JPS62268816A - 吸湿性ポリアミド繊維およびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は吸湿性の改善され几ポリアミド鑓維および七の
製造方法に関するものである。

！＋細には、木綿、羊毛などの天然繊維と同等の吸湿性
ｋＶする吸湿性ボリアミド繊維であり、かつ当該繊維を
製造する際酸Ｎ現象を起こさずに安定して巻取ることの
でさる吸湿性ポリアミド繊維の製造方法に関する。

（ロ）　従来技術 ポリアミド成分維にその優れ文物性から衣料用として広
い分野に使用されている。しかしこれらのり雑に木綿、
羊毛などの天然繊維に比較して吸湿性が著しく低い欠点
？Ｍする。吸湿性が乏しいことは衣料吟に使用する場合
、発汗しても汗全吸いとらないため着ノし・地が極めて
悪いはかりでなく衛生的にも好ましくない。

以上の欠点に対し吸湿性を付与する九め数多くの試みが
なされている。九とえはポリアルキル酸、ポリアルキレ
ンエーテル、ポリアクリルアミド等をポリアミドに配合
する方法等が提案されている。

しかし、いずれの方法も同様な欠点ｔＭしている。すな
わち、配合による方法は、少址の添加では吸湿性の改良
効果が少さく、一方多量の伶加は吸湿性の改良には効果
があるが、変性剤の耐熱性が悪い為繊維が着色するとい
つ九問題がある。しかもこのブロックポリアルキレンエ
ーテルアミド繊維の製造に際しては、通常の方法、例え
は比較的低いドラフトで紡糸し、水分１ｅｔＵ工程油剤
を付与して巻き取る方法の場合は、未延伸糸の年糸問お
よびマルチフィラメント糸間が互いにＭ看し、その九め
延伸するとき、未延伸糸の解舒張力が著しく太ぎくなり
部分的に延伸過度となるため、ウースター斑が増大した
り、延伸中に毛羽、糸切れか多発し、満足に安定した紡
糸上行うことが出来ないという問題がある。

（ハ）発明の目的 本発明は、かかる従来技術の問題点？＃決丁べく鋭意検
討の結果到達しｍものである。丁なわち本発明の目的は
、吸湿性を木綿と同程度令しかつ耐熱性が艮く、着色せ
ずに透明性に優れ、ウースター斑のない吸湿ポリアミド
繊維を提供することである。

本発明の他の目的は、これらブロックポリアルキレンエ
ーテルアミド會紡糸する際に発生する俗着現象ｔＳ決し
、円滑に安定した製造が行える吸湿性ポリアミド［＃の
製造７ｉ法七提供することである。

に）発明の構成 本発８Ａは、第一には、ポリアミド成分がポリアミド単
量体、ま次は他のポリアミド成分との共重合ポリアミド
であり、該ポリアミドにポリアルキレンエーテルｔ−３
ｉ量チ以上３０重量−未満共重合してなるブロックポリ
アルキレンエーテルアミド繊維であって、複屈折車が４
０　Ｘ　１０−’以上であることを特徴とする狭湿性ポ
リアミド轍維であり、七の結果、着色、ウースター斑奮
発生させないで、高い吸湿性會うろことができるもので
ある。

本発明の第２は、当該繊維を４０００１？Ｌ／分以上の
巻取速屓で紡糸丁ゐことを％徴とする吸湿性ポリアミド
成分紺の製造方法についてであり、七の結果隘Ｎケ発生
させないで円滑に安定して製造することができるもので
ある。

本発明でハラブロックポリアルキレンエーテルアミドと
ハポリアミドとポリアルキレンエーテルとの共重合体で
あるが、さらにその他第三共重合成分を含むごとができ
る。

七の構成成分であるポリアミドとしてはポリヘキサメチ
レンアジパミド、ポリへキサメチレンセバカミド、ポリ
シーカプラミド、ポリウンデカンアミドなどのような単
量体、あるいはこれら同志や他のポリアミドとの共重合
ポリアミドが挙げられる。

特に、ポリアミドとしてぼりヘキサメチレンアジパミド
単量体、ま友はポリヘキサメチレンアジパミドを主成分
とした他のポリアミド成分との共重合ポリアミドは、そ
れらによって構成されるブロックポリアルキレンエーテ
ルアミドが耐久牧湿効果が太ぎいので好ましい。

具体的な共重合ポリアミドとしては、ポリヘキサメチレ
ンアジパミド・ε−カプラミド共ム百体（ナイロン６６
／６）、ポリヘキサメチレンアジパミド・ヘキサメナレ
ンセバカミド（ナイロン６６／６１０）、ポリヘキサメ
チレンアジパミド・６−カプラミド・ヘチサメナレンセ
パカミド（ナイロン６６／６／６１０　）などが挙げら
れる。

もちろんインクタル酸、テレフタル酸等も第６の共１８
成分とな９うる。

一方ブロックポリアルキレンエーテルアミドの檎Ｊａ成
分であるポリアルキレンエーテルとしてはポリエチレン
エーテル、ポリプロピレンエーテル、ポリエチレンプロ
ピレンエーテルなどが挙げられる。なかでもポリエチレ
ンエーテルが実用的であり、吸湿効果が大ぎい。

これらポリアルキレンエーテルの分子１ｒｚｓｏ。

〜６０００であることが好ましく、より好ましくは７０
０〜２０００である。分子量が５００禾嘴では吸湿効果
が不充分であることが多く、ま穴６０００以上では共重
合の際未反応の＆　ＩＪアルキレンエーテルが多くなり
、耐久吸湿効果が不光分であることが多い。

さらにポリアルキレンエーテル成分がブロックポリアル
キレンエーテルアミド中に占める割合は通常５〜ろｏ　
ｉ：　ｉ％が好ましい。５］！ｆ賛チ未満では吸湿効果
が不充分であり、３０ｊＦ量チを超えるとブロックポリ
アルキレンエーテルアミドの製造時に多くの問題が生じ
る。例えは通常のｍ融重合法では充分な１合度が得が友
い、浴融１合時にポリアルキレンエーテル成分が熱分解
しポリマーが劣化し易い、重合後ポリマーを排田・固化
・造粒する際通常は水冷同化させるが、同化し難いなど
が挙げられる。

ポリアルキレンエーテル全ポリアミドに共重合する方法
は、ポリアルキレンエーテルの末端基をアミン基、カル
ボキシル基、水酸基等にすることにより重合することが
できるが、好ましくは、通常のポリアミドの重合方法が
使えるので７ミノ基であることが望ましい。

又、当該吸湿ポリアミド轍雑の複屈折率に４０Ｘ　１０
−’以上ある必要がある。この値が４０×１０″″３未
満であると、実質的に繊維には溶着が発生しており実用
上好ましくない。

一方、本該繊維の製造方法の特徴である４０００ｍ／分
以上の巻取速度で紡糸する方法は、通常の高速紡糸方法
を用いることができるが、特開昭５８−２０８４１５の
方法が安定に高速まで紡糸できるので好ましい。本発明
の巻取速度は４０００ｒｓＺ分以上必要であり、４００
０ｎＬ／分以下だと、複屈折率が低くＷ４Ｎが発生する
。

（ホ）発明の効果 本発明によってえられる吸湿性ポリアミド繊維は、木綿
と同程度の吸湿性を肩し、かつ耐熱性が良く、着色せず
に透明性に優れ、ウースター斑のかいものである。

筐九、この吸湿性ポリアミド繊維の製造においで、ブロ
ックポリアルキレンエーテル７ミドを紡糸する際に発生
する耐着現象ｔｊ！１１決し、円滑に安定しｆｃ製造を
行なうごとができる。

（へ）実施例 以下実施例により本発明を具体的に説明する。

なお実施例で用いる測定方法に次の通りである。

〔融点〕

ＤＳＣ−２Ｃ型示差走査熱量計（Ｐ乙ＲＫ工Ｎ　−１１
ｉＬＭｌＩｃＲ社製）を用い２０℃／分の昇温速度で測
定し得られた吸熱ピークの位ａ’ｔｍ点とし文。

〔吸湿本〕

絶乾状態の試料上２０°０Ｘ６５チ、２０°Ｃ×９５％
の相対湿度の状態に２４時間調湿し友後の水分本をそれ
ぞれ６５％吸湿本、９５チ吸湿部と定義する。

〔紡糸性および耐着性〕

Ｏ浴着なし　　紡糸性良好 Δ　溶着なし　　糸の巻形体不良で紡糸できず×　溶着
あり　　紡糸性不良 〔俵屈折車〕 ペレツク社シコンペンセータを用いナトリウムＤ光によ
り測定した。

実施例１ ポリエチレンエーテルジアミン（平均分子量約１１００
）とこれと等モルのアジピン酸？水の存在下で塩反応さ
せることにより、ポリエチレンエーテルジアンモニウム
アジペートの４０＠９％水浴液を得友。濃縮槽に該４０
重シチポリエチレンエーテルジアンモニウムアジペート
水ｍ　０ｗ　３９．４Ｎ量部、４０ｘｉ％へキサメナレ
ンジアンモニウムアジペート水浴液１７１．６１景部、
ε−カブロラククム２５．４ｍ、ｉｉ部金投入し、常圧
で加熱し、モノマー系ａ度６０１童チまで濃縮した。次
いで濃縮液？重合槽へ移送し、内温１１９０〜２５０℃
、内圧？初期加圧、後期常圧に調節しながら、的媒水、
縮合水金除去して、常法のポリヘキサメナレンアジパミ
ド型の浴融１合を行なった。１合後ブロックポリエチレ
ンエーテルアミド（ナイロン６６／６／Ｐａ：Ｇ、　６
　）　ｍ成ｖｌＪｋシートａＫ排１ｔｌＬ、水冷固化さ
せた後、切断造粒した。該ブロックポリエチレンエーテ
ルアミドＭｉ成分は、１台中の劣化着色な飽められす遺
明性がよく、１合度も光分であり、水冷固化後の切断造
粒化も円滑に行うことができ次。該ブロックポリエチレ
ンエーテルアミドの融点を測定し九ところ２０１°Ｃで
あった。

次いで、押出温度２３０℃、孔径が０．２３％で孔数２
４の紡糸口金を通し特開昭５８−２０８４１５笑施例と
同様の方法で紡出し、油剤を付与し、次いで延伸するこ
となく４ｏｏｏ、５ｏｏｏ、６０００および７０００　
ａ／分で巻取って、それぞれ５０デニール２４フイラメ
ントの繊維を得た。

当該ポリアミド繊維の吸湿車上、耐着性および紡糸性、
複屈折の寡を表Ｉに示す。表よりわかるとうり、吸湿基
が木綿と同程度でありかつ溶着性もなく、紡糸性が良い
ことがわかる。

比較例１ 冥施例１のポリアミドｔ−２０００，３０００ｆｆｉ／
分の巻取速度とする他は、笑施例１と同様の方法で紡糸
し几。結果ＩＩ″表Ｉにあわせて記載する。

表よりわかるとうり、複屈折悪の値が低く、溶着や巻形
体の不良が生じていることがわかる。

（参考）　木綿の６５％吸湿藁　　６．６木綿の９５チ
吸湿率　１７．６

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ポリアミド成分がポリアミド単量体、または他の
   ポリアミド成分との共重合ポリアミドであり、該ポリア
   ミドにポリアルキレンエーテルを３重量％以上３０重量
   ％未満共重合してなるブロックポリアルキレンエーテル
   アミド繊維であって、かつ複屈折率が４０×１０＾−＾
   ３以上であることを特徴とする吸湿性ポリアミド繊維。
2. （２）ポリアミド成分がポリヘキサメチレンアジパミド
   、またはポリヘキサメチレンアジパミドを主成分とした
   他のポリアミド成分との共重合ポリアミドであることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の吸湿性ポリアミ
   ド繊維。
3. （３）ポリアミド成分がポリアミド単量体、または他の
   ポリアミド成分との共重合ポリアミドであり、該ポリア
   ミドにポリアルキレンエーテルを３重量％以上３０重量
   ％未満共重台してなるブロックポリアルキレンエーテル
   アミドを４０００ｍ／分以上の巻取速度で溶融紡糸する
   ことを特徴とする吸湿性ポリアミド繊維の製造方法