JPS62265352A - 脱臭性樹脂組成物 - Google Patents

脱臭性樹脂組成物

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JPS62265352A
JPS62265352A JP61107543A JP10754386A JPS62265352A JP S62265352 A JPS62265352 A JP S62265352A JP 61107543 A JP61107543 A JP 61107543A JP 10754386 A JP10754386 A JP 10754386A JP S62265352 A JPS62265352 A JP S62265352A
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deodorizing
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acidic polymer
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Akira Hoshino
明 星野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、脱臭性樹脂組成物および脱臭性成形物に関し
、更に詳しくは、各種悪臭性物品等の包装等に適した脱
臭性成形物の提供を目的とする。
(従来の技術) 従来、各種の悪臭源に対して使用する脱臭剤は広く使用
されており、また、各種悪臭性物品を包装するためには
、主として通気性の無いプラスチックフィルム、アルミ
ニウム箔、金属容器、ガラス容器等が使用されている。
(発明は解決しようとしている問題点)上記の如き従来
の通気性の無い包材による包装では、内容物の悪臭が揮
散するのを防止できるが、それらの容器を開放した場合
に、容器内に充満している悪臭が一度に外に揮散するた
め、取扱い上不便である。
本発明者は、上記の如き従来技術の欠点を解決すべく鋭
意研究の結果、プラスチックフィルム、プラスチックシ
ートあるいはプラスチック容器等の成形物の製造に際し
、使用する熱可塑性樹脂中に特定の物質を包含させてお
くときは、得られる成形物、例えば包材が優れた脱臭性
を有し、上記の如き従来技術の欠点が解決されることを
知見して本発明を完成した。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、熱可塑性樹脂99.9〜50重量
部および脱臭成分0.1〜50ffl量部からなる脱臭
性樹脂組成物において、脱臭成分が多価金属化合物と酸
性ポリマーとからなることを特徴とする脱臭性樹脂゛組
成物およびそれから形成した脱臭性成形物である。
次に本発明を更に詳細に説明すると、本発明者は従来か
ら脱臭性樹脂組成物およびそれから得られる成形物につ
いて種々研究しているが、脱臭性化合物を特定の組み合
わせで配合することにより、個々の脱臭性化合物を単独
で使用する場合に比較して、著しい相乗効果を発揮する
樹脂組成物および成形物が得られることを知見して本発
明を完成したものである。
本発明において便用する熱可塑性樹脂とは、従来各種の
成形物、例えば、プラスチックフィルム、プラスチック
シート、プラスチック容器、繊維等の成形に使用されて
いるポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
樹脂、ポリ塩化ビニル、ビニロン、ポリスチレン、ポリ
アミド、ポリエステル、セルロースアセテート等の合成
または変性の熱可塑性樹脂であり、これらの熱可塑性樹
脂はいずれも市場から容易に人手して使用し得るもので
あり、これらの熱可塑性樹脂は固体状でもペースト状等
の液状でもよいものである。
本発明で使用する個々の脱臭成分それ自体はいずれも公
知の化合物であり、多価金属化合物としては、種々の多
価金属化合物が使用できるが、特に好ましいものは、第
一鉄塩、亜鉛化合物およびアルミニウム塩である。
第一鉄塩としては、例えば、硫酸第一鉄が好適であり、
また、亜鉛化合物しては、例えば、酸化亜鉛、硫酸亜鉛
、塩化面鉛、リン酸学鉛、硝酸亜鉛、炭酸亜鉛等の無機
多価金属化合物、酢酸亜鉛、シュウ酸亜鉛、クエン酸亜
鉛、フマル酸亜鉛、ギ酸亜鉛等の有機亜鉛塩が使用でき
るが、特に好ましいものは亜鉛華(酸化亜鉛)および炭
酸加鉛である。アルミニウム塩としては、例えば、硫酸
アルミニウム[(A12 (504) 3]および硫酸
アルミニウムカリウム[(にAl(SO4)3]であり
、特に好適なものは硫酸アルミニウムである。
本発明で使用する酸性ポリマーとはその分子中にスルホ
ン酸基、カルボンI’le基、mMエステル基、燐酸エ
ステル基、フェノール性水酸基を有するものであり、例
えば下記のものを包含する。
イ、カルボン酸基を有するポリマー クエン酸、酒石酸、フタル酸等の多価カルボン酸と、エ
チレングリコール、1.4ブタンジオール、ジエチレン
グリコール等の多価アルコールとを酸過剰で反応させて
得られる末端カルボキシル基ポリエステル: 各種多価カルボン酸で変性した酸性セルロース誘導体: 多価カルホン酸のビニルエーテルエステルモノマー等の
単独重合体または他の一般的なモノマーとのランダム共
重合体、ブロック共重合体、グラフト共重合体環ニ アクリル酸またはメタクリル酸等のモノマーの単独重合
体または他の一般的な七ツマ−とのランダム共重合体、
ブロック共重合体、グラフト共重合体等: 無水マレイン酸、イタコン酸等のα、β−不飽和ビニル
モノマー等の単独重合体または他の一般的なモノマーと
のランダム共重合体、ブロック共重合体、グラフト共重
合体等; ロ、スルホン酸基を有するポリマー エチルセルロース酢酸水素m酸水素フタル酸エステル、
セルロース酢酸水素硫酸水素フタル酸、エチルセルロー
ス水素スルホ安息香酸エステル、スルホンベンジルセル
ロース酢酸エステル、エチルスルホエチルセルロース酢
酸エステル等の如きセルロース誘導体: ポリビニルアルコールまたはビニルアルコール共重合体
のスルホン酸化合物(例えば、O−スルホ安息香酸、ス
ルホプロピオン酸、スルホバレリック酸、スルホベンズ
アルデヒド、スルホフタル酸等)によるスルホン酸変性
ポリマー等;ハ、水酸基を有するポリマー その他スルホン酸やフェノール基を含有するモノマーの
単独重合体または他の一般的なモノマーとのランダム共
重合体、ブロック共重合体、グラフト共重合体等; その他カルボキシル基またはスルホン酸基またはフェノ
ール基含有化合物による各種重合体の酸性変性物等が挙
げられる。
特に好ましいものは、カルボン酸基を有するポリマーで
ある。
本発明の主たる特徴は、脱臭成分として上記の多価金属
化合物と酸性ポリマーを組み合わせて使用する点にある
すなわち、従来技術において第一鉄塩を脱臭成分として
使用することは公知であるが、このような第一鉄塩を熱
可塑性樹脂等に練り込んで使用する場合には、熱可塑性
樹脂の加工温度が高いため、第一鉄塩が変色して熱可塑
性樹脂を褐色に着色し、脱臭効果が低下するとともに、
成形物の商品価値を著しく低下させるものであった。
本発明においては、このような多価金属化合物に酸性ポ
リマーを組み合わせて使用することによって、熱可塑性
樹脂中に脱臭成分を練り込む時の高い加工温度において
も、脱臭成分が脱臭効果を損なわず、また脱臭成分の褐
色変色もなく、酸性ポリマーの脱臭効果と相まワて、ア
ミン系の悪臭成分のみならず、硫黄系脱臭成分をも脱臭
することができ、更に、それぞれの化合物の固有の脱臭
効果の和以上の脱臭効果を発揮することを知見したもの
である。
以上の如き多価金属化合物と酸性ポリマーまたはその塩
とからなる脱臭成分は、それらの使用比率も重要であっ
て、合計量を100重量部とすれば、多価金属化合物が
10〜90重量部に対し、酸性ポリマーが90〜10重
量部の割合であり、このような組み合わせおよび配合比
において、本発明の目的が最良に達成される。
本発明の脱臭性樹脂組成物は上記の2成分を必須成分と
するが、その他従来公知の樹脂用の各種添加剤、例えば
、着色剤、充填剤、体質顔料、可塑剤、安定剤、紫外線
吸収剤等は必要に応じて任意に配合し得るものである。
本発明の脱臭性樹脂組成物は、上記成分を単に混合する
のみでの得ることができるし、また該混合物を溶融混練
してベレット状等に造粒したものでもよい。更に後に無
添加の熱可塑性樹脂で希釈して使用するための高濃度(
例えば、10〜50重量%の濃度)の脱臭成分を含有す
るマスターバッチの状態でもよい。
以上の如き本発明の脱臭性樹脂組成物は、本発明の脱臭
性成形物の製造に有用である。
本発明の脱臭性成形物は、上記の脱臭性樹脂組成物を各
種の形状の成形物、例えば、プラスチックフィルムやシ
ートからなる包材あるいは脱臭性樹脂組成物を各種の方
法で成形した任意の形状の容器等の成形物である。
このようなフィルム、シート、容器等の成形は、従来公
知のインフレーション装置、プレス、カレンダー、押出
成形機、紡糸機、ブロー成形機、射出成形機、真空成形
機等により、従来公知の各種条件をそのまま利用して行
うことができ、容易に本発明の脱臭性成形物を得ること
ができる。
(作用・効果) 従来第一鉄塩を脱臭成分として使用することは公知であ
るが、このような脱臭成分を熱可塑性樹脂等に練り込ん
で使用する場合には、熱可塑性樹詣の加工温度が高いた
め、第一鉄塩が変色して熱可塑性樹脂を褐色に着色し、
脱臭効果が低下するとともに、樹脂成形物の商品価値を
著しく低下させるものである。これに対して、本発明に
おいては、多価金属化合物を使用し、これに酸性ポリマ
ーまたはその塩を組み合わせて使用することによって、
熱可塑性樹脂中に脱臭成分を練り込む時の高い加工温度
においても、脱臭成分が脱臭効果を損なわず、また脱臭
成分の褐色変色も少なく。
多価金属化合物と酸性ポリマーの脱臭効果の和以上の脱
臭効果を発揮し得るものであり、アミン系の悪臭成分の
みならず、硫黄系の悪臭成分に対しての十分な脱臭効果
を示すものであった。
従って、本発明の脱臭性樹脂組成物からなる成形物、例
えば、包材は、悪臭の強い物品1例えば、魚や魚製品、
各種漬物、その他の各種食品等の包装に使用すると、そ
れから発生する悪臭を包材自体が吸収するため、これら
の包装を開いた時にも強い悪臭が周囲に拡散することが
無い。また、同様の理由で、食品に限られず、各種の家
庭生ごみ、工場の排出物等の包装にも有効である。
また、本発明の脱臭性樹脂組成物は、上記包材以外にも
、異臭や悪臭が発生したり、蓄積する場所における脱臭
性成形物、例えば、粒状の脱臭剤、脱臭性壁装材、床敷
体、脱臭性繊維、織物、その他の成形物の原料として有
用である。
次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。尚
、文中、部または%とあるのは特に断りの無い限り重量
基準である。
実施例1 低密度ポリエチレン99部に、重量比が10=3の炭酸
亜鉛および酸性ポリマーにューフロンティアMl−40
0P 、第−工業製薬製)からなる混合物1部を配合し
、ミキサーで混合し、40ma+押出機(L/D=28
、C,R,=3.1.ダルメージ付スクリュー、シリン
ダ一温度130℃、スクリュー回転速度70rpm)に
て混練し、ベレット状の本発明の脱臭性樹脂組成物を得
た。
次いで上記脱臭性樹脂組成物をインフレーション装置(
36mm押出機、内径50關インフレーシヨンダイ、シ
リンダ一温度140℃、スクリュー回転数6Orpm)
に投入し、肉厚約50ミクロンのポリエチレンフィルム
を得た。この脱臭シートの脱臭性を調べたところ下記の
如くであった。
ム)(−玉ヱ説又ス呈 上記脱臭シートを50mmx210mmに切断し、この
切断したフィルム2枚を、300ミリリツトルの三角フ
ラスコ内にかさ状につるし、次いで42ppmのアンモ
ニア水100ミリリツトルを入れ1口をパラフィンでシ
ールし、アンモニアを完全にガス化させた。その後、2
5℃に保存し、一定時間経過後のフラスコ内のアンモニ
ア(pp■)を北川式検知管で測定した結果は下記の通
りであった。
1旦」  l旦」  且旦禮 ブランク    25   25   25木ユ■茄 
   20   15   13上」(璽    20
   18   15注ニブランクは、脱臭成分5!!
添加のシートであり、比較例はi酸第−鉄を単独で使用
した例である。
虱北迷1縁J丸良談論 上記脱臭シートを50m+ox200mmに切断し、こ
の切断したフィルム1枚を、300ミリリツトルの三角
フラスコ内に入れ、次いで800ppmの硫化ナトリウ
ム水溶液1ミリリツトルおよび1規定の硫酸0.1ミリ
リツトルを入れ、口をパラフィンでシールし、硫化水素
を完全にガス化させた。その後、25℃に保存し、一定
時間経過後のフラスコ内の硫化水素(ppa+)を北川
式検知管で測定した結果は下記の通りであった。
1旦迭  主旦羞  且旦禮 1孟之夕   155  155  155木^■届 
   40   3   微#LU     55  
  5     を注ニブランクは、脱臭成分5!!添
加のシートであり、比較例は硫酸第一鉄を単独で使用し
た例である− また、上記ブランク、本発明品および比較例のフィルム
各々から袋を作成し、この袋の中に解凍した小魚を入れ
て放置し、3日後に開封したところ、本発明品のフィル
ムから作成した袋内の悪臭は僅かであったのに対し、ブ
ランクの場合には激しい悪臭が拡散した。尚、比較例の
フィルムは褐色に強く着色しているに対し、本発明のも
のは殆ど着色していなかった。
実施例2〜6 下記の成分を使用し、他は実施例1と同様にして本発明
のプラスチック包材を得、実施例1と同様にしてその性
能を測定したところ下記の通りであった。
叉應億ユ 高密度ポリエチレン         95部鹸化亜鉛
および酸性ポリマー(テスキッドMRM43、日立化成
ポリマー族)の8:2混合物5部 ヱ2j三ヨ」Δえ区誌 上旦遣  l旦羞  主旦羞 ズ孟之夕    25    25   25木衾団茄
    20    15    12ル」し夕   
 20   18   15尚、比較例のものは褐色に
着色したのに対し、本発明のものは殆ど着色していなか
った。
ズユ之り   155  155  155本又朋遣 
   30   徴   非検出ル」し舅    55
   5   1尚、比較例のものは褐色に着色したの
に対し、本発明のものは殆ど着色していなかった。
大鼻例1 ポリプロピレン           95部炭酸亜鉛
および酸性ポリマー(テスキッドMR^−し、日立化成
ポリマー族)の5=5混合物5部工孟之タ    25
   25   25木又用届    20   16
   12■」し璽    20   18   15
尚、比較例のものは褐色に着色したのに対し、本発明の
ものは殆ど着色していなかった。
ズユ2夕   155  155  155木発亜晶 
   25   徴   非検出L!ul     5
5    5    1尚、比較例のものは褐色に着色
したのに対し、本発明のものは殆ど着色していなかった
叉施廻A ポリスチレン            98部硫酸第一
鉄および酸性ポリマーにューフロンティアMl−400
P 、第−工業製薬製)の3ニア混合物       
          2部1孟之夕    25   
25   25木光I茄17   13   10 よ」し舅    20   18   15尚、比較例
のものは褐色に着色したのに対し、本発明のものは殆ど
着色していなかった。
ズ孟λり    55   55   55木欠朋遍 
   40    3    微m」しヨ    55
   5   1尚、比較例のものは褐色に着色したの
に対し、本発明のものは殆ど着色していなかった。
叉旌■1 高密度ポリエチレン         95部硫酸アル
ミニウムおよび酸性ポリマー(テスキッドMRM43 
、日立化成ポリマー族)の8:2混合物       
          5部ズ孟之夕    25   
25   25木又亜茄    20   15   
12工」しコ    20  18   15尚、比較
例のものは褐色に着色したのに対し、本発明のものは殆
ど着色していなかった。
ズ之之り   155  155  155木又■晶 
   30   徴   非検出ル」しヨ    55
   5   1尚、比較例のものは褐色に着色したの
に対し、本発明のものは殆ど着色していなかった。
叉鬼廻至 ポリプロピレン           95部炭酸亜鉛
、硫酸アルミニウムおよび酸性ポリマー(テスキッドM
R^−し、日立化成ポリマー製)の5:3:2混合物 
         5部ブランク    25   2
5   25木又■届    20   16   1
2ル」し夕    20   18   15尚、比較
例のものは褐色に着色したのに対し、本発明のものは殆
ど着色していなかった。
蛛北迷」ぎと先えス箋 ブランク   155  155  155木欠I届 
   25   徴   非検出mコし劃    55
   5   1尚、比較例のものは褐色に着色したの
に対し、本発明のものは殆ど着色していなかった。
実施例7 高密度ポリエチレン80部に重量比が10=4の酸化亜
鉛および酸性ポリマーにューフロンティアM(−400
P 、第−工業製薬製)からなる混合物20部を配合し
、以下実施例1と同様にして、脱臭成分濃度20%の本
発明の脱臭性樹脂組成物を得た。この脱臭性樹脂組成物
を無添加の高密度ポリエチレンで20倍に希釈して、ブ
ロー成形機(45mmスクリュー、スクリュー回転数3
0rpm、シリンダ一温度200”C)を用いて肉厚1
mmで、直径60mm、高さ170mmのボトル状成形
物を得た。この容器中に、一部腐敗した食肉を入れて密
封し、3日間放置後に開封した場合の悪臭は、脱臭成分
無添加の同じ容器の場合に比較して著しく弱いものであ
った。
実施例日 ポリプロピレン70部および脱臭成分[酢酸亜鉛および
酸性ポリマー(テスキッドMRM43 、日立化成ポリ
マー製)=10:3]30部を配合し、ヘンシェルミキ
サーで1,500rpmの回転数で2分間混合し、次い
で、40mm押出機(L/D;28、C,R,=3.1
、ダルメージ付スクリュー、シリンダ一温度200〜2
15℃、スクリュー回転数90rpm)にて混練し、ベ
レット状の本発明の脱臭性樹脂組成物を得た。これをナ
チュラル樹脂で10倍に希釈して、紡糸機にて200〜
215℃で紡糸および3倍に延伸して15デニールの繊
維とした。この脱臭性繊維の脱臭性を調べたところ下記
の如くであった。
アンモニア 自= 上記脱臭性繊維の1gを、300ミリリツトルの三角フ
ラスコ内に入れ、次いで28%アンモニア水10ミクロ
ンリットルを入れ、口をパラフィンでシールし、アンモ
ニアを完全にガス化させた。その後、25℃に保存し、
一定時間経過後のフラスコ内のアンモニア(ppm )
を北用式検知管で測定した結果は下記の通りであった。
1旦蕉  主旦禮  且旦羞 ヱ之ヱク  7100 7100 7100木衾■茄 
 2500  850  300m」Lヨ  3000
 1000  500注;ブランクは、脱臭成分無添加
の繊維であり、比較例は硫酸第一鉄を単独で使用した例
である。
尚、比較例のものは褐色に着色したのに対し、本発明の
ものは殆ど着色していなかった。
(−5の −; 上記脱臭性繊維の1gを、300ミリリツトルの三角フ
ラスコ内に入れ、次いで800ppmの硫化ナトリウム
水溶液1ミリリツトルおよび1規定のW、mo、1ミリ
リツトルを入れ、口をパラフィンでシールし、硫化水素
を完全にガス化させた。その後、25℃に保存し、一定
時間経過後のフラスコ内の硫化水素(ppm )を北用
式検知管で測定した結果は下記の通りであった。
↓旦韮  ス旦遺  1旦羞 ズ孟之夕   170  170  170木又■茄 
   微   非検出  非検出LLf1    5 
  3   1 注;ブランクは、脱臭成分無添加の繊維であり、比較例
は硫酸第一鉄を単独で使用した例である。
尚、比較例のものは褐色に着色したのに対し、本発明の
ものは殆ど着色していなかった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性樹脂99.9〜50重量部および脱臭成
    分0.1〜50重量部からなる脱臭性樹脂組成物におい
    て、脱臭成分が多価金属化合物と酸性ポリマーとからな
    ることを特徴とする脱臭性樹脂組成物。
  2. (2)脱臭成分が、多価金属化合物10〜90重量部お
    よび酸性ポリマー90〜10重量部からなる特許請求の
    範囲第(1)項に記載の脱臭性樹脂組成物。
  3. (3)酸性ポリマーが、カルボン酸基を有するポリマー
    である特許請求の範囲第(1)項に記載の脱臭性樹脂組
    成物。
  4. (4)熱可塑性樹脂99.9〜50重量部および脱臭成
    分0.1〜50重量部からなる脱臭性樹脂組成物を形成
    してなる脱臭性成形物において、脱臭成分が多価金属化
    合物と酸性ポリマーとからなることを特徴とする脱臭性
    成形物。
  5. (5)脱臭成分が、多価金属化合物10〜90重量部お
    よび酸性ポリマー90〜10重量部からなる特許請求の
    範囲第(4)項に記載の脱臭性成形物。
  6. (6)酸性ポリマーが、カルボン酸基を有するポリマー
    である特許請求の範囲第(4)項に記載の脱臭性成形物
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JPH01158075A (ja) * 1987-03-02 1989-06-21 Nippon Zeon Co Ltd 脱臭性組成物、脱臭性複合材料、脱臭性樹脂組成物、脱臭性樹脂成形品及び脱臭性発泡体

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