JPS62267447A - 高周波磁気特性の優れた高珪素鉄板 - Google Patents

高周波磁気特性の優れた高珪素鉄板

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JPS62267447A
JPS62267447A JP61109639A JP10963986A JPS62267447A JP S62267447 A JPS62267447 A JP S62267447A JP 61109639 A JP61109639 A JP 61109639A JP 10963986 A JP10963986 A JP 10963986A JP S62267447 A JPS62267447 A JP S62267447A
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JP
Japan
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fine grains
silicon iron
iron sheet
iron
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JP61109639A
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Kaoru Takada
高田 芳一
Junichi Inagaki
淳一 稲垣
Takashi Ariizumi
孝 有泉
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子電磁機器の磁芯、シールド材、センサー
等の軟磁性材料に好適な高周波磁気特性の優れた高珪素
鉄板に関する。
〔従来の技術〕
珪素鉄板は優れた軟磁気特性を有するため、従来から電
力用の磁芯や回転機用の材料として大量に使用されてき
たが、近年省エネルギー、省資源の観点から変圧器、回
転機などの電気機器の効率化、小型化が強く要請され、
これに伴いその鉄芯用材料である珪素鉄板にも、より優
れた軟磁気特性及び鉄損特性が要求されるようになって
きた。
この珪素鉄板の軟磁気特性はSiの添加量とともに向上
し、特に6.5 wt%付近で最高の透磁率を示し、さ
らに固有電気抵抗も高いことから、鉄損も小さくなるこ
とが知られている。
珪素鉄板は珪素含有量が4.0 wt%以上となると加
工性が急激に劣化し、このため従来ではその製造は困難
とされていたが、最近圧延方式による製造法の改良が進
み、また新たに急冷凝固法、8珪法等による製造法の研
究が進められ、この結果高珪素鉄薄板の製造が可能とな
ってきた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、このようにして得られる高珪素鉄板は確かに優
れた軟磁性を示すものの、高周波特性、特に高周波鉄損
についてはアモルファスやフェライト番こ較べ劣るとい
う難点がある。
本発明はこのような問題に鑑み、高周波磁気特性、特に
高周波鉄損に優れた高珪素鉄板を提供せんとするもので
ある、 〔問題を解決するための手段〕 鉄損はヒステリシス損と渦電流損に分けられるが、高周
波特性に対しては渦電流損が特に重要な要素となる。こ
の渦電流損を減らすには鉄板の比抵抗を増せばよく、こ
の比抵抗は添加元素を増加することにより増大させるこ
とができる。しかし高珪素鉄の場合、既に多量の理素が
添加されており、添加元票をそれ以上増加させると他の
磁気特性の劣化、加工性の劣化を招く。そこで本発明者
郷は、他の磁気特性や加工性等の劣化を招くことなく渦
電流損を減少させる方法を検討したものであり、この結
果、微粒子を用いて磁区を細分化することにより、他の
磁気特性を劣化させることなく鉄損を安定して下げるこ
とができることを見い出した。
すなわち、本発明は、Siを4〜7wt%含有し、平均
粒径50μ以下の微粒子を体積率で0.02〜lO%含
有せしめたことをその基本的%微とする・ 以下1本発明を具体的に説明する。
本発明鉄板のst含有量は4〜7vtチである。
Stが4.0wt%未満では抵抗値が低く高周波用途に
不適である。一方、Slが7.0wt%を超えると磁気
特性が却って劣化し、このため上限を7.owtsさす
る。
鉄板中に含まれる微粒子は、鉄合金中に析出させたもの
でも1合金溶製時にパウダーとして添加混合したもので
もよく、微粒子としては、例えば炭化物、硫化物、窒化
物、炭窒化物、酸化物等があり、具体的には次のような
ものをあげることができる。
炭化物: Tic、CrC,WC,VC,SiC窒化物
: AIN、 BN、 5isN+ 、TiN硫化物等
: MnS 、 MnSe 酸化物: MgQ、Sio雪、At203また、微粒子
を合金溶製時に添加する方式の場合、微粒子として16
00℃以上の融点をもつものを使用することが好ましい
微粒子は、その平均粒径が50μ以下に調整され、且つ
体積率で0.02〜10q6の範囲で含有せしめられる
。本発明は微粒子による磁区の細分化効果により鉄損を
減少させるようにしたものであり、微粒子の平均粒径が
50μを超えるような大きさでは磁区の細分化効果が十
分に得られない。またこのような微粒子は、鉄板中での
体積率が0.02%未満ではその効果が十分ではない。
また、この微粒子の含有量が増大すると相対的に鉄板中
のFeが減少し、微粒子の体積率が10チを超えると却
って鉄損が増大してしまう。このため微粒子の含有量は
体積率で0.02〜10チの範囲とする。
第1図は微粒子の平均粒径と鉄損比(微粒子を含んだ珪
素鉄と含まない珪素鉄の比〔W5/300◇o〕)  
との関係を、また第2図は微粒子の体9率と鉄損比(第
1図と同様)との関係をそれぞれ示したものであり、微
粒子の平均粒径が50μ以下で且つ体積率0.02〜1
0%の範囲において良好な鉄損低減効果が得られている
〔実施例〕
実施例(1) 第1表に示す組成の合金を溶解して鋳塊を得た。この鋳
塊を2分割し、一方の!’[1を熱間圧延及び冷間圧延
し、0.3 rm gと0.1慎厚の薄板を製造した。
また他方の鋳塊からは急冷凝固法により0.02〜0.
3m1−1厚の薄板を製造した、そして、両方のサンプ
ルを1000〜b 分以上の冷却速度で700〜900℃まで冷却(結晶粒
の析出側n)t、、1時間保持後、徐冷した1以上の鉄
板からリングを加工し、400〜100 K Hzにお
ける鉄損を測定した。
その結果を微粒子の平均粒子径、体積率とともに第2表
に示す。
第2表 〔圭 鉄損比は第1図と同様〕 実施例(n) 第3表に示す組成の合金を浴解し、同表に示す微粒子を
添加した後、搗塊とした。この鋳塊を2分割して実施例
(1)と同様の方法でサンプルを作り、これらについて
400〜100KH2における鉄損を測定した。その結
果を第3表に合せて示す。
実施例1!IN) 3%Si鉄に平均粒径2μのSigh微粒子を5体積チ
添加した鋳塊を作り、通常の圧延法により0.3m厚の
冷延板を製造した。
そして、この薄板に8珪処理を施し、6.5%S1鉄板
を得た。このようにして得られた鉄板の試料12(同じ
板厚)と比較した鉄損比〔WS/31X1rlo〕は0
.83であった。
〔発明の効果〕
以上述べた本発明によれば、他の磁気特性や加工性を劣
化させることなく、渦電流損が減少し優れた高周波磁気
特性の高珪素鉄板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は鉄板中の微粒子平均粒径と鉄板の鉄損比との関
係を示すものである。第2図は同じく微粒子の体積率と
鉄損比との関係を示すものである。 特許出願人  日本鋼管株式会社 第  1  図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  Siを4〜7wt%含有し、且つ微粒子を平均粒径5
    0μ以下、体積率0.02〜10%の範囲で含有してな
    る高周波磁気特性の優れ た高珪素鉄板。
JP61109639A 1986-05-15 1986-05-15 高周波磁気特性の優れた高珪素鉄板 Granted JPS62267447A (ja)

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JPS62267447A true JPS62267447A (ja) 1987-11-20
JPH0568535B2 JPH0568535B2 (ja) 1993-09-29

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8177920B2 (en) 2004-11-30 2012-05-15 Jfe Steel Corporation Grain-oriented electrical steel sheet and process for producing the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8177920B2 (en) 2004-11-30 2012-05-15 Jfe Steel Corporation Grain-oriented electrical steel sheet and process for producing the same

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JPH0568535B2 (ja) 1993-09-29

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