JPS6226706Y2 - - Google Patents

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JPS6226706Y2
JPS6226706Y2 JP1982087896U JP8789682U JPS6226706Y2 JP S6226706 Y2 JPS6226706 Y2 JP S6226706Y2 JP 1982087896 U JP1982087896 U JP 1982087896U JP 8789682 U JP8789682 U JP 8789682U JP S6226706 Y2 JPS6226706 Y2 JP S6226706Y2
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、カークーラー用エバポレータおよ
びコンデンサ等として使用されるアルミニウム
(アルミニウム合金を含む)製の熱交換器に関す
るものである。
従来技術 一般に、カークーラー用エバポレータ等の熱交
換器は、車内においてこれを取り付けるスペース
が狭くかつ制限されているので、無駄をなくし、
最小限の寸法に設計し製作しなければならない。
従来の熱交換器は、たとえば第5図に示すよう
に、円筒形ヘツダ21の先端部21aにスピニン
グ加工により中央に開孔部を有する底壁23が形
成され、ヘツダ21の一側に熱交換管嵌込み用長
孔24がヘツダ21の長さ方向にあけられ、長孔
24に偏平状熱交換管22の端部22aが差し込
まれ、この状態でヘツダ21と熱交換管22とが
ろう付けにより結合され、さらにヘツダ21の底
壁23中央の開孔部がアルゴン溶接によつてシー
ルされることにより製造されていた。このような
従来のエバポレータでは、熱交換管22の側面2
2bからのヘツダ先端部21aの突出量()を
最も短くすることができ、したがつてコンパクト
であるが、工数が多いために製造が面倒で、かつ
コスト高になるという問題があつた。
また従来、たとえば第6図に示すように、円筒
形ヘツダ31の先端部31aに栓33が嵌め込ま
れ、この栓33の内側においてヘツダ31の一側
にあけられた長孔34に偏平状熱交換管32の端
部32aが差し込まれ、この状態でヘツダ31と
熱交換管32、およびヘツダ31と栓33がろう
付けされることにより製造された熱交換器が知ら
れている。このような従来の熱交換器は、工数が
少なく、その製造を容易に行ない得るものである
が、ヘツダ31の先端部31aに栓33が深く嵌
め込まれているため、熱交換管32の側面32b
からのヘツダ端部31aの突出量(l)が上記第
5図の従来品の場合よりもかなり大きくなり、こ
のため熱交換器を所定のケース内にぴつたりと嵌
め込むことができず、無駄なスペースができ、コ
ンパクト化を果し得ないという問題があつた。
考案の目的 この考案の目的は、上記従来技術の問題を解決
し、非常にコンパクトで、しかもろう付けの工数
が少なく、きわめて容易かつ安価に製造し得ると
ともに、密封性にすぐれていて冷媒等流体の漏洩
が全くないきわめて品質の良い熱交換器を提供し
ようとするにある。
考案の構成 この考案は、上記の目的を達成するために、偏
平状熱交換管と、一側に熱交換管嵌込み用長孔を
有する筒形ヘツダ本体と、筒形ヘツダ本体の外径
と略同一の外径を有しかつ周壁の一側に長孔の一
端部と合わせられる熱交換管側部嵌込み用切欠き
を有するキヤツプとを備えたアルミニウム製の熱
交換器において、筒形ヘツダ本体が内外両面にろ
う材層を有するアルミニウム・クラツド・パイプ
により構成され、この筒形ヘツダ本体の先端部に
プレスにより圧縮せしめられた凹状段部が設けら
れ、凹状段部にキヤツプがこれの切欠きと筒形ヘ
ツダ本体長孔の端部とを合わせた状態に嵌め被せ
られて、キヤツプの周壁の先端部と、ヘツダ本体
より凹状段部に連なる傾斜壁との間にフイレツト
形成用凹溝が設けられ、ヘツダ本体の長孔および
キヤツプの切欠きに熱交換管の端部が差し込ま
れ、この状態でヘツダ本体とキヤツプとが長孔お
よび切欠きの両側縁部と熱交換管の両側壁との間
の間隙が塞がるようにかしめられて、ヘツダ本体
とキヤツプとが熱交換管の端部に仮止めされ、こ
の状態でヘツダ本体とキヤツプとが一括ろう付け
により熱交換管に固定されている熱交換器を要旨
としている。
実施例 つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図〜第3図において、1はアルミニウム製
熱交換器、2は正面よりみて蛇行状に屈曲した押
出型材製の偏平状熱交換管、3はこれの両端部2
aに取り付けられた一対のヘツダである。各ヘツ
ダ3はアルミニウム・クラツド・パイプよりなる
円筒形ヘツダ本体4と、ヘツダ本体4の外径と略
同一の外径を有し、かつ円形底壁6および周壁7
よりなる縦断面略コ形のキヤツプ5とによつて構
成されている。8はヘツダ本体4の先端部4aに
プレスの圧縮により設けられた凹状段部で、これ
にキヤツプ5が被せ止められており、ヘツダ本体
4の外面とキヤツプ5の外面とはほぼ面一となさ
れている。キヤツプ5の周壁7の先端部と、ヘツ
ダ本体4より凹状段部8に連なる傾斜壁12との
間にフイレツト形成用凹溝13が設けられてい
る。9はヘツダ本体4の一側においてかつ先端寄
りの部分にあけられた長さ方向の熱交換管嵌込み
用長孔、10はキヤツプ5の周壁7の一側に設け
られた切欠きで、これは長孔9の一端部に沿う略
U形を有している。そしてヘツダ本体4の長孔9
およびキヤツプ5の切欠き10に熱交換管2の端
部2aが差し込まれ、この状態でヘツダ本体4と
キヤツプ5とが長孔9および切欠き10の両側縁
部と熱交換管2の両側壁との間の間隙が塞がるよ
うにかしめられて、ヘツダ本体4とキヤツプ5と
が熱交換管2の端部2aに仮止めされ、この状態
でヘツダ本体4とキヤツプ5とが一括ろう付けに
より熱交換管2に固定されている。従つて熱交換
管2の端部2aと、ヘツダ本体4と、キヤツプ5
とが非常に液密に結合され、また熱交換管2の側
面2bからのヘツダ3先端部の突出量(l)は非
常に短いものである。11は熱交換管2の直線部
2c同志の中間に介在されたコルゲート・フイン
である。
つぎに、上記熱交換器の製造方法を、第4図を
参照して工程順に説明する。
まず、所要長さを有する円筒形のヘツダ本体
4を用意する第4図イ。これは内外両面にろう
材がクラツドされたアルミニウム製パイプによ
り構成されている。そしてこのヘツダ本体4の
先端部4aをプレスにより圧縮して凹状段部8
を形成する同図ロ。これによりヘツダ本体4の
先端部4a表面におけるろう材中のSiおよび
Mg成分粒子が微細化してろう付け性が向上す
るとともに、寸法精度がよくなる。
つぎにヘツダ本体4の一側であつてかつ先端
寄りの部分に熱交換管差込み用長孔9をあける
とともに、予め用意した縦断面コ形のキヤツプ
5の周壁7の一側に略U形の切欠き10を設け
る。同図ハ。
つぎにヘツダ本体4の凹状段部8にキヤツプ
5を嵌め被せる。段部8の外面はプレスにより
平滑となされているので、キヤツプ5の周壁7
内面に精度よく面接触せしめられ、ろう付け性
が向上する。またキヤツプ5の周壁7の先端部
と、ヘツダ本体4より凹状段部8に連なる傾斜
壁12との間にフイレツト形成用凹溝13が形
成されるとともに、ヘツダ本体4の外面とキヤ
ツプ5の外面とは面一となつている。キヤツプ
5の切欠き10を長孔9の一端部に合わせてお
く。そしてこれらの長孔9と切欠き10とに熱
交換管2の端部2aを嵌め込む。このままの状
態では熱交換管2とヘツダ本体4の長孔9周縁
部との間にわずかに間隙があいているので、ヘ
ツダ本体4およびキヤツプ5をプレスにより同
時にかしめて間隙をなくし、熱交換管2の端部
2aをヘツダ3に仮止めする同図ニ。この場
合、ヘツダ本体4の外面とキヤツプ5の外面と
が面一であるので、かしめ作業をきわめて容易
に行ない得る。
ついで蛇行状熱交換管2の直線部2c同志の
間にコルゲートフイン11を配置したのち、真
空ろう付けにより熱交換管2、ヘツダ本体4、
キヤツプ5およびコルゲートフイン11を同時
に結合する。このときヘツダ本体4の凹状段部
8の外面はプレスにより平滑となされているの
で、キヤツプ5の周壁7内面に精度よく面接触
せしめられ、ろう付け性が向上するとともに、
キヤツプ5の周壁7の先端部と、ヘツダ本体4
より凹状段部8に連なる傾斜壁12との間に設
けられた凹溝13にろう材が流れ込んで良好な
フイレツトが形成されるため、密封性にすぐれ
ている。
なお、上記実施例の熱交換器は、たとえばカー
クーラー用エバポレータあるいは同コンデンサと
して使用されるものである。
考案の効果 この考案は、上述のように、偏平状熱交換管2
と、一側に熱交換管嵌込み用長孔9有する筒形ヘ
ツダ本体4と、筒形ヘツダ本体4の外径と略同一
の外径を有しかつ周壁7の一側に長孔9の一端部
と合わせられる熱交換管側部嵌込み用切欠き10
を有するキヤツプ5とを備えたアルミニウム製の
熱交換器において、筒形ヘツダ本体4が内外両面
にろう材層を有するアルミニウム・クラツド・パ
イプにより構成され、この筒形ヘツダ本体4の先
端部にプレスにより圧縮せしめられた凹状段部8
が設けられ、凹状段部8にキヤツプ5がこれの切
欠き10と筒形ヘツダ本体4長孔9の端部とを合
わせた状態に嵌め被せられて、キヤツプ5の周壁
7の先端部と、ヘツダ本体4より凹状段部8に連
なる傾斜壁12との間にフイレツト形成用凹溝1
3が設けられ、ヘツダ本体4の長孔9およびキヤ
ツプ5の切欠き10に熱交換管2の端部2aが差
し込まれ、この状態でヘツダ本体4とキヤツプ5
とが長孔9および切欠き10の両側縁部と熱交換
管2の両側壁との間の間隙が塞がるようにかしめ
られて、ヘツダ本体4とキヤツプ5とが熱交換管
2の端部2aに仮止めされ、この状態でヘツダ本
体4とキヤツプ5とが一括ろう付けにより熱交換
管2に固定されているもので、ヘツダ3先端部の
突出量(l)を非常に短くすることができ、熱交
換器のコンパクト化を果し得る。またヘツダ本体
4の凹状段部8にキヤツプ5を嵌め被せる作業が
非常に簡単であるとともに、嵌め被せ状態におい
てヘツダ本体4の外面とキヤツプ5の外面が面一
となされているから、両者をかしめてヘツダ本体
4とキヤツプ5を熱交換管2の端部2aに仮止め
する作業が容易であり、かつこれら3者を例えは
真空ろう付け法により一括してろう付けするもの
であるから、ろう付けの工数が少なく、熱交換器
の製造を容易かつ安価に行ない得る。さらにヘツ
ダ本体4の凹状段部8の外面はプレスによる圧縮
により平滑となされていて、キヤツプ5の周壁7
内面に精度よく面接触せしめられ、かつこの凹状
段部8の表面におけるろう材中のSiおよびMg成
分が微細化するため、ろう付け性が向上するとと
もに、キヤツプ5の周壁7の先端部と、ヘツダ本
体4より凹状段部8に連なる傾斜壁12との間に
設けられた凹溝13にろう材が流れ込んで良好な
フイレツトが形成されるため、密封性にすぐれて
おり、冷媒等流体の漏洩が全くなく、きわめて品
質が良いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの考案の実施例を示すもの
で、第1図は本考案品の部分斜視図、第2図はヘ
ツダ部分の拡大水平断面図、第3図は第2図−
線に沿う断面図、第4図は本考案品の製造工程
を順に示す説明図である。第5図は従来例の拡大
断面図、第6図はいま1つの従来例の拡大断面図
で、これらは第2図に対応するものである。 1……熱交換器、2……熱交換管、2a……端
部、3……ヘツダ、4……ヘツダ本体、4a……
先端部、5……キヤツプ、6……底壁、7……周
壁、8……凹状段部、9……熱交換管嵌込み用長
孔、10……切欠き、12……傾斜壁、13……
フイレツト形成用凹溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 偏平状熱交換管2と、一側に熱交換管嵌込み用
    長孔9を有する筒形ヘツダ本体4と、筒形ヘツダ
    本体4の外径と略同一の外径を有しかつ周壁7の
    一側に長孔9の一端部と合わせられる熱交換管側
    部嵌込み用切欠き10を有するキヤツプ5とを備
    えたアルミニウム製の熱交換器において、筒形ヘ
    ツダ本体4が内外両面にろう材層を有するアルミ
    ニウム・クラツド・パイプにより構成され、この
    筒形ヘツダ本体4の先端部にプレスにより圧縮せ
    しめられた凹状段部8が設けられ、凹状段部8に
    キヤツプ5がこれの切欠き10と筒形ヘツダ本体
    4長孔9の端部とを合わせた状態に嵌め被せられ
    て、キヤツプ5の周壁7の先端部と、ヘツダ本体
    4より凹状段部8に連なる傾斜壁12との間にフ
    イレツト形成用凹溝13が設けられ、ヘツダ本体
    4の長孔9およびキヤツプ5の切欠き10に熱交
    換管2の端部2aが差し込まれ、この状態でヘツ
    ダ本体4とキヤツプ5とが長孔9および切欠き1
    0の両側縁部と熱交換管2の両側壁との間の間隙
    が塞がるようにかしめられて、ヘツダ本体4とキ
    ヤツプ5とが熱交換管2の端部2aに仮止めさ
    れ、この状態でヘツダ本体4とキヤツプ5とが一
    括ろう付けにより熱交換管2に固定されている熱
    交換器。
JP8789682U 1982-06-11 1982-06-11 熱交換器 Granted JPS58189492U (ja)

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JPS614156Y2 (ja) * 1980-10-28 1986-02-07

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