JPS62258746A - 酸無水物製造用触媒及びその製造方法 - Google Patents

酸無水物製造用触媒及びその製造方法

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JPS62258746A
JPS62258746A JP62023412A JP2341287A JPS62258746A JP S62258746 A JPS62258746 A JP S62258746A JP 62023412 A JP62023412 A JP 62023412A JP 2341287 A JP2341287 A JP 2341287A JP S62258746 A JPS62258746 A JP S62258746A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、炭化水素を酸化して酸無水物、特に、無水マ
レイン酸を製造するための触媒及びその製造方法に関す
るものである。
例えば、ベンゼン;一般式R’ −CH2−CH2−C
H2−CH2R”(式中R′およびR”は水素またはア
ルキル基であシ、R′とR“における炭素原子は合計で
6個以下、好ましくは4個以下である)の炭化水素;ま
たは−CH−CH2−CH2−CH−基(好ましくは環
状)を有するシクロアルカン(例えばシクロヘキサン)
のような炭化水素を酸化して無水マレイン酸を製造する
ことは公知である。炭化水素の混合物、例えばナフサを
使用することができるが、ルーブタンは好ましい原料で
ある。ループテン類を使用することもできる。一般的に
は炭化水素原料を酸素と共に気相で固体触媒と接触させ
ることにより酸化して、反応生成物から無水マレイン酸
を回収する。
酸素は空気の形で供給することができ、これを一般的に
は爆発下限濃度よりも低い(濃度(流野床の場合を除く
)の炭化水素と混合し、この混合物を適切な温度および
圧力の条件下で触媒と接触させる(貧燃料系: fue
l 1ean system )。この場合に反応生成
ガスは無水マレイン酸回収後に排出または燃焼するのが
普通である。
又、トゝイソ特許公開明細書M2,4x2.913号に
開示されているように、炭化水素に2気とその爆発上限
濃度よりも高い濃度で混合し、その混合物を適切な温度
および圧力の条件下で触媒と接触させ、反応生成ガスか
ら無水マレイン酸を回収すること(すなわち、富燃料系
: fuel rich system)も可能である
流動床反応器を用いて爆発限界内で酸化反応を実施する
ことも可能である。
触媒が高選択性を有すること、すなわち、反応で消費さ
れる炭fヒ水素を基準とした無水マレイン酸の収率が可
及的に高いことは重要である。未反応炭化水素を再循環
させる場合には、不当に高割合の炭化水素を再循環させ
るのを回避するために、−回通過abの高収率を達成す
るのが望ましいが。
それぞれの通過で消費される炭化水素を基準にした無水
マレイン酸の収率に関しての選択率は相対的にさらに重
要である。
本発明の一つの目的は、炭化水素を無水マレイン酸に酸
化させるための触媒であって、貧燃料系の場合には適切
な反応条件下において得られる一回通過収率で評価して
許容しつる選択性金有する触媒、そして富燃料系の場合
には適切な反応条件下の許容しうる転化率において消費
される炭化水素を基準とした選択率で評価して許容しう
る選択性を有する触媒及びその製造方法を提供すること
にある。
炭化水素を無水マレイン酸に酸化するための触媒は、バ
ナジウム化合物と燐酸と全酸性溶液中で反応させ、蒸発
乾固してバナジウム/燐混合酸化物からなる触媒前駆体
を得、この触媒を加熱処理によって活性化することによ
りw造されてきた。
上記反応溶液は、例えば英国特許第1.409,094
号明細書に開示てれるような水性溶液であっても、ある
いは英国特許第1.416,099号明細書に開示され
ているような有機溶媒の溶液であってもよい。
別法として、南アフリカ特許出M1976年第41号明
、細書に記載されているように、バナジウム/燐酸溶液
に対して制御された条件下で水を添加することによって
触媒前駆体を沈澱させることもできる。しかしこの南ア
フリカ特許出願の方法は、単に前駆体溶Q?蒸発させる
ことから成る方法と比較して、制御がむずかしく、かつ
余分の濾過工程を必要とする。しかし前駆体溶液の蒸発
法によると化合物と相の混合物が生じ易く、そして活性
化により得られる触媒の表面積は低い傾向がある。
我々はこの際に存在する有害な一つの物質が、Z。
Chem、 、1968 、 Vol、 8 、307
−308においてG。
ラドヴインク(Ladwig)によって一般式vO(H
2PO4)2を有する燐酸水素塩(強い水素結合を有し
ない)として同定されたものであること?見出した。か
かる燐酸水素塩を本明細書では「相E」と称する。
本発明は、バナジウム化合物と燐酸とを反応させ、固体
のバナジウム/燐混合酸化物からなる触媒前駆体を作り
、その固体の触媒前駆体上、水中の一次解離定数で判断
してH3PO4よりも強い、好ましくは酸化性でない酸
と、その酸の濃度少くとも3N(規定)、好ましくは少
くとも5Nで、好ましくは水溶液中で接触させ、前駆体
を回収して、それを水または相Eの溶媒例えばジメチル
スルホキシドで、水または該溶媒に不溶性の物質だけが
実質上残留するに至るまで抽出し、前駆体を分離し、そ
して前駆体を加熱することによって相転移を生じさせて
触媒活性を示す形に変えることからなり、かつタングス
テン、ニッケル、カド9ミウム、亜鉛、ヒ、< マス、
 +) チウム、銅、ウラン、ジルコニウム、ハフニウ
ム、クロム、鉄、マンガン、モリブデン。
コバルトおよび/または希土類金属から選ばれた促進剤
を含む酸無水物、殊に無水マレイン酸製造用触媒の製造
方法に関する。
前駆体を強酸中に溶解しそれから強′rJを蒸留するこ
とによシ回収することもできる。
相転移は、通常の酸無水物製造の際の通常の温度で生ず
るので、必ずしも触媒としての使用前にそのような相転
移を行う必要がない。しかし、所望ならば、相転移は、
使用前に例えば340〜500℃の温度に加熱すること
により行なうことができる。
触媒製造のための反応は、バナジウム化合物と燐酸とを
酸性溶液(適切には酸性水溶液)中で反応させ、溶媒を
好ましくは少なくとも90%、さらに好ましくは少なく
とも95%除去することにより、好ましくは乾燥固体ま
たはほとんど乾燥した固体を残してバナジウム/燐混合
酸化物からなる触媒前1駆体を沈澱させるようにするの
が好適である。
触媒活性を示す型の触媒は、通常、イータ型(相B)か
らなっている。ベータ型の特性は米国特許第38642
80号明細書に記載されている。
(−夕型はB′型から容易に製造される。このB′型も
存在することがあり、このものはベータ型の酸化された
均等物であると考えられる。
このようにして製造される触媒はF相X」と称されるタ
イプのバナジウム/燐混合酸化物を含むものであること
が判明した。文献「カナディア/・ジャーナル・オノ・
ケミストリイJ 51.2621−5(1973年)に
おけるジヨルダンおよびカルボの雑文において、実質上
無定形集合体(mas日)からの相Xの個々の結晶の単
離および相XのX線回折特性の同定についての記載があ
る。
本発明では、前述のジヨルダンおよびカルボの雑文にお
けるとは異なシ、大きい表面積を有する。
本発明者は、表面積の大きい触媒においては相Xの存在
によシ、炭化水素の無水マレイン酸への酸化反応におけ
る襞触誘引性および選択性が付与され、これにより触媒
効率が増大することを見出した。
触媒活性型である相Xの割合は、高温、好ましくは少な
くとも50℃、さらに好ましくは少なくとも80℃で、
例えば250℃まで、好“ましくけ150℃までの温度
において触媒前駆体を高酸性媒体と接触させることによ
シ増加する。従って、もし、例えばバナジウム/燐混合
酸化物触媒前駆体が、前述のように揮発性の酸、例えば
大気圧において上記の温度範囲で沸騰する酸、例えば′
HBr水溶液、好ましくはHC4’水溶液によって蒸発
乾固状態になるよう沈澱させられる場合には、それから
最終的に得られる型の触媒中に相Xの含°号が高い触媒
が生成される傾向がある。
さらに、相E又は触媒前駆体から同時に除去されるその
他の相の完全分離除去により、触媒活性を示す相Xの含
1を増大することができる。また、水または前述の溶媒
中で望ましくない相を除去することによシ前駆体を抽出
すると、触媒活性を示す型の表面積が増す。
本発明は、少なくとも5yt%、好ましくは少な ′く
ともl 5 wt%の相X全含み、少なくとも7m2/
9好ましくは少なくともI Q nt”/l/の表面積
を有する、酸無水物への炭化水素酸化用触媒を提供する
。触媒は、さらに一層多量、例えば少なくとも4 Q 
wt%、好ましくは少なくとも5 Q wt%の相Xを
含むのがさらに好適である。相Xの含量はX線回折・ξ
ターンにおけるその特性線の積分強度から推定しうる。
所望ならば、そのような推定において内部標準を用いる
ことができる。
触媒は15%以下さらに好ましくは10%以下の無定形
バナジウム/燐混合酸化物を含むのが好ましい。触媒が
相X以外のバナジウム/燐混合酸化物を含む場合には、
それらの混合酸化物は少なくとも一部が相Bまた相B′
として存在することが好ましい。
本発明で配合する促進剤は、タングステン、ニツケル、
カドゝミウム、亜鉛、ビスマス、リチウム、銅、ウラン
、ジルコニウム、ハフニウム、クロム、鉄、マンガン、
モリブデン、および/または好ましくはコバルトおよび
/または希土類金属から成る群から選択される。希土類
促進剤としては、例えば、セリウム又はさらに好ましく
はランタンがよい。促進剤とバナジウムの原子比は、0
.0015:1ないし1:1の範囲が好ましい。促進剤
は、゛バナジウム/燐混合酸化物を沈澱させる溶液中に
適当な化合物を含ませることによシ触媒中に導入するこ
とができ;あるいは前駆体の沈澱直後、沸騰後または触
媒の活性化後に、物理的な混合や適当な促進剤化合物の
溶液で固体触媒を含浸しその含浸固体を乾燥することに
よシ導入することもできる。希±頃金属促進剤、特にラ
ンタンおよび/またはセリウムで促進した10 m27
E以上、さらに好ましくは15 m2/!!以上の表面
積を有するバナジウム/燐混合酸化物触媒は新規である
バナジウムと燐との原子比は0.5 : 1ないし2:
1、好ましくは1:o、sないし1:1.7の範囲とす
る。
触媒の表面積は相転移後に少なくとも10m/9である
こと、さらに好ましくは少なくとも15m2/g例えば
10または15〜50mシIであることが好ましい。そ
の表面積は好ましくは150 m”7Q/を越えず、さ
らに好ましくは70m2/9を越えない。
バナジウム化合物は、溶媒中K例えば五酸化バナジウム
、三二酸化バナジウム、塩化どぐナジル例エバVOCl
2 、バナジウムオキシトリノ・ライど、バナジウムオ
キシジハライド、硫酸バナジルまたは燐酸バナジウム(
V)k溶解することにより、溶液中へ導入できる、この
際燐酸よりも強いは、例えば塩酸、臭化水素酸硫酸また
は硝酸全存在させる。
かかる酸は、バナジウム化合物中にあるアニオンから反
応の際にその場で形成されてよく、するいは例えば燐オ
キシトリハライドの加水分解によってその場で形成され
てもよい。燐酸は、オルト燐酸;オルト燐酸の金属塩、
例えば燐酸二水素ナトリウム;モノフルオロ燐酸;五酸
化燐;オキシ三ハロゲン化燐または縮合燐(例:ピロ燐
酸、トリポリ燐酸)の形で供給されてよい。このような
燐酸類は、例えば水が存在するならば燐酸に変る。
所望ならば、例えば修酸、ギ酸、クエン酸またはその他
の還元性カルボン酸の如き還元剤を添加してバナジウム
(■をバナジウムωへ還元する。
適切には、例えばアルミナ、炭化ケイ素、ケイ凍土、軽
石、または好ましくはシリカのような不活性担体の懸濁
液で触媒を処理することができる。
適当なコロイドゝ状シリカゾルは、例えばEIデュ・ボ
ン社から販売されているrLUf)OXJ (商標)で
ある。このような担体は触媒中へ、または前駆体中へ配
合することができ、あるいは相体を配合した溶液から前
駆体を形成させてもよい。補強剤すなわち担体を除外し
た触媒の表面積を測定するには、触媒をまず調製してか
ら直接測定を行い、しかる後に、補強剤すなわち担体を
添加する。触媒を補強剤すなわち相体上に形成させる場
合には、本発明による触媒の表面積は、pH一の方法で
しかし補強剤すなわち担体の不存在下で調製された触媒
が有する表面積であると定義する。
前駆体を得るための溶液は、好ましくは水溶液であるが
、所望ならば有機溶媒例えばインブタノールまたはテト
ラヒドロフランをも含んでいてよい。好ましくはバナジ
ウム1グラム原子当り少なくとも1グラム分子の水を存
在させる。溶媒が水だけであることが好ましい。
必要なら本発明の触媒はバナジウム化合物と燐酸とを好
ましくは適切な溶媒例えば水および/または(fMアル
コール(例:メタノール)の存在下で反応させて、アル
ファ型VOP04に形成し、次いでこれ全前述のように
強酸例えば塩酸の存在下で高温度において調質すること
により製造する。この調質沈澱物金次いで水またはその
他の相Eを抽出するための溶媒で抽出し、前述のように
相転移が生ずるまで加熱することにより触媒活性型へ変
える。
本発明の触媒を炭化水素原料と酸素の存在下で接触させ
ることにより炭化水素ti化して、無水マレイン酸を製
造する。この飄化法は炭化水素としてルーブタン全空気
中濃度05〜1,5 vo1%で触媒固定床または流動
床へ供給するのが好適である。
この酸化反応1寸好ましくは250〜600℃、さらに
好ましくは300〜450℃の温度で実施する。反応圧
力は0.5〜20絶対気圧の範囲とすることができ、好
ましくは1〜3絶対気圧である。
本発明の触媒はオルトキシレンまたはナフタレンヲ酸素
で酸化する反応にも使用できる。
以下の実施例は相Xを含む触媒の性能がla量の促進剤
の存在;(より非常に改善されうろことを示すものであ
る。
実施例 1 五酸化バナジウム(60,6F )および濃塩酸水溶液
(790ml> ’!” ”it拌しながら約2時間加
熱して暗青色溶液を得た。この溶液にオルト燐酸(88
%、89.19)を加え、得られた溶液をさらに約2時
間還流した。次いでこの溶液を蒸留によシ約200m/
にまで蒸発し、200++l/の濃塩酸水溶液を加え、
得られた溶液をさらに1時間還流し、次いで蒸発乾固し
た。得られた固体Th 110℃の空気炉中で乾燥した
この触媒前駆体のP:■比は1.2 : 1であった。
得られた固体を水(200av固体y)と共に約1時間
煮沸し、得られた青色懸濁物を熱間濾過し、小歌の温水
で洗浄し、150℃で乾燥した。この乾aFA体の一部
分を市販(レタイジング剤「5terotθxi(2w
t%)と混合し、17トンの圧力下にベレット化した。
この投レット全破砕し、篩別して寸法500〜710ミ
クロンの粒子とした。粒子’1z150℃で16時間乾
燥し、次いで100 al当り8gの塩化コバル) (
CoCe2・6H20として)を含む水溶C夜で含浸し
て、0.04 : 1のCo:V原子比金もつ触媒を得
た。乾燥後、5 ytlの部分を管状固定床反応器に装
入し、その触媒を3℃/分の加熱速度で385℃まで加
熱してその場で焼成した。焼成後、 430 ℃の反応
器温度、大気圧および空気中1.5 VOI%のループ
タンガスの1000/時の()H3Vにおいて、この触
媒は88%のブタン転化率で60モル%の一回通過収率
を与えた。最終触媒の表面積は13 m2/!!であり
、X線粉末回折法による分析によって44%の相xl含
むことが判明した。
実施例 2 実施例1のようにして触媒前駆体を作ったが、本例では
インブタノール(25ml)中の塩化コバルト(4〜5
9 + (−o Cl 2・6H20)の溶液音用いて
触媒粒子を含浸した。触媒のCo:V比は0.034 
: 1であった。乾燥後、5 alの部分を管状固定床
反応器に装入し、実施列1のようにしてその場で触媒を
焼成した。焼成後、420℃の反応器温度、大気圧、空
気中1.5%ルーブタンの1000/時のGH8Vにお
いて、この触媒は87%のブタン転化率で56モル%の
一回通過収率全与えた。最終触媒の表面積は10 m2
7Iであり、X線粉末回折法による分析によりこの触媒
は46%の相xl含むことが判明した。
実a例 3 実施例1のようにして触媒前駆体全作り、水で抽出し、
乾燥し、Rレット化し、篩別して寸法500〜710ミ
クロンの粒子とした。次いで実施例1の方法を用い、か
つ種々の濃度の塩化コバルト水溶液を用いてCo:V比
を変えて、一連のコバルト促進剤含有触媒を作った。各
触媒の5ゴの部分を反応器に装入し、実施例1の方法に
よりその場で焼成した。次いで各融媒を用いて、空気中
に含めた1、5%ルーブタンを無水マレインを無水マレ
イン酸へ酸化した。この結果を第1表に示す。
実施例 4 本例は、促進剤としてのランタンの使用を示す。
実施例1のようにして触媒前駆体を作シ、沸騰水で抽出
し、ベレット化し、篩別して寸法500〜710ミクロ
ンの粒子とした。次いで粒子を空気中150℃で16時
間乾燥し、イソブタノール(25m2 )中の硝酸ラン
タンLa(NO3)3’6H20(2jg)の溶液で含
浸し、1:0.009のV : La原子比をもつ触媒
を得た。別の製団の硝酸ランタンのイソブタノール浴液
(4,69725al) f用いて、1:0.027の
■:La原子比の触媒も作った。これら両触媒それぞれ
の5m/の部分を別々の管状反応器固定床に装入し、実
施例1のように焼成した。これらの触媒を、空気中に1
.5%含めたルーブタンを無水マレイン酸へ酸化するの
に用いた。結果を第2表に示す。
第2表 実施列 5 実施例1のようにして融媒前駆体を作り、沸騰水で抽出
し、乾燥し、ベレット化し、篩別して寸法500〜71
0ミクロンの粒子とした。粒子を空気中150℃で16
時間乾燥した。次いでインブタノール中の適当な促進剤
化合物の溶液で触媒粒子を含浸することにより、ある範
囲の促進剤を用いて一連の促進剤含有n*’i作った。
各融媒の5mlの部分全固定床管状反応器に装入し、実
施例1の方実施ff1l  6 本例は、促進剤としてのモリブデンの使用を示す。
丘陵[ヒバナジウム(60,6F)および三酸化モリブ
デン(8g)および濃塩酸水溶・夜(760π/りを攪
拌しつつ辺流条件下で約2時間加熱して、暗青色溶液を
得た。この溶液に対して、オルト燐酸(88%、89.
3g)’r加え、得られた(B液をさらに約2時間還流
した。次いでこれを蒸発乾固し、得られた固体を110
℃の空気炉中で乾燥した。得られた固体を次いで水(2
0rnl/ 固体g)と共に約2時間煮沸し、得られた
懸濁液を熱間濾過し、小量の温水で洗浄し、110℃で
乾燥した。この乾燥固体のV : UO原子比ば1:0
.043であった。この乾燥固体の一部分を市販にレタ
イジング剤「StθrotexJ(3wt%)と混合し
、17トンの王力下ににレット化した。ベレントヲ破砕
し、篩別して寸法500〜710ミクロンの:粒子とし
た。この5+xeの部分を固定床管状反応器に装入し、
実施例1のようにしてその場で触媒全焼成した。・焼成
後、420℃C)反応器温間、大気圧、空気中の1.5
%ルーブタンガスの1000/時のGH3Vにおいてこ
の触媒は75%のメタン転化率で55モル%の無水マレ
イン酸−回通過収率を与えた。最終触媒の表面積はg 
m2 、/;)であり、X線粉末回折法による分析で4
3%の相Xを含むことが判明した。
(9) 1  、(、)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)バナジウム化合物と燐酸とを反応させ、固体のバ
    ナジウム/燐混合酸化物触媒前駆体を形成し、それを加
    熱することにより相転移を生じさせて触媒活性を示す型
    とすることからなる酸無水物製造用触媒の製法において
    : 該固体の触媒前駆体を、水中の一次解離定数で判定して
    燐酸よりも強い酸であって、少なくとも3規定の濃度に
    ある酸と接触させ; 前駆体を回収し; 前駆体を水によりまたは相Eのためのその他の溶媒によ
    り、水または該溶媒に不溶性の物質だけが実質上残存す
    るに至るまで抽出し; そして前駆体を分離する;ことから成り、かつタングス
    テン、ニッケル、カドミウム、亜鉛、ビスマス、リチウ
    ム、銅、ウラン、ジルコニウム、ハフニウム、クロム、
    鉄、マンガン、モリブデン、コバルト及び/又は希土類
    金属から成る群から選ばれた促進剤を同触媒中に導入す
    ることを特徴とする酸無水物製造用触媒の製造方法。
  2. (2)バナジウム/燐混合酸化物が10m^2/gより
    大きい表面積を有するものであり、かつ促進剤が希土類
    金属である特許請求の範囲第1項記載の触媒の製造方法
  3. (3)10m^2/gより大きい表面積を有するバナジ
    ウム/燐混合酸化物からなり、希土類金属促進剤により
    促進されていることを特徴とする酸無水物への炭化水素
    酸化用触媒。
  4. (4)希土類金属促進剤がランタンである特許請求の範
    囲第3項記載の触媒。
JP62023412A 1977-05-23 1987-02-03 酸無水物製造用触媒及びその製造方法 Granted JPS62258746A (ja)

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