JPS62270534A - ウイルス糖蛋白サブユニツトワクチン - Google Patents

ウイルス糖蛋白サブユニツトワクチン

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JPS62270534A
JPS62270534A JP61272757A JP27275786A JPS62270534A JP S62270534 A JPS62270534 A JP S62270534A JP 61272757 A JP61272757 A JP 61272757A JP 27275786 A JP27275786 A JP 27275786A JP S62270534 A JPS62270534 A JP S62270534A
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virus
glycoprotein
lipid
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viral
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JP61272757A
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リチャード・ダブリュー・コンパンズ
ランジット・レイ
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    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/08Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from viruses
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2760/00MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA ssRNA viruses negative-sense
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    • C12N2760/18011Paramyxoviridae
    • C12N2760/18611Respirovirus, e.g. Bovine, human parainfluenza 1,3
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業−1−の利用分野] この発明は、ウィルス感染予防用ワクチン組成物に関す
るものである。さらに詳細には、この発明は、有効成分
としてウィルスザブユニットを含む、ウィルス感染感受
性ポスト、特にひとを含めた哺乳類種への接種用ワクチ
ン組成物に関するものである。またこの発明は、これら
ワクチン組成物の製造方法に関するものである。
[背景技術] 広範囲に及ぶ種“々のウィルスが、動物およびひとにお
いで重度の異なるウィルス感染症を起す原因であるとさ
れている。ウィルス感染による、例えばインフルエンザ
のような重度の可能性があるかまたは広範囲に広がる流
行病の数が極めて大きなため、これらの病原体による疾
患の予防または治療法が常に探求されてきた。これらの
ほとんど判明していない病原体で起る疾患の治療法の発
見が困難なことから、科学者がウィルス疾患の予防問題
に専心することになった。この線に沿って、ウィルス感
染症の症状を予防または軽減できるワクチンの開発が、
長い間色疫学者の目標とされてきた。2種の原理上の型
に属するワクチンが、現在最も広範に使用されている。
一方の型は、一定数のホスト細胞の通過によるか、また
は一般性は低いがある種の形の遺伝子弱毒化により、ウ
ィルスが無毒化されるか殺されてはいない弱毒生存ウィ
ルス型ワクチンである。この型のワクチンはある程度の
成功をおざめたか、主要な欠点は弱毒ウィルスがホスト
体内で生活している間に毒力を回復し得ることである。
他方の型のワクチンは、ポルマリンまたはその他の化学
もしくは物理的処理により不活性化されたウィルス粒子
からなるものである。死滅ウィルスの使用の背後にある
原理は、理論的に、必要な保護免疫応答を生じ得るウィ
ルス抗原が無傷で残っているにも拘らず、ポスト内でウ
ィルスを複製する能力がポルマリン処理により破壊され
ているということにある。このホルマリン不活性化型ワ
クチンは、おそらく現在市場で最も一般的なものである
1、シかし、このワクチン製造技術の広範性に反して、
得られる製品は、ホルマリン処理がしばしば抗原を化学
的に変化させてポストにおける免疫反応の誘発能力を低
下させるため、極めて有効とはいえなかった。
2種の一般的な型のワクチンに見られる欠点を回避する
ために、ウィルスコートの抗原成分の単離に大きな努力
が払われた。理論的には、ウィルスの他の部分が存在し
なくても単離された抗原はホストの免疫系を刺激する筈
である。同時に、生存ウィルスがないため感染の可能性
もない。勿論、ウィルス抗原は化学的変化を受けず抗原
性を完全に保つように分離されなυればならない。この
見地から、最も有用な成分としてウィルスエンベロープ
の一部をなす糖蛋白が挙げられる。糖蛋白はほとんど全
てのウィルスの構造的および/または機能的成分である
ごとがわかっており、しばしば高度の抗原性を有する。
数々のウィルスエンベロープ由来糖蛋白製剤がワクヂン
組成物の有効成分として提案されてきた。例えば米国特
許第4470967号は、ウィルス糖蛋白をレクチンと
複合させて作ったワクヂン製剤を記載1.ており、レク
チンはアジュバントとして作用する。数々の文献、例え
ば米国特許第11344935号または第435616
9号、またはモレイン等、ジャーナル・オブ・ゼネラル
・ピooジー(、J 、 Gen、Virol、)64
巻+557−1559頁(1983年)の記載では、ウ
ィルス細組1:−ロ」NおよびFを清浄剤(ブタ−ジエ
ンl−)で溶か17、ウィルスエンベロープからこれら
を抽出し、清浄剤と脂質を除くために相分離を行なうこ
とによる、パラインフルエンザ糖蛋白組成物の製造法を
使用している。後者の方法は、実質的に清浄剤を含まな
いのみならず脂質も含まない糖蛋白ザブユニットの製造
をクレームしている。後者の型の高純度糖蛋白は、現在
市販ワクチンとして使用するに好適な型の有効成分とし
て推奨されている。しかし、現在のところこのような高
純度糖蛋白製品を含むワクヂン組成物は全く市販されて
いない。これは糖蛋白ザブユニットの製造が困難なこと
が大きく影響している。清浄剤と脂質の除去は通常しょ
糖勾配」二での分離により行なわれるが、これは商業生
産規模で実施可能とするのが困難な工程である。
[発明の記載] 驚くべきことに、ウイルスザブユニットワクヂンの新規
製造法により、個人に接種したとき抗体応答を誘発でき
、一般に用いられるホルマリン不活化ウイルスワクヂン
製品よりはるかにすぐれた抗原製品が得られることが判
明した。さらに、数々の従来のワクチンのように精製・
脂質不含有蛋白ミセルからなるのでなく、普通に存在す
る脂質を溶解糖蛋白から除く必要のない糖蛋白・脂質複
合体ベシクル(小胞)からこの製品ができているため、
この発明の単離ザブユニットの製造は極めて簡単だとの
利点を(fする。糖蛋白・脂質複合体がこのような高度
の免疫付与能力を有するという事実は、従来の知識が脂
質は非抗原的であり、そのためワクヂン組成物中に存在
すると効果を減少させ、ないしはワクヂン組成物全体と
しての免疫誘発能をそこなうと教えていたことから考え
ると、意外なことである。このザブユニットであるワク
チン有効成分は、公知のザブユニット組成物の多くと同
様に、清浄剤抽出により製造される。しかし、明確な特
徴は、この抽出法に用いる清浄剤が透析可能な清浄剤で
あるという点に存する。透析可能な清浄剤を用いること
により、大規模においても、この発明の糖蛋白・脂質複
合体を透析による比較的簡単な精製法で得ることが可能
となった。
すなわち、この製剤は文献に示される糖蛋白ワクチン組
成物より製造か容易であるとの利点に加えて、現在市販
されている製品よりはるかに有効だとの利点を有する。
この発明は、有効成分として、脂質と複合した少なくと
も1種の免疫原性ウィルスエンベロープ糖蛋白の免疫原
的有効型を含有する、ウィルス性疾患の予防用ワクヂン
組成物を提供する。この発明はまた、透析可能な清浄剤
、少なくとも1種の溶解糖蛋白、および溶解脂質を含む
溶液を、清浄剤を除去するに充分に時間透析し、糖蛋白
・脂質複合体を生成させることからなる、ウィルス性疾
患の予防用ワクチン組成物の製法を提供する。さらにこ
の発明は、パラインフルエンザ糖蛋白に対するモノクロ
ーナル抗体類、およびこれらモノクローナル抗体類を免
疫吸着剤として用いる糖蛋白の分離法を提供する。
[図面の説明] 第1図は、オクチルグルコシドによりPI3ウィルスエ
ンベロープ成分の可溶化を示す。3I]−ロイシン標識
PI3ウィルス(レーン1)をオクチルグルコシドで処
理し、清浄剤不溶(レーン2)および可溶(レーン3)
フラクションをS I) S −P AGEで分析した
。31!−グルコザミン標識PI3ウィルス(レーン4
)、その清浄剤不溶(レーン5)および可溶(レーン6
)フラクションの糖蛋白プ[Jフィールを同様に分析し
た。レーン5におけるポリベブヂドへの″1トー標識と
りこみは、アミノ酸前駆体への代謝的変換を示す。
第2図は、ウィルスエンベローブ蛋白(パネルA)の3
用量まノこはホルマリン不活化ウィルス蛋白(パネルB
)の対応用量の1回皮下投与免疫化後週間隔で採取した
ハムスター血清の血球凝集抑制力価を示す。力価は、エ
ンベ〔1−ブ蛋白20μ9(○−○)、40μ!7(△
−△)、80μ9(ローロ)およびポルマリン不活化ウ
ィルス蛋白60μ9(○−○)、12011g(△ △
)、2401B(ローロ)で免疫した動物9匹の平均値
で示す。免疫前および非免疫ハムスター3匹の血清力価
はく16であった。
第3図は、ウィルスエンベロープ蛋白(パネルA)の3
用量またはホルマリン不活化ウィルス蛋白(パネルB)
の対応用…の1回皮下投与免疫化後週間隔で採取したハ
ムスター血清の中和抗体力価を示す。力価は、エンベロ
ープ蛋白2011g(○−○)、40μ9(△−△)、
80μg(ローロ)およびホルマリン不活化ウィルス蛋
白60μg(○−○)、120μg(△−△)、240
μg(ローロ)で免疫した動物9匹の平均値で示す。免
疫前および非免疫ハムスター3匹の血清力価はく10で
あった。
第4図は、 ’1−r−グルコサミン標識精製ウィルス
と代表的ハムスター血清および気管支洗液の免疫沈降を
示す。3I−■−グルコサミン標識ウィルス(レーンl
)の糖蛋白プロフィールとエンベロープ蛋白80μ9(
レーン2および3)または不活性ウィルス蛋白2401
lll(レーン4および5)で免疫したハムスターの血
清による免疫沈降物を5DS−p A G Eで分析し
た、エンベロープ蛋白80119(レーン6)または不
活化ウィルス蛋白24071g(レーン7)で免疫した
ハムスターの感染試行後の気管支洗液による免疫沈降物
を同様に分析した。
第5図は、ハムスター中でのPI3ウィルスの複製を示
す。3匹の実験動物からの気管支洗液(総−11= pfu)および肺または気管(pfu、Qm)からのウ
ィルス収率を示す。
この発明のワクヂン製品は、有効成分として、少なくと
も1種のウィルスエンベロープ糖蛋白ザブユニット・脂
質[9合体を含む。この明細書中で、「免疫原性」およ
び[抗原性」の語は交換的に使用されており、ポスト生
物で保護免疫応答を刺激する能力を有することを意味す
る。
実質的にすべての脂質含有ウィルスが、少なくとも1種
、場合により2挿置」二の糖蛋白をウィルスエンベロー
プ表面−1−に有し、前述のように、これら糖蛋白は、
ある程度抗原性であることが、そうでないことよりはる
かに多い。すなわち、抗原性糖蛋白成分を含む任意の脂
質含有ウィルスは、この発明のワクチンの適当な材料と
なる。糖蛋白・脂質複合体の脂質成分は、ウィルスが生
産されるポスト細胞からのウィルスエンベロープに実際
に寄与する。脂質はウィルスにより特定の蛋白と共にホ
ストでのエンベロープ形成中にエンベロープにとりこま
れる1、ついで、脂質は清浄剤に対する溶解性に基づい
て糖蛋白と同時に抽出される。
透析に41;す、糖蛋白と脂質は自然に複合体または(
すなわち)ベシクルを形成する。予期されていたように
生成する糖蛋白ザブユニットワクチンの望ましからざる
成分としてではなく、同伴脂質はアジュバントとじて作
用することにより全体としての製品の免疫原性を増強す
ることができる。免疫原性脂質・糖蛋白ベシクルの形成
能力は、一般に糖蛋白と脂質の関数であり、糖蛋白また
は脂質の特定の型に限定されるものではない。
一般に抗原性と考えられている公知のウィルス糖蛋白中
には、一般にレセプター結合糖蛋白および融合糖蛋白と
して知られる2つの型がある。これらはポスト細胞感染
プロセス中の機能により定義され、ウィルスが異なると
別の固有名で知られることもある。少なくとも1種、多
くの場合両者が、ヘルペスウィルス、インフルエンザウ
ィルス、パラミクソウィルス類、狂犬病(rabies
)ウィルス、およびHTLV(humanT−cell
  Iimphotropicvirus、エイズの病
因)のような重要な疾患因子中に存在する。
特によく特性か知られているのは、パラミクソウィルス
群の全構成口が有するレセプター結合型およびF融合型
糖蛋白である。これらの中には、パラインフルエンザウ
ィルス、麻疹(measles)ウィルス、流行性耳下
腺炎(mu+nps)ウィルス、R,5(respir
atory  5yncyLial)ウィルス、エコー
カッスル病ウィルスおよびセンダイウィルスが含まれる
。パラインフルエンザウィルスでは、これら糖蛋白はF
およびIINとして知られ、感染(F’)の開始および
ウィルスによる血球凝集とノイラミナーゼ活性化(1−
IN)の原因と考えられている。これら糖蛋白はそれぞ
れ抗原性が高いことが知られており、したがってこの発
明のワクヂン組成物の製造に特に有用である3、明らか
に、この群の構成員による疾患のあるもの、特にパライ
ンフルエンザ、麻疹およびおたふくかぜは、ひと、特に
子供に広がっており、特に(j“害な症状および/また
は副作用をΦ者にもたらすことがある。例えば、パライ
ンフルエンザ3型ウイルスは米国で6オ以下のほとんど
全での子供に感染する。
F糖蛋白は少なくともパラインフルエンザにおいてザブ
ユニットに分離し得ることが知られている。この明細書
において、F糖蛋白という場合には、全体としてのF糖
蛋白またはその個々のサブユニット(これらは全て清浄
剤可溶性である)の何れをも指し得るものとする。
この発明の組成物は、その製造が比較的簡単である。関
心の対象であるウィルスをまず適当なポスト細胞培養物
中で培養する。細胞は、ウィルスの生育を支持すること
が知られている任意のホスト細胞であってよく、これら
とそのウィルス培養条件は当業者に周知である。一般に
ひとのウィルスに用いられるセルライン中には、ベロ細
胞(アフリカみどりざるの腎)、ベビーハムスター腎(
BHK)およびL L CMK 2(あかげざる腎)が
含まれるが、他の種々の型も種々のウィルスに用いるこ
とができ、これらは全て当業者によく知られている。ウ
ィルスを短時間、通常培養細胞に細胞変性変化が現われ
始めるまで増殖させる。この点でウィルスを培養液から
採取し得る。別法として、ウィルスを胚発生鶏卵または
あひるの卵生で生育させる。ついでウィルスを培養液か
らベレット化し、さらに精製して公知の分離法により細
胞砕片を除く。このような技術は微生物学界で公知であ
る。
精製ビオリンを、ついで透析可能な清浄剤により可溶化
する。清浄剤の特性は、糖蛋白と脂質が可溶化され、清
浄剤が容易に透析されるものでなければならない。「容
易に透析される−1とは、清浄剤の除去が敗退ではなく
数日程度でなし得ることを意味する。この部類に属する
清浄剤は、非イオン性、カヂオン性またはアニオン性で
あってよく、当業者には容易に知られる。可能な選択範
囲内に、コレートまたはオクチル−D−グルコシドがあ
る。
理論的には透析可能な、例えばトリトンX−100のよ
うな一般に用いられる数々の清浄剤があるが、透析によ
り清浄剤を除くに要する時間が長いため実際上使用でき
ない。ここで、可溶性製剤から脂質を除くのか望ましい
という公知の糖蛋白製剤に関する事情と異なって、この
発明の製剤では脂質か最終製品に残ることが必要である
。それ故、清浄剤が透析可能であり、そのため清浄剤の
みが製造中に除かれることか重要視される。溶解後、不
溶のヌクレオカプシドを遠心または他の適当な手段によ
り溶液から除去し得る。透析後、溶解製品は清浄剤を含
まず、目的とする抗原成分HNおよびF糖蛋白を含む。
他の蛋白は、主抗原成分の抗原活性に影響せず、これら
は最終製品中に痕跡量存在しても悪影響がない。糖蛋白
のそれ以」二の精製は、HNおよびFに対するモノクロ
ーナル抗体を用いるアフイニテイクロマトグラフイーに
より行なうことができる。その詳細は後述する。最終透
析物中にはまた、著mの内生ビールス脂質(これは最終
ワクヂン組成物の重要成分である)が存在し得ろ。糖蛋
白と脂質から清浄剤を除くと、共同して目的とする免疫
効果を生ずるベンクルが生成する。これら糖蛋白・脂質
複合体は、最終ワクヂン組成物の免疫原成分である活性
ザブユニットを形成する。
ウィルスエンベロープ中に天然に存在するため、I(N
およびF蛋白(」種々の割合で存在することが判明した
。例えばひとP[−3では、I−I N糖蛋白はウィル
スエンベロープ中にF糖蛋白の約4倍存在する。F糖蛋
白はウィルス中に少量天然に存在ずろが、さらされた個
人の免疫発生に極めて重要であることが判明した、完全
な免疫の発生には著最のF蛋白にさらされることが必要
である。」二足方法で製造したワクヂン製剤は、単離さ
れたエンベロープ蛋白の適当量が投与される限り、完全
な免疫を与えるに充分な量のF糖蛋白を供給する。
その詳細は後述する。しかし、必要ではないが、場合に
よっては精製F糖蛋白を加えてザブユニット成分を強化
し、ワタヂン用(nの低下を可能にすることが望ましい
ごとがある。F強化ワクヂンでは、I(N : l;’
の割合を約1:1にするに充分な精製F糖蛋白を加える
ことができる。
別の用途に用いろFまたは)−I N糖蛋白を分#/精
製可能とすることに関連して、各々の抗原に対するモノ
クローナル抗体を容易に製造できる。不死セルラインと
免疫原製品に対して感作したリンパ球を融合したハイツ
リドーマセルラインの製造は当業考に周知の方法で行な
い得る(例えは、ドウイラールおよびホフマン、「ペイ
シック・ファクツ・アバウド・ハイブリドーマズ(Ba
sic  Facts About ybridoma
s)−1,コンベンゾイウム・オブ0イムノロジー(C
ompendium  of I mmunology
)2巻(シ、バルツ、1981年)、コラ−およびミル
スタイン、ネイチャーrNatureJ256巻495
−497頁、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ争イムノ
ロノー(European Journal of’ 
I mmun。
1ogy) 6巻511−519頁、カブロフスキ等、
米国特許第4.172124号、同米国特許第4196
265号、ウオンド、米国特許第4271145号参照
。これらを引用して説明の一部とする)。
動物の選択は、そのリンパ球と融合し得る適当な不死ラ
インが入手できるかどうかによる。ハイブリドーマ技術
でマウスとラットが動物として選ばれてきたが、ここで
も使用するに好ましい。ひどしまた、適当ならば感作リ
ンパ球源として用い−1,L ることかでき、不死ひと(またはひと以外の)セルライ
ンを動物血清か免疫原製品に陽性になるまで用いる。こ
の発明のたぬには、動物に精製ピリオンまたは破壊ウィ
ルスエンベロープからのウィルス蛋白の何れかをtL射
できる。通常注射物質はフロイント完全アジコバシト中
に乳化させる1、抗体の検出は適当に標識しノこ抗血清
で試験することにより実施できろ36 リンパ球は、感
作動物から脛臓またはリンパ節を無菌的に摘出し融合さ
せて得られろ。別法として、リンパ球をインビトロで刺
激または免疫するごとができろ。
融合に摘出な多数のセルラインが開発されており、ハイ
ブリダイゼーションのプロ)・コルに用いる特定のライ
ンの選択は、生育速度、特性の均一性、生育培地成分の
代謝欠如、良好な融合頻度等の数々の基準中の([意の
ものによって定まる。
種内ハイブリッ1ζ特に株間のものが、種間のものより
良好である4、数種のセルラインが入手でき、その中に
ミニ[J−マ免疫グ[1プリンの分泌能を欠如ずろもの
として選択された突然変異が含まれる。
=20= これらの中には下記マウスミエローマラインが含まれる
。MPC,=X/I 5−61’G、P3−NSI−l
−Ag4−1、P3−X63−Ag8、またはその変異
、例えばX63−八g8.653、SF3−0−Agi
4(すべてBALB/C由来)、Y3−’Agl 、2
.3(ラット)、およびU266(ひと)。
細胞融合は、ウィルス、例えばエプスタイン・バールま
たはセンダイウィルス、またはボリエヂIノングリコー
ルで誘発し得る。ポリエチレングリコール(PEG)は
哺乳類体細胞の融合に最も有効な試剤である。PEG自
体は細胞毒性であり得るので、融合を行なう前に種々の
濃度で生存性試験を行なう必要がある。PEGの分子量
範囲は、1000−6000であり得る。約50%W/
Wに食塩水または血清欠乏培地で希釈したとき最良の結
果が得られる。PEGに37°Cで約30秒さらすのが
、ねずみ細胞を用いる場合に好ましい。極端な温度は回
避すべきであり、融合系の各成分を融合前に37℃で予
備インキュベーションすると最適の結果が得ら治7ろ。
リンパ球と悪性細胞の比は牌臓細胞同志の融合の回避を
最適にするように定める。ミエローマ/リンパIlはl
:I〜l1lOの場合良好な結果を与える。
都合よく融合した細胞は任意の公知技術によりミエロー
マラインから分離することができる。最も一般的で好ま
しい方法は、ヒボキサンヂングアニンホスホリボソルト
ランスフエラーゼ(I(CI)RT)欠如悪性細胞を選
ぶことであり、これはチミジンとヒボキサンチンからプ
リンを合成する能力に欠けるのでアミノプテリン含有培
地で生育しない。ハイブリッドの生育のみをさせるのに
用いる培地は、一般にヒボキサンチンlXl0−’、ア
ミノプテリンlX1O’M、およびデミジン3×10−
5Mからなり、1■Δ′F培地として知られる。
融合混合物は、融合直後または24時間後L[AT含有
培地で生育し得る。フィー1ζスケジユールは通常2週
間II A i’培地で維持し、ついで通常培地または
ヒボキサンチン・デミジン含有培地を供給する。
ついで、生育コロニーを、抗原製品認識抗体の存否につ
いて試験する。ハイブリドーマ抗体の検出は、抗原が固
体担体に結合し、これを抗体を含むと思われるハイブリ
ドーマ上清と反応させることからなるアッセイにより行
なう。抗体の存在は、種々のインディケータを用いる「
サンドイッチ」技術により検出することができる。一般
的な方法の多くは、ハイブリッドの生育中に分泌される
抗体濃度範囲で使用し得るに充分な感度をもつ。
ハイブリッドのクローニングは、選択した培地で細胞生
育を2123日間行なった後実施できる。クローニング
は、液相中で細胞の限界希釈をするかまたは半固体アガ
ロース中で生育する単細胞を直接選択して実施し得る。
限界希釈では、細胞けんだく液を連続希釈して、ウェル
当り1個のみの細胞が含まれる統計的確度を得る。アガ
ロース法では、ハイブリッドを半固体上層に接種し、下
層にフィーダー細胞を含ませる。上層のコロニーをとり
」二げ、ウェルに移ずことかできる。
抗体分泌ハイブリッドは、種々の組織培養フラー23= スコで生育さUることができ、種々の濃度の抗体含有上
清か得られる。膜製を得るため、ハイブリッドを炎症腹
水を有する動物中に移すことができる。
抗体含有腹水は、腹腔内注入後8−12日後に採取し得
る。腹水は高濃度の抗体を含むが、炎症腹水からの免疫
グロブリンとモノクローナルの両者を含む。
上記技術は、ひとPI−3HNまたはF糖蛋白に特異的
な抗体を分泌するハイブリドーマを得るに特に有用であ
る。生成したモノクローナル抗体は、免疫蛍光血球凝集
抑制(Hl)、ノイラミニダーゼ抑制(Nl)、伝染性
中和(NT)、および免疫沈降試験で抗体特異性を確認
するこ七ができ、これらは何れも当業界で周知の技術で
ある。HI、NlおよびNT試験における顕著な反応性
により、HN糖蛋白に体する抗体が同定される。ウィル
ス感染性の中和および低希釈でのウィルス誘発細胞融合
の使用は、顕著なHIまたはNI力価を伴わない場合F
糖蛋白に対する抗体を示す。上記試験における反応性パ
ターンは抗体によって若干異な−24〜 ることかあるが、I−I NまたはF糖蛋白に特異的な
数々のモノクローナル抗体が得られ、」1記方法により
同定された。
抗体のアイソタイプは、アルカリホスファターゼ(ザザ
ン・バイオテクノロジー・アソシェイッ・インコーホレ
イチット、バーミンガム)と組合わせたやぎ抗マウスア
イソタイプ特異抗体を用いるELISA法により測定さ
れる。同定された抗体は全て特異的糖蛋白に充分な水準
の反応性を有するが、特に有効な抗体は13−5°9°
6°2(ATCC/HB8934)および9−4°3(
ATCC/HB 8935)で示されるハイブリドーマ
が産生ずるものであり、それらの抗体はHNおよびF糖
蛋白にそれぞれ特異的である。
生物学的に純粋な上記ハイブリドーマ培養物の寄託は、
1985年11月5日に、米国メリーランド州ロックビ
ル、パークローンドライブ+2301のアメリカン・タ
イプ・カルチャー・コレクションに対して行なった。上
記寄託番号は生存試験完了後に付与され、必要な費用が
払われた。上記培養物は、最近の試料分与請求後最低5
年間常に得られ、寄託から最低30年間は必らず得られ
る。培養物が生存しないか、誤まって廃棄された場合、
分類学的記載に合う生(j培養物が補充される。
上記モノク「J−ナル抗体は、I−I NおよびF糖蛋
白のアフイニテイ精裂に使用できろ。アフイニテイクロ
マトグラフイーは、特定の分子を第2の分子に生物特異
的に結合させるフラクション化法であり、この発明のモ
ノクローナル抗体による高純度抗原の製造に極めて好適
に使用できる。一般に、この方法ではモノクローナル抗
体がアフイニテイマ)・リックスとして固定され、に1
的とする抗原を含む溶液が固定化抗体と接触されろ。抗
原に対する抗体の高度特異性により、抗原の選択的抽出
が可能であり、溶液中の残留不純物はカラムを通過する
。ついで、結合した抗原をカラムから分離溶出する。固
定化および溶出技術は当業界で周知であり、この目的の
ためにこれらの任意の数が適当なものとして検討される
。一般に用いられる技術の要約は、ゴーディング、モノ
クローナル・アンテイボデイズ、プリンシプル・アンド
・ブラクテイス(Monoclonal  Antib
odies:Pr1nciplesand  Prac
tice)6章(アカデミツクプレス、1983年)に
みられる。
当業者には、」1記のように精製したF糖蛋白の使用が
この糖蛋白の強化材料として可溶化糖蛋白・脂質サブユ
ニットワクチンに添加することに限定されないことが明
らかである。実際に、アフイニテイ法で精製したI−I
 NとF糖蛋白はまた、ワクチン製剤の適当な成分でも
ある。これらの物質は別個に分離精製されたため、必要
な割合で、適当な希釈媒質または担体中で合わせること
ができる。
約4:I〜約1:l(またはそれ以」二)のI−I N
対Fの比率が、顕著な保護効果を得るために用いること
ができる。F糖蛋白はまた、免疫誘発能に大きな効果を
もつため、単独で用いることも可能である。
この発明のモノクローナル抗体はまた、糖蛋白精製以外
の目的でも用いることができる。例えば、抗体は、バラ
インフルエンザに感染した疑のある患者におυるバライ
ンフルエンザウィルスの存否の診断試験用試薬としても
有用である。しかし、さらに重要と思われるのは、抗体
を受身免疫プログラムの一部に用いろこと、ずなわし、
抗体をウィルス抗原に対Wる身体の自然の免疫応答の代
りに用いることである。それ故、ワクチン形のモノクロ
ーナル抗体は、患者の抗体応答の発動を待つことなく、
直接保護用に用いることができろ。
前述のように、ワクチン中に糖蛋白と共に脂質が存在す
ることが、ホストの体の免疫応答刺激に予期できない利
益をもたらすと、思われる。これが起る原因は未知であ
るが、ごれら天然脂質の存在がアジ、バントの作用をし
、糖蛋白の抗原作用を増強する可能性がある。、 +i
7j述の方法により糖蛋白と同時に抽出されたウィルス
エンベロープ中の内性脂質は適当な保護レベルの抗体産
生をもたらすに充分である。j−か17、精製単離糖蛋
白からワクチンを製造する場合、天然脂質を含む未精製
製剤で得られるのと同し効果を得るために外来脂質を加
えるのが望ま12い。これは、基本的に元の蛋白=28
− ・脂質膜構造を再構成する作用をもつ。脂質を加えると
、自然に蛋白とベシクルを形成し、ウィルスエンベロー
プを単に可溶化し透析して得た製品に似たものになる。
糖蛋白に脂質を加えることによりベシクルを形成するの
は比較的簡単である。
必要なことの実質的全ては、糖蛋白を含む透析可能清浄
剤溶液に脂質を溶かし、可溶化法で前述したように溶液
を透析することである。こうして、精製蛋白と外性脂質
を合わせてベンクルを製造し得るのみでなく、可溶化蛋
白・脂質製剤に脂質を加えて内性脂質の効果を天然脂質
:蛋白比の上昇により強化することも可能である。ベン
クル構造の再構成に、はとんど任意の原料からの脂質を
用いることができろ。この発明のワクチンに有用と考え
られる脂質には、レシチン、セファリンおよびスフィン
ゴリピドに見られるようなホスホリピドがある。特に好
ましいのはレシチン、中でも卵しソチン、ポスファヂジ
ルコリンである。
この発明の組成物は、代表的には、非経1]的、例えば
皮下、腹腔内、筋肉内または静脈内投与される。抗原複
合体は、+11−に水、緩衝食塩水、エタノール、ポリ
オール(例えばグリセリン、プ〔1ピレングリコール、
液体ポリエチレングリコール等〕、それらの適当な混合
物、および植物油のような医薬として許容される担体と
組合イっせて投与することができる。適当な場合に(」
、汚染微生物の作用を、パラベン類、り(Jロブタノー
ル、フェノール、ソルビン酸、ヂメ[lザール等のよう
な種々の抗菌剤および抗かび剤により防止することがで
きる。
しばしば、等張網、例えばグルコースまたは塩化ナトリ
ウムを加えるのが有利である。
この明細書において、「医薬的に許容される担体−1の
語には、任意の、すべての溶媒、分散媒、被覆、抗菌剤
および抗かび〜1、等張化剤および吸収遅延剤等が含ま
れる。このような媒質および剤を薬学的有効物質に用い
るのは当業界で公知である。常用媒質または剤か有効成
分に相容性がない場合を除いて、治療組成物にこれを用
いることが考慮される。補助有効成分もまた組成物に含
ま什ることができる。
投与を容易にし用量を均一にするために、非経口組成物
を単位用型形態に製剤するのが特に有利である。ここで
用いる用量単位形態の語は、処置すべきを椎動物の対象
に用いる単位用量として適する物理的に独立した単位を
指す。各単位は、目的とする治療効果を生ずるように計
算した有効成分の予じめ定めた量を必要な医薬用担体と
共に含有する。この発明の新規用量単位形態の仕様は、
有効成分の独特の特性と達成されるべき特定の治療効果
により指示され、それらに直接依存して変るが、患者に
対して適当な用量を定めることは医師の技術の範囲内で
可能である。一般に、ウィルスのHNおよびF抗原を含
む組成物を投与する場合、約40−200μりの用量が
目的とする免疫応答の生成に充分である。勿論、用量範
囲は混合物中に存在するF抗原の割合によって変る。組
成物がほぼ等量のHNとFを含む場合、用量は範囲の下
限であるのが好ましいが、大量のFが存在する組成物の
製造が実際的でない場合、高用量の投与が必要となる。
=31= 糖蛋白・脂質含ぞjウィルスは、広範囲のを椎動物ホス
トにおいて疾病を起す原因であり、この発明のワクヂン
組成物はこれらの疾病に感受性があるすべてのを椎動物
ホストの処置に適応し得る。
しかし、パラインフルエンザの感染予防に用いろこの発
明の好ましいワクチンは、ひとを含む哺乳類ホストの処
置に最も有用である。
以下、この発明の理解をさらに容易にするために実施例
を示すが、ごれは限定を意図するものではない。
[実施例] 実施例1 以下に示す実施例は、ひとパラインフルエンザ3ウイル
スを用いてこの発明のワクヂン組成物を製造するための
」−程を示す。
ひとパラインフルエンザ3ウイルス(47885株)は
、デビジョン・オブ・リザーヂ・アント・リソーズ、N
rllから人手した。ウィルスは、ベロ細胞中で精製1
刀ごプラークであった。L L C−M K 2 (ベ
ンガルざるの腎臓)、ベロ(アフリカみ〜32− どりざるの腎臓)およびBHK(幼ハムスターの腎臓)
セルラインはアメリカン・タイプ・カルチャー・コレク
ノヨンから入手した。
200マイクロリツトル容量中の」1清の連続10倍希
釈物を、直径40mmウェルのプラスデック製組織培養
皿(コースタ−・プラスチックス)中でベロ細胞の単層
に接種した。37℃、5%COpインキュベータ中で、
振とうしながら1時間インキコベーンヨン後、皿を培地
で洗浄しその後、1%仔牛血清(NC3)および0.9
%寒天を含有するダルベツコ培地31111で被せて細
胞を37℃で4日間インキュベートした。最後に1%N
C8および09%寒天を含有するダルベツコ培地3ml
を別に被せ、0.005%ニュートラルレッドを加えて
、プラークを計算する前に皿をさらに12時間インキコ
ヘートした。
L L CM K 2細胞の全面単層に1プラ一ク形成
単位/細胞濃度で感染させた。1時間、37°Cで吸収
後、細胞を1%NC3および09%寒天を含有するダル
ベツコ培地でインキコヘートした。
アミノ酸前駆体を用いて放射性標識するために、ウィル
スを、2%N CSおよび3[1−ロイシン(アメジャ
ム、比活性G4.6Ci/ミリモル)または35S−メ
チオニン(アメジャム、比活性1345Ci/ミリモル
)の1ouci/ml溶液を含有するロイシンまたはメ
チオニン欠乏イーグル培地中で育成した。糖の標識は、
3H−塩化グルコサミン(アメジャム、比活性39uC
i/ミリモル)のl0uC1/m1溶液を含有する血清
非含有イーグル培地中で行った。ウィルスは、中程度の
細胞変性効果を発生させた際、48時間の後感染で、培
地流体から採集した。培地液体を、最初低速遠心(50
00×g、4℃で30分)により細胞骸から除去12、
ウィルスを高速遠心(143000xg、4℃で45分
)によってペレット化した。ペレットをリン酸緩衝生理
食塩水(r)Bs )中で再懸濁し、ウィルスを30−
60%不連続ンコークロース緩衝剤を通した遠心(30
(]、000xg、4°Cで1時間)によって精製した
。ウィルスのバンドを境界域から採集し、PBSで希釈
した後、高速遠心(300゜000Xg、4℃で30分
)によってペレット化した。
精製したウィルス粒子は、2%オクチルグルコシド(シ
グマ・ケミカル・コーポレーション、セン)・ルイス、
ミズーリー)を含有する0 1モルトリス−CI−11
,01モルNaC1、pl−17,6中で懸濁し、室温
で30分間静置させた。不溶のヌクレオカプシド部を遠
心(300,000xg、4℃で30分)によって除去
した。界面活性剤可溶性エンベロープ構成物を含有する
」−清を、0.01モルトリス−1−I CI、0.0
1モルNaC1、pH76,4°Cで48時間、三日交
換して透析した。
透析物の蛋白含量および血球凝集力価を測定した。
標品の蛋白含量は、市販用に生産された染料(ノクイオ
ラッド・ラボラトリーズ、す・ンチモンド、カリフォル
ニア)を使用し、ブラッドフォード[アナリテイカル・
バイオケミストリー(A na) 、 B ioche
m、 )、72巻、248−54頁、1976年1の方
法に従ってI’ll定した。i−I NおよびF糖蛋白
類に加えて、ウィルス性エンベロープの蛋白成分を種々
の分子量の他のポリペプチドが構成することが発見され
た。これらはり、r−’、NP、M、アクヂンとして表
され、22にポリペプチドであった。
3■−I−ロイシン標識ウィルス粒子のオクチルグルコ
シドを用いた処置後の可溶性および不溶性フラクション
を第1図に示した5DS−PAGEによって解析した。
界面活性剤(清浄剤)がウィルス性14N、Fを、およ
びおそらく同程度にMおよびアクチンを溶解しうろこと
が明らかである。他方、ヌクレオカプシドを会合した蛋
白、NP、PおよびLは界面活性剤不溶性部に残った。
界面活性剤を用いた31−1−グルコサミン標識ウィル
ス粒子の処置は、l(NおよびF糖蛋白類の可溶化を確
定した。全ウィルス蛋白の約3分の1が、界面活性剤可
溶部で回収され、その物質は、顕著なI−I A力価(
1:320)を示した。対照的に、ポルマリンによる不
活性化全ウィルス製品は極めて低いI(A力価(I・8
)を有した。
実施例2 この実施例は、は乳動物宿主での免疫応答を含めたこの
ワクチンの有効性を示す。
4週令、各々体重約65gmの酸ハムスターをカルレス
・リバー・ブリーチング・ラボラトリーズから人手した
。免疫の前に、その動物を、眼 詞から採血して実験前
に存在する抗体の存在を測定した。
2つの型のワクチン組成物を製造した。第1のものは、
実施例1に記載のように活性成分として可溶性エンベロ
ープ蛋白を含有し、第2のものは、精製ウィルス懸濁物
を0,25%ホルムアルデヒド中、37℃で一夜インキ
コベートすることによって製造したホルマリン不活性化
ウィルスを含有した。不活性化ウィルス懸濁物を0.0
1モル l・リス−T−r C]、0.01モルNaC
]、T)H7,6で一夜透析してホルムアルデヒドを除
去した。a度を変えた組成物を製造し、以下のようにハ
ムスターに投与した。
動物の群を界面活性剤可溶性ウィルス性エンヘロープ蛋
白またはホルマリン不活性化全ウィルス蛋白を用いて同
時に免疫した。免疫した動物から得た血清標品を眼 洞
から毎週採血することによって採集した。血清を56℃
で30分間不活性してから、ウィルス性糖蛋白に対する
抗体応答の試験をした。ウィルス性エンl\ロープ製品
で免疫した動物は、HI試験でIN糖蛋白に対する上昇
した抗体応答を示した(第2図)。ポルマリン不活性化
全ウィルス蛋白によって免疫した別の群の動物は、低い
H11刀を示した。抗体応答は、ワクヂン投与によって
変化したが、両方の群の動物は、免疫後第2週までにピ
ーク応答を有I5、I−I N糖蛋白に対する抗体の水
準を第5週日まで持続した。
免疫したハムスターの血清中和抗体応答も抗原の投与に
左右され、最高用量のエンベロープ蛋白(80ug)は
遷延応答を誘発した(第3図)。40ugのエンベロー
プ蛋白または240ugのホルマリン不活性化ウィルス
性蛋白で免疫した動物は、免疫後第4週までに抗体応答
において徐々に上昇を示したが、一方低用織は高力価を
誘発しなかった。
週間隔で採集1刀こ免疫ハムスター血清も、試験して3
H−グルコザミン標識ウィルスを用いた免疫沈降によっ
て、ウィルス糖蛋白に対する抗体応答を評価した(第4
図)HN糖蛋白に対する抗体応答が、二種の抗原製品の
最低用量でさえ免疫後第2週から観察された。最高用量
のウィルス性エンベロープ蛋白またはホルマリン不活性
化ウィルス蛋白を用いて免疫したハムスター由来の血清
も、免疫後第3週までにF糖蛋白に対する検知しうる抗
体応答を示したが、一方低用量の抗原を用いて免疫した
動物は、この糖蛋白に対してなんら抗体応答を示さなか
った。
ハムスター血清も、細胞融合の阻害に関する試験の際に
顕著な差異を示した。ウィルス感染BHK細胞は、エン
ベロープ糖蛋白製品を用いて免疫しノこハムスター由来
の血清(1:2.0)でインキュベーションを行った後
、表示しうる細胞変性効果を示さなかった。対照的に、
大型シンシヂウム(合胞体)が、ホルマリン不活性化ウ
ィルスを用いて免疫した他の群の動物から得た血清で処
置した培地中で観察された。
実施例3 この実施例は、投与後の活性ウィルスによる攻撃を用い
たエンベロープ糖蛋白ワクチンの保護効果を示す。
ハムスターを、ケタミン塩酸塩(87mg/mlXブリ
ストル・ラボラトリーズ、ニューヨーク)およびキシラ
ジン(13mg/mlXバーバー−ロックバート、ザラ
ニー、カンザス)の混合物の筋肉内投与(0、25ml
/ I 00gm)によって麻酔し、1%BSAを含有
する100ulダルベツコ培地中でウィルス粒子を鼻腔
内に感染させた。接種の間、動物の舌を引き出して飲み
込むことを防ぎ、ウィルスを鼻孔を通して等分量でゆっ
くりと投与した。
ハムスターを、致死量のケタミン塩酸塩イラジンを使用
して殺した。動物がまだ生きている間に、脇の下から死
ぬまでに採血した。胸腔を開き、気管の上部を通して、
1%BS八を含有するダルベツコ培地1.mlをシリン
ダーおよび16・I/2ゲージ針を用いて滴下および吸
引することで気管支洗浄物を最初に採取した。肺および
気管支を分離し、上記培地に懸濁し、アッセイするまで
一70℃で凍結保存した。組織懸濁物を解凍し、小片に
切った後、ドーンス組織タラインダー(ワツl□ン・ザ
イエンテフィクス、ニューシャーシー)でホモジナイズ
した。ホモジナイズした組織懸濁物を1゜500 Xg
で15分間遠心して粒子状物質を除去した。
ハムスターでの感染を成立するために必要とされた最小
感染用量は、肺からのウィルス採取により測定したとこ
ろI O″p、 f、 u、と決定した。105p、 
f、 u、の用量で感染させたハムスターでのウィルス
の複製は第5図に示す。感染2時間後、感染ウィルスは
気管支洗浄物、気管支または肺ポモジネイト内で発見さ
れなっかた。感染後、その日のみ気管で低収率が観察さ
れ、同様の力価のウィルスが気管支洗浄物で感染の第3
日日まで見られた。ウィルスは、感染の日まで感染動物
の肺で採取され、力価は2日目には3 X I O’/
gmまで増加した。力価は3日目および4日目で徐々に
減少しその後ウィルスが探知されなくなった。
感染攻撃後第3]コ目に免疫動物および対照からえたウ
ィルスの確認は第1表に示d−o同様のウィルス力価を
、最低用量のホルマリン不活性化ウィルス蛋白(60u
g)を用いて免疫したハムスターおよび非免疫対照動物
から得た。1.かじながら、20ugまたは40uにの
エンベロープ蛋白を用いて免疫した動物はそれらの肺で
減少したウィルス力価を示した。同様のウィルス力価が
120または240ugのホルマリン不活性化ウィルス
蛋白を用いた動物から確認された。80ugのエンベロ
ープ蛋白用量を用いて免疫した動物は感染攻撃の後それ
らの肺でいかなる探知しうるウィルスも示さなかった。
この群の動物から得られる肺ポモジネイトを大型組織培
養皿(100mm)でさらに高い量の接種物(0,6m
1)を用い、プラークアッセイによって試験し、低レベ
ルの感染ウィルスを探知した。9動物の内2動物以りが
高い重の接種により極めて低レベル(3,3xlO’お
よび4.4X10’pr、 u、 /gm)でウィルス
の存在を示し、感染性が残りの動物では検知されなかっ
た。これらの結果はエンベロープ糖蛋白を用いた免疫が
、ハムスターでの感染攻撃に対する用量に応じた保護免
疫応答を誘導したことを示している。他方、ホルマリン
不活性化ウィルスによる免疫が感染ウィルスの力価を減
少ずろが、最高用量で試験しても完全な保護を与えない
第1表 感染ウィルスで免疫したノ\ムスターに対する
攻撃 免疫抗原       感染攻撃の72時間後肺からの
ウィルス検出量(p、 r、 u、 /gm)非免疫対
照ハムスター     1.lXl0’60ug不活化
全ウィルス蛋白   4.2XI03120ug不活化
全ウィルス蛋白   3.0xlO’24flug不活
化全ウィルス蛋白   2,9XlO’201gエンベ
ロープ蛋白      2.5XIO’AOugエンヘ
ローブ蛋白      2.3XIO’80ugエンベ
ロープ蛋白     <  lXl0’10’pfuを
鼻腔内に接種した l) 番屋は、各用量のエンベロープ蛋白または不活化全ウィ
ルス蛋白で免疫した9動物からi4た相乗平均力価を表
す。
最高用量の抗原で免疫し、両方のウィルス糖蛋白に対し
て血清抗体応答を示す動物の群を、感染攻撃後気管支洗
浄物内での抗ウイルス抗体の存在について評G11i 
L−た9、両方の免疫群から得た気管支洗浄物はELI
SA法でl/100の希釈まで反応性を持つことか分か
った。感染攻撃後の免疫していない対照ハフ2スターか
ら得た気管支清浄物はいかなる反応性ら、Jミさなか−
、た。気管支洗浄物中でウィルス性エンベ[ノーブ糖蛋
白に特異的なIgG抗体の存在はざらに非固定ウィルス
感染L L CM K 、細胞およびやぎ抗ハムスター
1gGFITCコンンコゲ−1・を用いた間接免疫蛍光
法によって確認した。両方のItTの免疫動物から得た
気管支洗浄物は免疫i12光法において、非免疫対照と
は異なり陽性であることがわっかた。
気管支洗浄物はまた、31−1−グルコザミン標識ウィ
ルスを用いた免疫沈降実験によって測定した。
両免疫群動物はウィルストINおよびF糖蛋白に対して
特異的な抗体の存在を示し)こが非免疫攻撃動物は、こ
れら2つの糖蛋白に対する明確な抗体を示さなかった。
実施例4 この実施例は、ひとバラインフルエンザ3ウイルスのト
INおよびF細組Gliこ対するモノクローナル抗体の
製造に関する前駆体を現す。
冷凍および解凍を繰り返す(10回)ことにより粉砕し
たウィルスを用いてB A L B / cマウスを免
疫化した。各々10B9のウィルス蛋白質を用いた全部
で5回の筋肉内免疫処置を3目間隔で行なった。最初の
免疫処置はフロイント完全アジロ。
バントを含むものであった。最後の注射の3日後にポリ
エチレングリコール4000を用いてリンパ節細胞を非
分泌性ミエローマセルライン(X63?Ag8.653
)と融合させた3、初めにELISA、(エンザイムー
リンク)・イムノソルベントアッセイ)により培養液の
スクリーニングを行ない、ミクロタイタープレート中制
限希釈によりクローニングを行なった。ヒボキサンチン
、アミノプテリンおよびデミジンを含むRPMll、6
40培地において融合細胞を培養した。初めに、抗原と
して粉砕されたピリオンを用いたE L I S八によ
り、生長しているコしlニーから得た培養液をスクリー
ンした。ウィルス抗原に対して反応を示す培養をミクロ
タイタープレート中において制眼希釈によりクローンし
た。さらにクローンされた細胞から得た培養液に、免疫
蛍光法、赤血球凝集阻害、ノイラミニダーゼ阻害、感染
力の無力化および免疫沈降試験を行なうことによりそれ
らの抗体特異性を確認した。アルカリ性ホスファターゼ
に結合させたやぎ抗マウスアイソタイプ特異的抗体を用
いた(サザーン・バイオテクノロジー・アソーシエーツ
、インコーホレイチット、バーミンガム、アラバマ)E
LISΔによりアイソタイプを測定した。腹水から抗体
を大規模製造するため、ハイブリドーマ細胞を71クス
に腹膜腔内接種した。全部で23のモノク〔J−ナル抗
体を得たが、そのうし20についてはI−I N (糖
蛋白)および1つについてはF(糖蛋白)に対するもの
であることが測定された。
赤血球凝集阻害(IN+ )、ノイラミニダーゼ阻害(
Nl)、固定および非固定化ウィルス感染細胞を用いた
免疫蛍光法および放射能標識されたウィルス感染リゼイ
トを用いた免疫沈降を測定することによりモノクローナ
ル抗体特異性を測定シタ。これらのアッセイの各々に対
するプロトコルの概略を次に示す。
(1)赤血球凝集阻害(1−11):メタ過ヨウ素酸ナ
トリウムを用いて血清をつくり、阻害剤を含む存在しう
るシアル酸を破壊した。試験血清またはモノクローナル
抗体の血清2倍希釈液を96ウエルのミクロタイタープ
レート中P B S (Ca”および M g+2は無い)で調製した。次いで、8赤面球凝集
単位のウィルスけん濁液(50μQ)を各ウェルに加え
、37℃で1時間インキュベートした。次いでP B 
S (Ca4′’およびMg+2は含まず)中ひつじ赤
血球の0.3%けん濁液100μρを各ウェルに加え、
陰性および陽性対照について各々澄明なボタンまたは赤
血球凝集が観察されるまでプレートを4℃で約2時間イ
ンキュベートした。I−11力価を完全に赤血球凝集を
ト11害した血清の最高希釈液の逆数として表イっオ。
(ii)ノイラミニダーゼ阻害(Nl)+0.2モルの
酢酸ナトリウム緩衝液(pH5、5)中ハイブリトーマ
腹水液の血清2倍希釈液(50μのを等容量のウィルス
けん濁液(400μg/vrρ)と混合し、37℃で1
時間インキュベートした。次いで同緩衝液に溶かしたO
、1mgのうしフェツイン(IV型)(15o/Hの(
シグマ・ケミカル・カンパニー、セントルイス、ミズー
リ)を加え、反応混合物を37℃で一夜インキコベート
した。放出されたノイラミン酸をワレン(Warren
)法により測定した。腹水液を含まない反応混合物を対
照として用いた。
ノイラミニダーゼ力価を、50%阻害をもたらした最高
希釈液の逆数として表わす。
(iii)感染力の無力化(中和)、試験血清またはハ
イブリドーマ」1清の血清2倍希釈液を、I%BSA含
有ダルベツコ(I) ulbecco)培地中で等容量
のウィルスけん濁液(100p、lu、 、プラーク形
成単位)と混合し、37℃で1時間インキュベートした
。インキュヘーション後、0.2叶の混合物を組織培養
血中でヘロ(Vero)細胞単細胞層に加え、プラーク
検定について記載された処置を行なった。中和力価を、
50%のプラーク形成阻害を示した最高希釈血清として
表わした。
(1v)免疫沈降:気管支洗浄液(400μの、試験血
清またはモノクローナル抗体(20μのを溶解緩衝液中
希釈して1mgとし、LLC−MK、細胞のアセトン粉
末を用いて充分に吸収させた。溶解緩衝液の組成は、0
,05モルトリス−octl、pH7,4,0,15モ
ルNaC(2,0,001モルE1)TA、1%デオキ
シコール酸ナトリウム、1%トリトン(Triton)
Z−100および01%S I)Sであった。細胞くず
を遠心分離により除去した。
上清部分を358−メチオニン−標識ウィルス−感染L
LC−MK2細胞リゼイトまたは精製″I]−グルコザ
ミンー標識ウィルスと混合し、4℃で一夜回転ミキザー
中でインキクベートした。予め測定された量のプロティ
ンAアガロース(ピアス・ケミカル・カンパニー、US
A)を抗原抗体混合物に加え、同様の状態で2時間イン
キュベートシた。
免疫吸着ビーズを遠心分離により集め、冷溶解緩衝液に
より4回洗浄した。最後に免疫沈降を5DS−PAGE
(ドデンル硫酸す]・リウムーポリアクリルアミドゲル
電気泳動)、次いでオートラジオグラフィーまたはフル
オログラフィーにより分析した。
(v)ウィルス誘発性細胞融合の阻害;マルチウェル組
織培養面においてD II K細胞の全面性単細胞層を
生育し、11f1述のようにウィルスにより感染させた
。感染6時間後、細胞を培養培地で洗浄し、前免疫血清
または試験血清の2倍希釈液を含有する新鮮な培地(5
6℃で30分間加熱活性化を行なった)と置き換え、イ
ンキコベーションをさらに30時間続けた。感染細胞単
細胞層をPBSで洗浄し、メタノールで固定化した。細
胞単細胞層をギームザ(Giemsa)で染色し、ニコ
ン(N 1kon)位相差顕微鏡で観察した。
(vl)エンザイムリンクドイムノソルベントアッセイ
(E L I S A):ダイナチク(r)ynate
ch)ポリビニルプレーI・を1μ9蛋白質/ウエルま
たはボレー l−−緩衝食塩水+ 00Jlf2(pH
8,3)中精製された凍結解凍粉砕ピリオンで、−夜4
℃でインキコベーンヨンすることにより被覆した。生理
食塩水で3回洗浄後プレートを上記緩衝液中1%うし血
清アルブミン(シグマ・ケミカル・カンパニー、セント
ルイス、ミズーリ)により室温で1時間かけて充填し、
(LLC−MKt細胞)のアセトン乾燥粉末により充分
に吸着させた)をブロックし、抗原被覆ウェルに加え、
37℃で1時間インキュベートした。プレートを3回洗
浄し、やぎ抗ハムスター1gG(カッペル・ラボラトリ
ーズ、フィラデルフィア、ペンシルベニア)の適当な希
釈e(チェッカーボード滴定により測定)を各ウェルに
加え、さらに1時間37℃でインキコベートした。再び
プレートを洗浄し、アルカリ性ホスファターゼにコンジ
ュゲートしたうさぎ抗ヤギTg(シグマ・ケミカル・カ
ンパニー、セントルイス、ミズーリ)の適当な希釈液1
00μρを各ウェルに加え、37℃でさらに1時間イン
キュベートした。最後に、プレートを洗浄し、0.5モ
ルのM g C(l tを含む10%ジェタノールアミ
ン緩衝液(p+−19、6)中p−ニトロフェニルホス
フエート(シグマ・ケミカル・カンパニー、セントルイ
ス、ミズーリ)100μgを各ウェルに加えた。30分
間インキコヘーション後、分光光度計(タイターチク・
マルヂスキャン・エムシー、フロー・ラボラトリーズ)
を用いて着色反応を405nmで読み取った。
(vII)免疫蛍光法(IP)+i、i、C−MK、細
胞の全面性単細胞層をカバースリップ上で生育し、前述
のようにウィルスで感染させた1、感染後24時間目に
細胞をPBSで洗浄した。試験サンプルを感染細胞に適
用し、室温で15分間インキュベー1・した。PT3S
で洗浄後、フルオレセインイソチオシアネートにコンジ
ユゲートしたヤギ抗ハムスターigG(カッペル・ラボ
ラトリーズ、フィラデルフィア、ペンノルベニア)を加
え、さらに15分間インキュベートシた。P B Sで
大規模に洗浄後、カバースリップをI’ +33および
グリセロールからなる溶液を用い、顕微鏡スライド」二
にのせ、ニコン製蛍光顕微鏡により観察した。
−に記のように、23の抗体のうち20が、HI、Nl
およびNT試験にお+′Jる顕著な反応性に基づくとI
−I N糖蛋白質に対するものであった。これらの抗体
の反応性の概略を第2表に示す。クローンL−4,3か
らの抗体はほとんどHIまたはNl力価を示さなかった
が、低希釈度でウィルス感染力を中和し得るものであり
、ウィルス誘発性細胞融合を阻害したことにより、それ
がF糖蛋白質に対して特異的であることがわかった。さ
らにこれらの特異性を、ウィルスエンベロープのHNお
よびF成分として既に認められた単離ポリペプチドを用
い、これらの特異性を反応性により確認した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、オクチルグルコシドによるPI3ウイルスエ
ンヘロープ成分の可溶化を示ず。3H−ロイシン標識P
I3ウィルス(レーンl)をオクチルグルコシドで処理
し、清浄剤不溶(レーン2)および可溶(レーン3)フ
ラクションを5DS−PAGEで分析した。3tr−グ
ルコサミン標識PI3ウィルス(レーン4)、その清浄
剤不溶(レーン5)および可溶(レーン6)フラクショ
ンの糖蛋白プロフィールを同様に分析した。レーン5に
おけるポリペプチドへの3l−1=標識とりこみは、ア
ミノ酸前駆体への代謝的変換を示す。 第2A、2B図は、ウィルスエンベロープ蛋白(第2A
図)の3用量またはホルマリン不活性ウィルス蛋白(第
2B図)の対応用量の1回皮下投与免疫化後週間隔で採
取したハムスター血清の血球凝集抑制力価を示す。力価
は、エンベロープ蛋白20μg(○−○)、40μg(
△−△)、80μg(ローロ)およびホルマリン不活化
ウィルス蛋白60μ9(〇−〇)、120μQ(△−△
)、240μg(ローロ)で免疫した動物9匹の平均値
で示す。免疫前および非免疫ハムスター3匹の血清力価
はく16であった。 第3A、3B図は、ウィルスエンベロープ蛋白(第3A
図)の3用楕またはポルマリン不活化ウィルス蛋白(第
3B図)の対応用量の1回皮下投与免疫化後週間隔で採
取したハムスター血清の中和抗体力価を示す。力価は、
エンベロープ蛋白20μ9(○−○)、40μg(△−
△)、807B(ローロ)およびホルマリン不活化ウィ
ルス蛋白60μ9(〇−〇)、120μ9(△−△)、
240μg(ローロ)で免疫した動物9匹の平均値で示
す。免疫前および非免疫ハムスター3匹の血清力価はく
10であった。 第4図は、’I−T−グルコサミン標識精製ウィルスと
代表的ハムスター血清および気管支洗液の免疫沈降を示
す。3H−グルコザミン標識ウィルス(レーンl)の糖
蛋白プロフィルとエンベロープ蛋白80μg(レーン2
および3)または不活性ウィルス蛋白240μg(レー
ン4および5)で免疫したハムスターの血清による免疫
沈降物でS I) S −I)AGEで分析した。エン
ベロープ蛋白80μ9(レーン6)または不活化ウィル
ス蛋白240μ9(レーン7)で免疫したハムスターの
感染試行後の気管支洗液による免疫沈降物を同様に分析
した。 第5図は、ハムスター中でのI) I 3ウイルスの複
製を示す。3匹の実験動物からの気管支洗液(総pfu
)および肺または気管(pf u/ 9m)からのウィ
ルス収率を示す。 特許出願人 リザーヂ・コーポレイション代 理 人 
弁理士 前出 葆 はか1名図面の浄書(内容に変更な
し) 第1図 第2A区1 免疫後の週数 第2B図 免疫後の週数 第3A図 第3B図 第4図 第5図 感染後日数

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有効成分として、脂質と複合した少なくとも1種
    の免疫原性ウィルスエンベロープ糖蛋白の免疫原的有効
    量を含有し、所望により医薬として許容される担体を配
    合してなる、ウィルス性疾患の予防用ワクチン組成物。
  2. (2)ウィルスが、ヘルペスウィルス、インフルエンザ
    ウイルス、狂犬病ウィルス、パラミクソウィルス類、H
    TLV類からなる群から選ばれたものである、特許請求
    の範囲第1項記載の組成物。
  3. (3)糖蛋白が、レセプター結合蛋白または融合糖蛋白
    である、特許請求の範囲第1または2項記載の組成物。
  4. (4)ウィルスがパラミクソウィルスである、特許請求
    の範囲第1−3項の何れか1項記載の組成物。
  5. (5)F糖蛋白を含む、特許請求の範囲第1−4項の何
    れか1項記載の組成物。
  6. (6)F糖蛋白およびHN糖蛋白の両者を含む、特許請
    求の範囲第1−5項の何れか1項記載の組成物。
  7. (7)ウィルスがパラインフルエンザウィルスである、
    特許請求の範囲第1−6項の何れか1項記載の組成物。
  8. (8)ウィルスがパラインフルエンザウィルス3である
    、特許請求の範囲第1−7項の何れか1項記載の組成物
  9. (9)ウィルスがヒトパラインフルエンザウィルス3で
    ある、特許請求の範囲第1−3項の何れか1項記載の組
    成物。
  10. (10)糖蛋白と脂質の両者がウィルスエンベロープに
    由来するものである、特許請求の範囲第1−9項の何れ
    か1項記載の組成物。
  11. (11)脂質がウィルスエンベロープ以外の資源に由来
    するものである、特許請求の範囲第1−10項の何れか
    1項記載の組成物。
  12. (12)脂質がレシチンである、特許請求の範囲第1−
    11項の何れか1項記載の組成物。
  13. (13)透析可能な清浄剤、少なくとも1種の溶解糖蛋
    白、および溶解脂質を含む溶液を、清浄剤を除去するに
    充分な時間透析し、糖蛋白・脂質複合体を生成させるこ
    とを特徴とする、ウィルス性疾患の予防用ワクチン組成
    物の製造方法。
  14. (14)糖蛋白および脂質が、ウィルスエンベロープを
    透析可能な清浄剤で抽出することにより溶解されたもの
    である、特許請求の範囲第13項記載の方法。
  15. (15)パラインフルエンザF糖蛋白に特異性を有する
    モノクローナル抗体の採取可能な量を分泌する連続ハイ
    ブリドーマセルライン。
  16. (16)ATCC・HB8935の同定特性を有する、
    特許請求の範囲第15項記載のセルライン。
  17. (17)ひとパラインフルエンザ3HN糖蛋白に特異性
    を有するモノクローナル抗体の採取可能な量を分泌する
    セルラインであって、ATCC・HB8934の同定特
    性を有するものである、連続ハイブリドーマセルライン
  18. (18)特許請求の範囲第15−17項の何れかに記載
    のセルラインが生産するモノクローナル抗体。
  19. (19)有効成分として、特許請求の範囲第15−17
    項の何れかに記載のモノクローナル抗体の免疫産成有効
    量を含有する、パラインフルエンザ感染予防用ワクチン
    組成物。
  20. (20)糖蛋白含有溶液を、特許請求の範囲第15−1
    7項の何れかに記載の固定化抗体と接触させることを特
    徴とする、パラインフルエンザ糖蛋白の精製方法。
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