状か変形しないため、安定した
噴流２１を得ることができ、かつ第２筒状体（ノズル）
１２は小口径であるため、細く強力な噴流２１となり、
よって患部の部分的な洗浄や、孔部の奥のような従来で
は洗浄しにくかった部分の洗浄が可能となる。

また、第５図に示すように、第２筒状体１２にカテーテ
ル２０の一端（アダプター等を介してもよい）を装着し
、カテーテル２０の他端より洗浄液を噴出させて患部の
洗浄を行うこともできる。

この場合、カテーテル２０は可どう性を有するので、洗
浄の方向を自由に選択することができ便利である。

キャップの構造を第２図に示すような第１筒状体の外周
に切断用溝１７を形成したものとした場合には、第６図
に示すように溝１７の部分をはさみ等により切断するこ
とにより大口径の開封口か得られる。よって第７図に示
すように容器本体２を手で圧迫すると大流量の噴流２２
か得られ、患部全体を一度に洗浄するのに好都合である
。

■　発明の具体的効果本発明の薬液収納容器によれば、容器の開封がし易く、
しかも薬液の噴出口付近に手を触れることなく開封でき
るので衛生的である。

さらに、容器内の薬液は硬質のキャップを経て噴出する
ため、硬質樹脂製容器の切断部を噴出口としていた従来
の薬液収納容器と比へ、噴流の揺勅がなく流量も安定で
、またノズル（第２筒状体）内径に伴って細い小流量の
噴流をも得ることができるため、患部の部分的な洗浄や
、孔部の奥のような部分の洗浄に大変好都合である。

また、ノズルにカテーテル等を装着することも可能であ
り、この場合、洗浄に際しては洗浄の方向を自由に選択
することができ、洗浄が容易となる。

加えて、キャップの第１筒状体の外周に溝を形成し、こ
の溝部をはさみ等で切断して大口径の開封口を得られる
ようにすれば、大流量の噴流が得られ、患部全体を一度
に洗浄することもできる。

つまり、このような構成の薬液収納容器では、前述した
小流量の噴流と、大流量の噴流を使用目的、用途等に応
じて適宜選定することができ便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の薬液収納容器の構成例を示す部分断
面正面図である。第２図は、本発明の薬液収納容器のキャップの他の構成
例を示す部分断面正面図である。第３図〜第７図は本発明の薬液収納容器の使用方法を示
す説明図である。符号の説明 ■・・・薬液収納容器、２・−容器本体、３−・薬液排
出管、　４・・・薬液排出管末端部５・−拡大管、　　
　　６，１０・−フランジ、７・・・キャップ、　　　
８・−キャップ基端部、９・−嵌入部、　　　　１１・
−第１筒状体、１２−・・第２筒状体、１３・・・第２
筒状体末端部、１４・−破断用溝、　　１５・−閉塞部
材、１６・・−把持部、　　　１７・−破断用溝、１８
・−キャップの中心軸、

Claims

【特許請求の範囲】

（１）薬液を収納する容器本体と、該容器本体に接続さ
れた薬液排出管と、該排出管の末端部を密封するキャッ
プとを備える薬液収納容器であって、前記キャップは、該キャップの中心軸から離れた位置に
あって破断して開口を許容する破断部と、該破断部から
前記キャップの中心軸方向に該中心軸をこえて伸び、該
破断部の破断を容易にする把持部を備えたことを特徴と
する薬液収納容器。