JPS62266781A - サ−マルオフトラツク防止方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 磁気ディスクのアウタガードバンド部及びインナガード
バンド部のトラックの少なくとも一方に、オフセット検
知用データを記録しておいて、アクセスしようとする磁
気ディスクの前記トラックをサーボ情報に基づいてシー
クした位置と、前記オフセット検知用データの中心線上
をシークした位置との差を調べ、この差をその時点にお
けるオフセット量としてシーク位置を補正する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は磁気ディスク装置におけるサーマルオフトラッ
クの防止方式に関する。

〔従来の技術〕

磁気ディスク装置においては、通常第４図に示すように
、複数枚の磁気ディスク１をもってディスクパックを構
成し、このディスクパンクを単位として使用される。

上記複数枚の磁気ディスク１のうち、最下層或いは中央
の特定の１枚はサーボディスク１”　として用いられ、
トラッキング等のサーボ情報が書き込まれている。

実際にリード／ライトを行うに当たっては、指定された
シリンダ、ヘッド、レコード番号に対応するトラック位
置に磁気ヘッド５を移動させ、上記サーボ情報をサーボ
ヘッド５゛で読み取り、これを用いて各磁気へラド５の
位置を正確に制御する。

このようにして磁気へラド５はサーボ情報に基づく位置
に制御され、所望のトランクに対するシーク動作が行わ
れる。

上記磁気ディスクｌは温度変化により膨張・収縮するが
、全体の温度が均一であれば上述のサーボ制御により、
何れの磁気ディスク１に対しても磁気へ７ド５は正しく
トラッキングされる。

しかしながら長期間暖房が止まっていたような場合、例
えば正月休みのあとなど、装置全体が冷えきっているた
め、室内暖房を動かしても装置全体が定常温度になるま
でにはかなりの時間を必要とし、しかもこの間は磁気デ
ィスク装置内部の温度は一定でなく、複数枚の磁気ディ
スク１間に温度差が生じる。そのためサーボディスク１
°のサーボ情報を用いて通常のシーク制御を行っても、
他の磁気ディスク１上では磁気ヘッド５が目的のトラッ
ク位置からはずれている場合があ名。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述のような状態のときに書き込みを行うと、温度が定
常状態に達した後に、書き込んだ情報の読み取りができ
ないというサーマルオフトラックの問題が生じる。

本発明は上記サーマルオフトラックの発生を防止する手
段を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明においては、各磁気ディスクのデータ面の、アウ
タガードバンド及びインナガードバンドの少なくとも一
方に、オフセット検知用データを記録しておき、稼動中
に該オフセット検知用データをシークした位置と、サー
ボ情報に基づいてシークした位置との差を検出し、この
差をオフセット量として用いて当該磁気ディスクをリー
ド／ライトする際にサーボ情報に基づ（シーク位置を補
正するようにした。

〔作　用〕

各磁気ディスクにオフセット検知用データを記録してお
き、稼動中にこれを読み取ることによって、通常の制御
時における磁気ヘッドのオフセットを、磁気ディスク個
々について検出することができる。従って温度が不均一
な期間においても、磁気ディスク個々に膨張量の差を補
正することができるので、磁気ヘッドを目的のトランク
上に正しく位置させることが可能となり、サーマルオフ
トランクの発生を防止し得る。

〔実　施　例〕

第１図は本発明一実施例における磁気ディスクの構成を
示す図で、ｌは磁気ディスクであり、点線で示す２及び
３はそれぞれアウタガードバンド及びインナガードバン
ドであって、この両者に挟まれた部分がデータ等が書き
込まれるデータ・エリア・ゾーン１１である。

本発明においては、上記アウタガードバンド２及びイン
ナガードバンド３のいずれか一方または双方に、オフセ
ント検知用データ４．４゛　を予め記録しておく。

オフセント検知用データ４，４°としては、図示したよ
うにアウタガードバンド２及びインナガードバンド３部
のトラック上に、セクターカウントに基づく位置に書き
込まれたＡと、その外側及び内側に配置されたＢ及びＣ
の３種類を設ける。

第２図は上述のように構成された磁気ディスク１．１゛
を用いてオフセット補正を行うための磁気ディスク装置
の要部構成を示す図である。各磁気ディスクｌのデータ
面及びサーボディスク１゜のサーボ面に対してそれぞれ
リード／ライト用の磁気ヘッド５が設けられ、サーボデ
ィスク１゛に対してはサーボ情報を読み取るための磁気
ヘッド（これを特にサーボヘッドと称する）５゛が設け
られている。これら磁気ヘッド５，５°は駆動制扉部８
の指令に従って駆動部９により一括して駆動される。

本実施例においては上記構成に更に記憶部６とヘッド選
択部７を設けた。記憶部６はＮａ１．　Ｎ１２゜隘３・
・・の各磁気ヘッドごとのオフセット量を格納する記憶
装置であり、ヘッド選択部７は上記各磁気へラド５を上
記記憶部６とを選択的に接続するための選択手段である
。

次にこのように構成した本実施例による、オフセット制
御動作を説明する。

電源を投入してから定期的にアウタガードバンド２また
はインナガードバンド３部のトランク上に、サーボ情報
に基づいて磁気ヘッド５を移動させ、予め記録されてい
るオフセット検知用データ４または４゛、或いは双方を
読み取る。このときのヘッド位置は、サーボヘッド５°
による位置決め点であって、通常のシーク位置である。

　もしオフセットがなければ、磁気ヘッド５の読み取っ
て得られた出力信号は、第３図（ａ）に見られる如く、
オフセット検知用データ４のうち、ＢとＣはＡに較べて
小さく、且つＢとＣは略等しくなる。しかし温度差等に
よりオフセントが生じた場合には、同図（ｂ）に見られ
るように、ＢとＣとの間にレベル差が生じる。オフセッ
トが非常に大きり芽フトラックとなるような場合には何
れか一方が検知されない。

同図伽）は読み取られた磁気ディスク１がサーボディス
ク１′より温度が低く、磁気ヘッド５が外側にオフセッ
トした例である。磁気ヘッド５が反対側にオフセットし
た場合には、ＢとＣの出力波形の大きさが逆になる。従
ってＢとＣの出力波形からオフセットの方向を知ること
ができる。

次に磁気ヘッド５の位置を微調整して磁気へ７ド５の出
力波形が同図（ａｌに示すような最適波形を示す位置を
探す、このようにして見出した最適位置と前述のサーボ
情報に基づきサーボヘッド５“によって制御されたシー
ク位置との差が、当該磁気ディスク１のオフセット量で
ある。従ってこれをヘッド選択部７を介して記憶部６の
当該磁気ヘッドに対応する領域に格納する。

この操作を全磁気ヘッド５に対して行って、磁気ヘッド
５ごとのオフセット量を記憶部６に格納する。

実際のリード／ライトに際しては、駆動制御部８は上記
記憶部６からその時点における対象磁気ヘッドのオフセ
ント量を読み出し、サーボヘッド５゛による位置決め点
に対する補正量と向きとを駆動部に指示する。駆動部９
はこの値に従って磁気ヘッド５を駆動する。

以上のようにして本発明によれば、磁気ディスク装置の
温度が定常状態に達していなくても、磁気ディスク個々
の温度差によるオフセットを補正して、正しくリード／
ライト処理を実行することが可能となり、オフトラック
の発生が防止される。

〔発明の効果〕

以上説明した如く本発明によれば、温度が定常状態でな
い場合においても、磁気ヘッドごとにオフセントを補正
できるので、サーマル；１“フトランクの発生が防止さ
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例における磁気ディスクの構成説
明図、 第２図は本発明一実施例の装置の要部構成説明図、 第３図（ａｌ、　（ｂｌはオフセット検知用データを読
み取って得られた出力波形の説明図、 第４図は従来の磁気ディスク装置の問題点の説明図であ
る。 図において、１は磁気ディスク、ｌ゛はサーボディスク
、２及び３はそれぞれ、アウタガードバンド及びインナ
ガードバンド、４．４°はオフセット検知用データ、５
は磁気ヘッド、５°はサーボヘッド、６は記憶部、７は
ヘッド選択部を示す。 ４７７Ｉ！・・トオ史矢７出テ゛−り 半イト明−に方ｅ例つｎ戯テ’＋２７天＊ａｉｒａ月閏
第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 磁気ディスク（１）のアウタガードバンド（２）部及び
   インナガードバンド（３）部のトラックの少なくとも一
   方に、サーボ情報及びセクターカウントに基づく位置と
   、該位置より外側及び内側に所定量オフセットした位置
   とにオフセット検知用データ（４、４′）を記録してお
   き、 前記トラックをサーボ情報に基づいてシークした位置と
   、前記オフセット検知用データの中心線上をシークした
   位置との差を検知し、該差をその時点におけるオフセッ
   ト量として用いてサーボ情報に基づくシーク位置を補正
   することを特徴とするサーマルオフトラック防止方式。