JPS62257448A - 鉤針編みの編図作図方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は製図に忠実にかつ容易にコンピューター等の計
算機を使って鉤針編みの線図を作図することのできる鉤
針編みの線図作図方法に関するものである。

「従来の技術」 従来の編目作図方法には、ゲージをｌ０Ｃ１１で何模様
、ｌ０ＣＩ１１の高さが何段というように設定し、横方
向長さに模様のゲージを掛け、１０で割って横方向に模
様がいくつ入るか計算で出し、高さ方向にはその高さに
ゲージの数段を掛け、１０で割って数段を同様に出し、
編目グラフと対応してトレーシングペーパー上に線図を
作図し、該グラフ上にトレーシングペーパーを止めて製
図を見ながら左右対称となるよう中心を決め、脇、袖刺
等の模様をトレースしたり、製図を一つの模様のゲージ
の大きさで方眼に区画し、トレーシングペーパー上に編
目グラフの一つの模様の大きさで方眼を入れ、製図上の
方眼のどの位置に製図線があるかをよく見てトレーシン
グペーパー上の方眼に記入して線図を作図し、前記同様
に模様をトレースしたりしている。

「発明が解決しようとする問題点」 従来の技術の前者の方法では、その横方向長さ及び高さ
に夫々ゲージの模様数（又は目数）及び段数を掛けて１
０で割るから、必然的に模様数及び段数に端数が生じ、
該模様数及び段数の端数を編目グラフが使い易いように
適当に切り上げたり、切り下げたりし、脇等でいくつの
模様を増減するかを計算するため、製図と縞図との間に
誤差が生じ、また後者の方法では、できるだけ増減のな
いようにデザインするため、無理に切り上げ、切り下げ
を行うので、製図と縞図とが必ずしも一致せず、両者の
いずれも正確さに欠け、現代感覚でデザインされた服を
縞図にするのは困難で、また製図を切り開いてフレアー
を入れることができない等の問題点がある。

それに両者のトレーシングペーパー上への作図には経験
と勘とが大きく作用し、初心者には大変面倒で難しいと
いう問題点がある。

本発明にはこのような点にかんがみて創案されたもので
、正確かつ簡単に初心者でも製図から線図にすることが
できる鉤針編みの編図作図方法を提供することを目的と
する。

「問題点を解決するための手段」 本発明では例え模様がどのように変化していようとも、
ゲージを取り、コンビ−ター等の計算機を用いてその目
数及び段数を夫々ゲージの横方向長さ及び高さで割り、
一つの編目の巾及び高さを算出し、製図上の必要箇所の
長さを口数及び段数に換算し、次いで編目グラフ上の口
数及び段数を読み取り、編目グラフの一つの編目の巾及
び高さを算出し、製図上の前記換算した目数及び段数を
編目グラフ上の一つの編目の巾及び高さを利用してトレ
ーシングペーパー上へ縞図を作図し、該トレーシングペ
ーパー上に従来同様に模様をトレースしたものである。

「作用」 ゲージと編目グラフの夫々一つの編目の巾及び高さをコ
ンピューター等の計算機により算出し、製図上の必要箇
所の長さを目数及び段数に換算し、該目数及び段数を編
目グラフ上の一つの編目の巾及び高さと掛け合わせ、ト
レーシングペーパー上に縞図を作図するから、模様がい
くつ入るかという厄介な計算をする必要がなく、模様の
入り具合によって適当に切り上げたり、切り下げたりす
ることがなく、簡単かつ正確に線図を作図することがで
き、デリケートな変化のある製図でも容易に縞図にする
ことができる。

「実施例」 以下に本発明実施の一例を示す添付図面について詳説す
る。

１は第１図に示すような寸法を有する後身頃の製図で、
２は鉤針で編もうとする模様を表した編目グラフである
。今、第２図に示す編目グラフ２に基づきゲージ３を取
ると第３図に示すように横方向１９ｃｍ、高さ１６．５
　Ｃｍで２５目１３段であるとすると、一つの編目の巾
及び高さは計算機により 巾　　：　１９　÷　２５　　＝　　０．７９　　ｃｆ
ｆｉ／目高さ：　１６．５÷１３　＃１．２７０ｍ／段
となり、次に編目グラフは第２図に示すように横方向１
８．２Ｃｍ、高さ２４．３　ｃｒｍで、４９目３５段あ
るから編目グラフ２の一つの編目の巾と高さは同様に 巾　　：　　１８．２　　÷　４９　　＝　　０．３．
７１ｃｍ／目高さ：　２４．３÷３５　＝　０．６９４
０／段となる。

今、計算機により製図１上の必要箇所の寸法をゲージ３
の一つの編目の巾及び高さで割り、各部の口数及び段数
を計算（小数第２位以下四捨五入）して第１図のように
記入する。該計算した目数及び段数に前記編目グラフ２
の一つの編目の巾と高さとを計算機により夫々掛け合わ
せ、前記必要箇所の寸法を編目グラフ２の大きさの寸法
に変換しく小数第２位以下四捨五入）、夫々の長さで製
図通りにトレーシングペーパー４上に縞図５を作図し、
従来同様に編目グラフ２上に縮図５を作図したトレーシ
ンペーパー４を止め、第４図に示すように脇、袖別等の
模様をトレースしたものである。

「発明の効果」 本発明は以上のような構成で、模様に関係なくゲージ３
及び編目グラフ２の一つの１雇目の巾及び高さを計算機
により計算し、計算機により製図１上の必要箇所の寸法
をゲージ３の編目の巾及び高さで割り、ゲージの目数及
び段数に換算し、該目数及び段数に編目グラフの１ｍ目
の巾及び高さを計算機により掛け合わせ、夫々の寸法で
トレーシングペーパー４上に製図１通りに作図するから
、従来のように模様を基にして煩雑な計算をする必要が
なく、初心者にも容易に縮図を作図し得るものである。

またゲージ及び編目グラフの編目の巾と尚さとを前記の
ように小数第３位まで出し、縮図の必要箇所の寸法を第
４図に示すように１ｍのオーダーまで出すから、製図１
に忠実に縮図を作製することができ、現代感覚でデザイ
ンされたデリケートな変化のある服でも正確に縮図にす
ることができる。更に編目グラフ２及びゲージ３の一つ
の編目の巾及び高さを計算機により出し、製図１上の寸
法をゲージ３の目数及び段数に換算し、該換算した目数
及び段数に編目グラフ２の一つの編目の巾及び高さを掛
け合わせるので、編目グラフ２の大きさに関係なく、編
目グラフ２の大きさに合わせて簡単に縮図５の作図が可
能となる。また製図１を切り開いてフレアーを入れる場
合にも簡単かつ正確に同様にして搗図を作図することが
できる。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明実施の一例を示すもので、第１図は後
身頃の製図、第２図は編目グラフ、第３図はゲージの平
面図、第４図は後身頃の縮図である。 １・−製図、２−編目グラフ、３・・−ゲージ、４．、
−トレーシングペーパー、５−・縮図。 出願人　　仲　　摩　　直　　子 （ばか２名） 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 編目グラフに基づきゲージを取り、該ゲージの横方向長
   さ及び高さを夫々ゲージの目数及び段数で割り、一つの
   編目巾及び高さを計算し、製図上の必要箇所の寸法を夫
   々目数及び段数に換算し、次いで編目グラフの上の一つ
   の編目の巾と高さを計算し、該編目グラフ上の一編目の
   巾と高さを製図上の必要箇所の夫々目数及び段数と掛け
   合わせ、夫々の長さでトレーシングペーパー上に作図し
   、該トレーシングペーパーを編目グラフ上に載置して模
   様をトレースすることを特徴とする鉤針編みの編図作図
   方法。