JPS62261814A - 火葬炉の炉内台車移動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発　　明　　の　　目　　的］ （産業上の利用分野） 本発明は、炉内台車を、火葬時に炉前ホールから送棺堅
、主燃焼室に挿入したり、或いは火葬終了時に主燃焼室
、送棺室から炉前ホールに引出したりする際に使用され
る火葬炉の炉内台車移動装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、火葬炉の炉内台車移動装置は、火葬炉の主燃焼室
と炉前ホールとの相互間に送棺室を設けると共に、主燃
焼室及び送棺室の下面には炉内台車走行用の案内レール
を敷設し、且つ主燃焼室及び送棺室の内部の案内レール
上には炉内台車を走行自在に設け、送棺空の前部には折
畳式補助レールを設け、更に炉内台車の下面略中央部に
はシリンダのスロート部を係脱自在に連結するように形
成されていた（例えば実公昭５３−３５９８４号公報）
。

（発明が解決しようとする問題点） 〈従来の技術の問題点〉 しかしながら、送棺至の前部に折畳式補助レールが設け
られているため、火葬時には、化粧扉を開いて折畳式補
助レールを送棺室前方へ伸長して炉前ホール底面に支持
し、そして、お棺をセットした炉内台車を折畳式補助レ
ール及び案内レールにて送検室内に挿入した後、折畳式
補助レールを折畳まなければならず、折畳式補助レール
の伸長作業や折畳作業が必要であることと、炉内台車の
下面略中央部にシリンダのスロート部が係脱自在に連結
されているため、火葬時には、シリンダを作動させてス
ロート部を前進させ、このスロート部の先端を炉内台車
下面のシリンダ接合部に係止した後、スロート部を後退
させて炉内台車を主燃焼室内の所定位置に移動しなけれ
ばならず、シリンダのスロート部と炉内台車下面のシリ
ンダ接合゛　・　部との係脱手段が複雑であることとに
よって、炉内台車の移動操作が極めて困難で且不確実で
あった。

〈技術的課題〉 そこで、本発明は、叙上のような問題点を解決すべく創
出されたもので、火葬時に、従来のような折畳式補助レ
ールの伸長作業や折畳作業を省き、且つ従来のようなシ
リンダのスロート部と炉内台車下面のシリンダ接合部と
の複雑な係脱手段を省いて、炉内台車の移動操作を極め
て容易且つ確実にできるようにするばかりでなく、炉内
台車を搭載した台車移動車の送検室内への挿脱操作を頗
る円滑にできるような火葬炉の炉内台車移動装置を提供
するものである。

［発　　明　　の　　構　　成］ （問題点を解決するための手段） 本発明は、従来の問題点を解決するための技術的手段と
して、火葬炉の主燃焼室と炉前ホールとの相互間に炉内
台車冷却用の送棺室を設け、主燃焼室の底面には炉内台
車走行用の案内レールを敷設し、且つ送棺室の内部には
、上面に前記案内レールに連結される台車レールが敷か
れた炉内台車□　搭載用の台車移動車を、送棺室の両側
に設けられ、　　たガイド機構を介して炉前ホール側か
ら挿脱自在、　に挿入すると共に、前記炉内台車め前後
部下面には係合片を夫々垂設し、一方、前記主燃焼室と
送棺室との前部底面に夫々設けられたスブＯケット相互
間には、前記炉内台車の前後の各係合片相互に対応する
位置に係合片係脱用の係合爪が固着されたチェーンを掛
渡し、このチェーンを、送棺至の前部底面に設けられた
モータにて正逆方向へ循環駆動させるようにした。

（作用） 本発明は、火葬時に、モータを正方向へ起動させてチェ
ーンを循環駆動させ、このチェーンの第１・第２の係合
爪と炉内台車の前後の係合片との係合手段によって、お
棺をセ、ツトした炉内台車を５、台車移動車と共に炉前
ホールから送検室内に挿入・　した後、炉内台車のみを
送検室内の台車移動車上、から火葬炉の主燃焼室内に挿
入し、火葬終了侵に、・　モータを逆方向へ起動させて
チェーンを循環駆動させ、このチェーンの第１・第２の
係合爪と炉内台車の前後の係合片との係合手段によって
、炉内台車のみを火葬炉の主燃焼室内から送検室内の台
車移動車上に引出し、送検室内で炉内台車を冷却した後
、炉内台車を台車移動車と共に送検室内から炉前ホール
側に引出すようにする。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基いて説明する。

第１図乃至第３図に示すように、先ず、火葬炉１の主燃
焼室２と炉前ホール３との相互間に炉内台車４冷却用の
送棺室５を設け、その主燃焼室２と送棺室５とを開閉自
在な耐火性の断熱扉６にて仕切り、且つ退棺室５と炉前
ホール３とを開閉自在な化粧扉７にて仕切る。次に、前
記主燃焼室２の後面にはバーナ８を付設し、且つ主燃焼
室２の底面には炉内台車４走行用の２本の案内レール９
を平行に敷設する。また、前記送棺室５の両側壁の下部
近傍には、数枚の鎧板１０が並列に取付けられた３個の
外部空気吸込口１１を適宜間隔に設け、且つ送棺室５の
上壁の中心部には熱気排気ダクト１２を設け、この熱気
排気ダクト１２の前後の土壁にはライト１３を夫々付設
する。

更に、前記送検室５の内部には、炉内台車４が搭載され
る台車移動車１４を、送検室５の両側に固定されたガイ
ド機構１５を介して炉前ホール３側から挿脱自在に挿入
する。

この台車移動車１４は、箱体１６内の底面に前記炉内台
車４の車輪１７走行用の２本の台車レール１８を、前記
主燃焼室２の各案内レール９の前端に連結されるよう平
行に敷設し、且つ団体１６外の底面には前後２個ずつの
タイヤ１９を、左支持体２０及び右支持体２１を介して
夫々設け、この左支持体２０及び右支持体２１の外側面
には、先端に立上片２２を有するガイド板２３を夫々設
けるように形成されている。

また、前記ガイド機構１５は、送検室５の両側壁の下部
内面に上水平片２４と下水平片２５と垂直片２６とから
成る断面コ字形状の固定ガイド２７を、下方に断面工学
形状の固定板２８を介して夫々固定し、その上水平片２
４、下水平片２５、垂直片２６の内面には夫々ローラ２
９．３０．３１を長手方向へ適宜間隔に付設し、このよ
うな固定ガイド２７内に、上水平片３２と下水平片３３
と内面にローラ３４が長手方向へ適宜間隔に付設された
垂直片３５とから成る断面コ字形状の伸長ガイド３６を
、上水平片２４、下水平片２５、垂直片２６の各ローラ
２９，３０．３１に夫々上水平片３２、下水平片３３、
垂直片３５が当接されるよう摺動自在に挿入されている
。この場合、伸長ガイド３６内に前記台車移動車１４の
各ガイド板２３を、垂直片３５のローラ３４に立上片２
２が当接摺動するように嵌合し、台車移動車１４の移動
に伴なって伸長ガイド３６が固定ガイド２７に沿って震
動するものとする。

そして、前記炉内台車４の幅方向中央部の前後部下面に
は係合片３７．３８を夫々垂設し、一方、前記主！！焼
室２と送検ｖ５との幅方向中央部の前部底面に夫々設け
られたスプロケット３９．４０相互間には、前記炉内台
車４の前後の各係合片３７．３８相互に対応する位置に
係合片３７．３８係脱用の係合爪４１．４２が固着され
たチェーン４３を掛渡し、このチェーン４３を、送検室
５の幅方向中央部の前部底面に設けられたモータ４４に
て正逆方向へ循環駆動させるようにしたものである。

この場合、モータ４４の歯車４５と送検室５側のスプロ
ケット３９の歯車４６との相互間を小チェーン４７で連
結するようにする。

また、前記台車移動車１４の台車レール１８前部に前方
の炉前ホール３側への炉内台１！４移動防止用のストッ
パ４８が設けられ、且つ台車移動車１４の台車レール１
８後部に後方の主燃焼室２側への炉内台車４移動防止又
は移動可能用のロック部４９が舟外自在に設けられてい
る。

［発　　明　　の　　効　　果］ 本発明は、叙上のように構成したから、火葬時には、第
１図及び第４図に示すように、先ず台車移動車１４の台
車レール１８後部のロック部４９を掛けた状態で、化粧
扉７を開放してガイド機構１５の伸長ガイド３６と共に
炉前ホール３側に引出した台車移動車１４上の箱体１６
内の炉内台車４にお棺５０をセットする（第４図（Ｉ）
参照）。

次に、モータ４４を正方向へ起動させてチェーン４３を
、各スプロケット３９．４０及び小チェーン４７を介し
て循環駆動させることにより、チェーン４３の第１の係
合爪４１が炉内台車４後側の係合片３８前面に係合して
、炉内台車４が台車移動車１４と共に送検室５内に挿入
されて行き（第４図（ｎ）参照）、その炉内台車４が台
車移動車１４と共に送検室５内に完全に挿入されて炉内
台１１４０台車レール１８の後端が案内レール９の前端
に連結された後、台車移動車１４の台車レール１８後部
のロック部４９を外す（第４図（ｍ）参照）。更に、モ
ータ４４を正方向へ起動させてチェーン４３を循環駆動
させることにより、チェーン４３の第１の係合爪４１が
炉内台車４の後側の係合片３８から外れ、今度はチェー
ン４３の第２の係合爪４２が炉内台車４の前側の係合片
３７前面に係合して、炉内台車４のみが送検室５内の台
車移動車１４上から火葬類１の主燃焼室２内に挿入され
る（第４図（ｒＶ）参照）。そして、断熱扉６を閉塞し
て火葬炉１の主燃焼室２内で炉内台車４上のお棺５０を
火葬する。

火葬終了後は、断熱扉６を開放してモータ４４を逆方向
へ起動させてチェーン４３を循環駆動させることにより
、火葬時の逆作動が行なわれ、先ずチェーン４３の第１
の係合爪４１が炉内台車４の前側の係合片３７後面に係
合して、炉内台車４のみが火葬炉１の主燃焼Ｍ２内から
送検室５内の台車移動車１４上に引出され、続いてチェ
ーン４３の第２の係合爪４２が炉内台車４の後側の係合
片３８後面に係合して、炉内台車４のみが火葬炉１の主
燃焼室２内から送検室５内の台車移動車１４上に引出さ
れた債、台車移動ｌ１１４の台車レール１８後部のロッ
ク部４９を掛ける。そして、送検室５内で炉内台車４を
冷却した後、再びモータ４４を逆方向へ起動させてチェ
ーン４３を循環駆動させることにより、チェーン４３の
第１の係合爪４１が炉内台車４の前側の係合片３７から
外れ、次にチェーン４３の第２の係合爪４２と炉内台車
４の後側の係合片３８とが係合して、炉内台車４が台車
移動車１４と共に送検室５内から炉前ホール３側に引出
されることになる。

すなわち、本発明は、従来のように送検室の前部に折畳
式補助レールが設けられていないため、火葬時に、化粧
扉を開いて折畳式補助レールを送検室前方へ伸長して炉
前ホール底面に支持し、そして、お棺が載置された炉内
台車を折畳式補助レール及び案内レールにて送検室内に
移動した後、折畳式補助レールを折畳むことなく、折畳
式補助レールの伸長作業や折畳作業を省けることと、従
来のように炉内台車の下面略中央部にシリンダのスロー
ト部が係脱自在に連結するように形成されていないため
、火葬時に、シリンダを作動させてスロート部を前進さ
せ、このスロート部の先端を炉内台車下面のシリンダ接
合部に係止した後、スロート部を後退させて炉内台車を
主燃焼室内の所定位置に移動することなく、シリンダの
スロート部と炉内台車下面のシリンダ接合部との複雑な
係脱手段を省けることが相俟って、炉内台車４の移動操
作を極めて容易且つ確実にすることができる。

しかも、炉内台車４を搭載した台車移動車１４を、送検
室５の両側に設けられたガイド機構１５を介して炉前ホ
ール３側から挿脱自在に挿入するようにしたことにより
、炉内台車４を搭載した台車移動車１４の送検室５内へ
の挿脱操作が頗る円滑である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は縦断側
面図、第２図は送検室内の炉内台車の駆動部分を示す１
１１断正面図、第３図は概略横断平面図、第４図は炉内
台車の移動状態を示す概略側面図で、（Ｉ）は炉前ホー
ル側に引出した台車移動車上の炉内台車にお棺をセット
した状態、（ＩＦ）はその炉内台車を台車移動車と共に
送検室内に若干挿入する状態、（ＩＩＩ）はその炉内台
車を台車移動車と共に送検室内に完全に挿入して台車レ
ールの１端を主燃焼室の案内レールの前端に連結した状
態、（ＩＶ）は炉内台車のみを主燃焼室内に挿入した状
態である。 １・・・火葬炉、２・・・主燃焼室、３・・・炉前ホー
ル、４・・・炉内台車、５・・・送検室、６・・・断熱
扉、７・・・化粧扉、８・・・バーナ、９・・・案内レ
ール、１０・・・鎧板、１１・・・外部空気吸込口、１
２・・・熱気排気ダクト、１３・・・ライト、１４・・
・台車移動車、１５・・・ガイド機構、１６・・・箱体
、１７・・・車輪、１８・・・台車レール、１９・・・
タイヤ、２０・・・左支持体、２１・・・右支持体、２
２・・・立上片、２３・・・ガイド板、２４・・・上水
平片、２５・・・下水平片、２６・・・垂直片、２７・
・・固定ガイド、２８・・・固定板、２９・・・ローラ
、３０・・・ローラ、３１・・・ローラ、３２・・・上
水平片、３３・・・下水平片、３４・・・ローラ、３５
・・・垂直片、３６・・・伸長ガイド、３７・・・係合
片、３８・・・係合片、３９・・・スプロケット、４０
・・・スプロケット、４１・・・係合爪、４２・・・係
合爪、４３・・・チェーン、４４・・・モータ、４５・
・・歯巾、４６・・・歯車、４７・・・小ヂエーン、４
８・・・ストッパ、４つ・・・ロック部、５０・・・お
棺。 （Ｉ） （π） ４包 （ＩＩ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、火葬炉の主燃焼室と炉前ホールとの相互間に炉内台
   車冷却用の送棺室を設け、主燃焼室の底面には炉内台車
   走行用の案内レールを敷設し、且つ送棺室の内部には、
   上面に前記案内レールに連結される台車レールが敷かれ
   た炉内台車搭載用の台車移動車を、送棺室の両側に設け
   られたガイド機構を介して炉前ホール側から挿脱自在に
   挿入すると共に、前記炉内台車の前後部下面には係合片
   を夫々垂設し、一方、前記主燃焼室と送棺室との前部底
   面に夫々設けられたスプロケット相互間には、前記炉内
   台車の前後の各係合片相互に対応する位置に係合片係脱
   用の係合爪が固着されたチェーンを掛渡し、このチェー
   ンを、送棺室の前部底面に設けられたモータにて正逆方
   向へ循環駆動させるようにしたことを特徴とする火葬炉
   の炉内台車移動装置。