JPS62272429A - 陰極線管装置の偏向磁界補正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 この発明は、陰極線管（以下、ｒＣＲＴＪと略記する。

）装置のミスランディング、ラスタ歪およびミスコンバ
ーゼンスなどを補正するために、当該ＣＲＴや偏向ヨー
クに装着する偏向磁界補正用磁石の配設位置、極性およ
び強さを調整するための装置に関する。

〔従来の技術］ ３電子ビームカラーＣＲＴのピユリティ調整は、周知の
如く、 ■　無偏向時の３本のＢ、Ｇ、Ｒｍ電子ビーム軌道を光
源位置に合わせるピユリティリング調整、■　偏向ヨー
クの偏向中心を光源位置に合わせる前後位置調整によっ
て行なわれている。

この調整により、表示面の全面にわたって色むらのない
状態が確保出来るように、ＣＲＴおよび偏向ヨークの設
計精度と製造精度とを上げているが、フェースプレート
が平面に近いものや、マスクピッチが精細なもの、ある
いは超大形３フインチＣＲＴなどでは、設計精度を高め
ることが困難であること、製造時のばらつきが非常に大
きくなるなどの運出がらピユリティ劣粥が顕著となる。

これは、自然の地磁気条件下に＄いては、前記■■の調
整のみではコーナ一部のピユリティが確保できないこと
を意味しているが、その原因はＣＲＴの設計上では、螢
光面を製造するときに用いる補正レンズの設計残り等が
挙げられ、また、製造上では、シャドウマスクの再現性
、パネルやファンネル等の寸法精度のばらつき、露光機
のばらつきおよび偏向ヨークの磁界分布のばらつき等が
複雑にからんでいるからである。

従来は、この対策として、前記■■のピユリティ調整を
行なった後、顕微鏡またはビデオカメラによって螢光面
を観測するか、または、外部磁界印加によるピユリティ
チェックにより画面上のミスランディングの大きい個所
に対応してＣＲＴのファンネルに補正用磁石を貼付けて
ミスランディングが少なくなるように補正していた。第
８図は、このようにして磁石を貼付けたＣＲＴの斜視図
で、ａＯはカラーＣＲ′ｒ、　（１）はスクリーンで左
上隅部（ｌａ）にミスランディングが生じ色むらが出て
いる。

（２）はパネル、（３）はファンネルで、α１のカラー
ブラウン管の外囲器を形成する。（４）は電子ビームを
偏向する偏向ヨーク、（５）は左上隅部に生じたミスラ
ンディングを補正するために、ファンネル（３）の面上
に貼付けた補正用磁石である。

なお、以上説明したミスランディングの補正のほか、補
正用磁石を用いるラスタ歪の補正、ミスコンバーゼンス
の補正においても、同様の補正作業を行っていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように、補正用磁石を用いて螢光面上の電子ビーム
の走査位置を補正する従来の方法は、作業者が螢光面観
測あるいは外部磁界印加等により補正すべき量を検出し
ながら補正用磁石の位置、極性、＃よび強度を一つずつ
決定する必要があるため、高度の熟練を要するとともに
、作業能率が著しく劣下するという問題点があった。

この発明は、上記のような問題点を解消する為になされ
たもので、熟練作業者を必要とせず、かつ、迅速に電子
ビームの走査位置の補正ができる補正装置を得ることを
目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る補正装置は、ＣＲＴの螢光面の予め定め
た位置にあける電子ビームの走査位置を検出する手段と
、その検出値から補正用磁石の位置、極性および強さを
算出する演算手段と、この算出したデータに基ついて上
記ＣＲＴもしくは偏向ヨークに装着されている磁性材を
着磁する手段とを備えたものである。

〔作用〕

電子ビームの走査位置検出手段は、螢光面の予め定めた
位置におけるミスランディング量、ラスタ歪の量、ミス
コンバーゼンスの量を検出する。

演算手段は、この検出されたデータに基づいて、着磁す
べき磁石の位置、極性およびその強さを算出するっ着磁
手段は、この算出されたデータに基づき、予めＣＲＴや
偏向ヨークに配設されている磁性体を選択してそれぞれ
上記算出データのとおりに着磁する。

〔発明の実施例〕

この発明の実施例を第１図ｔａ＋に示す。この実施例は
、ミスランディングの補正を行うもので、カラーＣＲＴ
の螢光面の４隅には、カラーカメラ等で構成された電子
ビームの走査位置検出する手段の一例であるランディン
グ検出器（ハ）〜ｑ４が１台ずつ合計４台、配設されて
いる。ランディング検出器は単純なカラーカメラでも良
く、さらに、螢光面の前から、電子ビームを左右もしく
は上下に微小偏向するウオブリングコイル付のもので構
成シても良い。

演算装置（８）は、４台のランディング検出器（２）〜
（７４の検出データに基づいて、あらかじめ、ＣＲＴの
ファンネル（３）の外面に貼付けられている着磁されて
いない４枚の磁性体のシート１１）〜（財）に、ミスラ
ンディングが生じている場所をジャストランディングに
する為に、どのような分布で、また、どのような極性詔
よび強度に磁化するかを算出し、その算出データを着磁
装置（９）に出力する。着磁装置（９）は、その算出デ
ータに従って概当する磁性体シートβη〜−を磁気ヘッ
ドｅυ〜（財）により磁化する。

この作業はミスランディングが無くなり、ジャストラン
ディングになるまでフィードバックが繰り返されて精度
が上げられるっ 上記実施例の磁性体シート−〜−は、例えば合成樹脂に
バリウム・フェライトを混合したもので構成される。

なお、上記実施例ではファンネル（３）の面上に、磁性
体シ・−トロ１）〜−を貼付けてあく例を示したが、こ
の磁性体シートの代わりに、磁性体リングでも良く、ま
た、ファンネル（３）の内部に、あらかじめ装着してお
いてもよい。

また、上記実施例は３ビームカラーＣＲＴのミスランデ
ィングの補正について説明したが、この例に限られるも
のではなく、ラスタ歪の補正にも適用可能である。すな
わちラスタ歪は主に偏向ヨークとＣＲＴの組合せで決定
されるが、第１図に示したランディング検出器（７）を
ラスク歪検出器におき替えることによりラスタ歪を最適
状態とするファンネル着磁を行なえば良い。

さらにカラーＣＲＴのミスコンバーゼンス補正にも同様
に適用することができる。従来は偏向ヨーク（４）の前
端部に微小磁石を貼付けて４隅部のコンバーゼンス補正
をしていたが、同様の考えで、偏向ヨーク（４）の前端
部に磁性体シートを貼付けておき、ミスコンバーゼンス
の量を検出して磁性体シートを着磁することで、ミスコ
ンバーゼンスを補正することができる。

第２図はこの発明の他の実施例の構成を示すブロック図
で、この例は、磁性体シート（６）を、あらかじめ、Ｃ
ＲＴや偏向ヨークに貼り付けておくのではなく、演算装
置（８）が算出した補正用磁石の配設位置、および形状
データに基づいて、例えばロボットで構成されている磁
性体貼付装置Ｑ□が所定の位置に、所定形状の磁性体シ
ート（６）を貼付け、着磁装置（９）が、上記磁性体貼
付装置ＱＯによって貼り付けられた磁性体シート（６）
の位置に移動された磁気ヘッドを介して、算出された極
性、強さに着磁するという動作を逐次行う構成としたも
のである。

このように、作業ロボットを併用すると、磁性体の貼り
付は作業も自動化できるので、いっそうの省力化が図れ
る効果がある。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、螢光面上の電子ビーム
の走査位置を検出し、その走査位置を補正するのに必要
な補正用磁石の位置、極性およびその強さを演算装置で
算出し、この算出データに基づいて、あらかじめＣＲＴ
または偏向ヨークに配設している磁性体を着磁し、電子
ビームの軌道を補正して走査位置が所望の位置となるよ
うに構成したものであるから、従来、熟練と作業手間と
を必要としたミスランディングの補正、ラスタ歪の補正
、ミスコンバージェンスの補正を、迅速、かつ高精度で
行える効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す斜視図、第２図はこ
の発明の他の実施例のブロック線図、第３図は従来のミ
スランディング補正方法を説明するための陰極線管装置
の斜視図である。 （４）・・・偏向ヨーク、（６）　、　Ｉη〜−・・・
磁性体シート、（７）　、　（７１）〜Ｑ４・・・ラン
ディング検出器（電子ビーム走査位置検出手段）　、（
８）・・・演算装置、（９）・着磁装置、ｅトｔ・・・
磁気ヘッド。 なお、各図中、同一符号は同一、または相当部分を示す
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）陰極線管装置の螢光面上の電子ビームの走査位置
   を検出する手段と、この検出したデータから当該陰極線
   管の電子ビームの偏向磁界に付加すべき補正用磁石の位
   置、極性および強さを算出する演算手段と、上記陰極線
   管もしくは偏向ヨークに装着されている磁性体を上記算
   出データに基づいて着磁する手段とを備えた陰極線管装
   置の偏向磁界補正装置。