JPS62268002A - 電気絶縁材料用マグネシア焼結粉体およびその製造方法 - Google Patents

電気絶縁材料用マグネシア焼結粉体およびその製造方法

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JPS62268002A
JPS62268002A JP10863186A JP10863186A JPS62268002A JP S62268002 A JPS62268002 A JP S62268002A JP 10863186 A JP10863186 A JP 10863186A JP 10863186 A JP10863186 A JP 10863186A JP S62268002 A JPS62268002 A JP S62268002A
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JP
Japan
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magnesia
powder
sintered powder
electrically insulating
less
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JP10863186A
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房夫 河野
丹生 国彦
弘 竹内
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Shin Nihon Kagaku Kogyo KK
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Shin Nihon Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はマグネシア(MCIO>を主成分とする流動特
性の優れたマグネシアからなる電気絶縁材料に関するも
ので、特にシースヒーターの絶縁充填材として適するも
のである。
[従来の技術] +MQOは高周波電気絶縁抵抗および高温下での電気絶
縁抵抗が非常に高いという特徴がある。従来電気絶縁材
料、特にシートヒーターの絶縁充填材として、絶縁特性
の良いことがら電融マグネシアを破砕した粉体が使用さ
れている。ところが電融マグネシアを原料とする場合、
破砕する必要があり、得られるマグネシア粉体も角ばっ
た形状の粉体となり使用上難点があった。この点の改良
を目的として特公昭57−55646号で提案された電
融マグネシアを原料とするものもあるが、なお十分な特
性でなく、その製造も困難であり、したがって製造原価
も大である。
また、マグネシア粉体の特性としてフロータイムが特に
重要な特性であるが、なお十分なものは得られていない
。特開昭59−215690号によればタップ密度2.
34〜2.42g/Cm 3かつフロータイム190〜
220sec/ 100C]のものが提案されているが
具体的に製造されたものでは203sec/ 100g
が最良のものであり、原料も電融マグネシアであるので
、なお改良の余地もおる。
一方、海水等を原料とする焼結マグネシアは流動特性が
優れているが電気絶縁材料としては不向きとされ、この
点が改善されたものの提案はなく、実用的には利用され
ていない。
[発明が解決しようとする問題点] 従来、金属パイプとヒーターとの間に充填材料として詰
めるシースビータ−用マグネシアとして製造上問題が少
なく、優れた粉末形状をもち、充填の作業性、充填密度
やシースヒーターの寿命にも密接に関係する特性として
重視されている粉末の流動性等が満足すべきものはなか
った。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、上記問題点を解決した電気絶縁材料用マグネ
シア焼結粉体およびその製造方法である。。
すなわち、マグネシア焼結粉体で、大部分が球形をした
粉体からなり、フロータイムが200sec/ 100
g以下、好ましくは183sec/ 100g以下、絶
縁抵抗が600 ’Cで107Ω・cm以上、好ましく
は108Ω・Cm以上である電気絶縁材料用マグネシア
焼結粉体であり、その製造に当り、500μmの篩を通
過し、25μの篩を通過しない部分を採取するのが適当
である。
さらに、本発明は充填の作業性、充填密度の優れたマグ
ネシア粉末を提供するものでおり、タップ密度が2.3
0g/Cm 3以上のマグネシア粉体である。
充填物のフロータイムはシースヒーターに粉体を充填す
る際、製造上、特に作業効率上、重要な要素であること
はよく知られており、フロータイムが200sec/ 
100(]以下、特に、183sec/ ioog以下
であることは従来の充填材に比較して、極めて生産性が
高くなり、産業上、意義のあることである。
また、粉体粒子が断面で1001以下の単結晶の集合体
であることが好ましい。
上記タップ密度2.30g/cm 3以上、フロータイ
ムが200sec/ 100g以下でおっても、絶縁抵
抗が600℃で107Ω・cm以下であるマグネシア粉
体はシースヒーターの充填物として実用に支障がある。
また、球形をしたマグネシア粉体であっても、粒径25
μm未満の粒子の割合が3重量%以上、または500μ
mを越える粒子の割合が5重量%を越えると流動性が悪
い。更に、500μmを越える粒子の割合が10重量%
以上になると充填性も悪くなる。これを第3図を参照し
て説明すれば、粒径25μm未満の粒子、500μmを
越える粒子、25〜500μmの範囲の粒子の量を示す
三角座標において、X印の点と各辺で囲まれた領域、す
なわち、O印の点が存在する領域の粒度分布が適当な範
囲である。
上記領域外の粒度分布をもつマグネシア粉体ではシース
ヒーターの寿命が低下する。これは粒径のバラツキが多
いため、シースに充填する際に偏析が生じ、均一な絶縁
性を有するヒーターが作れないためであると考えられる
さらに、マグネシアの粒径は44〜420μmの範囲の
ものが90重量%以上であることが望ましい。
本発明において流動性の改良されたマグネシア粉体は球
形をした粉体である。ここで言う球形とは断面かほぼ円
に近い形をしているものであるが、必ずしも真円を意味
するものではなく、第1図に示すように断面の外周が凸
の鋭角をもたず、曲線または直線と曲線に囲まれている
ものを言う。すなわち、全体の形状が球形をしているの
であって、表面の平滑度の粗さに基づく程度の凹凸があ
っても本発明で言う球形と言えるものである。
上記マグネシア粉体の製造方法は、例えば1600〜1
800’C以上の温度で焼成された1mm以下の高純度
マグネシア粉を風力9扱等により、500μm以下、か
つ、25μ以上に篩分する。
また、上記マグネシア焼結粉体をpH3以下の酸性水溶
液中で1分間以上攪拌し、上iff液を分離後、水洗を
充分に、例えば2回以上繰り返し、濾過、乾燥するのが
適当である。
以上説明したように本発明の、球形をした流動性の良好
なマグネシア粉体を、従来シースヒーターに用いられて
いる電融マグネシア粉砕物と混合すると電融マグネシア
単味のものよりも流動性が著しく改良され、本発明のマ
グネシア焼結粉体を10〜100重最%に従重量破砕し
た電融マグネシアを90重量%以下混合して用いてもよ
い。
また上述の25〜500μmに粒度調整されたマグネシ
ア焼結粉体をpH3以下の酸性溶液中で1分間以上攪拌
し、上澄液を分離後、十分に水洗をしたのら、濾過、乾
燥したものも、本発明のマグネシア焼結粉体である。す
なわち、その表面に不純物の少ないマグネシア焼結粉体
は前)小の充填性、流動性を損なうことなく、高温での
絶縁抵抗が優れている。
ここで言うマグネシアとは化学成分としては通常マグネ
シアに不純物として含まれるcao、  S  i  
02  、 Fe  20 r  、 AI、+0 3
 、B2O3、ZrO2のいずれかを含むとともに、マ
グネシア焼結′粉体が高温多湿の雰囲気中に放置された
ときに、f8縁抵抗が低下するのを防止する目的でマグ
ネシア粉末の表面にシリカやジルコニア等をコーティン
グしたものを含むものである。
本発明における実施例の化学組成のうちMgO,cao
、S ! 02 、Fe2O3、Al 203、B20
:lはマグネシア粉末を塩醒水溶液で熱溶解したのち、
またZrO2はNa2COI 、Na2B207 ・1
0H20を用い、アルカリ溶融したのち、硝該水溶液に
熱溶解した後、日本ジャーシルアッシュ類の575− 
n HのICAPを用いて測定した。
本発明の実施例のマグネシアにおける高温絶縁抵抗は内
径10mmの金属パイプと外径5mmの中心棒の間隙に
絶縁充填材を約25mmの長さに1.5 丁/cm’の
圧力で圧縮充填したものに、白金線を取り付けて電気炉
内に置き、各温度での絶縁抵抗を測定した(フエタリー
法)。
なあ、用いた金属パイプならびに中心棒の材質は5IJ
S、 304である。
また、粉末のタップ密度、フロータイムはASTM  
5tandardsD2755に規定されている方法に
よりアメ1ツカのBoeh Tool and i)i
eCompany製の装置を用いて測定した。
粒度分布はJIS標準篩を用いて篩分けて求めた。
また第1図および第2図のマグネシア焼結粉体の断面の
様子は供試料をエポキシ樹脂に埋め込み、固化させたの
ち、アルミナ扮末ヤダイヤモンドペーストで研磨して、
粉体の断面を出し反射顕微鏡で倣形した。
つぎに実施例によって本発明を具体的に説明する。なお
実施例に示す各成分の量(%)は重量%である。
実施例1 0−タリーキルンで2000’Cの温度で焼成したIn
m以下の高純度マグネシア扮をステンレス製の金銅を用
いて、500μmかつ25μmで篩い分けた。このマグ
ネシア焼結粉体の粒度分イEは500〜420μm  
4.5%、420〜250μm15.9%、250〜1
49μm 13.6%、149〜105 μm 21.
8%、105〜74μm 32.8%、74〜44μm
 8.2%、44〜25μm  2 、29/、であっ
た。
また、本発明のマグネシア粉体をエポキシ樹脂に埋め込
み、固化させた後、研磨し、その断面を反射顕微鏡で観
察し、平均的な視野を三つ選び、写真躍影したものであ
る。その一つが第1図でおり、本発明のマグネシア粉体
の大部分が球形をしているのが判る。
さらに、各視野の最大粒を遭び、単結晶の数を数えたと
ころ、55個、87個、80個であった。
さらにこのマグネシア焼結粉体の化学組成、タップ密度
、フロータイムおよび600 ’Cにあける絶縁抵抗を
第1表に示した。
実施例2 実施例1のマグネシア焼結粉体2.5kgを0.2N塩
酸溶液10C1に入れて5分間階拝し、上澄液を捨てて
、水1051を加えて攪拌水洗を2回行ない真空濾過し
た。この濾滓をさらに水5文をふりかけて水洗し、12
0’Cの熱風中で乾燥した。
このマグネシア焼結粉体の化学組成、タップ密度フロー
タイムおよびE)OO’Cにおける絶縁抵抗を第1表に
示した。
実施例3 実施例1のマグネシア焼結粉体および市販のシースヒー
ター用の電融マグネシアの粉末を下記の第2表の混合重
量割合で均一に混合し、タップ密度とフロータイムを測
定した。
その結果を第2表に示す。
また、ここで用いた市販のシースヒーター用の電融マグ
ネシアの粉末を反射顕微鏡で観察した写真が第2図であ
り、直線が交差した角張った粉末であった。また、その
粒度分布は420〜250 μm 8.6%、250〜
149μm38.6%、149〜105μm38.5%
、105〜744m 11.7%、74〜44μm  
4.1%、44〜25μm0.5%であった。
また市販の電融マグネシアの化学組成、タップ密度、フ
ロータイムを第1表の比較例として示す。
実施例4 0−タリーキルンで1900’C以上の温度で焼成した
1mm以下の高純度マグネシア粉を風力弁!fPL機を
用いて420μm以上、44μm以下を分級除去した。
このマグネシア焼結粉体の粒度分布は500〜420μ
m  5.8%、420〜250μm 16.3%、2
50〜149 μm 27.8%、149〜74μm2
6.5%、74〜44μm 21.3%、44〜25μ
m  2.3%であった。このマグネシア焼結粉体の化
学組成タップ密度、フロータイムを第1表に示した。
第1表 第2表 実施例5および比較例 実施例1と同様にして得たマグネシア粉体に対して、実
施例1と同様に篩分した25μm未満の粒子および50
0μmを越える粒子を加えた粉体の配合割合とその粉体
のフロータイムおよびタップ密度を下記第3表に示す。
第3図は上記配合割合を図示したものである。
第3表 [発明の効果] 以上説明したように、本発明の電気絶縁材料は400〜
600℃程度の高温における絶縁抵抗が高く、かつ従来
シースヒーターに使われている破砕された電融マグネシ
アに比べて、充填性、流動性に優れており、シースヒー
ターの絶縁充填材として優れたもので必る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のマグネシア扮の顕ta鏡写真、 第2図は電融マグネシアを粉砕した従来のマグネシア粉
の顕ta!鏡写真、 第3図は本発明のマグネシア扮の粒度分布の一例を示す
グラフである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マグネシア粉体で、大部分が球形をした粉体から
    なり、フロータイムが200sec/100g以下、絶
    縁抵抗が600℃で10^7Ω・cm以上であることを
    特徴とする電気絶縁材料用マグネシア焼結粉体。
  2. (2)フロータイムが183sec/100g以下であ
    る特許請求の範囲第(1)項に記載の電気絶縁材料用マ
    グネシア焼結粉体。
  3. (3)絶縁抵抗が600℃で10^8Ω・cm以上であ
    る特許請求の範囲第(1)項または第(2)項に記載の
    電気絶縁材料用マグネシア焼結粉体。
  4. (4)タップ密度が2.30g/cm^3以上である特
    許請求の範囲第(1)〜(3)項のいずれかに記載の電
    気絶縁材料用マグネシア焼結粉体。
  5. (5)マグネシア粉体か断面で100個以下の単結晶の
    集合体である第(1)項記載の電気絶縁材料用マグネシ
    ア焼結粉体。
  6. (6)大部分が球形をした1mm以下のマグネシア焼結
    粉体を500μmの篩と25μmの篩で篩分することを
    特徴とする電気絶縁材料用マグネシア焼結粉体の製造方
    法。
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