JPS62253650A - 摺動部材組成物 - Google Patents
摺動部材組成物Info
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- JPS62253650A JPS62253650A JP9899986A JP9899986A JPS62253650A JP S62253650 A JPS62253650 A JP S62253650A JP 9899986 A JP9899986 A JP 9899986A JP 9899986 A JP9899986 A JP 9899986A JP S62253650 A JPS62253650 A JP S62253650A
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Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（ａ）産業上の利用分野
本発明は事務機、事務用電子機器等で使用される比較的
低速、軽負荷の無給油軸受、歯車などの摺動材料組成物
に関するもので、低摩擦、低摩耗で摩擦音、所謂「鳴き
」の生じない摺動性能の優れた材料を提供する為になさ
れたものである。
低速、軽負荷の無給油軸受、歯車などの摺動材料組成物
に関するもので、低摩擦、低摩耗で摩擦音、所謂「鳴き
」の生じない摺動性能の優れた材料を提供する為になさ
れたものである。
（ｂ）従来の技術
従来、事務機、事務用電子機器等に使用される比較的軽
負荷の軸受、歯車等の摺動部材には、ポリアセタール、
ポリアミド等の熱可塑性樹脂が低コスト摺動部材として
広く使用されている。
負荷の軸受、歯車等の摺動部材には、ポリアセタール、
ポリアミド等の熱可塑性樹脂が低コスト摺動部材として
広く使用されている。
然しなから、これらの摺動材料は自己潤滑性と耐摩耗性
には優れた性質を有するが、摩擦係数が若干高めであり
、しかも摺動中に摩擦係数が変動する為、スティックス
リップが生じ、不快な摩擦音所謂「鳴き」を発生する欠
点があり、発生の都度摺動表面にグリースやオイル等の
潤滑材を塗布してこの欠点を改善する必要があった。
には優れた性質を有するが、摩擦係数が若干高めであり
、しかも摺動中に摩擦係数が変動する為、スティックス
リップが生じ、不快な摩擦音所謂「鳴き」を発生する欠
点があり、発生の都度摺動表面にグリースやオイル等の
潤滑材を塗布してこの欠点を改善する必要があった。
又、ポリアセタールに潤滑油を含有させた、所謂含油ポ
リアセタールは摩擦、摩耗性能が成程度改善され、この
材料も広く使用されているが、「鳴き」を完全に解消す
ることは出来なかった。
リアセタールは摩擦、摩耗性能が成程度改善され、この
材料も広く使用されているが、「鳴き」を完全に解消す
ることは出来なかった。
ｆｃ）発明が解決しようとする問題点
前述のように、現在汎用されているポリアセタール、ポ
リアミド、含油ポリアセタール製摺動材料は「鳴き」発
生の主原因と考えられている高摩擦、摩擦係数の変動の
点に問題が存在した。
リアミド、含油ポリアセタール製摺動材料は「鳴き」発
生の主原因と考えられている高摩擦、摩擦係数の変動の
点に問題が存在した。
本発明者等は、上記のような従来の摺動材料の欠点を解
消し低摩擦、耐摩耗性に優れ、且つＦＪ擦係数の変動の
小さい高性能の摺動部材組成物を追求し、「鳴き」の発
生を完全に防止することを目的として１、研究を重ねて
本発明を完成したものである。
消し低摩擦、耐摩耗性に優れ、且つＦＪ擦係数の変動の
小さい高性能の摺動部材組成物を追求し、「鳴き」の発
生を完全に防止することを目的として１、研究を重ねて
本発明を完成したものである。
＜ｄ１問題点を解決する為の手段
本発明者等は、前記のような問題点を解決するため、実
験を繰り返した結果、ポリアセタールにＭＩ （メルト
インデックス’Ｉ １０以上のポリエチレンを適量配
合することによって、ポリアセタール、ポリアミド及び
ポリエチレン等単独並びに含油ポリアセタールより低摩
擦で摩擦係数の経時変動が少なく「鳴き」が発生しない
摺動材料ができることを見出したものである。
験を繰り返した結果、ポリアセタールにＭＩ （メルト
インデックス’Ｉ １０以上のポリエチレンを適量配
合することによって、ポリアセタール、ポリアミド及び
ポリエチレン等単独並びに含油ポリアセタールより低摩
擦で摩擦係数の経時変動が少なく「鳴き」が発生しない
摺動材料ができることを見出したものである。
さらに、従来「鳴き」防止が不可能と考えられていたプ
ラスチック同志が摺動する場合に於いても、本発明の材
料同志では摩擦係数が安定し「鳴き」が全く生じないこ
とも見出した。
ラスチック同志が摺動する場合に於いても、本発明の材
料同志では摩擦係数が安定し「鳴き」が全く生じないこ
とも見出した。
更に又、ポリエチレンを適量配合することによって耐摩
耗性も一段と向上することも見出したのである。
耗性も一段と向上することも見出したのである。
この際ポリエチレンの配合量としては、全体に対し重量
比２〜３０％とするのが適切であるつこの範囲は実験に
よって確認したものであって、第１図に示すようにポリ
アセタール及びポリエチレンより低摩擦係数を示す領域
は更に幅が広く、例えばポリエチレン４０％配合の場合
であっても、ポリアセタール単独の場合よりも低摩擦係
数を示すが、ポリエチレンの配合量が３０％を超えると
、ポリアセタールが本来有している剛性、強靭性が低下
し変形し易くなって実用性が低下する。
比２〜３０％とするのが適切であるつこの範囲は実験に
よって確認したものであって、第１図に示すようにポリ
アセタール及びポリエチレンより低摩擦係数を示す領域
は更に幅が広く、例えばポリエチレン４０％配合の場合
であっても、ポリアセタール単独の場合よりも低摩擦係
数を示すが、ポリエチレンの配合量が３０％を超えると
、ポリアセタールが本来有している剛性、強靭性が低下
し変形し易くなって実用性が低下する。
又ポリエチレンの配合量が２％以下となると摩擦低下の
効果が薄く「鳴き」を完全に防止するには不十分である
。
効果が薄く「鳴き」を完全に防止するには不十分である
。
更に又、ＭＩが１０以下の、即ち溶融粘度が比較的高い
ポリエチレンを使用した場合は「鳴き」防止には完全で
ないことも見出された。
ポリエチレンを使用した場合は「鳴き」防止には完全で
ないことも見出された。
尚、従来から超高分子量ポリエチレンを固体潤清剤とし
て使用し熱可塑樹脂摺動材料の改質を計ることが試みら
れている、例えば特公昭４６−４１４５６号、特開昭６
０−１４４３５１号の如くである。然し、このようにポ
リエチレンが粒状で存在している場合には摩擦係数の低
下並びに［鳴き」防止には十分な効果を挙げることがで
きない。
て使用し熱可塑樹脂摺動材料の改質を計ることが試みら
れている、例えば特公昭４６−４１４５６号、特開昭６
０−１４４３５１号の如くである。然し、このようにポ
リエチレンが粒状で存在している場合には摩擦係数の低
下並びに［鳴き」防止には十分な効果を挙げることがで
きない。
本発明者等はＭｌが１０以上のポリエチレンをポリアセ
タールと完全相溶させることによって優れた低摩擦性能
が引き出せることを見出しこの発明を完成したものであ
る。
タールと完全相溶させることによって優れた低摩擦性能
が引き出せることを見出しこの発明を完成したものであ
る。
（Ｑ）作用
本発明は、ポリアセタールにＭＩｉＯ以上のポリエチレ
ンの適量を相溶的に配合することによってポリアセター
ルの剛性、強靭性を損なうことなく、摩擦係数が低下す
ると共にＦ９：擦係数の変動を少なくし、摺動中の「鳴
き」現象の発生をも除去したものである。
ンの適量を相溶的に配合することによってポリアセター
ルの剛性、強靭性を損なうことなく、摩擦係数が低下す
ると共にＦ９：擦係数の変動を少なくし、摺動中の「鳴
き」現象の発生をも除去したものである。
（「）実施例
以下に本発明による摺動部材組成物の実施例を従来の摺
動部材即ち、ポリアセタール、含油ポリアセタール、ポ
リアミドによる比較例と比較して説明する。
動部材即ち、ポリアセタール、含油ポリアセタール、ポ
リアミドによる比較例と比較して説明する。
実施例１゜
ポリアセタール（商品名ジュラコンＭ９０、ポリプラス
チック社製）９０部にポリエチレン（商品名ベトロセン
２４Ｂ 、Ｍ １２０、東洋曹達社製）１０部を配合し
、スクリュ一式押出機で混練ベレット化した後、射出成
形により １０Ｘ２００ Ｘ ６ ｔ （ｆｉ）板を成
形した。
チック社製）９０部にポリエチレン（商品名ベトロセン
２４Ｂ 、Ｍ １２０、東洋曹達社製）１０部を配合し
、スクリュ一式押出機で混練ベレット化した後、射出成
形により １０Ｘ２００ Ｘ ６ ｔ （ｆｉ）板を成
形した。
実施例２゜
実施例１．と同じポリアセタールとポリエチレン（ＭＩ
？）を同一量配合し実施例１．と同様に板を成形し
た。
？）を同一量配合し実施例１．と同様に板を成形し
た。
比較例１゜
実施例１．で使用したポリアセタール単独で実施例１．
と同様に坂を成形した。
と同様に坂を成形した。
比較例Ｚ。
含油ポリアセタール（商品名ガンブラＡＨ１住友電工社
製）を使用し、実施例１．と同様に板を成形した。
製）を使用し、実施例１．と同様に板を成形した。
比較例３゜
ポリアミド（商品名ザイデル１０１、デュポン社製）を
使用し実施例１．と同様に板を成形した。
使用し実施例１．と同様に板を成形した。
上記各例試験板から φＢ×５＜ｉｎ）のテストピース
（ビン）を機械加工で削り出し、ビンディスり型摩擦、
摩耗試験機により摺動性能を測定した結果は第２図（摩
擦係数の経時変化）、第３図（摩擦進行曲線）及び第１
表（「鳴き」現象の有無、大小、摩擦係数の変動〉に示
す通りであった。
（ビン）を機械加工で削り出し、ビンディスり型摩擦、
摩耗試験機により摺動性能を測定した結果は第２図（摩
擦係数の経時変化）、第３図（摩擦進行曲線）及び第１
表（「鳴き」現象の有無、大小、摩擦係数の変動〉に示
す通りであった。
尚、この際の試験条件は次の通りである。
速度 ０．３９ｍ／Ｓ
接触圧力 ０．８２ｋｇ／ｃｄ
相手軸 ５ＵＳ３０３ステンレス鋼相手面粗さ
Ｒａ＝０．１２μｍ 潤滑 無潤滑（ドライ） 第１表 実施例３゜ 実施例１．の材料でφ１００Ｘ６ｔの円板を成形してこ
れをディスクとし、同じ材料のビンと組合わせて摺動性
能を調べた。 ゛ 比較例４゜ 比較例１．のポリアセタールでφ１００Ｘ６ｔの円板を
成形してこれをディスクとし、同じ材料のビンと組合わ
せて摺動性能を調べた。
Ｒａ＝０．１２μｍ 潤滑 無潤滑（ドライ） 第１表 実施例３゜ 実施例１．の材料でφ１００Ｘ６ｔの円板を成形してこ
れをディスクとし、同じ材料のビンと組合わせて摺動性
能を調べた。 ゛ 比較例４゜ 比較例１．のポリアセタールでφ１００Ｘ６ｔの円板を
成形してこれをディスクとし、同じ材料のビンと組合わ
せて摺動性能を調べた。
結果は第２表の通りであった。尚、試験条件は相手ディ
スクがプラスチックである意思外は他の実施例、比較例
と同じである。
スクがプラスチックである意思外は他の実施例、比較例
と同じである。
第２表
上記試験の結果に示すように、本発明の組成物は、従来
のポリアセタール、含油ポリアセタール、及びポリアミ
ドより摩擦係数が低く、且つ安定しているのみならず、
摩耗も小さく摺動時の「鳴き」も皆無であった。
のポリアセタール、含油ポリアセタール、及びポリアミ
ドより摩擦係数が低く、且つ安定しているのみならず、
摩耗も小さく摺動時の「鳴き」も皆無であった。
（ｇ）発明の効果
上述したように、本発明に係る摺動部材組成物は、従来
汎用されているポリアセタール、含油ポリアセタール、
ポリアミド等よりも自己潤滑性、耐摩耗性が一段と向上
し、而も従来材料が克服できなかった摺動中の「鳴き」
が発生しない点で、極めて優れた新規な摺動材料である
。
汎用されているポリアセタール、含油ポリアセタール、
ポリアミド等よりも自己潤滑性、耐摩耗性が一段と向上
し、而も従来材料が克服できなかった摺動中の「鳴き」
が発生しない点で、極めて優れた新規な摺動材料である
。
第１図はポリアセタールに対するポリエチレンの配合量
と摩擦係数の関係を示すグラフである。 第２図は各実施例及び比較例の摩擦係数の経時変化を示
すグラフである。 第３図は同じく、摩耗進行曲線を示すグラフである。 特許出願人 スターライト工業株式会社第１図 第２図 摩Ｓ距Ｑ（ｋｍ）
と摩擦係数の関係を示すグラフである。 第２図は各実施例及び比較例の摩擦係数の経時変化を示
すグラフである。 第３図は同じく、摩耗進行曲線を示すグラフである。 特許出願人 スターライト工業株式会社第１図 第２図 摩Ｓ距Ｑ（ｋｍ）
Claims (1)
- 重量比で、（イ）ポリアセタール９８〜７０％、（ロ）
ＭＩ（メルトインデックス）１０以上のポリエチレン２
〜３０％からなる摺動部材組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9899986A JPS62253650A (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | 摺動部材組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9899986A JPS62253650A (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | 摺動部材組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62253650A true JPS62253650A (ja) | 1987-11-05 |
Family
ID=14234668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9899986A Pending JPS62253650A (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | 摺動部材組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62253650A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6333465A (ja) * | 1986-07-28 | 1988-02-13 | Mitsuboshi Belting Ltd | ポリアセタ−ル樹脂組成物の製造方法 |
| JPH059363A (ja) * | 1991-04-22 | 1993-01-19 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 摺動性オキシメチレン重合体組成物 |
| US5237008A (en) * | 1990-10-22 | 1993-08-17 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Polyoxymethylene compositions containing linear low density polyethylene |
| WO1996012765A1 (fr) * | 1994-10-24 | 1996-05-02 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Composition de resine de polyoxymethylene |
| US5679743A (en) * | 1993-04-02 | 1997-10-21 | Oiles Corporation | Polyacetal resin composition and sliding member |
| WO2007145211A1 (ja) | 2006-06-15 | 2007-12-21 | Mitsubishi Engineering-Plastics Corporation | ポリアセタール樹脂組成物とその製造方法、及び該樹脂組成物を成形してなる摺動部材 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6140708A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-27 | ライオン株式会社 | 人工種子 |
-
1986
- 1986-04-28 JP JP9899986A patent/JPS62253650A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN1086721C (zh) * | 1994-10-24 | 2002-06-26 | 旭化成株式会社 | 聚氧亚甲基树脂组合物 |
| WO2007145211A1 (ja) | 2006-06-15 | 2007-12-21 | Mitsubishi Engineering-Plastics Corporation | ポリアセタール樹脂組成物とその製造方法、及び該樹脂組成物を成形してなる摺動部材 |
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| EP2050787A4 (en) * | 2006-06-15 | 2013-11-20 | Mitsubishi Eng Plastics Corp | POLYACETAL RESIN COMPOSITION, PROCESS FOR PRODUCING THE SAME, AND SLIDING MEMBER MOLDED FROM THE RESIN COMPOSITION |
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