JPS62267537A - 燃料制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関の燃料制御装置に係り、特にエンジン
の絞り弁急開後の加速性能を改善した燃料制御装置に関
する。

〔従来の技術〕

エンジンの急加速時には、絞り弁を急開して多くの空気
及び燃料をシリンダへ送り込む。シリンダへ送り込まれ
る空気量と燃料量の比、つまり空燃比は運転状態に応じ
て適当な値に保たれろ必要があり、これは急加速時に於
いても同様である。

この場合、急加速時に燃料が最適値よりも多くなる（オ
ーバーリッチ）と、エンジンが滑らかに加速されずにシ
ョックあるいは加速不良を発生する。

このため、特開昭５９−２０００２５に示されているよ
うに従来の燃料制御装置に於いては、加速時の燃料増加
量に制限をかけていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

絞り弁全開から急開してエンジン急加速を行うと、絞り
弁全閉時に殆ど真空状態になっていた吸気管へ空気を充
てんし、かつシリンダへも空気を送り込む。このためエ
アフローセンサ出力には吸気管への空気量てんによるピ
ークが発生し、この出力に応じた燃料量をシリンダへ供
給すると、吸気管への充てん分だけシリンダへ送りこま
れる空気が少なくオーバーリッチとなるが、これは上記
の従来装置では考慮されていなかった。

本発明め目的は、上記従来装置の欠点をなくし、絞り弁
を全閉から急開したときも良好な加速性能が得られろよ
うにした燃料制御装置を提供するにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的は、絞り弁開度に応じて燃料供給量の制限値
を変化させろ構成とすることにより達成される。

〔作用〕

絞り弁開度は、エンジン回転数を考慮することによって
′Ａ際にシリンダに吸入される空気量を精度よく表わし
ている。従ってこの絞り弁の開度に応じて供給量の制限
を行えば正確な燃料量の制御が可能となり、絞り弁急開
後のオーバーリッチも確実に防止できる。

〔実施例〕

以下、本発明を実施例によって説明する。第６図は本発
明の装置の構成例を示すもので、本発明に関連する部分
としては、エンジン７に配設されたニアフローセンサ４
２回転センサ６、水温センサ９、及びスロットルセンサ
３により、吸入空気量Ｑａ、エンジン回転数Ｎ、エンジ
ン冷却水温Ｔｗ及び、スロットル開度ＴＨＶがそれぞれ
検出され、コントロールユニット８へ入力されて、ここ
で算出された燃料噴射信号Ｔ１がインジェクタ１に出力
される。スロットルセンサ３は、以下の第１の実施例で
は絞り弁全開時にオン、そうでない時オフするアイドル
スイッチであり、第２の実施例では開度に応じた信号Ｔ
　ＨＶを出力する開度検出器である。

第１図はコントロールユニット８に於ける燃料量制御の
ための処理フローの一実施例を示すものであり、第２図
はその動什説明図である。第１図の処理は例えば１０ミ
リ秒毎に起動され、ステップ１０ｏで吸入空気量Ｑａと
エンジン回転数Ｎをとり込む。ステップ１０１ではこれ
らの量をもとに燃料の基本噴射科Ｔ−を、Ｋを定数とし
てＴ　ｐ　＝　Ｋ−Ｑ　ａ　／　Ｎ　　　　　　　　　
　　・・・（１）で算出する。ここで絞り弁２が全閉か
ら急開された時には、真空に近い吸気管５を充填する空
気量のために、第３図のように吸入空気ｔＱａにピーク
（斜線部）が生じる。このために式（１）で算出されろ
基本噴射湯ＴｐもＱａに比例した値となってしまい、実
際のシリンダへの吸入空気量に見合う以上の燃料が噴射
されてオーバーリッチの原因となっていた。そこで本実
施例では第１図のステップ１０２にてまずアイドルスイ
ッチのオン。

オフをしらべろ、もしこれがオンであれば絞り弁２は全
閉状態にあるので、噴射料の制限値ＴＰＬを第２図のよ
うに低い値Ｔ１に設定し、（ステップ１０３）、もしア
イドルスイッチがオフならば、絞り弁２が全閉から急開
されたものとして制限値ＴＰＬをΔＴふやしくステップ
１０４）、その結果がＴｚ以上になった時はＴＺを、Ｔ
２をこえていなければそのままの値を制限値ＴＰＬとす
る（ステップ１．０５，１０６）。絞り弁急開時には１
０ミリ秒ごとにこのステップ１０４〜１０６の処理が行
われるから、制限値ＴＰＬは、第２図のようにＴ１の値
から１０ミリ秒ごとにΔτづつＴ２になるまで増加する
。次のステップ１０７〜１０９では、上記のようにして
設定した制限値ＴＰＬで基本噴射湯Ｔｐ　を制限したＴ
ＰＯを出力するから、この制限出力ＴＰＯは第２図のよ
うにピーク部分を抑圧したものとなる。それで最後に水
温Ｔ、などの補正係数の和（１＋ΣＣｔ）とインジェク
タ駆動電圧の補正分のゴＢから燃料噴射信号ＴＩ　を計
算し出力する。このように、信号Ｑ＆のピーク部分の影
響を除去することによって、第２図のように回転数Ｎを
滑らかに上昇させろことができる。

第；３図は戎本噴射景Ｔｐに絞り弁開度Ｔ　ＨＶに応じ
た制限をかけろようにした、本発明の別の実施例に於け
る処理フローを示すもので、これは例えば１０ミリ秒毎
に起動される。同図に於いて、まず吸入空気量Ｑａ＋エ
ンジン回転数Ｎ、スロットル開度Ｔ　ＨＶをとり込み（
ステップ２００）。

式（１）の基本噴射量Ｔｐ　を算出する（ステップ２０
］）。本実施例では第４図に示したようなスロットル開
度Ｔ　）Ｉ　Ｖ及び回転数Ｎに対応した制限値′ｒ礼を
出力するマツプ（関数発生器）をコントロールユニット
８に備えており、このマツプではスロットル開度Ｔ　Ｈ
Ｖが増大するほど制限値ＴＰＬが連続的に増大するよう
に設定されている。ステップ２０２ではこのマツプから
、入力のＴ　ＨＶ　。

ＮＵこ対する制限値ＴｐＬを求め、以下のステップ２０
３〜２０６では、第１図ステップｔ０７以後と同様にＴ
ｐの制限及び信号Ｔ＋　の計算を行う。

この結果は、第５図に示すように、やはり信号Ｑ＆のピ
ークの影響を除去できて回転数Ｎを滑らかに上昇させる
ことが可能となる。

なお、第３図の実施例に於いて、第４図のスロットル開
度ＴＨＶに代って、第６図の吸気圧センサ１ｏによって
吸気管圧力ＰＦＩを検出し、これと回転数Ｎとによって
制限値゛［Ｐシを定めるようなマツプを用いても同様な
効果が得られる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、絞り弁急開後、吸入空気量から算出さ
れた基本噴射量に絞り弁開度に応じた制限がかけられる
ので、実際にシリンダに吸入される空気量に対応した燃
料が供給でき、良好な加速性能を引出せるという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の装置に於ける絞り弁急開時
の処理の一実施例及びその動作を示す図。 第；う図〜第５図は本発明の装置に於ける絞り弁急開時
の処理の第２の実施例及びその動作を示す図、第６図は
本発明の装置の全体構成例を示すブロック図である。 １・・・インジェクタ、２・・・絞り弁、３・・・スロ
ットルセンサ、４・・・エアフローセンサ、５・・・吸
気管、６・・・回転センサ、８・・・コントロールユニ
ット、１０第　１　図 第２図 第３　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、エンジンの回転数及び吸入空気量の検出値から燃料
   噴射量を算出してエンジンの空燃比制御を行う燃料制御
   装置に於いて、シリンダへの実際の吸入空気量が多い方
   がその値が大きくなる制限値を設定する制限値設定手段
   と、該手段により設定された制限値を上記燃料噴射量が
   こえないように制御する制御手段とを設けたことを特徴
   とする燃料制御装置。 ２、前記制限値設定値手段は、吸入空気量を調整する絞
   り弁が全閉の時オンしそうでない時オフとなるスイッチ
   手段と、該スイッチがオンの時第１の制限値を設定し、
   該スイッチがオフになつた時は上記第１の制限値に所定
   の時間間隔で所定の増分を加算して上記第１の制限値よ
   りも大きく定められた第２の制限値に達するまで制限値
   を変化させる制限値可変手段とから成ることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の燃料制御装置。 ３、上記制御値設定手段は、吸入空気量を調整する絞り
   弁の開度もしくは吸気管内の圧力を検出する開度もしく
   は圧力検出手段と、該手段による開度もしくは圧力の検
   出値と前記エンジン回転数検出値とから燃料が過剰とな
   らないような燃料噴射料の制限値を可変設定する制限値
   可変手段とから成ることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の燃料制御装置。