JP3500676B2 - リン−バナジウム酸化物触媒前駆体の製造方法 - Google Patents

リン−バナジウム酸化物触媒前駆体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は気相反応に適した複合酸
化物触媒の製造方法に関するものである。より詳しく
は、炭素数4のブタン、ブテン、ブタジエン等の炭化水
素を気相酸化により無水マレイン酸を製造するに適した
リン−バナジウム酸化物からなる触媒前駆体の改良され
た製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブタン、ブテン、ブタジエン等の
炭素数4の炭化水素、特に飽和炭化水素のn−ブタン
を、気相にて選択的に酸化して無水マレイン酸を製造す
るための触媒として、4価のバナジウムと5価のリンか
ら成る触媒が用いられている。この触媒としては、特
に、触媒特性の優れた結晶性の複合酸化物触媒として、
ピロリン酸ジバナジル((VO)227 )が知られ
ており、この化合物に係る文献が多く知られている(例
えば、Chem.Rev.88,P.55〜80(19
88)及びその引用文献)。このピロリン酸ジバナジル
の合成方法として、その前駆体(プレカーサー)である
リン−バナジウム酸化物、即ち、リン酸水素バナジル・
1/2水塩(VOHPO4 ・1/2H2 O)を焼成する
方法が一般的であり、この前駆体を加熱焼成することに
より、その構造を保持しながらピロリン酸ジバナジルに
転移させることができることが報告されている。
【0003】前駆体であるリン酸水素バナジル・1/2
水塩の製造方法としては、いくつかの提案がある。中で
も、有機溶媒中にて前駆物質を製造する方法が数多く報
告されているが、基本的には、5価のバナジウム化合物
の少なくとも一部を有機溶媒中で還元して、5価のリン
化合物と反応させて5価のリンと4価のバナジウムの複
合酸化物を得る方法である。例えば、特公昭57−87
61号には、実質的に無水の有機溶媒中で五酸化バナジ
ウムをバナジウムの価数を4.0〜4.6に還元させた
後、オルトリン酸と反応させる方法が示されている。該
公報の実施例で使用されているオルトリン酸は、具体的
には85%及び100%リン酸である。有機溶媒として
は、イソブタノ−ル単独あるいはイソブタノ−ルとベン
ジルアルコ−ルの混合溶媒が用いられている。ベンジル
アルコ−ルの使用量はベンジルアルコ−ル/五酸化バナ
ジウムモル比で2.2以上である。添加する助触媒成分
元素として周期律表のV族元素が好ましく、特にタンタ
ルとビスマスが好ましいことが記載されている。
【0004】また、特公平2−97号及び特公平2−9
8号には、混合リン酸を使用することを特徴としたリン
−バナジウム酸化物触媒前駆体の製造方法が記載されて
いる。混合リン酸とは、オルトリン酸とピロリン酸及び
少量のトリリン酸の混合物であり、例えば、75〜90
重量%のオルトリン酸と10〜25%のピロリン酸の混
合物である。更に、特開昭62−102832号には、
リン−バナジウム酸化物触媒前駆体の製造方法として、
イソブチルアルコール溶媒中、100%リン酸、還元剤
として塩化水素ガス、助触媒成分元素としてバナジウム
に対して原子比で0.0025〜0.008の鉄及びリ
チウムを使用する方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記の
例を含めた公知の方法で製造したリン−バナジウム酸化
物前駆体より得た触媒では,1)無水マレイン酸が高収
率であること,2)触媒がより低い反応温度で良好に働
いて長寿命であること,3)製造方法が再現性の良好な
こと,等の全てを兼ね備えた製造方法としてはなお不十
分であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記従来
の実情に鑑み鋭意検討を進めた結果、工業的にも著しい
改良が期待できる特定の方法、条件を見出し、本発明に
到達した。本発明は、5価のリン化合物及び5価のバナ
ジウム化合物を有機溶媒中で反応させて、炭素数4の炭
化水素を気相酸化して無水マレイン酸を製造するための
触媒前駆体を製造する方法において、有機溶媒として
炭素数3〜6の脂肪族アルコ−ルとベンジルアルコ−ル
の混合物を使用し、5価のリン化合物として98〜1
00%のリン酸を使用し、更に、助触媒成分として鉄
を使用する、ことを特徴とするリン−バナジウム酸化物
触媒前駆体の製造方法に存する。
【0007】以下,本発明を詳細に説明する。本発明の
触媒前駆体の原料として使用する5価のバナジウム化合
物としては、五酸化バナジウム、またはメタバナジウム
酸アンモニウム、オキシ三ハロゲン化バナジウムなどの
バナジウム塩が例示されるが、最も一般的な原料は五酸
化バナジウムである。五酸化バナジウムは市販品をその
まま、あるいは、粉砕して用いる。また、本発明の触媒
前駆体の原料として使用する5価のリン化合物として
は、オルトリン酸換算で98〜100%のリン酸を使用
する(重量%表示)。98〜100%のリン酸として
は、市販の99%リン酸をそのまま使用すればよいが、
その他のリン酸を希釈あるいは濃縮して調製してもよ
い。
【0008】溶媒として使用する炭素数3〜6の脂肪族
アルコ−ルとしては、プロパノ−ル、ブタノ−ル、ヘキ
サノ−ル、2−メチルプロパノ−ル等が挙げられ、特に
2−メチルプロパノ−ルが好適である。また、ベンジル
アルコ−ルは、溶媒としての役割とともに5価のバナジ
ウムの還元剤として働くものと推定され、通常、市販品
をそのまま使用することができる。助触媒として反応系
に添加し、触媒前駆体に含有させる鉄の化合物として
は、塩化鉄、酢酸鉄、シュウ酸鉄等が例示される。原料
の使用割合とは、リンとバナジウムの原子比として、リ
ンに対するバナジウム及び鉄の合計量の原子比で、通常
1.0〜1.3が適当である。助触媒金属の鉄の使用量
としては、バナジウムと鉄の合計に対する鉄の原子比
で、通常0.005〜0.3、好ましくは0.02〜
0.2である。ベンジルアルコ−ルは、ベンジルアルコ
−ル/5価のバナジウム化合物のモル比で通常0.02
〜2、好ましくは0.5〜1.5である。以上の原料の
使用割合の範囲において特に活性の高い触媒が得られ
る。
【0009】本発明では以上の原料からなるスラリ−状
態の溶液を、加熱・還流下で反応させる。具体的には、
バナジウムを還元するとともに、リン酸及び鉄化合物と
反応させ、4価のバナジウム及びリンを含有する複合酸
化物に鉄を含有した粒子を得る。得られる複合酸化物粒
子は、必ずしも結晶性は良好ではないが、リン酸水素バ
ナジル・1/2水塩を含有するものである。該粒子は、
固液分離の一般的手法により分離され、必要に応じてア
ルコ−ル等の溶媒で洗浄した後、乾燥する。本発明の方
法においては、5価のバナジウム化合物を炭素数3〜6
の脂肪族アルコ−ルとベンジルアルコ−ルの混合溶媒中
で、あらかじめ加熱・還流してバナジウムの一部を4価
に還元した後でリン酸を添加する方法、あるいは五酸化
バナジウムとリン酸を初めから混合して反応させる方法
のいずれも採用することができるが、好ましくは前者の
方法である。
【0010】また、鉄化合物も、反応の最初から添加す
る方法、リン酸を添加した後に加える方法のどちらでも
よい。原料を混合したスラリ−の加熱温度としては、用
いる有機溶媒の種類によるが、通常80〜200℃の範
囲で実施し、溶媒の沸点付近の温度範囲で還流させる方
法が特に好ましい。加熱時間は、合成条件により変動す
るが、反応系にリン酸を添加してから、通常1〜20時
間が好適である。以上述べた方法で得た酸化物触媒の前
駆体は、通常は、最終的に400〜700℃で加熱する
ことにより活性化させ、前駆体酸化物の少なくとも一部
をピロリン酸ジバナジルに転換させて触媒として使用す
る。この加熱条件の例としては、窒素雰囲気や窒素と空
気を適当な割合で混合した雰囲気での焼成、炭素数4の
炭化水素を含有した反応ガス雰囲気での加熱が挙げられ
る。
【0011】また、本発明の酸化物触媒の前駆体は、そ
のままバインダ−成分あるいは担体成分と混合し、乾
燥、加熱活性化するか、あるいは、前駆体を予め加熱し
て活性化後でバインダ−成分あるいは担体成分と混合
し、乾燥するなどした後、反応器の形態により必要に応
じて成型し、工業的な触媒とする。以上の触媒は、炭化
水素又はカルボン酸の部分酸化反応、特にn−ブタン、
1−ブテン、2−ブテン、1,3−ブタジエン等の炭素
数4の炭化水素の気相酸化による無水マレイン酸の製造
に好適に利用される。炭化水素原料として特に経済的に
有利なのはn−ブタン及びブテンであり、これらは天然
ガスからの分離、或いはナフサクラッキング生成物から
の分離などによって容易に得ることができる。 酸化反
応の形式は流動床でも固定床でもよい。酸化剤としては
空気あるいは分子状酸素含有ガスが用いられる。原料炭
化水素は通常0.1〜10容量%、好ましくは1〜5容
量%、酸素濃度は10〜30容量%で行われる。反応温
度は通常300〜450℃、好ましくは350〜400
℃であり、反応圧力は、通常、常圧もしくは0.05〜
10kg/cm2 Gの加圧下で行われる。
【0012】
【実施例】以下に実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが,本発明はその要旨を越えない限り、以下の
実施例により限定されるものではない。なお、特に断り
がない限り「%」は、「重量%」を示す。 実施例1 10リットルの容器に2−メチルプロパノ−ル2195
g、ベンジルアルコ−ル205.4g、五酸化バナジウ
ム347.5g、シュウ酸鉄・2水物36.0gを入れ
てスラリー状態で3時間、加熱・還流した。このスラリ
−に、99%リン酸475.2gを2−メチルプロパノ
−ル1.0リットルに溶解した溶液を添加し、次いで、
2−メチルプロパノ−ル2.4リットルを入れた。この
スラリ−溶液を更に7時間、加熱・還流した後、冷却し
た。2−メチルプロパノ−ルにより生成物を洗浄、濾過
し、130℃にて10時間乾燥した。
【0013】実施例2 最初の還流時間を1時間とした以外は実施例1と同様に
合成反応を行った。 実施例3 10リットルの容器に2−メチルプロパノ−ル2205
g、ベンジルアルコ−ル194.6g、五酸化バナジウ
ム329.2g、シュウ酸鉄・2水物72.0gを入れ
てスラリー状態で3時間、加熱・還流した。このスラリ
−に、99%リン酸475.2gを2−メチルプロパノ
−ル1.0リットルに溶解した溶液を添加し、次いで、
2−メチルプロパノ−ル2.4リットルを入れた。この
スラリ−溶液につき、実施例1と同様に合成反応を行っ
た。
【0014】比較例1 10リットルの容器に2−メチルプロパノ−ル2400
g、五酸化バナジウム365.8gを入れてスラリー状
態で3時間、加熱、還流した。このスラリ−に99%リ
ン酸475.2gを2−メチルプロパノ−ル1.0リッ
トルに溶解した溶液を添加し、次いで、2−メチルプロ
パノ−ル2.4リットルを入れた。このスラリ−溶液を
実施例1と同様に合成反応を行った。
【0015】比較例2 10リットルの容器に2−メチルプロパノ−ル4904
g、ベンジルアルコ−ル216.2g、五酸化バナジウ
ム365.8g,99%リン酸475.2gを入れてス
ラリー状態で7時間、加熱・、還流した。冷却後、2−
メチルプロパノ−ルにより生成物を洗浄、濾過し、13
0℃にて10時間乾燥した。
【0016】比較例3 10リットルの容器に2−メチルプロパノ−ル2400
g、五酸化バナジウム347.5g,99%リン酸47
5.2gを入れてスラリー状態とし、次いで、還流が開
始した所で、シュウ酸鉄・2水和物36.0gを2−メ
チルプロパノ−ル3.4リットルに懸濁した溶液を添加
し、7時間、加熱、還流した。冷却後、2−メチルプロ
パノ−ルにより生成物を洗浄、濾過し、130℃にて1
0時間乾燥した。
【0017】比較例4 10リットルの容器に2−メチルプロパノ−ル2400
g、五酸化バナジウム347.5g、シュウ酸鉄・2水
物36.0gを入れてスラリー状態で3時間、還流撹拌
した。このスラリ−に99%リン酸475.2gを2−
メチルプロパノ−ル1.0リットルに溶解した溶液を添
加後し、次いで、2−メチルプロパノ−ル2.4リット
ルを入れた。このスラリ−溶液を7時間、加熱・還流し
た後、冷却した。2−メチルプロパノ−ルにより、生成
物を洗浄、濾過し、130℃にて10時間乾燥した。
【0018】比較例5 10リットルの容器に2−メチルプロパノ−ル2400
g、五酸化バナジウム329.2g、シュウ酸鉄・2水
物72.0gを入れてスラリー状態で3時間、加熱・還
流した。このスラリ−に99%リン酸475.2gを2
−メチルプロパノ−ル1.0リットルに溶解した溶液を
添加し、次いで、2−メチルプロパノ−ル2.4リット
ルを入れた。このスラリ−溶液を7時間、加熱・還流し
た後、冷却した。2−メチルプロパノ−ルにより、生成
物を洗浄、濾過し、130℃にて10時間乾燥した。
【0019】反応試験例 実施例1〜3、比較例1〜5にて得られた酸化物触媒の
前駆体を窒素雰囲気下,550℃焼成後,14〜24メ
ッシュの粒径に成型した触媒を用いて,触媒活性を試験
した。石英製反応管に触媒を1cc充填し、n−ブタン
濃度4モル%の空気混合ガスを,GHSV1000Hr
-1の速度で通過させて400℃で反応を実施した。約2
0時間経過後、反応管内の温度を350〜500℃の範
囲で調整し、反応状態を調べた。反応管出口ガスをサン
プリングして,オンライン接続したガスクロマトグラフ
により生成物の分析を実施した。得られた結果を表−1
に示す。比較例に比べて実施例の触媒は、無水マレイン
酸収率が高く、かつ反応温度が低く、反応成績が良好な
ことが理解される。
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の効果】本発明により得られる前駆体を活性化し
た酸化物触媒は、炭素数4の炭化水素、特に飽和のブタ
ンを選択的に酸化して無水マレイン酸を製造する反応に
おいて、比較的低い温度範囲においても収率が高く、長
期に渡り反応成績が良好である。そのため、触媒当たり
の無水マレイン酸の製造量が大きく、触媒原単位の低減
が可能である。また、工業的な触媒製造条件にて再現性
よく製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 ますみ 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三菱化成株式会社総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−30341(JP,A) 特開 平1−239007(JP,A) 特開 昭56−141840(JP,A) 特開 昭59−87049(JP,A) 特開 平5−262754(JP,A) 西独国特許出願公開2700635(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 21/00 - 38/74

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 5価のリン化合物及び5価のバナジウム
    化合物を有機溶媒中で反応させて、炭素数4の炭化水素
    を気相酸化して無水マレイン酸を製造するための触媒前
    駆体を製造する方法において、有機溶媒として炭素数
    3〜6の脂肪族アルコ−ルとベンジルアルコ−ルの混合
    物を使用し、5価のリン化合物として98〜100%
    のリン酸を使用し、更に、助触媒成分として鉄を使用
    する、ことを特徴とするリン−バナジウム酸化物触媒前
    駆体の製造方法。
  2. 【請求項2】 ベンジルアルコ−ルの使用量が、ベンジ
    ルアルコ−ル/5価のバナジウム化合物のモル比で0.
    02〜2であることを特徴とする請求項1の製造方法。
  3. 【請求項3】 鉄の使用量が、バナジウムと鉄の合計に
    対する鉄の原子比が0.005〜0.3である請求項1
    又は請求項2の製造方法。
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