JPS6227226Y2 - - Google Patents

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JPS6227226Y2
JPS6227226Y2 JP10018582U JP10018582U JPS6227226Y2 JP S6227226 Y2 JPS6227226 Y2 JP S6227226Y2 JP 10018582 U JP10018582 U JP 10018582U JP 10018582 U JP10018582 U JP 10018582U JP S6227226 Y2 JPS6227226 Y2 JP S6227226Y2
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JP
Japan
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medium
vessel
hopper
pressure
pump
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JP10018582U
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JPS597045U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 塗料や薬品などの製造には、サンドミル、ボー
ルミルと呼ばれ、原材料である顔料等〔以下媒質
という〕とビーズ、ボール等例えば直径1mm程度
の鋼球〔以下媒体という〕とをベセル〔撹拌層〕
内に混入し、撹拌羽根によつて撹拌し分散せしめ
る分散撹拌機が用いられる。
この種分散撹拌機では、長時間の運転によつて
媒体が摩滅消耗するため適宜補給する必要があ
る。本考案は分散撹拌機に媒体を供給するための
装置に関する考案である。
〔従来の技術〕
従来、ベセル内に媒体を供給するには、運転を
一旦停止し、ベセル内に直接投入していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
分散撹拌機における媒体の供給は媒体の摩滅に
応じて適宜行なう必要があり、例えば1ロツトの
生産量が多い場合は運転中にもしばしば補給する
必要がある。
所が、従来の方法では媒体供給のために運転を
停止しなければならないため、分散撹拌機の稼働
効率が悪いばかりでなく、品質管理上均質な製品
を得にくく、また、非常に手間がかかる欠点があ
つた。
上記欠点に鑑み、本考案は運転を停止すること
なく、媒体をベセル内に直接投入することができ
る分散撹拌機における媒体供給装置を工夫したも
のである。
〔問題点を解決する手段〕
まず、分散撹拌機のベセルに近接して気密性を
有する媒体用のホツパー6を配設する。そして、
ホツパー6とベセル1とを連通し、ホツパー6内
の媒体をベセル1内に強制的に供給するためのポ
ンプ7を設けるとともに、ベセルへの開口部直前
に開閉器9を設ける。
さらに、気密性を有するホツパー6にはその内
部圧力を調整することができるように、エアーコ
ンプレツサー15によつて圧縮空気を供給口13
からホツパー内に導入するなどの加圧手段を設け
る。
〔作用〕
分散撹拌機では、運転中、ベセル1内に通常数
Kg/cm2程度の静圧が掛つている。
ベセル1内に媒体を供給するには、コンプレツ
サーなどの加圧手段を用いてホツパー6内の圧力
をベセル1内の圧力と同程度の圧力に昇圧し、開
閉器9を開け、ポンプ7を作動して必要量の媒体
をベセル1内に送り込む。媒体の供給が完了すれ
ば開閉器9を閉じる。
ベセル1内には、運転中通常数Kg/cm2程度の静
圧がかかつているため、ホツパー6内の圧力が常
圧であると、媒体供給のために開閉器を開けたと
きに、ベセル1内の媒質や媒体が一時に逆流する
可能性があるが、本考案ではホツパー6内の圧力
を昇圧することによつてベセル内の圧力とホツパ
ー内の圧力を均衡させることになり、上記逆流が
生じにくいものとなる。
粒体である媒体を圧送しようとすると、圧送の
ための押圧力が粒体どうしの接触圧として作用
し、その力が側方に伝播し側壁との間に強力な抵
抗力を生じ媒体が詰まつてベセル内に供給するこ
とができなくなる現象を生じる。ところが、本考
案では、ホツパー内の圧力を昇圧することができ
るようにしたことによつて、媒体を圧送するため
の押圧力を小さくすることができ、上記詰まり現
象が回壁される。
即ち、媒体を押し出すためには、ポンプ7によ
る押圧力が、ベセル1内圧とホツパー6内圧の差
よりも大きくなくてはならないが、ベセル内の圧
力を昇圧することによつてポンプ7による押圧力
が小さな状態で媒体が供給されることになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添付の図面に基づいて
説明する。
分散撹拌機は、第1図に示すように円筒状のベ
セル1に回転軸2を設け、該回転軸には通常円板
状の撹拌羽根3を装着してある。そして、ベセル
1内にはチエツクバルブ4から顔料その他の媒質
を導入するようにし、媒質とは別にベセル1内に
投入される媒体とを撹拌羽根3によつて撹拌し、
分散された媒質〔製品〕のみをセパレーター5に
よつて分離し機外に排出することができるように
してある。
ベセル1のなるべく近くには、圧力タンクのよ
うな気密性を保ち得るホツパー6を設けるが、
ホッパー6の下端に形成した開口部6aと、ベセ
ル1の側壁に穿設した媒体供給口8とを連通させ
る。
そして、ホッパーの開口部と媒体供給口との間
にポンプ7を、また、媒体供給口8の直前には開
閉器9を設けるが、図示実施例には、媒体を強制
的に、かつ定量を送り込むことができることがで
きるポンプとして手動式のスクリユウポンプを利
用し、スクリユウ12の先端を開閉器9の直前に
まで至らしめてあるが、これを電動式とすること
や別の形式のポンプとすることもできるのは勿論
である。
媒体供給口8の直前に設ける開閉器9は、媒体
を供給するための通路を完全に密閉することがで
きかつ媒体が噛み込んだりしないようにスライド
板10を摺動させるシヤツター式とし、Oリング
11によつて気密性を保つようにしている。
ポンプ7によつて供給される媒体は、媒体の種
類、形状、粒径によつても異なるが、詰まり易い
粒体である。そこで、図示実施例では、ホツパー
6とベセル1とをなるべく近くに配し、ポンプに
よる移送距離、即ち、ホツパー6の開口部6aか
ら開閉器9までの距離を例えば管の直径寸法以下
にまで近接せしめ、またベセル1の媒体供給口8
はラツパ状に拡がる開口としてある。
ホツパー6内を高圧とする加圧手段の実施例と
して、エアーコンプレツサー15によつて圧縮空
気を供給口13からホツパー6内に導入する方法
を例示しているが、エアーコンプレツサーを省略
し、ガスボンベから圧縮空気等の高圧ガスを吹き
込むようにしてもよい。そして、加圧手段によつ
て昇圧するホツパー6内の圧力は、一定の高圧と
し、ベセル内の圧力と近似的にバスさせるように
してもよいが、より正確にはベセル1内に圧力セ
ンサー(図示せず)を取付け、ベセル1内の圧力
に応じてホツパー6内の圧力を正確に制御するこ
ともできる。
ホツパー6内の圧力は、ベセル1内の静圧と同
一もしくは、それよりもやや高圧としておくのが
好ましい。
その他図面において、14はベセル内の温度を
制御するため、冷却水を流通させるジヤケツトで
ある。
〔考案の効果〕
本考案サンドミルなどの分散撹拌機における媒
体供給装置によれば、ベセルに近接して媒体用の
ホツパーを設け、ポンプによつてホツパー内の媒
体をベセル内に供給することができるようにする
に際し、ホツパー内の圧力を昇圧する加圧手段を
設け、ホツパー内の圧力とベセル内の圧力をバラ
ンスした状態に調節することができるようにした
ため、ベセル内の媒質や媒体がポンプやホツパー
内に逆流することを防止できるとともに、開閉器
に一方的な圧力が作用し、開閉が困難となるよう
なことがなく、また簡単な構造で確実なシール機
構を得ることができる特長がある。
ベセル内の圧力と、ホツパー内の圧力をバラン
スさせることは、構造的に過大な力が作用しない
ばかりではなく、供給される媒体自体に不必要な
圧縮力が作用せず、粒状の媒体がポンプの内部な
どに詰まることをなくし運転中など任意の時に任
意の量の媒体を円滑に供給することができ、より
高品位で均質な塗料、インキ、薬品といつた分散
製品を能率的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本考案サンドミルなどの分散撹拌
機における媒体供給装置の一実施例を示すもので
第1図は、分散撹拌機のベセル部分全体の縦断面
図、第2図は、その媒体供給装置の部分拡大断面
図、である。 1……ベセル、2……回転軸、3……撹拌羽
根、6……ホツパー、7……ポンプ、8……媒体
供給口、9……開閉器、15……エアーコンプレ
ツサー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベセル1内に媒質と媒体とを混入し、撹拌羽根
    3によつて媒質を分散せしめる分散撹拌機におい
    て、ベセル1に近接させて気密性を有する媒体用
    のホツパー6を配設し、該ホツパー6とベセル1
    とを連通せしめ、ベセル1への開口部直前に開閉
    器9を、その後方にはホツパー6内の媒体をベセ
    ル1に供給するポンプ7を設けるとともに、ホツ
    パー6にはその内部圧力の加圧手段を設けたこと
    を特徴とするサンドミルなどの分散撹拌機におけ
    る媒体供給装置。
JP10018582U 1982-06-30 1982-06-30 サンドミルなどの分散撹拌機における媒体供給装置 Granted JPS597045U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10018582U JPS597045U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 サンドミルなどの分散撹拌機における媒体供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10018582U JPS597045U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 サンドミルなどの分散撹拌機における媒体供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS597045U JPS597045U (ja) 1984-01-18
JPS6227226Y2 true JPS6227226Y2 (ja) 1987-07-13

Family

ID=30237113

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10018582U Granted JPS597045U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 サンドミルなどの分散撹拌機における媒体供給装置

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JPS597045U (ja) 1984-01-18

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