JPS62254317A - 電線の調尺方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 この発明は架空送電線用のＡＣ８Ｒ（鋼芯アルミ撚線）
、特に低弛度電線の長さ調尺方法に関するものである。

口、従来技術 架空送電線用ＡＣ８Ｒを架線した場合に、通電時の温度
上昇によって架線の弛度が増加する。弛度の増加は種々
の障害を生ずるので通電時にも弛度の増加が少ない低弛
度電線が開発されている。

本発明者等は架空送電線用ＡＣ８Ｒを架線した時、アル
ミニウム部には張力が掛からす鋼芯のみに張力を負担さ
せると通電による温度上昇時にも弛度の増加が少なくな
る原理を応用して（ａ）鋼芯に架線張力相当の引き張り
応力を加えながらその外層にアルミ素線を撚シ合わせる
。

（ｂ）鋼芯を一定の温度以上に加熱した状態でその外側
にアルミ素線を撚シ合わせる。

ようにして、そのまま架線しても張力が鋼芯のみに負担
させることができる低弛度電線を発明して、それぞれ（
ａ）特願昭６０−１２６５９８号、（ｂ）特願昭６０−
９７４２号として出願した。

又近年ＡＣ８Ｒを架線するのに鉄塔の径間距離を測定し
弛度を計画して所要の電線の長さを予め決定し、電線の
製造工程で電線に長さ表示のマークを付して架線工事現
場で所定の長さに切断して架線するか、或いは電線の製
造工場で所定の長さに電線を切断しておいて架線する、
いわゆるプレハブ架線工法が多く行われるようになって
いる。

従来は前記低弛度電線（間隙型ＡＣ８Ｒでも）において
は電線を製造してドラムに巻いた後に、電線をドラムか
ら巻き戻して電線に張力をかけて調尺を行い（即ち□ｆ
ｆ　１ｉｎｅで）長さマークを付するか或いは切断して
ブレノ・ブ架線用電線としている。

ハ０発明が解決しようとする問題点 一般にプレハブ架線用の電線の調尺は架線した時と同じ
程度の張力を掛けた状態での長さを基準にするのが望ま
しい。

ところが従来の調尺方法では電線製造の後に、鋼芯の張
力が無くなった状態でドラムに巻かれるか或いはドラム
に巻いて鋼芯が常温になってから、該ドラムに巻かれた
電線を巻き戻して、しかも架線張力相当の張力を掛けて
調尺するため多大の工数と費用を必要上する欠点がある
。

二１問題点を解決するための手段 この発明は前記の低弛度電線を製造する時、鋼芯に張力
をかけてアルミ素線を外側に撚り合わせる状態、或いは
鋼芯を加熱してアルミ素線を外側に撚シ合わせる状態で
鋼芯の長さを調尺することを特徴とする低弛度電線の調
尺方法である。

さらに本発明による調尺を行った場合には電線には長さ
のマーキングを行うと良い。

一般に前記低弛度電線では鋼芯の張力が零になった時或
いは常温になった時外側のアルミ素線は鋼芯に対しルー
ズに撚られた状態となっているので、アルミ層に調尺マ
ークを付けてもアルミ層がずれ易い。そこでプレハブ電
線のように所定の長さに切断するものでは電線の両端末
においてアルミ層と鋼芯がずれないように圧縮スリーブ
や圧縮などで固定するか、また電線の中間部で同様忙ク
ランプして固定するとアルミ層の外側に調尺マークを付
けても精度の良い調尺が得られる。

調尺方法は通常の精密調尺法として用いられる磁気マー
ク方式等の方法でよい。

゛本発明を実施する例を図面を用いて説明すると、第１
図に示すように、鋼芯サプライボビン（１）、鋼芯バッ
ク張力印加用キャプスタン（３）、アルミ撚線部（４）
、引取キャプスタン（６）１巻取ドラム（７）　　ａ＝
ｆを有する撚線機を用いて鋼芯パック張力印加用キャプ
スタン（３）と引取キャプスタン（６）の間に鋼芯に張
力をかけながら、その外側にアルミ素線を撚線する低弛
度電線の撚り合わせにおいて、特に撚線部（４）と引取
キャプスタン（６）の間に調尺機（８）をもうけて調尺
をする０これは鋼芯を加熱して撚線する低弛度電線の場
合も同様である０ この方法によれば、プレハブ架線用電線も電線製造と同
時に調尺ができるので調尺費用が安価上延伸する必要が
ないので電線を疵つけることがない。さらにこの種の低
弛度電線では鋼芯に対してアルミ撚線部が滑り易く調尺
が不正確になるのを防止するこ七ができる。

ホ０発明の効果 以上に詳しく説明したように、本発明の調尺方法によれ
ば低弛度電線の調尺を正確に電線製造上同時にでき、ま
た調尺による電線の表面の疵発生を防止できる効果を有
するものである。

さらに本発明の調尺を行って定尺の電線の両端末を圧縮
スリーブや圧縮クランプでアルミ撚線部七鋼芯を固定す
ると正確な長さのプレハブ用電線が得られ、また中間部
を圧縮スリーブや圧縮クランプで固定すると鋼芯とアル
ミ撚線部のずれが防止されるのでアルミ撚線の外側に調
尺マーキングを施しても精度の良い調尺が得られる利点
をも有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施する例を示す正面図でる六− （１）・・・鋼芯サプライボビン （２）・・・鋼芯 （３）・・・鋼芯バック張力印加用キャプスタン（４）
・・・アルミ線撚線部　（５）・・・ＡＣ８Ｒ（６）・
・・引取キャプスタン （７）・・・巻取ドラム　　　（８）・・・調尺機代理
人　弁理士　１）中　理　夫 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、鋼芯に張力を印加するか或いは鋼芯を加熱しながら
   アルミ素線を外側に撚線した低弛度電線の調尺において
   、電線製造時に架線張力相当の張力をかけた状態或いは
   鋼芯を加熱した状態で撚線すると同時に調尺を行うこと
   を特徴とする電線の調尺方法 ２、調尺した後電線の外側に長さのマーキングを施すこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の電線の調尺
   方法 ３、調尺したのち中間部を圧縮スリーブまたは圧縮クラ
   ンプによつて鋼芯とアルミ線部を固定することを特徴と
   する特許請求の範囲第１項もしくは第２項いずれかに記
   載の電線の調尺方法 ４、調尺したのち所定の長さに電線を切断して両端末を
   圧縮スリーブまたは圧縮クランプで鋼芯とアルミ線部を
   固定することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   電線の調尺方法