JPS62264300A - トンネル覆工セグメント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトンネル覆工セグメント及びこのセグメントか
ら形成されたトンネル覆工に関する。

〔従来の技術〕

ボルトで締結されたフランジ付ジヨイントにより互いに
連結された鋳鉄製のトンネルセグメントを遣ることは公
知である。斯かるセグメントは、通常、覆工環を形成す
るため互いに連結され、この環はそれから掘削され又は
削られたたとえば地下トンネル内で連続的な環に連結さ
れる。斯かるセグメントは通常矩形形状の部材からなり
、この矩形部材は形成され、るトンネル覆工の軸方向に
面するように配置された壁又は縁部を有し、そして形成
される覆工と円周方向に面するように配置された壁又は
縁部を有している。セグメントの相互連結のために、全
ての西側部に各セグメントの内方に伸びているフランジ
が設けられている。

覆工の完全な環を形成するため、例えばボルト及びナツ
トによって相互に連結される円周方向に面している縁部
とフランジは、周囲の土により生ずるフープ圧縮応力を
伝達するため及び土の差動により生ずる曲げ動作を伝達
するために必要とされる。円周方向に面したフランジの
外面は、覆工環を半径方向に延長するため及びフランジ
面の大部分をおおう大きな支持範囲を得るため平滑に加
工されている。高価な６型の使用をすることなくフラン
ジを鋪型に入れて遣るため、従来、セグメントの内側に
接続されたその根本で法外に厚い（重さとコストに関し
て）フランジが必要だった。

加えて、斯かる配置では、セグメントが必要な寸法と角
度を正確に加工されうるように確保するため各フランジ
の外面にかなり余分な量の金属を設けることが必要であ
る。

〔発明の概要〕

本発明の目的は、上述した欠点を克服するか少くとも実
質的に減することである。

上記目的を達成するため本発明は、トンネル覆工の軸方
向に面するように配置された一対の対向した縁部と、ト
ンネル覆工の円周方向に面するように配置された別の一
対の対向した縁部とを有した矩形形状をなず鋳鉄製トン
ネル覆工セグメントにおいて、上記セグメントは円周方
向内方に凹面を有するように湾曲しており、上記セグメ
ントの円周方向に面した縁部は、それに隣接して配置さ
れたフランジを有するとともに円周方向に隣接する他の
セグメントと相互に連結するための手段を受けるように
なっており、上記フランジは上記セグメントの内方に向
いておりかつセグメントの円周方向の縁部から内側に入
り込んだ根本でセグメント内側面と連接され、複数のリ
ブが上記フランジから隣接した円周方向に面したセグメ
ントの縁部まで延長され、上記リブは覆工環を形成する
ため円周方向に隣接するセグメントの対応する面と係合
するようになった半径方向に整列した面を形成するため
、その円周方向に面した縁部で加工されており、上記リ
ブの強化リブの延長は円周方向に面したセグメントの縁
部と隣接して配置されたフランジ間に延長されているこ
とを特徴とするものである。

〔実施例〕

以下、本発明に係るトンネル覆工セグメントの実施例を
第１図乃至第４図を参照して説明する。

第１図に図示されるように、従来の鋳鉄製セグメント１
は円周方向に面した内方に向いたフランジ２．３を有し
ており、これらフランジ２．３は隣接するセグメントに
対してフランジ面の大部分をおおう大きな支持範囲を得
るため平滑に加工されるとともに半径方向に整列した外
側面４．５を有している。前述したように、このような
フランジは高価な６型の使用を必要とし、又セグメント
とのその根本連結部で法外に厚く、加えてセグメント相
互を連結することにより形成されるトンネル覆工環の必
要な寸法及び湾曲をうるため面が加工されうるようにか
なり余分な鋳鉄が外側フランジ面４．５に設けられなけ
ればならない。

これに対して第２図乃至第４図に示されるように本発明
によるセグメント１０の円周方向に面した縁部８，９の
対応するフランジ６．７は円周方向に面したセグメント
の縁部８，９から内側に入り込んでいる。フランジは半
径方向に整列される必要なく、たとえば図示の平行配置
のような便利な位置に配置されうる。

セグメントの両側端には、セグメントの本体に対して直
角に立設されかつ内方に向いたフランジ１１及び１９が
設けられており、又、内方に向いた補強リブ２０．２１
及び２２がセグメントの長手軸に沿って設けられている
。第４図に示されるように、フランジ１１．１９及びリ
ブ２０，２１゜２２は円周方向に面したフランジを通っ
てセグメント端部をフランジ６．７に連接している延長
リブ１２，１３，１４，１５．１６に伸びている。

延長リブの端部１７，１８及び縁部８．９は正確に半径
方向に整列するように及びトンネル覆工の必要な湾曲を
得るように隣接する対応する延長リブとセグメント端部
と係合するように加工されている。ボルト及びナツト（
図示せず）が隣接するセグメント相互を連結するためフ
ランジ６．７及び１１の孔（図示せず）を通して用いら
れている。

加工されたリブの端部１７，１８の迫待受は及びセグメ
ントの縁部８．９の既述の特徴はかなり重要であり、特
にその全長に亘ったリブの迫待受けは重要であり、並列
するセグメントのフランジ６．７間に締結されたボルト
の使用によりフランジが、事実上、例えば、トンネル覆
工のねじれによる曲げ応力の下でさえリブの端部１７，
１８とセグメント１０の縁部８，９の全体を互いに堅固
に保持するスプリング引張装置として作用し、それによ
りセグメント間の堅固な接続を得ることができるからで
ある。端部と縁部１７．１８及び８゜９の全体の追待受
けは、覆工が形成されるとき、セグメント間のフープ応
力の均一な伝達を最も大きく可能とする。

これに対して、第１図に示される種類のコネクタにおい
ては、たとえば隣接するセグメントにおける連結された
フランジ２．３は、その相互連結の間たとえば曲げ応力
を受ける時、フランジ２゜３のヒンジ効果による引き離
しを受けやすい。たとえば、先の提案と同様に、リブの
端部１７゜１８が、並列したリブ端部が連結されたセグ
メントとその先端及び根本でのみ接触するようにその長
さに沿って大きくへこんでいる処では、連結ボルトによ
って強いられる引張応力によって問題のリブ及び隣接す
る端部フランジにねじりが生じ、そして特に重要なのは
、隣接するリブの端部間の不完全な接続のため、それら
リブ端部間のフープ応力の均一な伝達が行えないことで
ある。

〔発明の効果〕

本発明は多数の点において特に有益である。これゆえ、
たとえば覆工環の回わりの各隣接するセグメントの正確
な整列のために加工が必要な金属の範囲が減少し、リブ
と両側端のフランジを介してフープ圧縮圧力を伝達する
ために有効な機能を果たすものに限定される。加えて、
セグメントの縁部から内側に入り込んだ円周方向に面し
たフランジは、図示のように平行に配設されるならば、
大きな６型の必要性を除去するとともにフランジ厚みを
根本で減らすことを可能とすることにより鋳型を単純化
する。

また、本発明はセグメント間の圧力の移動効率を改良し
、ｊｒｉ造を単純化し、軽量化し、そして生産コストが
安価になる。本発明は自動鋳型製造機で自動的に製造さ
れうるような多数の比較的小さなセグメントから作られ
る覆工に適用される時に特に有益である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のトンネル覆工セグメントの側面図、第２
図は本発明に係るトンネル覆工セグメントの側面図、第
３図は第２図のＢ−Ｂ線断面図、第４図は第２図のＡ矢
視図である。 １・・・セグメント、２．３・・・フランジ、４．５・
・・外側面、６．７・・・フランジ、８．９・・・縁部
、１０・・・セグメント、１１・・・フランジ、１２．
１３゜１４．１５．１６・・・延長リブ、１７．１８・
・・端部、１９・・・フランジ、２０．２１．２２・・
・リブ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、トンネル覆工の軸方向に面するように配置された一
   対の対向した縁部と、トンネル覆工の円周方向に面する
   ように配置された別の一対の対向した縁部とを有した矩
   形形状をなす鋳鉄製トンネル覆工セグメントにおいて、
   上記セグメントは円周方向内方に凹面を有するように湾
   曲しており、上記セグメントの円周方向に面した縁部は
   、それに隣接して配置されたフランジを有するとともに
   円周方向に隣接する他のセグメントと相互に連結するた
   めの手段を受けるようになっており、上記フランジは上
   記セグメントの内方に向いておりかつセグメントの円周
   方向の縁部から内側に入り込んだ根本でセグメント内側
   面と連接され、複数のリブが上記フランジから隣接した
   円周方向に面したセグメントの縁部まで延長され、上記
   リブは覆工環を形成するため円周方向に隣接するセグメ
   ントの対応する面と係合するようになった半径方向に整
   列した面を形成するため、その円周方向に面した縁部で
   加工されており、上記リブの強化リブの延長は円周方向
   に面したセグメントの縁部と隣接して配置されたフラン
   ジ間に延長されていることを特徴とするトンネル覆工セ
   グメント。 ２、円周方向に面したセグメントの縁部に隣接して配置
   されたフランジは平行面上にあることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載のトンネル覆工セグメント。 ３、加工された円周方向に面したフランジの縁部は隣接
   するフランジの最内端に対して先細状であるようにセグ
   メントの寸法と湾曲及びフランジの寸法が設定されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第２項記載のトンネ
   ル覆工セグメント。 ４、上記セグメントは球状黒鉛鋳鉄から形成されている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項記載
   のトンネル覆工セグメント。 ５、トンネル覆工はトンネル覆工セグメントを組み入れ
   ており、このトンネル覆工セグメントはトンネル覆工の
   軸方向に面するように配置された一対の対向した縁部と
   、トンネル覆工の円周方向に面するように配置された別
   の一対の対向した縁部とを有した矩形形状をなす鋳鉄製
   トンネル覆工セグメントであり、上記セグメントは円周
   方向に凹面を有するように湾曲しており、上記セグメン
   トの円周方向に面した縁部は、それに隣接して配置され
   たフランジを有するとともに円周方向に隣接する他のセ
   グメントと相互に連結するための手段を受けるようにな
   っており、上記フランジは上記セグメントの内方に向い
   ておりかつセグメントの円周方向の縁部から内側に入り
   込んだ根本でセグメント内側面と連接され、複数のリブ
   が上記フランジから隣接した円周方向に面したセグメン
   トの縁部まで延長され、上記リブは覆工環を形成するた
   め円周方向に隣接するセグメントの対応する面と係合す
   るようになった半径方向に整列した面を形成するため、
   その円周方向に面した縁部で加工されており、上記リブ
   の強化リブの延長は円周方向に面したセグメントの縁部
   と隣接して配置されたフランジ間に延長されていること
   を特徴とするトンネル覆工。