JPS6225813A - 送電鉄塔 - Google Patents
送電鉄塔Info
- Publication number
- JPS6225813A JPS6225813A JP60165084A JP16508485A JPS6225813A JP S6225813 A JPS6225813 A JP S6225813A JP 60165084 A JP60165084 A JP 60165084A JP 16508485 A JP16508485 A JP 16508485A JP S6225813 A JPS6225813 A JP S6225813A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lightning
- power transmission
- arrester
- current
- lightning arrester
- Prior art date
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- Granted
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は送電線の重事故防止のための避雷装置に関す
るものである。
るものである。
送電線は一般に架空地線が設置され、電力線への直接の
雷撃をしやへいしている。しかし雷撃電流が大きくなる
と通常は接地電位である鉄塔の電位が上昇し、この電圧
は送電線の系統電圧より高くなり、いわゆる逆閃絡が起
る。また雷雲の状態へいすることが出来ず、電力線へ直
撃することもある。これらの現象が起ると送電線を支え
る碍子装置と並列に設置されたアークホーン間で閃絡が
起る。このため系統は地絡状態になり、地絡電流が流れ
る。一般にこのような重事故は系統に入っているしゃ断
器で一旦地絡電流をしゃ断し、重事故除去後、再投入を
する方式が採用されている。
雷撃をしやへいしている。しかし雷撃電流が大きくなる
と通常は接地電位である鉄塔の電位が上昇し、この電圧
は送電線の系統電圧より高くなり、いわゆる逆閃絡が起
る。また雷雲の状態へいすることが出来ず、電力線へ直
撃することもある。これらの現象が起ると送電線を支え
る碍子装置と並列に設置されたアークホーン間で閃絡が
起る。このため系統は地絡状態になり、地絡電流が流れ
る。一般にこのような重事故は系統に入っているしゃ断
器で一旦地絡電流をしゃ断し、重事故除去後、再投入を
する方式が採用されている。
最近のように高電圧、大容量送電を要求される送電線で
は送電能力の限界は前記のしゃ断・再投入時の系統の過
渡安定度に依存している。過渡安定度を向上させるため
には重事故が起らないようにする必要があり、従来から
送電線に避雷器を設置する方法が検討されてきた。この
設置方法として第４図に示すように送電鉄塔（１）と電
力線（２ｍ）、 （２ｂ）。
は送電能力の限界は前記のしゃ断・再投入時の系統の過
渡安定度に依存している。過渡安定度を向上させるため
には重事故が起らないようにする必要があり、従来から
送電線に避雷器を設置する方法が検討されてきた。この
設置方法として第４図に示すように送電鉄塔（１）と電
力線（２ｍ）、 （２ｂ）。
（２ｃ）との間の碍子装置（８）と並列に避雷器（４）
が設置される。８相再閉路を行なう２回線送電線では、
必ず１回線を保護する目的から本図に示すように片口線
側の上相（２ｍ） 、中相（２ｂ） 、下相（２ｃ）に
設置することが考えられている。（５）はアークホーン
、〔発明が解決しようとする問題点〕 従来の送電線用避雷装置は以上のように、上下方向と関
係なく回線毎に避雷器を設置する方式とって地絡事故が
発生しやすいこと、また特定の避雷器に電流が集中する
傾向がより高く避雷器の処理するエネルギーが増大して
その寿命が低下するという問題点があった。
が設置される。８相再閉路を行なう２回線送電線では、
必ず１回線を保護する目的から本図に示すように片口線
側の上相（２ｍ） 、中相（２ｂ） 、下相（２ｃ）に
設置することが考えられている。（５）はアークホーン
、〔発明が解決しようとする問題点〕 従来の送電線用避雷装置は以上のように、上下方向と関
係なく回線毎に避雷器を設置する方式とって地絡事故が
発生しやすいこと、また特定の避雷器に電流が集中する
傾向がより高く避雷器の処理するエネルギーが増大して
その寿命が低下するという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、雷事故低減に対して経済的で効果的な送電線
用避雷装置を得ることを目的とす〔問題点を解決するた
めの手段〕 この発明に係る送電線用避雷装置は、避雷器を送電鉄塔
の上部の相から順次設置するようにしたものである。
たもので、雷事故低減に対して経済的で効果的な送電線
用避雷装置を得ることを目的とす〔問題点を解決するた
めの手段〕 この発明に係る送電線用避雷装置は、避雷器を送電鉄塔
の上部の相から順次設置するようにしたものである。
この発明においては、避雷器が送電鉄塔の上部の相によ
り多く設置されるので、その保護機能が大するとともに
、避雷器電流の不平衡も緩和される。
り多く設置されるので、その保護機能が大するとともに
、避雷器電流の不平衡も緩和される。
〔実施例〕
第１図は本発明の一実施例を示す避雷器の鉄塔上への配
置を示した図である。避雷器（４）は２回線鉄塔（１）
の上部側即ち両回線の上相（２１） 、 （２１ｍ）及
び片回線の中相（２ｂ）の電力線と鉄塔（１）との間に
設置している。避雷器（４）を設置していない位置の電
力線（２ｘｂ） 、 （２１ａ） 、 （２ｏ） と
鉄塔（１）との間にはアークホーン（６）が設けられて
いる。
置を示した図である。避雷器（４）は２回線鉄塔（１）
の上部側即ち両回線の上相（２１） 、 （２１ｍ）及
び片回線の中相（２ｂ）の電力線と鉄塔（１）との間に
設置している。避雷器（４）を設置していない位置の電
力線（２ｘｂ） 、 （２１ａ） 、 （２ｏ） と
鉄塔（１）との間にはアークホーン（６）が設けられて
いる。
以下本発明の避雷器配置による雷事故低減効果について
説明する。
説明する。
第２図は５００ｋｖ ２回線鉄塔に避雷器を複数台設置
した時の避雷器設置位置に対するアークホーン閃絡限界
電流を計算した結果を示したものである。
した時の避雷器設置位置に対するアークホーン閃絡限界
電流を計算した結果を示したものである。
このアークホーン閃絡限界電流が高いことは大きな雷撃
電流までアークホーンは閃絡しないので地絡事故が発生
しにく（なることを表わしている。
電流までアークホーンは閃絡しないので地絡事故が発生
しにく（なることを表わしている。
本図は避雷器設置台数１から４台について設置位置の影
響を比較しているが、いずれのケースも避雷器を鉄塔の
上部側にまとめて設置するほうがアークホーン閃絡限界
電流が高くなる。例えば避電器を８台設置する場合、避
雷器を設置しない場合のアークホーン閃絡限界電流に比
べて、片回線の上、中、下相に避雷器を設置するとアー
クホーン閃絡限界電流は約１．５倍高くなるが、両回線
の上相゛および片回線の中相に避雷器を設置するとアー
クホーン閃絡限界電流は約２倍にまで高くなる。
響を比較しているが、いずれのケースも避雷器を鉄塔の
上部側にまとめて設置するほうがアークホーン閃絡限界
電流が高くなる。例えば避電器を８台設置する場合、避
雷器を設置しない場合のアークホーン閃絡限界電流に比
べて、片回線の上、中、下相に避雷器を設置するとアー
クホーン閃絡限界電流は約１．５倍高くなるが、両回線
の上相゛および片回線の中相に避雷器を設置するとアー
クホーン閃絡限界電流は約２倍にまで高くなる。
５００ｋｖ送電線のアークホーン閃絡限界電流は一般に
電撃電流１１０ｋＡ程度であるが、前記のように鉄塔の
上部側にまとめて設置するとこの限界電流は２２０ｋＡ
となる。雷撃電流の統計によれば、この値以上の雷撃電
流の発生頻度は累積頻度の０．１％程度であることから
、避雷器を設置していない相に対しても、殆んどの塔頂
雷撃に対して地絡事故の発生を抑制できることになる。
電撃電流１１０ｋＡ程度であるが、前記のように鉄塔の
上部側にまとめて設置するとこの限界電流は２２０ｋＡ
となる。雷撃電流の統計によれば、この値以上の雷撃電
流の発生頻度は累積頻度の０．１％程度であることから
、避雷器を設置していない相に対しても、殆んどの塔頂
雷撃に対して地絡事故の発生を抑制できることになる。
また、２回線送電線の各回線の相順は片回線側は上相が
Ａ、中相がＢ、下相がＣの時他回線側は多いので前記の
避雷器配置は′極めて大きな雷撃あるいは直撃雷でアー
クホーンが閃絡してもＡ、Ｂ。
Ａ、中相がＢ、下相がＣの時他回線側は多いので前記の
避雷器配置は′極めて大きな雷撃あるいは直撃雷でアー
クホーンが閃絡してもＡ、Ｂ。
Ｃ相のそれぞれ１つは避雷器で保護されているから電力
輸送上好都合・である。
輸送上好都合・である。
第８図は避雷器設置による避雷器電流を計算したもので
ある。本図において避雷器設置台数８の場合を例にする
と避雷器を片回線側に８相設置した場合避雷器に流れる
電流は雷撃電流の約１４％であるが避雷器を鉄塔の上部
側即ち両回線の上相及び片回線の中相に設置すると避雷
器に流れる電流は雷撃電流の約ｌＧ％と小さくなり避雷
器の処理するエネルギーが低減できる効果がある。他の
設置台数の場合も同様である。
ある。本図において避雷器設置台数８の場合を例にする
と避雷器を片回線側に８相設置した場合避雷器に流れる
電流は雷撃電流の約１４％であるが避雷器を鉄塔の上部
側即ち両回線の上相及び片回線の中相に設置すると避雷
器に流れる電流は雷撃電流の約ｌＧ％と小さくなり避雷
器の処理するエネルギーが低減できる効果がある。他の
設置台数の場合も同様である。
以上のようにこの発明によれば、避雷器を鉄塔上の上部
側から順次配置するように構成したので、少ない避雷器
台数で雷事故が大巾に低減できる効果がある。
側から順次配置するように構成したので、少ない避雷器
台数で雷事故が大巾に低減できる効果がある。
第２図は本発明による雷事故低減効果を示す説明図、第
８図は本発明による他の効果を示す説明図、第４図は従
来の避雷器配置図である。図において（１）は送電鉄塔
、（２ｍ）、 （２ｂ）、 （２ｃ）、 （２１ｍ）、
（２１ｂ）、 （２１ｏ）は電力線、（４）は避雷器
である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
８図は本発明による他の効果を示す説明図、第４図は従
来の避雷器配置図である。図において（１）は送電鉄塔
、（２ｍ）、 （２ｂ）、 （２ｃ）、 （２１ｍ）、
（２１ｂ）、 （２１ｏ）は電力線、（４）は避雷器
である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 送電鉄塔に複数相の電力線を架設しその一部の相の電力
線と上記送電鉄塔との間に避雷器を設置するものにおい
て、上記避雷器を上記送電鉄塔の上部の相から順次設置
することを特徴とする送電線用避雷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60165084A JPS6225813A (ja) | 1985-07-26 | 1985-07-26 | 送電鉄塔 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60165084A JPS6225813A (ja) | 1985-07-26 | 1985-07-26 | 送電鉄塔 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6225813A true JPS6225813A (ja) | 1987-02-03 |
| JPH0514498B2 JPH0514498B2 (ja) | 1993-02-25 |
Family
ID=15805570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60165084A Granted JPS6225813A (ja) | 1985-07-26 | 1985-07-26 | 送電鉄塔 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6225813A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008148555A (ja) * | 2008-02-06 | 2008-06-26 | Hokuriku Electric Power Co Inc:The | 単相配電線路の雷被害防護方法 |
-
1985
- 1985-07-26 JP JP60165084A patent/JPS6225813A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008148555A (ja) * | 2008-02-06 | 2008-06-26 | Hokuriku Electric Power Co Inc:The | 単相配電線路の雷被害防護方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0514498B2 (ja) | 1993-02-25 |
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