JPS62269759A - そば胚芽の採取方法 - Google Patents

そば胚芽の採取方法

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JPS62269759A
JPS62269759A JP11163986A JP11163986A JPS62269759A JP S62269759 A JPS62269759 A JP S62269759A JP 11163986 A JP11163986 A JP 11163986A JP 11163986 A JP11163986 A JP 11163986A JP S62269759 A JPS62269759 A JP S62269759A
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JP
Japan
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buckwheat
germ
grains
endosperm
crushed
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JP11163986A
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JPH034253B2 (ja
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坂上 孝彦
山崎 利喜男
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NITSUKOKU SEIFUN KK
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NITSUKOKU SEIFUN KK
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  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、そば胚芽の採取方法に関し、更に詳しくは、
一般に玄そばと呼ばれているそば種子から、そのそば粒
に内包されており、そばの生命力の源として極めて栄養
豊富で、各種食品に供し得るそば胚芽を採取する方法に
関するものである。
〔従来の技術〕
一般に玄そばとも呼ばれているそば種子は1周囲が枕等
に利用されている黒褐色のそば殻(種皮ともいう)で覆
われた三陵角状を呈しており、そば殻の内部に可食部で
あるそば粒(内実ともいう)が、更にこのそば粒にそば
胚芽が内包されている。このそば胚芽は極めて栄養豊富
で、各種食品に供し得(るが、小麦や米等の胚芽に比べ
採取するのが困難であり、それを採取する適切な方法も
提供されていないために食品に利用されていない、I!
Iち、第1図に示す如く、小麦や米等の胚芽1は、外層
部である表皮2に付着している状態で胚乳部3より露出
しているので、小麦の製粉時、−米の搗精時に胚乳部3
から剥脱し、容易に採取することができる。これに対し
そば粒は、第2図及び第3図に示す如く、一般に甘皮と
呼ばれている糊粉層4で覆われた胚乳部5があり、この
胚乳部5のほぼ中心部分にそば胚芽6が内包されており
、しかも、そば胚芽6は脆弱なために採取することが困
難である。それ故に、そば胚芽6は胚乳部5及び糊粉層
4と共に粉末化しそば粉として利用されたり、胚乳部5
と比較して粉砕し難いために、製粉時の粕としてそば殻
7と共に一部廃棄されているのが現状である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上述のように従来得ることができなかったそ
ば胚芽をほぼその原形を保った状態で、しかも、容易に
得ることができるそば胚芽の採取方法を提供し、そば胚
芽をそのまま、或は焙煎、蒸煮等の処理を施して食用と
するか、飲食品や加工食品の素材として有効に利用でき
るようにしたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係るそば胚芽の採取方法は、そば種子からそば
殻を除去してそば粒を得、このそば粒を2乃至4つ割に
破砕する。このように破砕したる後10乃至!8メツシ
ュの篩を用いて順次篩別し、更に風選によりそば胚芽を
分離することを特徴としている。
〔発明の作用〕
本発明においては、そば殻を除去しそば粒を得、このそ
ば粒を2乃至4つ割に破砕するから、そば殻がそば胚芽
に混入しないし、そば胚芽が殆ど損傷することなく、は
ぼ原形を保った状態で得られる。そば粒の破砕程度が強
いと、そば胚芽が胚乳部や糊粉層と共に細かく破砕され
、それらと混合されてしまうので、篩、風選による分別
が不可能となる。逆に破砕の程度が弱ければ、そば胚芽
を胚乳部から剥脱することができず、そば胚芽の収量が
低下するので、2乃至4つ割程度に粗く破砕することが
必要であり、このように破砕することによって、篩別更
には風選による分離が行い易くなる。また1、篩別は、
lO乃至18メツシュの篩により順次行うので、糊粉層
が付着している状態の大きいものや、粉末状に破砕され
たそば胚芽は除去される。更に、胚乳部は比重が大きい
のに対し、そば胚芽はそれよりも比重が小さく、しかも
、長細い薄片状であるために風選により確実に分離され
る。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を詳述する。
本発明は、第2図及び第3図に示すような、周囲が枕等
に利用されるそば殻7で覆われており、その内部に糊粉
層4と胚乳部5とからなる可食部のそば粒があり、更に
胚乳部5の中心部にそば胚芽6があるそば種子Aから、
そば胚芽6を採取する方法であって、第1工程乃至第4
工程からなる。
第1工程は、そばの脱ぶ工程ともいうべき、そば種子A
からそばR7を除去してそば粒を得る、にある、まず、
そば種子を篩別、風選、研磨等の操作により夾雑物を取
り除くと共に、その粒子の大きさ毎に数種に区分する。
そば種子Aは、第2図及び第3図に示す如く、三陵角状
を呈しており、横断面は略正三角形であるが、その粒子
の大きさは不揃いで、産地、種類、栽培条件等によって
異っているので、粒子の大きさによって数種に区分する
と、本工程でのそば殻7の除去は勿論、次の破砕工程も
行い易い、上述のように精選、整粒したそば種子Aを、
臼式脱ぶ機によってそば殻7を剥離し、風選によりそば
殻7とそば粒とを分離する。しかる後、篩別により三陵
角状の原形を保持したそば粒を得るものである。このよ
うにして得たそば粒を破砕すると、そば殻7が混入しな
くなる。
第2工程は、第1工程で得たそば粒を2乃至4つ割に破
砕する0例えば、臼式粉砕機を使用し、その臼の間隙、
回転数等を調整してそば粒を破砕する。この破砕工程に
おいて胚乳部5の中心部にあるそば胚芽6が胚乳部5か
ら剥脱されるが、臼の間隙が狭く、また回転数が速すぎ
ると、そば粒は細く砕かれて、そば胚芽6は原形を保て
ず破砕されてしまうので、そば胚芽6と胚乳部5とを区
別することが不可能になる。逆に臼の間隙が広く、回転
が遅いと、三陵角状のそば粒が破砕されないまま残り、
そば胚芽6の剥脱率が悪くなり歩留りを低下させる。そ
ば粒を2乃至4つ割に破砕すると、そば胚芽6が脆弱で
あっても損傷することなく、はぼ原形を保った状態で剥
脱することができる。
第3工程では、10乃至18メツシュの篩を用いて順次
篩別し、主としてそば胚芽6と他の胚乳部5、糊粉層4
.細粉粒部とを区別する。篩別の第1段階は10メツシ
ュの篩を使用し、2つ割れ程度の大きい砕粒を区分する
。この大きさの砕粒は片面に糊粉層4が付着しており、
別の片面は胚乳部5であって、そば胚芽6が剥脱されて
いる−0よってそば胚芽6が含まれていない大きい砕粒
は除去される。第2段階では13メツシュの篩を用い、
10乃至13メツシュの砕粒を区分する。この大きさの
砕粒が原形のままのそば胚芽6を最も多量に含み、この
そば胚芽6は、第4図に示す如く、路孔びら模様の薄片
状を呈しており、他に3乃至4つ割程度の胚乳部が混在
している。第3段階はIBメツシュの篩を用い13乃至
IBメツシュの砕粒を区分する。この区分はやや砕けた
そば胚芽と4つ割程度の胚乳部5が混在している。更に
第4段階では18メツシュの篩を使用してIB乃至18
メツシュの砕粒を区分する。この砕粒中には原形を保っ
たそば胚芽は含まれておらず、4つ割より小さいそば胚
乳部と糊粉層とが含まれている。そして18メツシュ以
下は細粉粒となった胚乳部、糊粉層及び極〈一部のそば
胚芽等が混在している状態である。
第4工程では、風選によりそば胚芽を分離する。この工
程では前記篩別工程における第2、第3段階で区別され
た砕粒からそば胚芽を風選により分離するものである。
2乃至4つ割の胚乳部は、塊状を呈し、その見掛は比重
が0.65乃至0.68g/mlであるに対し、そば胚
芽は薄片状で、しかも、その見掛は比重が0.31乃至
0.35g/mlと胚乳部よりも小さいから、風選によ
り分離するのが容易であり、かつ、確実に分離される。
以上のような各工程を経て、原形を保持したそば胚芽を
対そば粒3.5zや砕けたそば胚芽2.3z、計5.8
zを得た。これはそば粒に含有されるそば胚芽に対して
約4ozの歩留りであった。ちなみに小麦には約2xの
胚芽が含まれるが、採取できる胚芽は約0.1zであり
1歩留りは約5zに過ぎないものである。
なお、篩別、風選によってそば胚芽を除かれた他の胚乳
部及び糊粉層は、製粉しそば粉とするのは言うまでもな
いが、このそば粉中には、そば殻が混在されることがな
く、純度の高いそば粉が得られる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の方法によれば、栄養豊富で各種食
品に供し得るそば胚芽が、原形を保った状態で得られる
。また、多数粉砕したとしても、他の胚乳部及び糊粉層
と、粒度、比重において明らかに差異のある状態で胚乳
部から剥離されるので、篩別及び風力による分別が容易
となり、そば殻等が混入していない極めて純度の高いそ
ば胚芽が高収量で得ることが出来、その操作も簡単で工
業的に利用し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は小麦の縦断面図、第2図はそば種子の縦断面図
、第3図はそば種子の横断面図、第4図はそば胚芽の拡
大斜視図である。 図中Aはそば種子、4は糊粉層、5は胚乳部、6はそば
胚芽、7はそば殻を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. そば種子からそば殻を除去してそば粒を得、このそば粒
    を2乃至4つ割に破砕し、しかる後10乃至18メッシ
    ュの篩を用いて順次篩別し、更に風選によりそば胚芽を
    分離することを特徴とするそば胚芽の採取方法。
JP11163986A 1986-05-15 1986-05-15 そば胚芽の採取方法 Granted JPS62269759A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11163986A JPS62269759A (ja) 1986-05-15 1986-05-15 そば胚芽の採取方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11163986A JPS62269759A (ja) 1986-05-15 1986-05-15 そば胚芽の採取方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62269759A true JPS62269759A (ja) 1987-11-24
JPH034253B2 JPH034253B2 (ja) 1991-01-22

Family

ID=14566408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11163986A Granted JPS62269759A (ja) 1986-05-15 1986-05-15 そば胚芽の採取方法

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JP (1) JPS62269759A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002038790A1 (fr) * 2000-11-08 2002-05-16 Wakenyaku Co Ltd Procede permettant de produire un extrait de germes

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002038790A1 (fr) * 2000-11-08 2002-05-16 Wakenyaku Co Ltd Procede permettant de produire un extrait de germes

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Publication number Publication date
JPH034253B2 (ja) 1991-01-22

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