JPS6227103A - 区分化された多孔度を有する木材シ−トの製造方法および得られる木材シ−ト - Google Patents

区分化された多孔度を有する木材シ−トの製造方法および得られる木材シ−ト

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JPS6227103A
JPS6227103A JP16215385A JP16215385A JPS6227103A JP S6227103 A JPS6227103 A JP S6227103A JP 16215385 A JP16215385 A JP 16215385A JP 16215385 A JP16215385 A JP 16215385A JP S6227103 A JPS6227103 A JP S6227103A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の要約〕 天然木材のロータリーカットされた化粧板および/また
は剪断シートを模倣するための、区分化された多孔度を
有する予備形成木材シートの製造方法につき開示する。
この方法によれば、第1多孔度を有する天然木材のシー
トを異なる多孔度を有する予備形成木材のシート間に配
置して、天然木材の典型的な木目と繊維構造とを模倣し
てなる予備形成木材のブロックを切断もしくは剪断する
ことにより、区分化多孔度を有する木材シートが得られ
る。
〔発明の属する技術分野〕
本発明はベニヤ製造技術に関し、特に区分化多孔度を有
する予備形成木材シートの製造方法並びに家具などを被
覆するための化粧板として使用しうる木材シートに関す
るものである。
〔従来技術とその問題点〕
周知のように、天然木材化粧板の需要が増大する一方、
貴重な木材資源が減少しているため、価値の低いかつ広
く入手しうる種類の木材から得られた予備形成木材化粧
板を作成し、より貴重な種類の木材の化粧板を模倣して
予備形成木゛ 材の化粧板を作成する方法が開発されて
いる。
これら公知方法は殆んど単一種類の木材シートから出発
し、このシートを適当に着色し或いは染色した後に使用
して予備形成木材の人造用またはブロックを再編成し、
その際種々異なる着色または染色の木材シートを互いに
接着して木材における種々な種類の木目模様をできるだ
け模倣するようにする。
したがって、公知の現在使用されている方法は全て、使
用する木材の基礎シートの区分化着色効果によるだけで
木材の木目を模倣するという共通の原理に基づいている
。色に陰影をつけて得られる特殊な効果も木目の模倣程
度を改善しうるが、予備形成木材のシートおよびこれか
ら得られる化粧板は実際に使用する方法により制約を受
ける。これらの制約は、色だけで木目模様が明らかに形
成されるために生ずる。したがって、公知方法によれば
、得られる最終製品は非天然産であることが明らかとな
り、天然木材から得られるものとは容易に識別され、し
たがって成る種の家具製造業者はその価値が低いため歓
迎せずまたは無視する。
〔発明の目的〕
本発明の一般的な目的は、天然木材シートの典型的な木
目模様だけでなく模倣すべき木材の繊維構造をも疑いも
なく顕著な効果をもってできるだけ模倣するように、予
備形成木材のシートを作成する方法を提供することであ
る。本発明によれば、この問罪は従来予想もされなかっ
たような完全に反対の観点から解決され、正確には天然
木材の木目が樹幹の種々の年輪変化によるだけでなく、
各年輪には2つの基本層が存在して一方の層が他方の層
よりも繊維が豊富であり、したがってより均質な外観お
よび構造を有しかつ極めてしばしば異なる季節の年間成
長において着色が異なり、木材構造における異なる多孔
度を示すという事実により解決される。
各年輪における季節的成長層の間のこの区別は木材シー
トをワニス処理することにより強化され、この際ワニス
は多かれ少なかれ異なる構造および多孔度を有する層中
へ浸透する。
本発明の他の目的は、天然木材の化粧板を模倣するよう
設計され、木材相互間および同一木材の間の差に基づい
て必ずしも同じ模様の化粧板が得られないような天然化
粧板とは異なり、木目模様の再現性が常に確保される予
備形成木材シートの製造方法を提供することである。こ
の事実は、予備形成木材シートから得られる化粧板を一
層価値あるものとし、木目模様の再現性は家具の大量生
産に使用するのに極めて実用的となる。本明細書におい
て、「天然木材のシート」という用語は樹幹をロータリ
ーカットまたは剪断することにより直接得られる木材シ
ートを意味し、「予備形成木材のシート」という用語は
互いに適当に接着しかつプレスした木材シートで構成さ
れたブロックから剪断により得られる木材シートを意味
する。
〔発明の要約〕 本発明によれば、天然木材のシートを模倣するよう設計
され、互いに接着した多数の木材シートを重ねることに
より得られる木材ブロックから予備形成木材の最終シー
トをスライスする、区分化された繊維構造と多孔度とを
有する予備形成木材シートの製造方法において、 (a)  均質構造と第1多孔度とを有する天然木材の
基礎シートを作成しフ (b)  繊維構造と第1多孔度よりも高い多孔度とを
有する予備形成木材の基礎シートを作成し;(cl  
fl17記第1多孔度を有する天然木材の基礎シートと
前記第2多孔度を有する予備形成木材の基礎シートとを
適当に接着物質を設けて重ね合せることにより予備形成
木材のブロックを形成し; +d)  このブロックに圧力をかけてこれらシートを
互いに接着させ; (el  所定の切断面に対し平行な方向に前記ブロッ
クから予備形成木材シートをスライスして、異なる幅、
外観および/または多孔度の交互の帯を示す木目を持っ
た最終の木材シートを得る ことを特徴とする木材シートの製造方法が提供される。
上記の基本的方法から出発し、本発明は多くの設計変更
が可能であり、天然木材の模倣をさらに改善することが
でき、或いは再現すべき木材の種類にしたがって利用す
ることができる。
要するに、これらの設計変更は天然木材の基礎シートと
同一種類の木材から或いは異なる種類の木→オから得ら
れる予備形成木材の基礎シートとを使用する可能性、或
いは各単一シートにつき原木の同一自然色を維持する可
能性、或いは模倣すべき木材種類の色に対応する基本色
で種々の基礎シートを着色しまたは染色する可能性を包
含する。さらに、予備形成ブロックを作成するに際し、
1種類および/または1色および/または同一厚さを有
する1個もしくはそれ以上のシフトを、異なる種類およ
び/または異なる色および/または異なる厚さを有する
1個もしくはそれ以上のシートに対し交互に配置するこ
とも可能であり、さらに必要に応じて透明或いは適当に
着色した接着剤を使用することもできる。所望の最終製
品を最も良く作成するための上記全ての可能性も本発明
の範囲内である。
(発明の実施例) 以下、添付図面を参照して本発明を多くの実施例につき
より詳細に説明する。
第1図は樹幹1の典型的な断面の略図であり、髄3を同
芯状に、取り巻く幾つかの年輪2を示している。第2図
の拡大断面図はさらに、植物の年輪2のそれぞれにおい
て異なる季節成長期間に属する2つの層、すなわち春の
層Pおよび秋のiAがどのように存在しうるかをより詳
細に示している。春の成長における厚さPはより軽くか
つより繊維質の木材構造に相当し、したがってより均質
であるのに対し、秋の成長の厚さAはより多孔質構造と
なり、これはしばしばこの季節における樹液循環がより
制限されるためより暗色となる。木材における幾つかの
年輪並びに色および多孔質構造の区別は各成育季節にお
いて天然木材の典型的な木目を発生し、その様子を第3
図では第1図の接線方向面6に対し平行に切断したシー
ト5につき示し、また第4図には半径方向面8に対し平
行に切断したシート7につき示す。さらに、これら第3
図および第4図は半径方向の導管9の外観を示し、すな
わち木材繊維の長手方向に対し直角な導管9を示してい
る。第3図の場合には導管9は横断方向に切断されるの
に対し、第°4図の場合には長手方向に切断されてその
配置は幾つかの年輪2の間の分割線10によって画成さ
れた幾つかの成長層に対しほぼ横断方向となる。
最後に、第5図は天然木材11のシートのほぼ均質な外
観を示しており、これは樹幹1をロータリーカットして
得られ、すなわち樹幹をその長手軸線を中心として連続
回転させながらこの樹幹の外側を削り取ることにより得
られる。
このシート1■はほぼ均質な木材構造を有し、繊維は樹
幹の長手チャンネルに対応して細線12で示されるよう
に同じ成長期間に属するので互いにほぼ平行かつ接近し
ている。これらの前提から出発し、本発明によれば、同
じく公知技術を部分的に利用して天然木材シートを現実
的に模倣する予備形成木材シートを製造する方法が案出
され、ここで木材の典型的木目は天然木材におけると同
様に必要に応じ着色および/または異なる色の接着剤を
用いて得られる特殊な効果を組み合せた各単一層におけ
る異なる多孔度および繊維構造によって達成される。本
発明による方法は、天然木材シートを異なる多孔度を有
する予備形成木材シートと組み合せてなる予備形成木材
のブロックを形成し、このブロックから切断された予備
形成木材の最終シートにおいて1つの層と他の層との間
に異なる繊維構造を生せしめる。特に、樹幹をロータリ
ーカットして得られる天然木材シートは、多孔度が低く
かつより均質な繊維構造を有する春成長の層を模倣する
のに極めて適しているのに対し、従来の或いは改良され
た方式で得られる予備形成木材シートは、均質外観が低
くかつより多孔質の成長層を模倣するのに通している。
本発明により元来有利に使用される予備形成木材シート
におけるこの特徴は、たとえば基礎ブロックを作成する
に際し天然木材からロータリーカットされたかつ/また
は剪断されもしくはスライスされたシートまたはベニヤ
を用いれば、木材における繊維および種々の樹液導管の
異なる模様を示して、全体的な予備形成シートに対し高
度の多孔性を付与するという事実により合理化され、こ
れは天然樹幹をロータリーカットして得られる天然木材
のシートと対照的である。
上記したように、本発明によれば、区分化多孔度を有す
る予備形成木材の最終シートは、少なくとも2種類の基
礎シートを使用して作成したブロックをスライスするこ
とにより得られ、基礎シートの第1の種類(以下LNと
いう)は第1多孔度を有する天然木材シートよりなり、
これは層Aのより均質かつ多孔度の低い繊維構造を模倣
するのに適し、たとえば第5図の天然木材11のシート
である。また、第2の種類(以下LPという)は第1シ
ートよりも高い多孔度を有する予備形成木材シートより
なり、このシートは木材の長手繊維の方向に配向した多
数の小さい亀裂が存在するため層Pの均質性が低くかつ
多孔度の高い構造を模倣するのに通している。
予備形成木材シー1−LPを得るための第1の方法を第
6図および第7図に示し、第8図および第9図は基礎予
備形成シートとそれぞれその拡大詳細図を示している。
第6図から判るように、容易に入手できかつより貴重な
木材を模倣するのに適した任意の種類の木材1の丸太を
、連続回転されているこの丸太工の長手軸線に対し平行
に配置されたブレード13によって周方向で連続的にロ
ータリーカットする。木材14の連続ストリップが得ら
れ、次いでこれを横方向に切断してシート15を形成し
、これらシートを使用して下記するように基礎予備形成
シー1− L P 1を作成する。木材シート15はそ
の自然色のまま使用することができ、或いは染色浴に?
i ’tMし模倣すべき木材種類の色に適合した色を用
いて適当に着色または染色することもできる。
自然色または必要に応じ染色されたシート15を接着装
置16に通して、ニカワまたはその他の適当な接着物質
の層を各シートの片面または両面に塗布する。たとえば
、現在入手、しうる接着剤としては尿素系、メラミン系
またはビニル系樹脂を挙げることができる。接着剤を有
するシート15を次いで、同方向に繊維を維持しながら
互いに積層して予備形成木材のブロック17を形成し、
次いでこれをプレスの表面18および19の間に載置し
、ここで接着剤を硬化させかつ木材の緻密なブロックを
形成するのに充分な高い温度に充分長時間保持する。
このように得られた予備形成ブロック17を、次いで予
備形成木材の第1種類の基礎シートLPIを作成するた
めに使用することができる。
基礎ブロック17を第7図に示すように90゜傾斜させ
、繊維の方向に対し平行な横方向切断面にしたがって基
礎シートLP 1をスライスし、すなわち木材17のブ
ロックを構成する各単一シート15の接着面の方向に対
し直角にまたは所定角度をもってスライスする。このよ
うにして、予備形成木材L P 1の基礎シートが得ら
れ、これは木材ブロック17を構成する各単一シート1
5に属する互いに並列されかつ接着された多数のストリ
ップで構成される。
最終製品を構成する予備形成シートの多孔質木材層を模
倣するため或いは再編成するため基礎シートとして使用
される予備形成木材のシー1−LP 1は、次の理由に
より天然木材の基礎シーI−LNよりも高い多孔度を有
する。第1に、シート15間の接合面、すなわち接着面
に相当する長手ライン21は木材繊維の方向に対し平行
な繊維構造における中断線を構成し、これは樹液および
栄養物質の循環のための種々な導管に基づく多孔度と同
様である。第2に、予備形成木材の基礎ブロック17を
形成するのに使用されるシート15が第6図の場合と同
様に樹幹のロータリーカットにより得られたシート或い
は第3図の場合と同様に樹幹を接線方向にスライスして
得られたシートである場合は、最初に使用した木材の種
類に応じて単一シート15の厚さに対し直交方向または
横断方向に半径方向導管20を有する。基礎ブロック1
7を傾斜させてシート15の接着面に対し横方向の切断
面を配置する結果、半径方向導管20はシート自身の切
断面またはスライス面に対しほぼ平行な面に配置される
。かくして、基礎シー)LPIの横方向面には、これら
シートが配向された方向で切断されかつそれら自身の平
面に存在する小さい長手方向および横方向の亀裂の緻密
なネットワークが出現する。基礎シートLP2の2つの
面の表面に出現する小さい亀裂のこのネットワークは、
天然木材LNのシートに関する多孔度をもった1種の繊
維構造を画成し、木材の各年輪における多孔質構造を模
倣するのに適することが実験から判明した。模倣すべき
木材種類に応じ、シート15の基本色と組み合せてまた
は組み合せずに基礎ブロックI7を形成する際透明また
は白色接着剤或いは適当に着色した接着剤を使用して本
発明の方法により得られる最終シートに種々の変化また
は小さい不規則な縞模様を形成するのが便利であり、こ
れによりさらに天然木材の効果が改善されることも他の
実験から判明した。
第1.0図〜14図は予備形成木材の基礎シートを得る
ための第2の方法並びにこれにより得られる木材シー)
LP2を示しており、これは上記方法の改良を示してい
る。この場合にも、前記第6図にほぼ対応しかつ同じ対
応部品について同じ参照符号を使用する第10図に示し
たように、予備形成木材のブロック17が前記と同様に
形成され、予備形成木材シー)LPlを第11図に示し
たように切断し、次いでこれに接着剤22を片面または
両面に展延して予備形成木材の第2ブロック23を形成
する。次いで、このブロック23をプレスの面24と2
5との間に、接着剤が硬化してブロックをさらに緻密に
するのに必要な時間にわたり載置する。
ブロック23を第12図に示したように90傾斜させ、
そして予備形成木材の基礎シートLP2を横切断面にし
たがってスライスし、すなわちブロック23におけるシ
ートLPIの接着表面に対し直角にまたは所定角度をも
ってスライスする。第13図および第14図は予備形成
木材のこの第2基礎シー1−LP2の略図および拡大詳
細図である。第14図に示したように、ブロック17お
よび23のこの2M組成およびその後のスライス処理の
効果は、繊維の方向に対し常に平行な種々の木材の厚さ
の間で複雑な接合ライン21.26をもたらし、かつシ
ート自身の面に対し直角な導管またはチャンネル20の
配置をもたらす。
この場合も同様に、予備形成ブロック23を形成するに
は無色、白色または各種の着色接着剤を使用することが
できる。さらに、基礎シートLP2の場合には、シート
における接合ライン21.26に基づきかつ予備形成シ
ートの両面に出現する導管20に基づき前記実施例の基
礎シートLP 1よりも高度の多孔度が生じ、さらに互
いに直角な2方向で単一層を切断することにより生ずる
繊維の拡開作用も生ずる。
上記したように得られる最終結果は、たとえば予備形成
木材17および23の第1ブロックおよび/または両ブ
ロックを作成するのに使用する木材種類、シートの切断
面の角度、使用する接着剤の種類および/または色、ブ
ロックを形成するのに最初に使用するシートまたはシー
ト15の1部の着色など多数の因子に依存し、さらにた
とえば最初に使用するシートの外観、すなわちこれらシ
ートが上記のように樹幹のロータリーカットまたはスラ
イスのいずれにより得られたかどうか、或いは天然木材
のシートの厚さおよび個数並びに予備形成木材のシート
における厚さおよび個数などのその他の要因にも依存す
る。たとえば各ブロック17および23を構成するに際
し天然木材および/または予備形成木材の各種シートの
厚さを等しくすることができ、或いは有利には所定種類
の木材を模倣する際の特定要件に応じて約0.2〜3g
++の範囲で異なることもできる。
第10図および第14図の第2の実施例から、予備形成
木材の基礎シートLP3を得るための第3の方法を誘導
することができ、その際第12図の90°の傾斜操作を
省略しかつ木材15のシートが存在する平面と同じほぼ
直線的な平面にて基礎シートLP3をスライスし、すな
わち前記シート15が存在する平面に対し平行または所
定の角度を形成する切断面をもってスライスする。この
ようにして、予備形成木材LP1およびLP2の他の基
礎シートと組み合せて或いはそれ自身で有利に使用しう
る前記方法よりも微細な多孔度の効果をもって、予備形
成シートLP3を得ることができ、これにより成る種の
木材の良好な模倣を達成することができる。
第15図〜第25図は、本発明による方法のより特徴的
な部分およびそれによ、り得られる最終製品を説明する
。木材シートの種々異なる積層体を作成し、たとえば天
然木材シートの第1バイル27は場合に応じて同一種類
の木材或いは異なる種類の木材の組み合せに屈し、かつ
予備形成木材シートLPの第2のパイル28はLPi、
LP2またはLP3の種類のいずれか或いはそれらの組
み合せとすることができ、この場合にはシートの積層体
を予め特殊なプログラムに沿って順次に積層する。各パ
イルまたは両バイル27および28に属するシートLN
およびLPの厚さは同一であっても、或いは製造業者に
よるプログラムに沿って模倣すべき木材の種類に応じ変
化することもできる。
前記したように、天然木材シー)LNと予備形成木材シ
ートLPとの2つのバイル27゜28を構成した後、木
材39の最終ブロックを、所定の順序で接着装置に交互
にパイル27から採取した天然木材シートLNとパイル
28から採取した予備形成木材シートLPとを供給する
ことにより或いは他の可能な方法で天然木材シートと予
備形成木材シートとを組み合せることにより形成し、異
なる多孔度を有すると共に色調の特殊効果を有する層で
構成された最終ブロックを得ることができ、かくして天
然木材の異なる成育期間に基づき所定種類の木材におけ
る構造の差をできるだけ模倣することができる。
ブロック30が形成された後、これをプレスの表面31
と32との間に載置しかつ接着剤を完全に硬化させうる
のに充分な時間にわたり放置する。次いで、この緻密な
ブロックを使用して、模倣すべき木材の特徴を有する最
終化粧板を構成するのに適した予備形成木材のシート3
4をスライスする。このように得られる木目模様は木材
の予備形成ブロックの形成方法に依存するだけでなく、
プレスにより生じたブロックの変形に依存する。第16
図、第17図および第18図は実際に、ブロック30が
木材単一シートの扁平配置を維持する場合を示し、これ
はプレスの表面31および32に一致する。これに 対
し、第19図、第20図および第21図は前記と同様に
構成された予備形成木材のブロック37がプレスの表面
とブロック自身との間に形状物35および36を挿入し
て変形された場合を示している。この場合、ブロック3
7に加えられた変形程度に依存しかつ切断面38の方向
に応じて、必要に応じ湾曲したまたは異なる模様の木目
を有する最終製品を構成するシート39が得られる。
これら全ての場合、第22図の拡大詳細図に示されるよ
うに、成る場合には専門家でさえ識別困難な極めて類似
した効果を有する種類の天然木材を模倣する予備形成木
材の最終シートが得られる。事実、区分化多孔度を有す
る木材シートを使用することにより、成る種の季節的酸
 ・長期間を特徴とする均質繊維構造の帯域40と、そ
の後の季節的成育期間の構造に類似した構造を有する一
層高度の多孔度を有する帯域41とで構成された木目を
有する最終製品が得られる。
明らかに、添付図面を参照して説明したことは、1個も
しくはそれ以上の天然木材シートを1(固もしくはそれ
以上の予備形成木材シートと所定順序で交互に配置して
模倣すべき木材種類の典型的木材構造に完全に類似した
区分化多孔度を有する予備形成木材のシートをスライス
により得ることを可能にする。たとえば、キワダ科。
センダン科、アオギリ科に属する木材を使用してたとえ
ばニレ科およびモクセイ科に属する木材を模倣する際に
優秀な結果が得られるが、本発明の原理によればその他
の種類の木材を模倣することも可能である。
〔発明の効果〕 本発明によれば、天然木材の木目模様に極めて近似した
木材シートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は典型的な年輪を示しかつ樹幹の可能な半径方向
および接線方向の切断面を示した樹幹の断面図であり、 第2図は異なる季節の年間成長における木材の異なる構
造もしくは多孔度を示すための第1図における樹幹の拡
大断面図であり、 第3図は第1図の樹幹の接線方向面に対し平行に切断し
た天然木材のシートの外観図であり、第4図は第1図の
樹幹の半径方向面に対し平行に切断した天然木材のシー
トの外観図であり、第5図は樹幹自身の軸線に対し連続
かつ平行に第1図の樹幹を周方向切断して得られた天然
木材のシートの外観図であり、 第6図〜9図は本発明の方法に使用しうる予備形成木材
シートを得るための第1方法を示す工程図であり、 第10−14図は本発明の方法に代案として使用しうる
或いは第1の方法と組み合せて使用しろる予備形成木材
シートを得るための第2方法を示す工程図であり、 第15〜21図は区分化された多孔度を有する予備形成
木材シートを得るだめの本発明による方法の種々な工程
を示す工程図であり、第22図は本発明の方法により得
られる予備形成木材シートの拡大詳細図である。 ■91.樹幹     2100年輪 390.髄       503.シート631.而 
      706.シート8901面      9
06.導管 10、 、 、分割線    11.、、木材シート1
27)、、細線     13.、、ブレード14、、
、木材     15.、、シート16、、、接着装置
   17.、、ブロック1B、19.、、表面   
 20.、、導管21、、、長手ライン  22.、、
接着剤23、、、ブロック   24,25.、、面2
6、、、ライン    27.28.、、バイル30、
、、ブロック   31.32.、、プレス面34、、
、シート    35,36.、、形状物37、、、ブ
ロック   3B、、、切断面39、、、シート   
 40,41.、、帯域特許出願人   ジョバンナ 
センザニFig、1         Fig、2Fi
g、5 Fig、7 と1 Fig、8          Fig、9Fig、1
1rj下25 Fig、12 Figj3        Fig、14”  Fig
、22 4l −f−続 右It  正 層i(方力 昭和60年 8月210

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)天然木材のシートを模倣するのに適し、互いに接
    着した多数の木材シートを重ねることにより得られる木
    材ブロックから予備形成木材の最終シートをスライスす
    る、区分化された多孔度を有する予備形成木材シートの
    製造方法において、 (a)均質構造と第1多孔度とを有する天然木材の基礎
    シートを作成し; (b)繊維構造と第1多孔度よりも高い多孔度とを有す
    る予備形成木材の基礎シートを作成し; (c)前記第1多孔度を有する天然木材の基礎シートと
    前記第2多孔度を有する予備形成木材の基礎シートとを
    適当に接着物質を設けて重ね合せることにより予備形成
    木材のブロックを形成し; (d)このブロックに圧力をかけてこれらシートを互い
    に接着させ; (e)所定の切断面に対し平行な方向に前記ブロックか
    ら予備形成木材のシートをスライスして、異なる幅、外
    観および/または多孔度の交互の帯を持った木目を示す
    最終の木材シートを得る ことを特徴とする木材シートの製造方法。
  2. (2)予備形成木材のブロックにおける天然木材の基礎
    シートが同じ種類の木材に属する特許請求の範囲第1項
    記載の方法。
  3. (3)予備形成ブロックにおける天然木材の基礎シート
    が異なる種類の木材に属する特許請求の範囲第1項記載
    の方法。
  4. (4)天然木材の基礎シートが同一の厚さを有する特許
    請求の範囲第1項記載の方法。
  5. (5)天然木材のシートが異なる厚さを有する特許請求
    の範囲第1項記載の方法。
  6. (6)予備形成木材のブロックを、1個もしくはそれ以
    上の天然木材の基礎シートと1個もしくはそれ以上の予
    備形成木材の基礎シートとを重ね合せて形成する特許請
    求の範囲第1項記載の方法。
  7. (7)天然木材の基礎シートが、初めに使用した木材と
    同じ色を有する特許請求の範囲第1項記載の方法。
  8. (8)天然木材の基礎シートを着色しまたは染色する特
    許請求の範囲第1項記載の方法。
  9. (9)天然木材の基礎シートを、天然木材の丸太をロー
    タリーカットして得る特許請求の範囲第1項記載の方法
  10. (10)予備形成木材の最終ブロックが、1種もしくは
    それ以上の木材の丸太をロータリーカットしかつ/また
    は接線方向にスライスしかつ/または半径方向にスライ
    スして得られる天然木材のシートで構成された予備形成
    木材の第1ブロックから切断して得た予備形成木材の基
    礎シートである特許請求の範囲第1項記載の方法。
  11. (11)予備形成木材の基礎シートを作成するのに使用
    する天然木材のシートを染色しまたは着色する特許請求
    の範囲第1項記載の方法。
  12. (12)予備形成木材の第1ブロックが、同一種類の木
    材に属する天然木材のシートで構成される特許請求の範
    囲第1項記載の方法。
  13. (13)予備形成木材の第1ブロックが、異なる種類の
    木材に属する天然木材のシートで構成される特許請求の
    範囲第1項記載の方法。
  14. (14)予備形成木材の第1ブロックが、同一厚さまた
    は異なる厚さの天然木材のシートで構成される特許請求
    の範囲第1項記載の方法。
  15. (15)予備形成木材の基礎シートを、第1予備形成ブ
    ロックを構成する木材シートの面に対し横方向の切断面
    に対して平行にスライスする特許請求の範囲第1項記載
    の方法。
  16. (16)第1および最終の予備形成ブロックに対し中間
    的である第2の予備形成木材ブロックを切断して得られ
    た予備形成木材の第2基礎シートによって予備形成木材
    の最終ブロックを形成し、前記第2ブロックは特許請求
    の範囲第10項乃至第15項のいずれかに記載の方法に
    より得られた予備形成木材の基礎シートからなる特許請
    求の範囲第1項記載の方法。
  17. (17)予備形成木材の第2ブロックを形成するのに使
    用する予備形成木材の第1基礎シートを染色しまたは着
    色する特許請求の範囲第16項記載の方法。
  18. (18)予備形成木材の第2ブロックを形成するのに使
    用する予備形成木材の第1基礎シートが同一もしくは異
    なる厚さを有する特許請求の範囲第16項記載の方法。
  19. (19)予備形成木材の第2基礎シートを、第2予備形
    成ブロックを形成する予備形成木材シートの接着面に対
    し横方向の切断面に対して平行に切断する特許請求の範
    囲第16項記載の方法。
  20. (20)ブロック自身を構成する木材シートの基礎面に
    対し平行かつ/または角度を形成する切断面により、第
    2予備形成ブロックからシートを切断して第3の種類の
    予備形成木材の基礎シートを作成する工程をさらに含む
    特許請求の範囲第16項記載の方法。
  21. (21)予備形成木材のブロックを形成するため透明、
    白色および/または着色した種類のニカワまたは接着物
    質を使用する特許請求の範囲第1項、第16項または第
    20項記載の方法。
  22. (22)1個もしくはそれ以上の天然木材シートを1個
    もしくはそれ以上の予備形成木材の第1基礎シートに対
    し交互に配置して予備形成木材の最終ブロックを形成す
    る工程を含む特許請求の範囲第16項記載の方法。
  23. (23)1個もしくはそれ以上の天然木材の基礎シート
    を1個もしくはそれ以上の予備形成木材の第2基礎シー
    トに対し交互に配置して予備形成木材の最終ブロックを
    形成する工程を含む特許請求の範囲第16項記載の方法
  24. (24)1個もしくはそれ以上の天然木材の基礎シート
    を1個もしくはそれ以上の予備形成木材の第3基礎シー
    トに対し交互に配置して予備形成木材の最終ブロックを
    形成する工程を含む特許請求の範囲第16項記載の方法
  25. (25)1個もしくはそれ以上の天然木材の基礎シート
    を1個もしくはそれ以上の予備形成木材の第1基礎シー
    トに対しかつ/またはそれぞれ1個もしくはそれ以上の
    予備形成木材の第2および/または第3基礎シートに対
    し交互に配置して予備形成木材の最終ブロックを形成す
    る工程を含む特許請求の範囲第16項記載の方法。
  26. (26)天然木材の基礎シートと、予備形成木材の第1
    および第2基礎シートと、予備形成木材のブロックを作
    成するのに使用した天然木材のシートとが約0.2〜3
    mmの範囲の厚さを有する特許請求の範囲第1項、第1
    6項または第20項記載の方法。
  27. (27)特許請求の範囲第1項乃至第26項のいずれか
    の方法により得られ、季節的成長期間に属する均質繊維
    構造を模倣した第1多孔度を有する天然木材の第1層と
    、次の季節的成長期間の木材の多孔質構造を模倣した一
    層高度の多孔度を有し前記第1層に隣接した予備形成木
    材の第2層とで構成された、区分化した多孔度を有する
    複数層からなる木目を示すことを特徴とする、化粧板を
    作成するための区分化多孔度を有する予備形成木材のシ
    ート。
  28. (28)特許請求の範囲第27項記載の区分化多孔度を
    有する予備形成木材のシートから得られる予備形成木材
    化粧板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4992206A (ja) * 1972-12-28 1974-09-03
JPS5437813A (en) * 1977-08-31 1979-03-20 Matsushita Electric Works Ltd Production of decorative veneer

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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