JPS6227251Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、噴霧器に係る。

本案は、噴霧ノズルを開閉できるようにすると
共に、泡沫の噴出をも得られるようにしようとす
るものである。

以下、図示の実施例について説明する。

図において、１は、合成樹脂製トリガー式噴霧
器の本体、２は、該噴霧器本体を着脱自在に装着
した液体容器である。

噴霧器本体１は、前端に前方へ向け噴霧ノズル
１１を開口しており、該噴霧ノズル１１の口縁１
２を前方へ突出し、その左右に一対の縦方向のフ
ランジ１３，１３を突設している。なお、噴霧ノ
ズル１１は、フランジ１３，１３とで１つの部材
とし、これを本体へ嵌着している。

上記フランジ１３，１３には、噴霧ノズル１１
前面に位置する合成樹脂製スライダ３を、係合縁
３４，３４を以て上下方向に摺動自在に係合して
いる。

該スライダ３には、これの摺動に伴い上記噴霧
ノズル１１の箇所に各位置付けされるよう閉口部
３１、噴霧孔３２及び発泡筒３３を配設してい
る。詳しくは、上位に閉口部３１を、中位に噴霧
孔３２を、下位に発泡筒３３を各配して三段切換
えとし、閉口部３１は、スライダ内面に内方への
突出面３１ａを設けて、これを噴霧ノズル１１の
口縁１２へ当接させて噴霧ノズル１１を閉口する
ようにし、噴霧孔３２は、単にスライダへ噴霧通
過可能に開孔し、発泡筒３３は、スライダへ開孔
した噴霧通過孔に連通させて前方へ突設し、噴霧
ノズル１１から拡散噴霧される多数の液体粒子
が、筒内面に突き当つてはねかえり、互いにぶつ
かり合つて泡沫化するようにしたもので、該発泡
筒は、その発泡のために必要とされる噴霧通過孔
の径と筒の長さ及び内径を有する。なお、これら
の径や長さを適宜に設定することで、泡沫の粗さ
を任意に選定できる。

また、スライダ３には、上端に上記フランジ１
３，１３上面へ突き当たるストツパ壁３５を、下
部に内方へ突出してフランジ１３，１３下面へ突
き当たるストツパ片３６を設け、下端外縁に指掛
け突部３７を突設し、更に、噴霧孔３２と発泡筒
３３の間の内面に、上記突出面３１ａと同様の突
出面３８を設けて、切換え途中でも噴霧ノズル１
１が閉口されるようにしている。

本案によれば、スライダ３の摺動切換えで、噴
霧ノズル１１が開閉できて、不使用時閉塞してお
くことによりノズルの詰りを防止できると共に、
転倒による液体の流出等を防止でき、更には、泡
沫をも任意に得ることができる。

構造並びに製作簡単で安価に提供できることと
相俟つて実用上極めて有益である。

【図面の簡単な説明】

図面は本案実施例で、第１図は斜視図、第２図
は要部の縦断側面図、第３図は要部の分解斜視図
である。 １……噴霧器本体、３……スライダ、１１……
噴霧ノズル、３１……閉口部、３２……噴霧孔、
３３……発泡筒。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 噴霧ノズル１１を備えた噴霧器本体１と、 上記噴霧ノズル１１の前面に摺動自在に装着
   したスライダ３と、 上記スライダ３に、これの摺動に伴い上記噴
   霧ノズル１１の箇所に各位置付けされるよう配
   備した適数の閉口部３１、噴霧孔３２、発泡筒
   ３３と、 から成る噴霧器。