JP4067166B2 - 熱交換器用ヘッダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車用空調機を構成するコンデンサ等として使用される熱交換器を構成するヘッダの改良に関し、ろう付け不良に伴う不良品の発生を有効に防止すべく発明したものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用空調機のコンデンサとして利用する熱交換器として、例えば実開昭64−8081号公報には、図3に示す様な構造のアルミニウム合金製熱交換器が記載されている。この従来のアルミニウム合金製熱交換器は、上端面に入口管1を接続したアルミニウム合金製の入口側ヘッダ2と、この入口側ヘッダ2と平行に配置され、下端面に出口管3を接続した出口側ヘッダ4とを、複数の伝熱管5、5により互いに接続し、隣り合う伝熱管5、5同士の間に、コルゲート型のフィン6、6を挟持する事により構成している。冷媒等の流体と空気との間で熱交換を行なわせる場合には、入口管1から流体を送り込み、出口管3から取り出せば、この流体は、入口側ヘッダ2から出口側ヘッダ4に向けて複数の伝熱管5、5を流れる間に、これら伝熱管5、5及び上記フィン6、6の周囲を流れる空気との間で熱交換を行なう。
【0003】
ところで、上述の様に構成され作用するアルミニウム合金製熱交換器の場合、伝熱管5、5内を流れる冷媒等の流体の流路を長くして、流体の流れを速くする事により、熱交換器の性能向上を図る為、上記各ヘッダ2、4の中間部に隔壁7、7を設ける事が行なわれている。例えば、図3に示した構造の場合、入口側ヘッダ2の内側と出口側ヘッダ4の内側とに、それぞれ1個ずつの隔壁7、7を固定している。この為、入口管1から入口側ヘッダ2に送り込まれた冷媒等の流体は、先ず一部の伝熱管5、5を通じて出口側ヘッダ4に送られる。次いでこの流体は、この出口側ヘッダ4から別の伝熱管5、5を通じて再び入口側ヘッダ2に戻され、更に残りの伝熱管5、5を通じて再び出口側ヘッダ4に送られてから、出口管3より送り出される。
【0004】
上述の様に、入口側ヘッダ2或は出口側ヘッダ4の内側を複数の室に分割する為の隔壁7は、例えば図4〜6に示す様にして、入口側ヘッダ2(或は出口側ヘッダ4。以下同じ。)の内側に装着する。即ち、入口側ヘッダ2の側面に、この入口側ヘッダ2の丁度半周分に亙って、スリット状の切り欠き8を形成しておく。隔壁7を構成する板片9は、入口側ヘッダ2の内周面とほぼ一致する外周縁を有する小径側半円弧部10と、この小径側半円弧部10よりも大径の外周縁を有する大径側半円弧部11とから成り、両半円弧部10、11同士の連続部に段部12、12を形成している。
【0005】
この様に形成される板片9は、小径側半円弧部10の側から、上記切り欠き8の内側に挿入する。そして、上記小径側半円弧部10の外周縁と入口側ヘッダ2の内周面との間、並びに上記切り欠き8の内周縁と大径側半円弧部11の外周寄り部分の両側面及び各段部12、12との間を気密且つ液密にろう付けする事により、上記隔壁7とする。即ち、それぞれが芯材とろう材とを積層して成る、所謂クラッド材により構成された、板片9と入口側ヘッダ2との表面には、ろう材の層が存在する為、アルミニウム合金製熱交換器の構成各部品を、図3に示す様に仮組み付けした状態で加熱すれば、上記各間部分がろう付けされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した様な板片9と入口側ヘッダ2とを製造する場合、これら板片9及び入口側ヘッダ2の各部の寸法は、公差範囲内でばらつく。この結果、小径側半円弧部10の外周縁と入口側ヘッダ2の内周面との寸法が不一致になり、これら小径側半円弧部10の外周縁と入口側ヘッダ2の内周面との間に、図6に示す様な隙間13が生じる場合がある。この隙間13は、上記小径側半円弧部10の外周縁の直径が公差により変動する範囲内での最大値になり、上記入口側ヘッダ2の内周面の直径が公差により変動する範囲内での最小値になった場合に最も大きくなる。即ち、上記小径側半円弧部10の外周縁の直径が上記入口側ヘッダ2の内周面の直径よりも大きくなっているので、上記小径側半円弧部10を上記入口側ヘッダ2の内周面に向けて挿入した場合にも、図6に示す様に、この小径側半円弧部10が上記入口側ヘッダ2内に完全に納まらない。この結果として、上記小径側半円弧部10の外周縁と上記入口側ヘッダ2の内周面との間には、大きな隙間13が発生する事になる。この様に、大きな隙間13が発生すると、上記板片9と上記入口側ヘッダ2とのろう付け性が悪化し、隔壁7としての機能が損なわれる為、好ましくない。
上述の様な隙間13は、単に小径側半円弧部10の外周縁の直径を、上記入口側ヘッダ2の内周面の直径よりも小さ目に造っても、公差のばらつきにより、十分に小さくできない。即ち、上記外周縁の直径が公差内で最小値になり、内周面の直径が同じく最大値になると、ろう付け不良に結び付く様な隙間が生じる。公差を小さくする事は、コスト高の原因となる為、好ましくない。
本発明の熱交換器用ヘッダは、以上の様な不都合に鑑み、特にコストを上昇させる事なく、ろう付け不良を防止して歩留を向上させるべく発明したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の熱交換器用ヘッダは、前述した従来の熱交換器用ヘッダと同様に、金属材により円筒状に造られたヘッダと、このヘッダの側面に複数個設けられ、伝熱管の端部を挿通自在なスリット状の接続孔と、上記ヘッダの軸方向中間部に設けられ、このヘッダ内を複数の室に分割する少なくとも一つの隔壁とを備える。そして、この隔壁を構成する板片は、上記ヘッダの内周面とほぼ一致する外周縁を有する小径側半円弧部と、この小径側半円弧部よりも大径の外周縁を有する大径側半円弧部と、これら小径側、大径側両半円弧部同士の連続部に形成した1対の段部とを備える。そして、上記隔壁は、上記ヘッダにほぼ半円周に亙り形成したスリット状の切り欠きから上記板片の小径側半円弧部の外周縁を上記ヘッダの内周面に向けて挿入すると共に、これら小径側半円弧部の外周縁とヘッダの内周面との間、並びに上記大径側半円弧部の両側面及び上記1対の段部と上記切り欠きの内周縁との間をろう付けして成る。
【0008】
特に、本発明の熱交換器用ヘッダに於いては、上記小径側半円弧部の外周縁で上記1対の段部に隣接する部分に、この小径側半円弧部の外周縁により構成される半円よりも直径方向内方に位置する状態で形成した、直線状の端縁を有する1対の切り欠き部を備える。そして、上記ヘッダに対する上記板片の挿入方向と直交する方向に亙る、上記各切り欠き部同士の間隔の最大値を、上記ヘッダの内周面の直径で公差により変動する範囲内での最小値と同等若しくはこの最小値よりも僅かに小さくしている。そして、好ましくは、上記板片を上記ヘッダに挿入した状態でこのヘッダの内周面と上記小径側半円弧部の外周縁との間に形成される隙間を0.35mm以下に規制している。
【0009】
【作用】
上述の様に構成する熱交換器用ヘッダの場合、板片の小径側半円弧部をヘッダの内周面に向けて挿入する際に、この板片が上記ヘッダに不完全な状態で組み付けられる事がなくなる。即ち、段部から離れるに従って互いに近付く方向に傾斜した1対の切り欠き部の存在に基づき、ヘッダ及び板片の寸法誤差及び形状誤差に拘らず、小径側半円弧部の段部寄り端部を、切り欠き内に押し込めなくなる事がない。この為、特にヘッダ及び板片の公差を厳しく規制しなくても、上記小径側半円弧部の外周縁とヘッダの内周面との間の隙間が大きくなり過ぎる事がなくなり、コスト上昇を招く事なく、上記板片と上記ヘッダとのろう付け不良を防止する事ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態の1例を示している。本例の熱交換器用ヘッダの基本構造は、前述した従来構造と同様である。特に、本例の場合には、小径側半円弧部10の外周縁の一部形状を異ならせている点が、従来構造と異なる。そこで、その他の部分の構造及び作用は、基本的には前述の図4〜6に示した従来構造と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は、省略若しくは簡略にし、以下、本発明の特徴部分を中心に説明する。
【0011】
本発明の熱交換器用ヘッダは、アルミニウム合金製の板材により円筒状に造られたヘッダ15と、このヘッダ15の側面にこのヘッダ15の軸方向(図1の表裏方向)に亙って複数個設けられ、伝熱管(図3参照)の端部を挿通自在なスリット状の接続孔16と、上記ヘッダ15の軸方向中間部に設けられ、このヘッダ15内を気密・液密を保持した状態で複数の室に分割する隔壁7とを備えている。この隔壁7を構成する板片9aは、上記ヘッダ15の内周面とほぼ一致する外周縁を有する小径側半円弧部10と、この小径側半円弧部10よりも大径の外周縁を有する大径側半円弧部11と、これら小径側、大径側両半円弧部10、11同士の連続部に形成した1対の段部12、12とを備えている。又、上記隔壁7は、上記ヘッダ15の半円周に亙り形成したスリット状の切り欠き8から上記板片9aを、この板片9aの小径側半円弧部10の外周縁を上記ヘッダ15の内周面に向けて挿入すると共に、これら小径側半円弧部10の外周縁とヘッダ15の内周面との間、並びに上記大径側半円弧部11の外周縁寄り両側面及び上記1対の段部12、12と上記切り欠き8の内周縁とをろう付けして成る。
【0012】
本発明の熱交換器用ヘッダの場合、上記板片9aは、上記小径側半円弧部10の外周縁で上記1対の段部12、12に隣接する部分に、1対の切り欠き部17、17を形成している。これら各切り欠き部17、17はそれぞれ、上記段部12、12に隣接する部分の端縁が直線となる様に、この隣接する部分の円弧部を切除した如き形状として、当該部分の端縁が、上記小径側半円弧部10の外周縁により構成される半円Rよりも直径方向内方に位置する状態としている。そして、上記ヘッダ15に対する上記板片9aの挿入方向(図1の上方向)と直交する方向(図1の左右方向)に亙る、上記各切り欠き部17、17同士の間隔の最大値W17を、上記ヘッダ15の内周面の直径で公差により変動する範囲内での最小値D15と同等若しくはこの最小値D15よりも僅かに小さくしている(D15≧W17)。即ち、単体の熱交換器用ヘッダで見た場合には、上記最大値W17が上記最小値D15を上回る事はない。そして、上記板片9aを上記ヘッダ15に挿入した状態でこのヘッダ15の内周面と上記小径側半円弧部10の外周縁との間に形成される隙間18、19を、何れも0.35mm以下に規制している。
【0013】
上述の様に構成する本例の熱交換器用ヘッダの場合には、板片9aの小径側半円弧部10をヘッダ15の内周面に向けて挿入する際に、この板片9aが上記ヘッダ15に不完全な状態で組み付けられる事がなくなる。即ち、上記各段部12、12から離れる(挿入方向先端側に向う)に従って互いに近付く方向に傾斜した1対の切り欠き部17、17の存在に基づき、上記ヘッダ15及び板片9aの寸法誤差及び形状誤差に拘らず、上記小径側半円弧部10の外周縁とヘッダ15の内周面とが当接若しくは近接する以前に、上記小径側半円弧部10の段部12、12寄り端部を、上記切り欠き8内に押し込めなくなる事がない。この為、特に上記ヘッダ15及び板片9aの公差を厳密に規制しなくても、上記小径側半円弧部10の外周縁と上記ヘッダ15の内周面との間の隙間18が大きくなり過ぎる事がない。従って、上記板片9aと上記ヘッダ15とのろう付け不良を防止する事ができる。尚、上記板片9aとヘッダ15との間の隙間は、上記小径側半円弧部10の外周縁とヘッダ15の内周面との間の隙間18だけでなく、上記各切り欠き部17、17と上記ヘッダ15の内周面との間に形成される上記各隙間19、19も小さくしている。即ち、これら各隙間19、19が0.35mm以下に収まる様に、上記各切り欠き部17、17の長さL17を規制している。
【0014】
尚、本例の場合には、上記ヘッダ15として、板材を丸めて両端縁部同士を互いに突き合わせ、突き合わせ部を電気溶接した、所謂電縫管を使用している。但し、ヘッダ15の低廉化を図る為に、このヘッダ15を、芯材の少なくとも片面にろう材を積層した板材を丸めて両端縁部同士を互いに突き合わせ、突き合わせ部を上記ろう材によりろう付けした、所謂プレスチューブを使用しても良い。
【0015】
【実施例】
次に、本発明の効果を確認する為、本発明者が行なった実施例に就いて説明する。実施例では、上記板片9aの小径側半円弧部10の外周縁の直径(19mm)での公差(+0.20mm〜0mm)により変動する範囲内での最大値を19.2mmとした。又、上記ヘッダ15に対する上記板片9aの挿入方向と直交する方向に亙る、上記各切り欠き部17、17同士の間隔の最大値W17並びに上記ヘッダ15の内周面の直径(19mm)での公差(+0.20mm〜−0.14mm)により変動する範囲内での最小値D15をそれぞれ18.86mmとした。そして、上記各切り欠き部17、17の長さL17、L17を4.15mmとした。この場合、上記板片9aを上記ヘッダ15内に挿入すると、両部材9a、15は、図1に示す様な状態で結合する。同図から明らかな通り、上記板片9aの小径側半円弧部10の外周縁と上記ヘッダ15の内周面との間に形成される隙間18は、図6に示した従来構造の場合に発生する隙間13よりも遥かに小さい。本実施例の場合には、上記隙間18は0.23mmに、上記1対の切り欠き部17、17と上記ヘッダ15の内周面との間に形成される隙間19、19は、それぞれ0.25mmになる。尚、本実施例と同様の寸法で、図6に示した従来構造を構成する板片9と前記入口側ヘッダ2とを作製し、この板片9を入口側ヘッダ2内に挿入した場合には、上記隙間13は1.64mmになる。
【0016】
又、本発明の発明者は、上記各隙間18、19の変化に対する、ろう付け性に就いても試験を行なった。この試験の結果を図2に示す。この図2に於いて、横軸は、ろう付け接合する両部材9a、15間の隙間18、19を、縦軸は、これら両部材9a、15間の隙間18、19に形成されるフィレットの厚さ(図1の表裏方向に亙る厚さ)を、それぞれ表している。又、図中の黒丸は、13通りに変化させた上記各隙間18、19に対する、これら各隙間18、19に形成されたフィレットの厚さを、それぞれ示している。この試験によれば、図2から明らかな通り、上記各隙間18、19が0.35mm以下であれば、これら各隙間18、19に形成されるフィレットの厚さは、1.11mm以上になる。従って、上記両部材9a、15は、気密・液密にろう付けされる。これに対して、上記各隙間18、19が0.4mm以上の場合には、これら各隙間18、19に形成されるフィレットの厚さは0mmになる(フィレットが形成されない)。従って、上記両部材9a、15をろう付けする事ができない。尚、本試験では上記両部材9a、15のうち、板片9aの厚さを1.3mmとした。
【0017】
上述した実験の結果から明らかな通り、上記各隙間18、19を0.35mm以下にすれば、これら各隙間18、19は完全に密閉される。前述した実施例の場合には、上記各隙間18、19は、それぞれ0.23mm、0.25mmであるので、これら各隙間18、19は完全に密閉される。尚、上述した試験には、上記両部材9a、15の芯材としてJISA3003材を、前記ろう材としては、JISA4343材を、それぞれ使用した。
【0018】
【発明の効果】
本発明は、以上の様に構成され作用するので、熱交換器用ヘッダのろう付け性を向上させて、不良品の発生をなくし、歩留を向上させてコストの低廉化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を示す断面図。
【図2】板片の外周縁及びヘッダの内周面の間に形成される隙間とこの隙間に形成されるフィレットの厚さとの関係を示す図。
【図3】本発明の対象となるアルミニウム合金製熱交換器の1例を示す正面図。
【図4】従来のアルミニウム合金製熱交換器に於ける隔壁形成部分を示す斜視図。
【図5】同じく隔壁形成部分の縦断面図。
【図6】同じく隔壁形成部分の横断面図。
【符号の説明】
1 入口管
2 入口側ヘッダ
3 出口管
4 出口側ヘッダ
5 伝熱管
6 フィン
7 隔壁
8 切り欠き
9、9a 板片
10 小径側半円弧部
11 大径側半円弧部
12 段部
13 隙間
15 ヘッダ
16 接続孔
17 切り欠き部
18 隙間
19 隙間

Claims (2)

  1. 金属材により円筒状に造られたヘッダと、このヘッダの側面に複数個設けられ、伝熱管の端部を挿通自在なスリット状の接続孔と、上記ヘッダの軸方向中間部に設けられ、このヘッダ内を複数の室に分割する少なくとも一つの隔壁とを備え、この隔壁を構成する板片は、上記ヘッダの内周面とほぼ一致する外周縁を有する小径側半円弧部と、この小径側半円弧部よりも大径の外周縁を有する大径側半円弧部と、これら小径側、大径側両半円弧部同士の連続部に形成した1対の段部とを備えており、上記隔壁は、上記ヘッダにほぼ半円周に亙り形成したスリット状の切り欠きから上記板片の小径側半円弧部の外周縁を上記ヘッダの内周面に向けて挿入すると共に、これら小径側半円弧部の外周縁とヘッダの内周面との間、並びに上記大径側半円弧部の両側面及び上記1対の段部と上記切り欠きの内周縁との間をろう付けして成る熱交換器用ヘッダに於いて、上記小径側半円弧部の外周縁で上記1対の段部に隣接する部分に、この小径側半円弧部の外周縁により構成される半円よりも直径方向内方に位置する状態で形成した、直線状の端縁を有する1対の切り欠き部を備え、上記ヘッダに対する上記板片の挿入方向と直交する方向に亙る、上記各切り欠き部同士の間隔の最大値を、上記ヘッダの内周面の直径で公差により変動する範囲内での最小値と同等若しくはこの最小値よりも僅かに小さくした事を特徴とする熱交換器用ヘッダ。
  2. 板片をヘッダに挿入した状態でこのヘッダの内周面と小径側半円弧部の外周縁との間に形成される隙間を0.35mm以下に規制する、請求項1に記載した熱交換器用ヘッダ。
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