JPH06508916A - 並流式熱交換器用マニホルド組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 並流式熱交換器用マニホルド組立体 見所Ω宵量 本発明は熱交換器、より詳しくは冷凍機用熱交換器に使用するマニホルド組立体 の分野に関する。

冷凍機用熱交換器、より詳しくは凝縮器及び蒸発器は、比較的高い内部冷媒圧力 を受ける。また、このような熱交換器は、大気中への冷媒の漏洩が全く許されな いので、製造連結部はできる限り少なく設計することが好ましい、製造連結部が 必要な場合には、これらの継手はその製造が経済的で、しかも漏洩防止の実現性 が高いものでなくてはならない。

自動車用凝縮器は、一般に、一端に人口をもち且つ他端に出口をもつ曲りくねっ た形状に組み立てられた単−長さの冷媒管で構成されている。成る場合には、空 気流を横切る冷媒の多流路を形成すべく、このような２つ以上の曲りくねったコ イルが、絡み合った形状に組み立てられている。別々の曲りくねったコイルの端 部が共通のマニホルドに連結されている。この多流路の概念は、「並流式熱交換 器」　（全ての冷媒管が真直で且つ互いに平行であり、これらの冷媒管の個々の 端部がそれぞれの人口マニホルド及び出口マニホルドに連結されている熱交換器 ）と呼ばれている熱交換器にまで及んでいる。この形状は、エンジン冷却用ラジ ェータ、オイルクーラ、及び最近ではエアコン用凝縮器によく利用されている。

多数の高圧継手が必要なため、並流への凝縮器の適用を達成することは実際には かなり困難である。また、標準形冷媒の放出に関連する大気汚染の問題は、Ｒ− １３４Ａのような、より塩素化された新しい冷媒への変更を必要としている。

冷媒Ｒ−１３４Ａは、冷媒Ｒ−１２のように効率的ではなく、しがも冷媒Ｒ−１ ２より高圧で作動する。冷媒Ｒ−１３４Ａの効率が低いため、並流設計のように 、効率的であるだけでなく、高い内部作動圧力にも耐え得る凝縮器の設計が必要 になる。

高い内部圧力に耐え得る分岐複管は、第１図に示すように、最高の強度が得られ る円形断面をもつ管状マニホルドにより最も良く達成される。Ｈｏ５ｈｉｎｏ等 の米国特許第４，８２５．９４１号には、円形断面をもっこのようなマニホルド の一例が開示されている。円形断面をもつ管状マニホルドの主な欠点は、多数の 平行冷媒管を受け入れるための一連の孔を各マニホルドに穿けるのが困難なこと である。また、円形断面をもつ管状マニホルドは、製造中の組立てが困難である 。これらの問題に対する１つの部分的解決策は、マニホルドの各管の一側面を第 ２図に示すように平坦化して、穿孔及びその後の組立てがより容易に行えるＤ形 断面を付与することである。しかしながら、マニホルド内への管の挿入は依然と して困難である。

また、成る熱交換器の設計では、各マニホルド内にバフフルを挿入して多数の冷 媒流路を創出する必要がある。管状マニホルド内へのバフフルの挿入も、製造中 の組立てを困難にする。

従って、タンクと管寄せ板（ヘッダプレート）とからなるツーピースマニホルド の使用が提案されている＊　Ｈｏｍｅｌｌｓの米国特許第４，９３８，２８４号 の第２図に示された１つのこのような構造では、タンクには内方を向いた溝が形 成されており、タンクを滑入して平らな管寄せ板と係合させる。別の構成として 、この米国特許の第５図に示すように、内方に湾曲した側壁部材でタンクを形成 し、管寄せ板を、タンクを滑入して管寄せ板と係合させるときにタンクの側壁部 材とグリップ係合する上向きの長手方向縁部で形成することができる０両構造共 、組立て前にろう付は材料及びフラックスでタンクをコーティングしておき、組 立て時に管寄せ板に固定されるように構成できる。

米国特許第４，９３８，２８４号に示された構造は、タンクと管寄せ板との間に 機械的結合及び冶金学的結合の両方が得られるけれども、タンクと管寄せ板とが 互いに摺動できるようにするにはこれらの間に充分な間隙を設けなくてはならな い、この間隙は、有効ろう付けに必要な良好な嵌め合いを妨げる。また、流路を 調節するため、組み立てられたタンク及び管寄せ板内にバフフルを設けたい場合 がしばしば生じる。タンクと管寄せ板とを滑入により組み立てる場合には、組立 て前にこれらの間にバフフルを配置することは、不可能ではないにせよ困難であ る。

他の構造では、タンクにフランジが設けられ、管寄せ板上にタブが置かれ、管寄 せ板とタンクとの間にガスケットが挿入され、タンクがタンクフランジ上にクリ ンプされる。このような構造の例が、Ｈｅ５ｓｅの米国特許第４，４５５，７２ ８号、５ｔａｙ等の米国特許第４，５３１，５７８号及びＩ４ｅｈｒｍａｎの米 国特許第４，６００，０５１号に開示されている。ガスゲットを圧縮することに より漏洩形式のシール（ｌｅａｋ−ｔｙｐｅ　５ｅａｌ）が形成される。しかし ながら、ガスケットの圧縮では、凝縮器内の高圧を受けた場合に、管寄せ板とタ ンクとを充分にシールすることはできない。

これらの問題の解決策は、特に本願に援用する係属中のＣａ１ｌｅｓｏｎの米国 特許出願第５０３，７９８号において提案されている。この米国特許出願では、 タンクの内壁に、タンクの底縁部から内方に延びた１対の対向平行棚を形成し、 核種がら延びる１対のフランジを形成している。タンク内の棚は、管寄せ板が当 接するストッパを形成している。タンクのフランジは内方にクリンプされ、管寄 せ板の全長に沿って管寄せ板の縁部の少なくとも一部と係合している。また、タ ンクと管寄せ板とは、これらの保合面のほぼ全長に沿って一体にろう付けされて いて、高い内部圧力に耐え得る強度を与える機械的結合及び冶金学的結合の両方 を得ている。

フローパターンを調節するため、長手方向に延びた１対の対向水平リブをタンク の内壁に形成し、これらのリブにパンフルを受け入れるための対向スロットを設 けることができる。これらの水平リブは、管ストッパとしても機能する。

上記米国特許出願第５０３，７９８号において提案されているクリンプ形フラン ジは従来のフランジ及びタブの形状より優れているけれども、管寄せ板の回りで フランジをクリンプすると、高圧を適用する場合に理想的に要求されるような均 一すなわち均質なろう付は継手すなわち隅肉（フィレット）を形成すべく充填材 料すなわちろう付は合金が流動することを妨げる。本発明は、上記及び他の問題 を解決することに関する。

発呵■！紛 従って本発明の主目的は、高い内部作動圧力に耐え得る熱交換器用マニホルド組 立体を提供することにある。

本発明の他の目的は、タンクと管寄せ板との間に、例外的に強く且つ均一な冶金 学的結合を用いた熱交換器用マニホルド組立体を提供することにある。

本発明の他の目的は、より容易且つ低コストで組み立てられる熱交換器用マニホ ルド組立体を提供することにある。

本発明の上記及び他の目的は、半円形の断面をもつ単体タンクと、これも半円形 の断面をもつ単体管寄せ板とを有するマニホルド組立体を提供することにより達 成される。タンクの外径は、実質的に管寄せ板の内径に等しく、タンクを管寄せ 板内に挿入できる。

タンクは、内壁と、外壁と、これらの内壁と外壁との間の１対の底縁部（下縁部 ）とを備えている。管寄せ板は、内壁と、外壁と、これらの内壁と外壁との間の １対の上縁部とを備えている。管寄せ板には、その長手方向中心線に沿って、４ を検器又は蒸発器の管を受け入れるための複数の横方向の管孔が管寄せ板を貫通 して形成されている。管孔の周囲には、骨導入部及び継手隅肉ポケットの両方を 形成するためのフランジ又はリップを形成するのが好ましい。

本発明の１つの態様では、タンク及び管寄せ板には、これらの長手方向中心線に 沿って、組立て中にタンクと管寄せ板とを一体にロックし且つ使用中にフローパ ターンを調節するためのバフフルを受け入れる複数の対向する横方向スロットが 形成されている。バッフルは、内壁及びスロットの側部と係合し且つ炉内ろう付 けに適したアルミニウム及びアルミニウム合金材料で形成されている。これによ り、高温ろう付は炉内でマニホルド組立体がろう付けされると、パンフルがタン ク及び管寄せ板にろう付けされる。

本発明の他のり、様では、タンクが押出しにより形成され且つ管寄せ板がスタン ピングにより形成される。タンク及び管寄せ板の両方が炉内ろう付けに適したア ルミニウム及びアルミニウム合金材料で形成され、保合面の少なくとも一方が低 温クラッドろう付は材料で製造される。これにより、タンク、管寄せ板及び管が 組み立てられ、固定され且つ高温ろう付は炉内でろう付けされるとき、クラッド 材料は、管を管寄せ仮にろう付けし及び管寄せ板をタンクにろう付けするための ろう付は材料を形成する。

本発明の他の態様では、管寄せ板が、クラフトアルミニウムろう付はシートから 成形すなわちスタンピングすることにより形成される。タンクは、アルミニウム ろう付はシート（該シートがクラフトであるが否かは問わない）がら成形すなわ ちスタンピングすることにより形成される。

バフフルも、炉内ろう付げに適したアルミニウム及びアルミニウム合金材料で形 成され、これにより、マニホルド組立体を高温ろう付は炉内でろう付けすると、 バッフルがタンク及び管寄せ板にろう付けされる。

本発明の更に別のｌｌＬｉ様では、ブラケット又は該ブラケットを固定するため のタブを管寄せ板と一体に形成することができる。

添付図面に関連して述べる以下の詳細な説明を考察することにより、本発明の実 施例をより良く理解できるであろう。尚、図面において、同一部品は同一の参照 番号を用いて示されている。

図血Ω固単友説所 第１図は、本発明の第１実施例によるマニホルド／熱交換器組立体の一部を破断 した斜視図である。

第２図は、第１図の２−２線に沿うマニホルド／熱交換器組立体の断面図である 。

第３図は、第１図の３−３＆Ｉに沿うマニホルド／熱交換器組立体の断面図であ る。

第４図は、管寄せ板とバッフルとを分解した状態を示す本発明のマニホルド／熱 交換器組立体の断面図である。

第５図は、本発明の第２実施例によるマニホルド／熱交換器組立体の一部を破断 した斜視図である。

第６回は、第５図の６−６＆Ｉに沿うマニホルド／熱交換器組立体の断面図であ る。

第７図は、第５図のマニホルド／熱交換器組立体の部分側面図であり、管寄せ板 へのブラケットの取付は部を示すものである。

図示の本発明の好ましい実施例の説明にあたり、明瞭化のため特定技術用語を使 用するが、本発明はこのように選択した特定用語に限定されるものではなく、各 特定用語は、同様な目的を達成すべく同様に機能するあらゆる技術的均等性を包 含するものと理解すべきである。

第１図〜第４図には、本発明によるマニホルド／熱交換器組立体１００ａの第１ 実施例が示されている。マニホルド／熱交換器組立体１００ａはマニホルド組立 体１１０を有し、該マニホルド組立体１】０内には、凝縮器又は蒸発器の複数の 平行な管１１２が挿入される。第５図及び第７図に示すように、慣用的な方法で フィン１１４を設けることができる。

マニホルド組立体１１０は、半円形の断面をもつ単体タンク１２０と、これも半 円形の断面をもつ単体管寄せ板１５０とを有している。従って、マニホルド組′ 立体１１０の内部は実質的に円形の断面を存し、マニホルド組立体１１０はＤ形 断面のマニホルド組立体よりも高い内部圧力に耐えることができる。

タンク１２０は、内壁１２２と、外壁１２４と、内壁１２２と外壁１２４との間 に延びている１対の長手方向上縁部１３０とを有している。

管寄せ板１５０の長さは実質的にタンク１２０の長さに等しく、且つ内壁１５２ と、該内壁１５２に実質的に平行な外壁１５４と、内壁１５２と外壁１５４との 間に延びた１対の長手方向上縁部１６０とを有している。管寄せ板１５０の内径 はタンク１２０の外径と実質的に等しく、タンク１２０は管寄せ板１５０内に挿 入できる。

管寄せ板１５０の長手方向中心線に沿って、マニホルド／熱交換器組立体１００ ａの管１１２を受け入れるための複数の横方向の管孔１７０（第３図）が管寄せ 板１５０を貫通して形成されている。フランジすなわちリップ１７２が管孔１７ ０の周囲に形成されている。フランジ１７２は、管寄せ板１５０の内面軸ＩＲ（ すなわち内壁１５２の輪郭）に倣っており、これにより管の導入部及び継手隅肉 ポケットの両方を形成している。

本発明によるマニホルド組立体１１０の第１実施例では、タンク１２０は押出し により成形するのが好ましく、管寄せ板１５０はスタンピングにより成形するの が好ましい。タンク１２０は、ＡＡ３００３等のアルミニウム合金から押出し成 形し、一方、管寄せ板１５０は、ＡＡ３００３等の所望のアルミニウム合金をベ ースとし且つ４００４等のアルミニウム合金又は他の適当なろう付は合金が両面 に圧着されたアルミニウムシートから製造できる。

組立て中にタンク１２０と管寄せ板１５０とを一体にロックし且つ使用中にフロ ーパターンを調節するためのバッフル１９０を受け入れる、平行で平らな壁１８ ２（第１図、第４図）を備えた複数の対向する横方向スロット１８０が、タンク １２０及び管寄せ板１５０の長手方向中心線に沿って、これらのタンク１２０及 び管寄せ板１５０を貫通して形成されている。バフフル１９０は、タンク１２０ の内壁１２２、管寄せ板１５０の内壁１５２及びスロット１８０の内壁１８２内 に締まり嵌めを形成でき且つタンク１２０の外壁１２４及び管寄せ板１５０の外 壁１５４から外方に突出できる形状を有する。

第４図に最も良く示すように、パフフル１９０は、タンク部分すなわちタンク１ ２０内に挿入される上部１９２と、内部管寄せ板部分すなわち管寄せ板１５０内 に挿入される下部１９４と、外部管寄せ板部分すなわち管寄せ板１５０の外壁１ ５４から外方に突出する下部１９６とを有している。タンク部分１９２は、対向 する１対の平行側部１９２ａ　（該側部１９２ａは実質的に平らである）と、タ ンク１２０の外壁１２４から上方に突出する上縁部１９２ｂとを有している。上 縁部１９２ｂは、１対の平らな外側部分１９２Ｃと、凸状中央部１９２ｄと、各 外側部分１９２ｃと中央部１９２ｄとの間の１対の矩形の垂直ノツチ１９２ｅと を存している。内部管寄せ板部分１９４は、実質的に平らな１対の対向する平行 側部１９４ａを有している。外部管寄せ板部分１９６も、１対の対向する平行側 部１９６ａ及び凸状下縁部１９６ｂを有している。側部１９２ａは側部１９４ａ から内方に引っ込んでいて、１対の上方肩部１９８ａを形成している。該肩部１ ９８ａはタンク１２０の下縁部１３０と係合し且つ内部管寄せ板部分１９４とタ ンク部分１９２とを区分している。また、側部１９４ａは側部１９６ａから引っ 込んでいて、１対の下方肩部１９８ｂを形成している。該下方肩部１９８ｂは管 寄せｖｉ１５０の外壁１５２と係合し且つ外部管寄せ板部分１９６と内部管寄せ 板部分１９４とを区分している。

従来技術に開示されているような円形管又は半円形管から形成されたマニホルド では、内部ハフフルは、Ｈｏ５ｈｉｎｏ等の特許に開示されているように、いず れかの端部又は外部スロットから取り付けなくてはならない０本発明によるツー ピース構造を用いることにより、タンク１２０と管寄せ板１５０とを組み立てる 前にパンフル１９０を取り付けることができる。

ブラケ７）２００は、例えば、管寄せ板１５０の一側面に沿って該管寄せ板１５ ０の半円形部分から接線方向上方に延びた平らな部分２０２として、管寄せ板１ ５０と一体に成形することができる。ブラケット２００は、例えば該ブラケット ２００の孔２０４に挿通されるねしく図示せず）により、マニホルド組立体１１ ０を別の構造体に固定するのに使用できる。

パンフル１９０を備えたタンク１２０と管寄せ板１５０との組立ては、マニホル ド組立体１１０を管１１２に組み付ける前に、ユニットとして行うこともできる 。フラックスの使用が望まれる成るろう付は作業の場合、部品の組立て前に両部 品の係合面にフラックスをイ（着できる。従来技術では、この作業は非常に困難 である。

図面には、管１１２に組み付けられた単一のマニホルド組立体のみが示されてい る。しかしながら、実際には、マニホルド組立体は他端においても管１１２に組 み付けられていることを理解すべきである。

タンク１２０は押出しにより成形するのが好ましい。管寄せ板１５０はスタンピ ングにより成形するのが好ましいけれども、押出しによっても成形できる。タン ク１２０は、ＡＡ３００３等のアルミニウム合金から押出し成形し、一方、管寄 せ板１５０は、ＡＡ３００３等の所望のアルミニウム合金をベースとし且つ４０ ０４等のアルミニウム合金又は他の適当なろう付は合金が両面に圧着されたアル ミニウムシートから製造できる。

概略的にいえば、上記のように、本発明の第１実施例によるタンク１２０、管寄 せ板１５０及びバッフル１９０は、ろう付けに適したアルミニウム及びアルミニ ウム合金材料で形成され、少なくとも一方の保合面は低温クラッドろう付は材料 で製造される。例えば、タンク１２０には低コストの押出し合金を使用し、一方 、管寄せ板１５０にはクラッドろう付はシートを使用できる。かくして、タンク １２０、管寄せ板１５０、パンフル１９０及び管１１２が組み付けられ、所定位 置に固定され且つ高温のろう付は炉内でろう付けされるとき、管寄せ板１５０上 のクラフト材料は、管寄せ板１５０への管１１２のろう付け、及びタンク１２０ 及び管寄せ板１５０へのバッフル１９０のろう付けを行うためのろう付は材料を 形成する。

第５図〜第７図には、本発明の第２実施例によるマニホルド／熱交換器組立体１ ｏｏｂが示されている。このマニホルド／熱交換器組立体１００ｂは、形状の点 で第１図〜第４図に示したマニホルド／熱交換器組立体１００ａに似ているけれ ども、この第２実施例ではブラケット２００が管寄せ板１５０と一体に成形され てはいない。それどころか、管寄せ板１５０の一方の上縁部１６０がら接線方向 上方に延びた延長部として、１対の互いに間隔を隔てた取付はタブ１５６が管寄 せ板１５０と一体に成形されている。ブラケット２００は別体部品として構成さ れている。

ブラケフｌ−２００は、タブ１５６に当接する第１の平らな部分（第１平坦部） ２１０と、タンク１２０の上壁１２４と緊密に係合する第２湾曲部２１２と、平 坦部２１０と湾曲部２１２との間の中間部２１４であってタブ１５６を受け入れ るための互いに間隔を隔てたスロット２２０が設けられた中間部２１４とを有し ている。ブラケット２００の中心線に沿って、中空垂直リプ２２２が形成されて いる。

ブラケット２００は、タブ１５６の孔２３２（第６図）及びブラケット２００の 孔２３４　（第６図）に挿通されるニッケルめっきねじ又はステンレス鋼ねじ２ ３０により、マニホルド組立体１１０に機械的に固定される。組立て後にマニホ ルド組立体１１０をろう付は炉内でろう付けされるとき、ブラケット２００とタ ブ１５６との間、及びブラケット２００とタンク１２０の上壁１２４との間にも 冶金学的結合が形成される。ブラケノ）２００の位置は、管寄せ板１５０のタブ １５６の位置を変更することにより変えることができる。ブラケット２００は、 例えば平坦部２１０の孔に挿通されるねじ（図示せず）により、マニホルド組立 体１１０を別の構造体に固定するのに使用できる。

本発明の第２実施例によれば、第１実施例の管寄せ板１５ｏに関して前述したよ うに、タンク１２０、管寄せ板１５０及びブラケット２００の全てがクラッドア ルミニウムろう付はシートで形成される。或いは、管寄せ板１５０及びブラケッ ト２００を形成するアルミニウムろう付はシートはクラッドにするが、タンク１ ２０を形成するアルミニウムろう付はシートは非クラッドで構成できる。ろう付 はシートは押出し成形できないので、タンク１２０、管寄せ板１５０及びブラケ ット２００は、慣用的な成形方法すなわちスタンピング法で形成される。タンク １２０にろう付はシートを用いることにより、組立て重量を減少させ且つ部品間 のろう付は線すなわちろう付は継手を増大できる。

以上から、本発明は、上記教示に従って多くの変更が可能であることは明らかで ある。従って、本発明は、上記特定の説明の範囲内ではなく、請求項に記載の範 囲内で実施できるものと理解すべきである。

平成　年　月　日

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. １．複数の平行管を備えた内部圧力熱交換器に使用するマニホルド組立体におい て、 半円形の断面をもつ単体タンクを有し、該タンクが、内壁と、外壁と、これらの 内壁と外壁との間の１対の長手方向下縁部とを備え、半円形の断面をもち且つ前 記タンクと実質的に同じ長さをもつ単体管寄せ板を有し、該管寄せ板が、内壁と 、外壁と、これらの内壁と外壁との間の１対の長手方向上縁部とを備え、前記管 寄せ板が実質的にタンクの外径に等しい内径を有し、前記管寄せ板には、熱交換 器の管を受け入れるための複数の横方向管孔が管寄せ板を貫通して形成されてお り、前記タンクの前記下縁部が前記管寄せ板内に挿入され、前記管寄せ板及びタ ンクが、これらの係合面の実質的に全長に沿って一体にろう付けされ、 前記タンク及び管寄せ板が炉内ろう付けに適したアルミニウム及びアルミニウム 合金で形成されており、係合面の少なくとも一方が低温クラッドろう付け材料で 製造されていることを特徴とするマニホルド組立体。
2. ２．前記管寄せ板と一体に形成されたブラケットを更に有していることを特徴と する請求の範囲第１項に記載のマニホルド組立体。
3. ３．前記ブラケットが、前記管寄せ板の一方の側部に沿って接線方向上方に延び た平らな部分を備えていることを特徴とする請求の範囲第２項に記載のマニホル ド組立体。
4. ４．前記タンク及び前記管寄せ板に取り付けられたブラケットを更に有している ことを特徴とする請求の範囲第１項に記載のマニホルド組立体。
5. ５．前記管寄せ板が、前記ブラケットを管寄せ板に取り付けるための、該管寄せ 板と一体に成形された取付け手段を更に有していることを特徴とする請求の範囲 第４項に記載のマニホルド組立体。
6. ６．前記取付け手段が、前記管寄せ板の前記上縁部の一方から接線方向上方への 延長部として形成されていることを特徴とする請求の範囲第４項に記載のマニホ ルド組立体。
7. ７．前記ブラケットが、前記取付け手段に当接する第１平坦部と、前記タンクの 前記外壁と緊密に係合する第２湾曲部と、前記取付け手段を挿通するスロット手 段が設けられた中間部とを備えていることを特徴とする請求の範囲第６項に記載 のマニホルド組立体。
8. ８．前記管寄せ板が前記管孔の周囲に形成されたフランジを更に備えており、該 フランジが前記管孔の内壁の内面輪郭に倣っていることを特徴とする請求の範囲 第１項に記載のマニホルド組立体。
9. ９．前記タンク及び管寄せ板には、これらの長手方向中心線に沿って、複数の対 向横方向スロットが貫通して形成されており、前記マニホルド組立体が、前記ス ロット内に受け入れられる複数のバッフルを更に備えていることを特徴とする請 求の範囲第１項に記載のマニホルド組立体。
10. １０．複数の平行管を備えた内部圧力熱交換器に使用するマニホルド組立体の製 造方法において、 （ａ）炉内ろう付けに適したアルミニウム及びアルミニウム合金から実質的に半 円形の断面をもつ単体管寄せ板及び単体タンクを形成する工程を有し、前記管寄 せ板及びタンクが内面及び外面を備え、前記管寄せ板及びタンクの少なくとも一 方の内面及び外面にはろう付け合金が圧着されており、（ｂ）前記管寄せ板を貫 通する複数の横方向のバッフル受入れスロット及び管受入れ孔を形成し、且つ前 記管寄せ板を貫通するバッフル受入れスロットと整合する複数の横方向のバッフ ル受入れスロットをタンクを貫通して形成する工程と、 （ｃ）炉内ろう付けに適した材料から複数のバッフルを形成する工程とを有し、 該バッフルが前記管寄せ板及びタンクの内壁との締まり嵌めを形成し且つ前記タ ンク及び管寄せ板のスロットを通ってこれらのタンク及び管寄せ板の外壁から外 方に突出する形状を有し、 （ｄ）前記管寄せ板の管受入れ孔を通して受け入れられる形状をもつ複数の管を 形成する工程と、 （ｅ）前記管寄せ板及びタンクのうちの一方のスロット内にバッフルを挿入する 工程と、 （ｆ）該工程（ｅ）の後に、前記タンクを管寄せ板に組み付ける工程と、（ｇ） 前記管を管寄せ板に組み付ける工程と、（ｈ）組み付けられたタンク、管寄せ板 、バッフル及び管を高温ろう付け炉内でろう付けする工程とを更に有することを 特徴とする製造方法。
11. １１．前記工程（ａ）において、アルミニウム合金を押し出すことにより前記タ ンクが形成され、ろう付け合金を備えたアルミニウムクラッドシートをスタンピ ングすることにより前記管寄せ板が形成されることを特徴とする請求の範囲第１ ０項に記載の製造方法。
12. １２．前記工程（ａ）において、前記タンク及び管寄せ板が、慣用的な成形方法 すなわちスタンピングにより、アルミニウムろう付けシートから形成されること を特徴とする請求の範囲第１０項に記載の製造方法。
13. １３．前記工程（ａ）において、前記管寄せ板及びタンクの両方の内面及び外面 がクラッドであることを特徴とする請求の範囲第１２項に記載の製造方法。
14. １４．前記管寄せ板、タンク及びバッフルの組立て前に、これらの係合面にフラ ックスを付着することを特徴とする請求の範囲第１０項に記載の製造方法。
15. １５．前記工程（ａ）において、前記管寄せ板に一体ブラケットを形成すること を特徴とする請求の範囲第１１項に記載の製造方法。
16. １６．前記タンクの外面と緊密に係合する形状をもつ湾曲部を備えたブラケット をアルミニウムろう付けシートから形成する工程と、前記ブラケットを、前記工 程（ｈ）の前に前記タンクに組み付ける工程とを更に有することを特徴とする請 求の範囲第１２項に記載の製造方法。
17. １７．前記工程（ａ）において、前記管寄せ板が、前記タンクの外径に実質的に 等しい内径をもつように形成されることを特徴とする請求の範囲第１０項に記載 の製造方法。