JPS62273889A - プリント保護部材 - Google Patents

プリント保護部材

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JPS62273889A
JPS62273889A JP61117560A JP11756086A JPS62273889A JP S62273889 A JPS62273889 A JP S62273889A JP 61117560 A JP61117560 A JP 61117560A JP 11756086 A JP11756086 A JP 11756086A JP S62273889 A JPS62273889 A JP S62273889A
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JP
Japan
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print
adhesive layer
protection member
image surface
protective member
Prior art date
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JP61117560A
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English (en)
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Takahiro Mori
隆弘 森
Takashi Akitani
高志 秋谷
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J7/00Adhesives in the form of films or foils
    • C09J7/20Adhesives in the form of films or foils characterised by their carriers
    • C09J7/22Plastics; Metallised plastics
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J7/00Adhesives in the form of films or foils
    • C09J7/30Adhesives in the form of films or foils characterised by the adhesive composition
    • C09J7/38Pressure-sensitive adhesives [PSA]
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M7/00After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock
    • B41M7/0027After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock using protective coatings or layers by lamination or by fusion of the coatings or layers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印刷や種々の記録法によって形成された印画
物(プリント)に光沢を付与したり、それを保護したり
するために用いるのに好適なプリント保護部材に関し、
なかでも、インクジェット記録法等の記録液(インク)
を用いた記録方法によって形成したプリントに用いるの
に好適なプリント保護部材に関する。
〔従来の技術〕
水を主成分としたインクを用いて記録するインクジェッ
ト記録法によって形成したプリントでは、インクの溶媒
成分の乾燥性がやや低い上に、カラー画像の記録等にお
いてはインクが多量に被記録材に付着する場合が多いた
め、被記録材として特にインク吸収性に優れたものが使
用される。
しかしながら、それらは多孔質材料からなる光沢の低い
ものが一般的であり、しかも水系のインクで形成された
画像もまた光沢に欠けているので、記録された画像面に
所定の光沢が得られない。
このような問題を解決する手段としては、従来よりアク
リル樹脂等の光沢剤を、有機溶剤に溶解、あるいは分散
して調整された光沢液をプリントの画像面に吹き付は塗
布あるいはバーコーター等の種々の方法で塗布して、画
像面に適度な光沢を付与して画質の改善を計る方法が知
られている。
一方、画像面に光沢を賦与するだけでなく、耐水性等の
種々の特性も同時に賦与できる方法として、プリントの
画像面に透明樹脂層をラミネートする方法が知られてい
る。このような方法に用いるものとしては、例えばアク
リル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
エチレン樹脂等の熱可塑性樹脂を主体とし、加熱により
溶融するホットメルト層を、基材上に設けたプリント保
護部材、あるいは加熱下で画像面に圧着可能な面を有す
る上記のような熱可塑性樹脂を主体として形成された樹
脂層(転写層)を基材上に剥離可能に担持させたプリン
ト保護部材が知られている。
なお、これらのプリント保護部材はいずれも、ホットメ
ルト層若しくは転写層側からプリントの画像面に重ねら
れてから、その状態で熱ローラー等の加熱下での圧着手
段によって処理されることによって、ホットメルト層が
溶融して、これが画像面に融着する、あるいは転写層が
画像面に加熱下で圧着して、画像面をラミネート処理す
るものであり、基材は冷却後に画像面から剥離されるも
のである。  ′ この樹脂による画像面のラミネート処理による方法では
、画像表面への光沢の付与による画質の向上ばかりでな
く、用いた樹脂の有する耐水性等の種々の特性を画像面
に付与できる等の効果が得られる。更に、これらのプリ
ント保護部材は、手軽に扱える上、例えば画像面の所定
部分のみをラミネートする、あるいはプリントの片面の
みをラミネートして、画像の乾燥定着をラミネート処理
後も続行させる場合等に用いるのにも便利である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、上記光沢液塗布方式によってインクジェット
記録法により形成したプリントの画像面に光沢を付与し
ようとすると、被記録材に多孔質のものを用いた場合で
は、光沢液も被記録材中に浸透してしまい、所望の光沢
を画像面に得るために多量の光沢液が必要であったり、
光沢液が必要以上に被記録材中に浸透してしまうため、
被記録材の透光性が増加してしまい、その白色度が低下
してしまうなどの問題があった。しかも、光沢液の付与
によって得られる光沢の程度を所望に応じて制御するこ
とは難しい。更に、光沢液には、画像を形成している染
料(水溶性)を溶解して画像を損なわないように有機溶
剤が用いられており、作業上の安全性や作業員の健康と
いう面における問題もあった。
一方、ホットメルト層を設けたプリント保護部材による
ラミネート処理においては、ホットメルト層を構成する
樹脂と、その画像表面が処理されるプリントの熱膨張係
数を揃えることが難かしく、プリントにホットメルト層
を溶融状態で被覆した後にこれを冷却した際に、画像面
上に融着したホットメルト層とプリントの収縮率の差に
よってプリントにカールが発生してしまうという問題が
あった。更に、ラミネート処理には、かなりの高温での
加熱が要求され、そのための熱源がラミネーターに必須
であり、しかも、処理中に溶融状態にある樹脂が熱ロー
ラなどの上にはみ出し、そこで加熱されることによって
生じる発煙や悪臭の発生、更には火災の発生などを完全
に防止するためには、種々の安全機構をラミネーターに
設けたりしなければならず、装置が複雑で高価なものと
なってしまう。
一方、加熱下で画像面に圧着可能な面を有する樹脂層(
転写層)を基材上に剥離可能に担持させたプリント保護
部材を用いた方法においては、ホットメルト層を設けた
上記のプリント保護部材よりも低温での加熱でラミネー
ト処理が実施でき、高温における処理よりも装置の安全
性の面では改善されている。ところが、比較的低温での
加熱によってプリントとの十分な圧着力が得られるよう
な材料構成で樹脂層を形成すると、どうしても樹脂層に
耐折性と耐ブロッキング性を両立させることができない
という問題があった。
本発明は、プリントの画像面の処理における上記のよう
な種々の問題点に鑑みなされたものであり、加熱処理を
必要とせず安全であり、かつ簡単な操作で確実にプリン
トの画像面を処理して、画像面に所望の光沢を付与した
り、画像面に種々の特性を付与したりでき、しかも耐折
性及び耐ブロッキング性に優れた保護層を画像面上に被
覆できるプリント保護部材を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的は、以下の本発明によりて達成することがで
きる。
すなわち、本発明のプリント保護部材は、JISZ 0
237の球転法表示によるボールナンバーが15以下で
ある初期粘着力を有する粘着層を基材上に設けて被処理
物への密着面を形成したことを特徴とするプリント保護
部材である。
以下、図面を参照しつつ本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明のプリント保護部材の一例の模式的断面
部分図である。
本発明のプリント保護部材は、基本的に基材1と、基材
1上に設けられた粘着層2とから構成され、粘着層2が
設けられた部分が、画像面が処理されるプリント等の被
処理物への密着面を形成するものである。
このような構成の本発明のプリント保護部材は例えば以
下のようにして使用できる。
まず、プリントの画像面に粘着層2側からプリント保護
部材を位置合せしつつ重ね合せる。このとき、粘着層2
は後述するような適度な粘着性を有しているので、保護
部材はプリントの画像面に貼着され、容易に位置ズレを
生じることがない。
次に、画像面4aに適度な圧力でプリント保護部材を押
つけて、プリント保護部材をプリントの画像面に密着さ
せることによって、画像面に十分な接着力でプリント保
護部材を被覆することができる。しかも、この操作中に
おいても粘着層2の作用によって保護部材とプリントに
位置ズレが生じる心配がない。
本発明のプリント保護部材によって処理すことのできる
プリントとしては、例えば木材パルプ紙、合成繊維、不
織布、多孔性フィルム、あるいは紙、布、合成樹脂フィ
ルムなどに顔料、接着剤等を塗布した塗工紙などからな
る被記録材にインクジェット記録法等のようなインクに
よる記録方法で画像を形成したものなどを挙げることが
できる。本発明のプリント保護部材を用いたプリントの
画像面の処理は、シート状物同士で行なっても良いし、
また一方若しくは両方がロール状となっているものであ
っても良いことはいうまでもない。
本発明のプリント保護部材を構成する基材1としては、
以下のような特性を満足するものであればどのような材
料から構成されたものでも使用可能である。
a)画像面上に被覆された際k、これを通して画像が良
好に観察できるような透光性を有するもの、 b)画像面に所望に応じた光沢を付与できるもの、 C)それ自身が耐折性に優れ、また耐ブロッキング性に
優れた外表面を有するもの、 d)粘着層2との接着性の良好なもの、e)必要に応じ
て耐水性等の画像面に付与する所望とする特性に優れた
もの。
このような種々の特性を満足した基材1を形成できる材
料として具体的には、例えばポリエステル、ポリアミド
、ポリイミド、ポリオレフィン、シリコーン樹脂、ポリ
ビニルアルコール、トリアセトセルロース、アクリル、
ゼラチン、でんぷん、ヒドロキシエチルセルロース等か
ら形成したフィルムやシート等を挙げることができる。
なお、基材1の厚みとしては、 5〜300μ、好まし
くは、lO〜50JLIlが適当である。また、基材1
の粘着層と接する面の表面粗さを調整することによって
、処理後のプリントの画像面の光沢を調整することもで
きる。
本発明のプリント保護部材を構成する粘着層2は、少な
くとも、基材1とともに画像面上に被覆された際に、こ
れを通して画像が良好に観察できるような透光性を有し
、かつ基材との接着性に優れたものから構成され、しか
も、JIS Z 0237の球転法表示によるボールナ
ンバーが15以下である初期粘着力を■するj)のが用
いられる。
このような特性を有した粘着層2を基材1上に配するこ
とにより、本発明のプリント保護部材はプリントに重ね
合せる際に再剥離可能な程度の適度な貼着力で貼着可能
となる。そのため、これをプリントに重ね合せた際の位
置合せにミスがあった場合でも、プリント保護部材をプ
リントから一旦剥離してからの再度の位置合せが容易と
なる。
すなわち、上記JIS Z 0237の球転法表示によ
るボールナンバーは、所定の傾斜(30°)を有した斜
面に試料を配置してその上を種々の大きさの金属性のボ
ールをころがした際に、試料上で停止するボールの最大
のボールの呼びの32倍の数値であす、このボールナン
バーを試験することにより、わずかな圧力がかかったと
きの、粘着力を調べることができる。つまり、初期粘着
性試験である。
従って、上記JIS Z 0237の球転法表示による
ボールナンバーが15を越える初期粘着力を有するもの
である場合には、プリントに一旦貼着してから再剥離し
ようとすると、粘着力が強過ぎて、画像面の一部が粘着
層に付着して粘着層とともにプリントからはがれてしま
って画像が破損したり、あるいはその逆に粘着層の一部
が剥離して画像面上に残って粘着層に破損部が形成され
たして、プリントやプリント保護部材を再利用できない
という不都合がある。そのため、プリント保護部材とプ
リントとの位置合せを常に正確に行なわなければならず
、そのための熟練した技術や位置合せのための鯖密な装
置が必要となる。
更に、本発明のプリント保護部材の粘着層は、該粘着層
を介したプリント保護部材のプリントとの密着面におけ
るJIS Z 0237に規定された180゜剥離強度
が100〜I Ooo g /25’mmとなるように
形成されるのが望ましい。
この180°剥離強度とは、試験板に試験片を粘着面か
らかさね、これらを所定の圧力で圧着したのち、試験片
を180°の角度で試験板から所定の速度で折返しなが
らはがす際に必要な試験片を引張る力を引張試験機によ
り測定して算出されるものであり、この試験により、プ
リント保護部材の粘着力が測定できる。つまり、印字し
た記録紙(プリント)にどれだけ強固にプリント保護部
材が粘着しているかの試験である。
従って、プリントに対する 180°剥離強度が100
 g 725mmに満たない場合には、保護部材とプリ
ントの画像面との圧着処理後の密着力に不足し、画像面
に十分な接着力で保護部材を積層できず、画像面からの
保護部材の剥離が容易に生じる。また、 180°剥m
t強度が1000 g 725mmを越える場合には、
一般に球転法によるボールナンバーが適当な範囲からず
れてしまうなどするので好ましくない。
従って、上記のような範囲の初期粘着力及び180°剥
離強度が得られる粘着層2を設けることにより、プリン
トに保護部材を粘着層2の貼着力によって位置ズレな生
じることなく、重ね合わすことが可能であり、更にその
後の処理におけるこれらの位置ズレが防止できる。しか
もプリントと保護部材とは画像や保護部材に損傷を加え
ることなく容易に剥離して、再度位置合せをしなおすこ
とができる。その上、圧着処理後に十分な密着力でプリ
ントの画像面に保護部材を積層できる。
本発明のプリント保護部材における粘着層2は、該層に
上記のような所定の初期粘着力と、必要に応じた180
°剥離強度が得られるならば、どのような材料からも構
成することができる。そのような材料の具体例としては
、例えばポリブタジェン樹脂、ポリアミド、ポリエステ
ル樹脂、アクリル樹脂、ポリイソブチレン樹脂、エポキ
シ樹脂、ウレタン樹脂等を挙げることができる。
なお、粘着層の粘着性を調整する上で、粘着層にロジン
、キシレン樹脂、テルペン系樹脂、スチレン系樹脂等の
粘着付与剤や、例えばシリカ、炭酸カルシウム、ポリマ
ーラテックス等の無機若しくは有機の粒状物等の粘着力
を低下させる物質を適宜添加しても良い。また、必要に
応じて粘着層には、その物性や特性を所望のものに調整
するための可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の種々
の添加剤を添加しても良い。
粘着層の層厚は、5〜500μ私好ましくは1o〜50
騨程度が望ましい。
上記のような構成の本発明のプリント保護部材は、前述
したような要求性能を満足する材料からなる基材の所定
面に、1述したような特性が得られるように適宜選択し
た粘着層形成用材料の1種若しくは混合物を、必要に応
じて溶剤中に分散若しくは溶解させて、所定の最終層厚
となるように種々の塗布法によって塗布した後、溶剤を
使用した場合にはこれを乾燥させるなどの方法により得
ることができる。
更に、本発明のプリント保護部材は、第2図に示すよう
に、基材1と剥離可能な支持体3にょって支持された構
成とすることもできる。
この支持体3は、基材1と粘着層2とからなる部分をプ
リントの画像面上に積層した後で画像面上から剥離され
るものであり、基材1の表面を保護したり、基材1と粘
着層2だけでは輸送や取扱いの際に必要な強度が得られ
ない場合に保護部材に適度な強度を賦与したり、あるい
はプリントへの貼り合せの際等の保護部材の取扱いをよ
り容易とするのに効果的である。
支持体3を構成できる材料としては、紙、布、プラスチ
ックフィル等に必要に応じて、シリコーン樹脂、ポリエ
ステル樹脂、熱硬化性樹脂等の各種の剥離性能を有する
剥離処理剤を塗工したもの、あるいはマイラーフィルム
、ポリプロピレンフィルム等それ自身が剥離性能を有す
るフィルムなどを挙げることができる。支持体3が、上
記樹脂等のような各種の剥離性能を有する剥離処理剤を
塗工した紙から構成したものの場合には、基材1と粘着
層2とからなる部分と支持体3との識別が容易であり便
利である。
〔実施例〕
以下、実施例に従って本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
からなる基材の片面に、アクリル樹脂(メチルメタクリ
レート20モル、2−ヒドロキシルエチルアクリレート
30モル、n−ブチルアクリレート30モル、2−エチ
ルへキシルアクリレート10モル、シクロへキシルアク
リレート10モルの共重合体(MW570000)  
100重量部、紫外線吸収剤(商品名;チヌビン328
、チバガイギー社製)1重量部、蛍光増白剤(商品名;
ユビテックス、チバガイギー社製) 0.05重量部、
光安定化剤(商品名;サノール292、チバガイギー社
製)0.1重量部を2−ブタノン中に溶解、混合して調
整した塗布液を乾燥膜厚が20μとなるように塗布した
後、これを乾燥させて粘着層を形成し、本発明のプリン
ト保護部材を得た。
得られた粘着層の前述した方法によって測定されたJI
S Z 0237の球転法表示によるボールナン・バー
は7であった。
これとは別に、カラーインクジェットプリンター A−
1210(キャノン株式会社製)を用いてインクジェッ
ト用コート紙に画像を記録してプリントを形成した。
次に、先に形成した本発明のプリント保護部材を、プリ
ントの画像面に位置合せしつつ粘着層側から重ね合せた
。この位置合せにおいて、保護部材とプリントとを重ね
合せると、これらは適度な貼着力で貼着し、簡単に位置
ズレが生じるようなことはなかった。また、これらの位
置関係が適切でなかった場合には、これらは損傷部分を
生じることなく容易に剥離でき、再度の位置合せを容易
に行なうことができた。
更に、このようにして重ね合せたプリントと保護部材と
を線圧10kg/cmのロールで加圧し、画像面に本発
明のプリント保護部材を粘着層がら圧着した。
圧着後の180°剥離強度を前述した方法により測定し
たところ、250g725mmであり、プリント保護部
材は十分な接名力でプリントの画像面に、あわ、しわ、
むら等のない良好な密着状態で積層された。
このようにして表面処理された画像面には、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルムによる適度な光沢が与えられ
て画像の品質の向上が認められ、かつ良好な耐水性が付
与された。また、処理後のプリントのカールの発生は認
られなかった。しかも、ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムは耐折性、及び耐ブロッキング性に優れ、プリン
トはより取扱い易いものとなった。
実施例2 剥離処理剤としてのポリエチレンテレフタレートを塗工
した支持体としての工程紙(厚み20〇−)上に、基材
を構成する低密度ポリエチレンを層厚30μとなるよう
に積層した後、該基材上にポリイソブチレン樹脂(イソ
ブチレン−無水マレイン酸共重合体の部分エステル化物
; MW 190000)を乾燥膜厚が30μとなるよ
うに塗布し、これを乾燥させて粘着層として、本発明の
プリント保護部材を形成した。
得られた粘着層のJIS Z 0237の球転法表示に
よるボールナンバーは10であった。
このようにして得たプリント保護部材を、実施例1と同
様にして、インクジェットプリンターによって形成した
プリントの画像面に圧着した後、工程紙からなる支持体
部分をプリント上から剥離除去した。
本実施例においても、実施例1と同様にプリントとプリ
ント保護部材との位置合せにおいて効果的な位置合せが
行なえ、また一度剥離してからの再度の位置合せも容易
であった。また、圧着工程中でのプリントと保護部材の
ズレは認められなかった。
圧着後の180°剥離強度を実施例1と同様にして試験
したところ、150 g725mmであり、プリント保
護部材は良好な接着力でプリントの画像面に、あわ、し
わ、むら等のない良好な密着状態で積層された。
このようにして表面処理された画像面にも、低密度ポリ
エチレンによる適度な光沢が与えられて画像の品質の向
上が認められ、かつ良好な耐水性が付与された。また、
処理後のプリントのカールの発生は認られなかった。し
かも、プリント上の保護部材は耐折性、及び耐ブロッキ
ング性に優れ、プリントはより取扱い易いものとなった
実施例3 粘着層形成用材料としてポリエステル樹脂(イソフタル
酸3モル、アジピン酸3モル、エチレングリコール1モ
ル、プロピレングリコール2モル、1.3−ブタンジオ
ール3モルの共重合体(MW90000) )を用い、
その乾燥膜厚が30Qとなるように塗布する以外は実施
例1と同様にして本発明のプリント保護部材を形成した
得られた粘着層のJIS Z 0237の球転法表示に
よるボールナンバーは15であった。
このようにして得たプリント保護部材を、実施例1と同
様にして、インクジェットプリンターによって形成した
プリントの画像面に圧着した。
本実施例においても、実施例1と同様にプリントとプリ
ント保護部材との位置合せにおいて効果的な位置合せが
行なえ、また一度剥離してからの再度の位置合せも容易
であった。また、圧着工程中でのプリントと保護部材の
ズレは認められなかった。
圧着後の180°剥離強度を実施例1と同様にして試験
したところ、900 g725mmであり、本実施例に
おいてもプリント保護部材は良好な接着力でプリントの
画像面に、あわ、しわ、むら等のない良好な状態で積層
された。
このようにして表面処理された画像面にも、基材として
用いたフィルムによる適度な光沢が与えられて画像の品
質の向上が認められ、かつ良好な耐水性が付与された。
また、処理後のプリントのカールの発生は認られなかっ
た。しかも、プリント上の保護部材は耐折性、及び耐ブ
ロッキング性に優れ、プリントはより取扱い易いものと
なった。
実施例4 粘着層形成用材料として、1,2−ポリブタジェン(M
W 3000 )を用い、その乾燥膜厚が25#Ijと
なるように塗布する以外は実施例1と同様にして本発明
のプリント保護部材を形成した。
得られた粘着層の、lIS Z 0237の球転法表示
によるボールナンバーは7であった。
このようにして得たプリント保護部材を、実施例1と同
様にして、インクジェットプリンターによって形成した
プリントの画像面に圧着した。
本実施例においても、実施例1と同様にプリントとプリ
ント保護部材との位置合せにおいて効果的な位置合せが
行なえ、また−皮剥離してからの再度の位置合せも容易
であった。また、圧着工程中でのプリントと保護部材の
ズレは認められなかった。
圧着後の180°剥離強度を実施例1と同様にして試験
したところ、950 g725mmであり、本実施例に
おいてもプリント保護部材は良好な接着力でプリントの
画像面に、あわ、しわ、むら等のない良好な状態で積層
された。
このようにして表面処理された画像面にも、基材として
用いたフィルムの適度な光沢が与えられて画像の品質の
向上が認められ、かつ良好な耐水性が付与された。また
、処理後のプリントのカールの発生は認られなかった。
しかも、プリント上の保護部材は耐折性、及び耐ブロッ
キング性に優れ、プリントはより取扱い易いものとなっ
た。
比較例1 粘着層形成用材料として、アクリル樹脂(n−ブチルア
クリレート30モル、2−エチルへキシルアクリレート
40モル、エチルアクリレート30モルの共重合体(M
W 120000 )を用い、その乾燥膜厚が25鱗と
なるように塗布する以外は実施例1と同様にしてプリン
ト保護部材を形成した。
得られた粘着層のJIS Z 0237の球転法表示に
よるボールナンバーは18であった。
このようにして得たプリント保護部材を、実施例1と同
様にして、インクジェットプリンターによって形成した
プリントの画像面に圧着するためにこれらを重ね合せる
際の位置合せにおいて、再度位置合せをしなおすために
これらを剥離した際に、画像の一部が粘着層に付着して
剥離してしまい、画像が破損し、以後の操作に使用でき
なかった。
比較例2 粘着層形成用材料として、ポリイソブチレン樹脂(イソ
ブチレン−無水マレイン酸共重合体(共重合比1:l;
 MW 110000 ) )を用い、その乾燥膜厚が
25鱗となるように塗布する以外は実施例1と同様にし
てプリント保護部材を形成した。
得られた粘着層のJTS Z 0237の球転法表示に
よるボールナンバーは8であった。
このようにして得たプリント保護部材を、実施例1と同
様にして、インクジェットプリンターによって形成した
プリントの画像面に圧着した。
本比較例においても、プリントとプリント保護部材との
位置合せにおいて効果的な位置合せが行なえ、また−皮
剥離してからの再度の位置合せも容易であり、圧着工程
中でのプリントと保護部材のズレは認められなかったが
、圧着後の180°剥離強度を実施例1と同様にして試
験したところ、90725mmであり、プリント保護部
材は十分な接着力でプリントの画像面に積層されず、取
扱い中での保護部材の画像面からの剥離が生じた。
〔発明の効果〕
以上、詳述したように本発明のプリント保護部材を用い
れば、加熱処理を必要とせず安全であり、かつ簡単な操
作で確実にプリントの画像面を処理して、画像面に所望
の光沢を付与して画質を改善したり、画像面を保護した
りでき、しかも耐折性及び耐ブロッキング性に優れた被
覆層を画像面上に被覆できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明のプリント保護部材の模式的
断面部分面である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)JIS Z 0237の球転法表示によるボールナ
    ンバーが15以下である初期粘着力を有する粘着層を基
    材上に設けて被処理物への密着面を形成したことを特徴
    とするプリント保護部材。 2)前記粘着層の被処理物に対してのJIS Z 02
    37に規定された180°剥離強度が100〜1000
    g/25mmの範囲内にある特許請求の範囲第1項記載
    のプリント保護部材。 3)前記基材が、該基材と剥離可能な支持体上に設けら
    れてなる特許請求の範囲第1項または第2項に記載のプ
    リント保護部材。 4)前記被処理物がインクジェット記録法によって形成
    された印画物である特許請求の範囲第1項〜第3項のい
    ずれかに記載のプリント保護部材。
JP61117560A 1986-05-23 1986-05-23 プリント保護部材 Pending JPS62273889A (ja)

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