JPS62255084A

JPS62255084A - 衝撃工具

Info

Publication number: JPS62255084A
Application number: JP9456686A
Authority: JP
Inventors: 小沢　秋男
Original assignee: Shibaura Engineering Works Co Ltd
Current assignee: Shibaura Mechatronics Corp
Priority date: 1986-04-25
Filing date: 1986-04-25
Publication date: 1987-11-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」本発明は、コンクリート等に穿孔する衝撃工具の構成に
関する。

「従来の技術」衝撃工具は、穿孔するためのビットを回転すると共に軸
方向に打撃するように構成されている。

このため、ビットを回転する機構と打撃する機構とが備
えられることになり、しかも激しい衝撃に耐えるように
丈夫に構成される必要があり、ビットを回転させるだけ
のドリルなどに比較すると重量が増し、携帯用の工具と
しては軽量に構成することが望まれていた。

また、ビットを打撃するのに種々の構成が考えられるが
激しい衝撃のためにその衝撃音が大きくなり、実用上の
問題を生じるため、最も衝撃音の少ないシリンダ内のピ
ストンと打撃体との組合せで空気クッションを利用する
ものが好まれている。

このシリンダ内でピストンを稼動させる構造では、ビッ
トを打撃する衝撃音が少なくなる点は効果的であるが、
ピストンの稼動のために構造が複雑で外形が大きくなる
といった問題を生じるものであった。

このため、一般には、ピストン運動を行うに最も小形に
構成できる斜板カムの構成が好まれ、実用化されている
。

しかし、この斜板カムの構成は、大形でピストンが大き
くなると、構造上耐力が十分得られず、一般的なりラン
ク機構に頼るものであった。

このクランク機構は、充分な耐力を示すと共に構造が簡
単なため、好まれる構造であったが、りランクロッドが
ピストンに作用する際、常時ピストンの往復運動方向に
真っ直ぐ作用するのではなく、左右から交互にピストン
を往復動させるものである。

このため、ピストンの往復動によってシリンダとの間に
摩擦発熱を生じ、時には、衝撃工具の外被まで熱伝導さ
れるため、作業者が加熱した衝撃工具を操作する危険が
あった。

もちろん熱遮断することは簡単であるが、実際熱遮断す
るには、構造的に大形になる結果となり、作業工具とし
ての操作性を悪化させることになった。

「発明が解決しようとする問題点」本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであり、
比較的大形の衝撃工具を構成する際、係る問題点を解決
し、小形で丈夫な衝撃工具を提供することを目的として
いる。

「問題点を解決するための手段」本願発明は、打撃方向に直交する電動機を備え、この電
動機の軸に噛合する減速ギヤーを介してホワイト平行運
動機構のクランクピンを回転し、このホワイト平行運動
機構を介してピストンを駆動することによって問題点を
解決している。

「作用」電動機の回転を減速ギヤーに噛合することにより高速回
転の電動機の回転を減速し、ホワイト平行運動機構のク
ランクを減速回転し、減速され高トルクとなったクラン
クによりホワイト平行運動を機構を介してピストンを駆
動する。

この様な構成により、ピストンは、シリンダ内でその往
復運動の軸線上で往復運動方向以外の力を受けることな
く、低損失で稼動することになる。

「実施例」この様な本発明を図面に示された位置実施例に基づいて
説明すると、第１図は、本願発明の一実施例にる衝撃工
具の要部を縦断面して示した図、第２図は、その要部の
図、第３図は、ホワイト平行運動の原理を示す図である
。

第１図において、衝撃工具は、ビット１の打撃方向に直
交する電動機２を備え、この電動機２の軸３に噛合する
減速ギヤー４を介してホワイト平行運動機構５のクラン
クピン６を回転し、このホワイト平行運動機構５を介し
てピストン７を駆動するように構成されている。

そして、ピストン７は、カップ状に構成されると共に内
側にフリーな打撃体８を有しており、ピストン７の往復
動によってビット１をその軸線方向に打撃するように構
成されている。

ざらに、電動機２の軸３は、回転伝達機構９を介してビ
ット１を回転するように構成されている。

また、ホワイト平行運動機構５は、第２図に示される通
り、軸受１０によって回転するように構成された減速ギ
ヤー４によってクランク運動するクランクピン６が備え
られており、このクランクピン６に軸支されて回転する
ギヤー１１が固定ギヤー１２と噛合している。

ギヤー１１と固定ギヤー１２との噛合は、固定ギヤー１
２の内径側に歯が形成されると共にその内径の半分の外
径でギヤー１１が形成されている。

そして、ギヤー１１には、ピストン７を支持する支持部
１３が備えられており、この支持部１３は、ギヤー１１
の外径の位置に軸心を有している。

この様な状態を第３図で示すと、固定ギヤー１２の内径
に沿って回転するギヤー１１は、点線で示される位置１
１ｂになると点Ｐ１は点Ｐ２の位置になり線Ａ上を往復
動することになる。

この様な構成において、衝撃工具は、電動機２が起動さ
れると軸３が回転し、減速ギヤー４を回転する。

そして、クラクビン６によってギヤー１１が固定ギヤー
１２の内径に沿って回動すると、支持部１３が往復動じ
てピストン７を往復動させる。

この様なピストン７の往復動は、ピストン７が線Ａに沿
って真っ直ぐに往復動することになり、シリンダーとて
機能するに極めて都合良く、打撃体８とピストン７との
摺動摩擦を最少にすることができる。

このため、ピストン７からの発熱を最少にすることがで
き、外被が加熱されて作業者に危険であるといった問題
点を生じないものとなる。

また、固定ギヤー１２の内径に沿って回動するギヤー１
１は、電動機２の軸３との間に減速ギヤー４を介在して
おり、減速されるので電動機２の回転に対してピストン
７の往復動を都合良く減速することができる。

しかも、減速ギヤー４を本実施例の如く凹状に形成して
、その内側にホワイト平行運動機構５を構成すると、外
形を小さく形成するのに効果的である。

「発明の効果」本発明によれば、比較的大形の衝撃工具構成する際、丈
夫なピストン機構を構成することができると共にピスト
ンを往復運動方向に駆動することができるため、小形で
丈夫な、しかも摩擦損失が少なく発熱が少なくなる衝撃
工具を提供することができ、その効果は極めて大きいも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本願発明の一実施例にる衝撃工具の要部を縦
断面して示した図、第２図は、その要部の図、第３図は
、ホワイト平行運動の原理を示す図である。２・・・電動機、　３・・・軸、　４・・・減速ギヤー
、５・・・ホワイト平行運動機構、　６・・・クランク
ピン、７・・・ピストン、　　８・・・打撃体。

Claims

【特許請求の範囲】

打撃方向に直交する電動機を備え、この電動機の軸に噛
合する減速ギヤーを介してホワイト平行運動機構のクラ
ンクピンを回転し、このホワイト平行運動機構を介して
ピストンを駆動することを特徴とする衝撃工具。