JPS62271333A - X線管用タ−ゲツト - Google Patents
X線管用タ−ゲツトInfo
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- JPS62271333A JPS62271333A JP11425486A JP11425486A JPS62271333A JP S62271333 A JPS62271333 A JP S62271333A JP 11425486 A JP11425486 A JP 11425486A JP 11425486 A JP11425486 A JP 11425486A JP S62271333 A JPS62271333 A JP S62271333A
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- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims abstract description 23
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
〔産業上の利用分野〕
本発明は、X線管用ターゲットに係り、特に速応答性、
解像度性に好適なSiCセラミックとグラファイト(黒
鉛)とが交互に積層されてなるX線管用ターゲットに関
する。
解像度性に好適なSiCセラミックとグラファイト(黒
鉛)とが交互に積層されてなるX線管用ターゲットに関
する。
従来のXm管用ターゲットは、第3図に示すようにSi
Cセラミックからなる円盤2の上面ターゲット側にグラ
ファイト層1が積層され、このグラファイト層上上面の
外周側に設けた傾斜面にタングステンまたはその合金3
を積層する構成となっていた(特開昭59−49654
2号公報参照)。
Cセラミックからなる円盤2の上面ターゲット側にグラ
ファイト層1が積層され、このグラファイト層上上面の
外周側に設けた傾斜面にタングステンまたはその合金3
を積層する構成となっていた(特開昭59−49654
2号公報参照)。
このX線ターゲットの中央部には、ロータ接合孔4が設
けられ、ロータに装着されるようになっていた。このX
s!ターゲットの使用条件は、10、OOOrpm 、
約1000℃と過酷なため、SiCの厚さは最低でも6
mm必要とし、大容量のものは15nvにしないと、遠
心力、熱応力負荷に耐えられないものとなっていた。
けられ、ロータに装着されるようになっていた。このX
s!ターゲットの使用条件は、10、OOOrpm 、
約1000℃と過酷なため、SiCの厚さは最低でも6
mm必要とし、大容量のものは15nvにしないと、遠
心力、熱応力負荷に耐えられないものとなっていた。
近年、解像力の向上のために、電子ビームを絞り込むこ
とが行われている。電子ビームを絞り込むと、局部的な
温度上昇がおこり、膜が溶けるおそれがある。そこで、
膜の溶融を防ぐために、X線管用ターゲットの回転周速
度を大きくすることが必要となる。回転周速度を大きく
するためには、Xaメタ−ットの半径を大きくするか、
またはその回転数を大きくすることが必要である0回転
数の増大および半径の増大によって、遠心力が増加する
ことになる。したがって、近年のX線管用ターゲットで
は、遠心力の増加分に耐えるだけのSiCセラミックの
厚さを確保しなければならないものとなっていた。すな
わち、X線管用ターゲットのSiCセラミック板は厚く
なる傾向にあった。
とが行われている。電子ビームを絞り込むと、局部的な
温度上昇がおこり、膜が溶けるおそれがある。そこで、
膜の溶融を防ぐために、X線管用ターゲットの回転周速
度を大きくすることが必要となる。回転周速度を大きく
するためには、Xaメタ−ットの半径を大きくするか、
またはその回転数を大きくすることが必要である0回転
数の増大および半径の増大によって、遠心力が増加する
ことになる。したがって、近年のX線管用ターゲットで
は、遠心力の増加分に耐えるだけのSiCセラミックの
厚さを確保しなければならないものとなっていた。すな
わち、X線管用ターゲットのSiCセラミック板は厚く
なる傾向にあった。
しかし、上記従来のX線管用ターゲットでは、ロータの
シャフトが接合される中央部にグラファイト捧を装着し
て、当該中央部を形成するようにしていたため、SiC
単層の場合厚さが5m++以上になると、中央部のSi
C圧粉体の流動性が悪くなる。したがって、中央部付近
での密度が低下し、ロータのシャフトからの応力がこの
部分に集中するため、破壊の起点の原因となっていた。
シャフトが接合される中央部にグラファイト捧を装着し
て、当該中央部を形成するようにしていたため、SiC
単層の場合厚さが5m++以上になると、中央部のSi
C圧粉体の流動性が悪くなる。したがって、中央部付近
での密度が低下し、ロータのシャフトからの応力がこの
部分に集中するため、破壊の起点の原因となっていた。
また、SiCが5■以上の厚さになると、ダイヤモンド
砥石によるロータのシャフト軸穴加工時に、SiC肉厚
中心部付近での研削抵抗が大となす、中央部での穴径が
小さくなる。この結果、前記と同様にシャフトからの応
力が集中し、破壊の起点の原因となる。
砥石によるロータのシャフト軸穴加工時に、SiC肉厚
中心部付近での研削抵抗が大となす、中央部での穴径が
小さくなる。この結果、前記と同様にシャフトからの応
力が集中し、破壊の起点の原因となる。
本発明は上記問題点を解決するために、SiCセラミッ
ク層の破壊のおそれがないX線管用ターゲットを提供す
ることを目的とする。
ク層の破壊のおそれがないX線管用ターゲットを提供す
ることを目的とする。
本発明者らは、上記問題点について鋭意研究した結果、
SiC板の中央部での高密度化を図るためには、SiC
厚さを5mm以下にする必要があることを見い出した。
SiC板の中央部での高密度化を図るためには、SiC
厚さを5mm以下にする必要があることを見い出した。
また同様にロータのシャフト軸穴加工に際しての内径精
度の向上を図るには。
度の向上を図るには。
同様にSiC厚さを5mm以下にすればよいことがわか
った。
った。
本発明はこのような知見によりなされたものであり、そ
の構成は、上部グラファイト層とSiCセラミック層お
よび下部グラファイト層の積層構造を有し、上部グラフ
ァイト層表面にタングステンまたはその合金層が積層さ
れてなるX線管用ターゲットにおいて、前記SiCセラ
ミック層が5■以下の厚さの薄板を複数枚積層して層間
にグラファイト層を設けたものよりなり、且つ前記薄板
の合計厚さが6+1111以上であることを特徴とする
X線管用ターゲットである。
の構成は、上部グラファイト層とSiCセラミック層お
よび下部グラファイト層の積層構造を有し、上部グラフ
ァイト層表面にタングステンまたはその合金層が積層さ
れてなるX線管用ターゲットにおいて、前記SiCセラ
ミック層が5■以下の厚さの薄板を複数枚積層して層間
にグラファイト層を設けたものよりなり、且つ前記薄板
の合計厚さが6+1111以上であることを特徴とする
X線管用ターゲットである。
上記本発明の構成において、SiC層の厚さを5mm1
1m以下とすることにより、ロータのシャフト軸穴を形
成する部分におかれグラファイト捧とSiCの圧粉体と
の流動性が良好になる結果、ロータ接合用穴付近(中央
部付近)での密度が向上する。
1m以下とすることにより、ロータのシャフト軸穴を形
成する部分におかれグラファイト捧とSiCの圧粉体と
の流動性が良好になる結果、ロータ接合用穴付近(中央
部付近)での密度が向上する。
また、SiC層の厚さを5mmff1以下とすることに
より、ダイヤモンド砥石による研削抵抗が少なくなり、
内径加工精度が向上する。
より、ダイヤモンド砥石による研削抵抗が少なくなり、
内径加工精度が向上する。
これらの結果、シャフト軸からの応力集中がなくなり、
破壊の起点となることが防止できる。
破壊の起点となることが防止できる。
SiCの合計厚さを6m1以上、好ましくは10mm以
上確保することにより強度的にも十分耐えうろことがわ
かった。
上確保することにより強度的にも十分耐えうろことがわ
かった。
第1図に本発明に係るX線管用ターゲットの一実施例の
断面構成図を示す、第1図において、ターゲット側から
グラファイトM1およびSiCセラミック層2が交互に
積層され、最後はグラファイト層1となるようにx4i
管用ターゲットが構成されている。ターゲット側グラフ
ァイトは斜面状に形成され、この斜面にはX線照射用金
属し、タングステンまたはタングステンの合金M)が設
け、られでいる。SiCセラミック層の厚さは、ターゲ
ット側から順に3 ■、 4 am 、 3 mmとな
っており、SiCセラミック層の間に211IIIのグ
ラファイト層が挾持されている。SiCの合計厚さは1
0mmで、前記従来例で説明した従来のX線管用ターゲ
ットのSiCセラミック層厚さと同様となっている。
断面構成図を示す、第1図において、ターゲット側から
グラファイトM1およびSiCセラミック層2が交互に
積層され、最後はグラファイト層1となるようにx4i
管用ターゲットが構成されている。ターゲット側グラフ
ァイトは斜面状に形成され、この斜面にはX線照射用金
属し、タングステンまたはタングステンの合金M)が設
け、られでいる。SiCセラミック層の厚さは、ターゲ
ット側から順に3 ■、 4 am 、 3 mmとな
っており、SiCセラミック層の間に211IIIのグ
ラファイト層が挾持されている。SiCの合計厚さは1
0mmで、前記従来例で説明した従来のX線管用ターゲ
ットのSiCセラミック層厚さと同様となっている。
このxH管用ターゲットの中心部には、ロータのシャフ
トが接合される空孔部4が形成されている。
トが接合される空孔部4が形成されている。
各セラミック層およびグラファイト層は円盤状となって
おり、外径が両者とも直径150mmとなっている。
おり、外径が両者とも直径150mmとなっている。
上記本発明の一実施例構成において、SiCセラミック
層の間に挾持されたカーボン層は、SiC層を薄くした
場合に、X線管用ターゲット自体の厚さをかせぐための
ものである。厚さをかせぐことによって、遠心力に耐え
ることができる。
層の間に挾持されたカーボン層は、SiC層を薄くした
場合に、X線管用ターゲット自体の厚さをかせぐための
ものである。厚さをかせぐことによって、遠心力に耐え
ることができる。
一方、ターゲット側グラファイト層は、タングステンま
たはタングステン合金3が、コーティングできるように
するためのものである。また、底部をクラファイト層で
形成したのは、グラファイト層の熱輻射が良好であるこ
と、およびその加工性のよいことによる。
たはタングステン合金3が、コーティングできるように
するためのものである。また、底部をクラファイト層で
形成したのは、グラファイト層の熱輻射が良好であるこ
と、およびその加工性のよいことによる。
グラファイト層とグラファイト層との間に設けられたS
iCは、機械的応力に酎える性質をもち、かつ熱伝導性
に優れたものとなっている。SiC層は、間にグラファ
イト層を設けることにより、5Imff1以下の範囲内
で、何層にすることもできる。
iCは、機械的応力に酎える性質をもち、かつ熱伝導性
に優れたものとなっている。SiC層は、間にグラファ
イト層を設けることにより、5Imff1以下の範囲内
で、何層にすることもできる。
次に上記本実施例に係るX線管用ターゲットの製造方法
について説明する。
について説明する。
ターゲット側のグラファイト層および中間部、底部での
グラファイト層は、グラファイトブロックを一定の形状
に切削し、グラファイトの円盤状板を形成することによ
って得ることができる。
グラファイト層は、グラファイトブロックを一定の形状
に切削し、グラファイトの円盤状板を形成することによ
って得ることができる。
一方、SiC層は、次の方法により製造される。
まず、粒径数μmのSiCの研磨用粉を用い、予め増粒
したものを焼結助剤として0.5%B”e’o−粉(粒
径o、05μ)と混合し、所定の金型を用いて所定の形
状に予備成形する。このようにして、X線ターゲットの
SiC層となるべきSiC板が形成される。なお、Be
Oの代わりにBeを用いてもよい。さらにその両者であ
ってもよい。
したものを焼結助剤として0.5%B”e’o−粉(粒
径o、05μ)と混合し、所定の金型を用いて所定の形
状に予備成形する。このようにして、X線ターゲットの
SiC層となるべきSiC板が形成される。なお、Be
Oの代わりにBeを用いてもよい。さらにその両者であ
ってもよい。
なお、BeOまたはBeが添加されたSiCは、それ自
体熱輻射率が高く、熱放射が良好なので。
体熱輻射率が高く、熱放射が良好なので。
ターゲットの底面はSiC材かむき出しのままであって
もよい。
もよい。
次いで、直径150II111の黒鉛ダイス中に、第1
図での順序に従い、セラミック板およびグラファイト板
を積層する。ロータ用接合空孔部4となるべき部位には
、グラファイト捧を装着する。これらのものをホットプ
レスを用いて焼結する。焼結条件は、21・00℃、1
時間保持、加圧は300kg/am”とした、焼結が終
ったのちは、シャフト軸となるべき穴を、ダイヤモンド
砥石により切削加工を行う。
図での順序に従い、セラミック板およびグラファイト板
を積層する。ロータ用接合空孔部4となるべき部位には
、グラファイト捧を装着する。これらのものをホットプ
レスを用いて焼結する。焼結条件は、21・00℃、1
時間保持、加圧は300kg/am”とした、焼結が終
ったのちは、シャフト軸となるべき穴を、ダイヤモンド
砥石により切削加工を行う。
本実施例のX線管用ターゲットにおいて、SiC層とグ
ラファイト層との界面は互いに反応して、SiCの状態
となっている。このため、両者の界面では、完全接合が
行われているものである。単に接触しているだけではな
い。
ラファイト層との界面は互いに反応して、SiCの状態
となっている。このため、両者の界面では、完全接合が
行われているものである。単に接触しているだけではな
い。
次に、SiCセラミック板の厚さと密度とのロータシャ
フト部(中央部)付近における関係を調べた。これにあ
たっては、中央部付近でのSiC板を切り出し、重量と
体積との関係から、密度を求めた。その結果を第2図に
示す。第2図かられかるように、セラミック板厚さが5
mm1In+を越えるところで、中央部付近での密度が
低下することがわかる。セラミック板厚さが5mmまで
は、S iCの理論密度に近いものとなっている。密度
が低下すると強度が低下し、シャフト軸からの応力が集
中することにより、密度の低い部分で破壊の起点となる
ことが生ずる。また、密度が高くなることにより、シャ
フト軸用穴の加工性が向上することになる。
フト部(中央部)付近における関係を調べた。これにあ
たっては、中央部付近でのSiC板を切り出し、重量と
体積との関係から、密度を求めた。その結果を第2図に
示す。第2図かられかるように、セラミック板厚さが5
mm1In+を越えるところで、中央部付近での密度が
低下することがわかる。セラミック板厚さが5mmまで
は、S iCの理論密度に近いものとなっている。密度
が低下すると強度が低下し、シャフト軸からの応力が集
中することにより、密度の低い部分で破壊の起点となる
ことが生ずる。また、密度が高くなることにより、シャ
フト軸用穴の加工性が向上することになる。
第2図の従来のxliA管用ターゲットSiC焼結材の
肉厚の外側、中央側と、上記本実施例に係るX線管用タ
ーゲットのSiC焼結材肉厚の外側、中央側のそれぞれ
から、3mmX4m+aX36mmの試験片を採集し、
密度1曲げ強度を測定した。密度の測定は、上記と同様
に重量を体積で割ることによる。曲げ強度の測定は4点
支持曲げ試験法により行った。密度および曲げ強度の測
定結果を第1表に示す。
肉厚の外側、中央側と、上記本実施例に係るX線管用タ
ーゲットのSiC焼結材肉厚の外側、中央側のそれぞれ
から、3mmX4m+aX36mmの試験片を採集し、
密度1曲げ強度を測定した。密度の測定は、上記と同様
に重量を体積で割ることによる。曲げ強度の測定は4点
支持曲げ試験法により行った。密度および曲げ強度の測
定結果を第1表に示す。
第 1 表
上記第1表かられかるように、従来のX線管用ターゲッ
トのSiC層では、外周側は相対密度比98.8%2曲
げ強さ42kg/win2−であるが、肉厚中央側はそ
れぞれ93,4%、 35kg/lll1n”と低いも
のとなっていた。
トのSiC層では、外周側は相対密度比98.8%2曲
げ強さ42kg/win2−であるが、肉厚中央側はそ
れぞれ93,4%、 35kg/lll1n”と低いも
のとなっていた。
一方、本実施例に係るxa管用ターゲットの場合は、相
対密度比100%2曲げ強さ50kg/+in”であり
、中央部曲げ強さは1.4倍と向上していることがわか
る。
対密度比100%2曲げ強さ50kg/+in”であり
、中央部曲げ強さは1.4倍と向上していることがわか
る。
一方、シャフト軸穴SiC部内径の精度を最小径と最大
径との差で比較すると、従来の場合は15μであるのに
対し、第1図で示した本発明に係るX線管用ターゲット
の場合は、1〜2μと殆んど平坦であり、大幅に加工精
度が向上した。
径との差で比較すると、従来の場合は15μであるのに
対し、第1図で示した本発明に係るX線管用ターゲット
の場合は、1〜2μと殆んど平坦であり、大幅に加工精
度が向上した。
以上説明したように1本発明に係るX線管用ターゲット
によれば、ロータのシャフト軸が装着されるシャフト軸
穴付近の密度が高くかつ均一であるために、X線管用タ
ーゲットの使用に伴い、破壊の起点となることがない、
その結果、高温、高速で使用する大容量Xa管用ターゲ
ットの場合では、寿命が向上し、信頼性が大きくなるも
のである。
によれば、ロータのシャフト軸が装着されるシャフト軸
穴付近の密度が高くかつ均一であるために、X線管用タ
ーゲットの使用に伴い、破壊の起点となることがない、
その結果、高温、高速で使用する大容量Xa管用ターゲ
ットの場合では、寿命が向上し、信頼性が大きくなるも
のである。
第1図は本発明に係るX線管用ターゲットの一実施例の
断面構成図、第2図は第1図のx、wtIrI用ターゲ
ツタ−ゲットSiC層厚さと密度とのシャフト軸付近に
おける関係を示すグラフ、第3図は従来のXs管用ター
ゲットの断面構成図である。 1・・・グラファイト層、2・・・SiC層、3・・・
タングステンまたはタングステン合金のコーティング層
、4・・・シャフト軸穴。
断面構成図、第2図は第1図のx、wtIrI用ターゲ
ツタ−ゲットSiC層厚さと密度とのシャフト軸付近に
おける関係を示すグラフ、第3図は従来のXs管用ター
ゲットの断面構成図である。 1・・・グラファイト層、2・・・SiC層、3・・・
タングステンまたはタングステン合金のコーティング層
、4・・・シャフト軸穴。
Claims (1)
- 1、上部グラファイト層とSiCセラミック層および下
部グラファイト層の積層構造を有し、前記上部グラファ
イト層表面にタングステンまたはその合金層が積層され
てなるX線管用ターゲットにおいて、前記SiCセラミ
ック層が5mm以下の厚さの薄板を複数枚積層し層間に
グラファイト層を設けたものよりなり、且つ前記薄板の
合計の厚さが6mm以上であることを特徴とするX線管
用ターゲット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11425486A JPS62271333A (ja) | 1986-05-19 | 1986-05-19 | X線管用タ−ゲツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11425486A JPS62271333A (ja) | 1986-05-19 | 1986-05-19 | X線管用タ−ゲツト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62271333A true JPS62271333A (ja) | 1987-11-25 |
Family
ID=14633174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11425486A Pending JPS62271333A (ja) | 1986-05-19 | 1986-05-19 | X線管用タ−ゲツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62271333A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5155755A (en) * | 1989-11-28 | 1992-10-13 | General Electric Cgr S.A. | Anode for x-ray tubes with composite body |
-
1986
- 1986-05-19 JP JP11425486A patent/JPS62271333A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5155755A (en) * | 1989-11-28 | 1992-10-13 | General Electric Cgr S.A. | Anode for x-ray tubes with composite body |
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