JPS62253537A - 車両用自動クラツチの制御装置 - Google Patents
車両用自動クラツチの制御装置Info
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- JPS62253537A JPS62253537A JP61098656A JP9865686A JPS62253537A JP S62253537 A JPS62253537 A JP S62253537A JP 61098656 A JP61098656 A JP 61098656A JP 9865686 A JP9865686 A JP 9865686A JP S62253537 A JPS62253537 A JP S62253537A
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/02—Selector apparatus
- F16H59/08—Range selector apparatus
- F16H59/10—Range selector apparatus comprising levers
- F16H59/105—Range selector apparatus comprising levers consisting of electrical switches or sensors
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/12—Detecting malfunction or potential malfunction, e.g. fail safe; Circumventing or fixing failures
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、車両の駆動系に設けられてクラッチトルクを
電子制御する自動クラッチの制御装置に関し、詳しくは
、シフト位置センサの故障診断とそのフェイルセーフに
関するものである。 この種の車両用自動クラッチを、例えば電磁クラッチを
対条としたものに関して、本件出願人により既に多数提
案されている。その大部分は、発進時等の過渡状態、ク
ラッチ直結後の定常状態において、アクセルペダルやシ
フトレバ−の操作。 走行条件、エンジン状態等との関係でクラッチトルクを
最適ft、II御し、更にマニュアル変速機またはベル
ト式無段変速機との組合わせにおいてそれに適した制御
を行うものである。 特に近年、エンジンのみならず駆動系のクラッチ、変速
機等の電子制御化が進んで来ており、自動クラッチにお
いても更に一層きめ細かく制御する傾向にある。 [従来の技術] 従来、上記重両用自動クラッチの制御に関しては、例え
ば特開昭60−161224@公報の先行技術がある。 ここで、シフト位置としてバー=1:ング(P)ニュー
1−ラル<N)および走行レンジのリバース(R)、ド
ライブ(D)、スポーティドライブ(Ds)を有し、シ
フト位置センサはR9O,OSの各走行レンジ毎のスイ
ッチを有する。 そしてすべてのレンジのスイッチが0FFL、ている場
合は、PまたはNレンジと判断して逆励fi!&モード
にし、クラッチトルクを零にする。またスイッチのいず
れか1つがONLでいる場合は、走行レンジにシフトさ
れものであり、通電モードに切換え、ドラッグ電流9允
進電流を流してクラッチトルクを生じることが示されて
いる。
電子制御する自動クラッチの制御装置に関し、詳しくは
、シフト位置センサの故障診断とそのフェイルセーフに
関するものである。 この種の車両用自動クラッチを、例えば電磁クラッチを
対条としたものに関して、本件出願人により既に多数提
案されている。その大部分は、発進時等の過渡状態、ク
ラッチ直結後の定常状態において、アクセルペダルやシ
フトレバ−の操作。 走行条件、エンジン状態等との関係でクラッチトルクを
最適ft、II御し、更にマニュアル変速機またはベル
ト式無段変速機との組合わせにおいてそれに適した制御
を行うものである。 特に近年、エンジンのみならず駆動系のクラッチ、変速
機等の電子制御化が進んで来ており、自動クラッチにお
いても更に一層きめ細かく制御する傾向にある。 [従来の技術] 従来、上記重両用自動クラッチの制御に関しては、例え
ば特開昭60−161224@公報の先行技術がある。 ここで、シフト位置としてバー=1:ング(P)ニュー
1−ラル<N)および走行レンジのリバース(R)、ド
ライブ(D)、スポーティドライブ(Ds)を有し、シ
フト位置センサはR9O,OSの各走行レンジ毎のスイ
ッチを有する。 そしてすべてのレンジのスイッチが0FFL、ている場
合は、PまたはNレンジと判断して逆励fi!&モード
にし、クラッチトルクを零にする。またスイッチのいず
れか1つがONLでいる場合は、走行レンジにシフトさ
れものであり、通電モードに切換え、ドラッグ電流9允
進電流を流してクラッチトルクを生じることが示されて
いる。
上記先行技術のものにあっては、走行レンジスイッチの
ON・OFFでクラッチトルクの発生の有無を決めるた
め、それが故障すると種々の不具合を招く。 即ち、走行レンジにシフトした場合にスイッチがONL
、ない故障では、逆励磁モードに保持されてクラッチト
ルクが生じなくなり、発進不能となる。一方、これとは
逆に走行レンジのいずれか1つのスイッチが常にONし
た状態で故障することがあり、この場合は、PまたはN
レンジでのエンジン起動時に既に走行レンジがONして
おり、D。 DFiのスイッチがONしている場合には、発進特性の
クラッチ電流が生じ、またRスイッチ・がONしている
場合には、ドラッグ電流等によりクラッチトルクを生じ
る。 そのため、手動式の前後進切換装置では切換操作が困難
になり、無理なシフトレバ−操作により前後進切換装置
を破損する恐れがある。 このことから、シフト位置センサでは、走行レンジが常
にONする故障に対してそれを積極的に診断し、かつフ
ェイルセーフすることが必要である。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、シフ
ト位置センサの故障判定を的確に行い、シフト位置セン
サの故障による発進不能時、その異常箇所の表示を行い
、かつシフト機構の破損等を生じないようにフェイルセ
ーフする車両用自動クラッチの制御装置を提供すること
を目的としている。
ON・OFFでクラッチトルクの発生の有無を決めるた
め、それが故障すると種々の不具合を招く。 即ち、走行レンジにシフトした場合にスイッチがONL
、ない故障では、逆励磁モードに保持されてクラッチト
ルクが生じなくなり、発進不能となる。一方、これとは
逆に走行レンジのいずれか1つのスイッチが常にONし
た状態で故障することがあり、この場合は、PまたはN
レンジでのエンジン起動時に既に走行レンジがONして
おり、D。 DFiのスイッチがONしている場合には、発進特性の
クラッチ電流が生じ、またRスイッチ・がONしている
場合には、ドラッグ電流等によりクラッチトルクを生じ
る。 そのため、手動式の前後進切換装置では切換操作が困難
になり、無理なシフトレバ−操作により前後進切換装置
を破損する恐れがある。 このことから、シフト位置センサでは、走行レンジが常
にONする故障に対してそれを積極的に診断し、かつフ
ェイルセーフすることが必要である。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、シフ
ト位置センサの故障判定を的確に行い、シフト位置セン
サの故障による発進不能時、その異常箇所の表示を行い
、かつシフト機構の破損等を生じないようにフェイルセ
ーフする車両用自動クラッチの制御装置を提供すること
を目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、エンジン起動時に
はPまたはNレンジにシフトされ、シフト位置センサの
信号は正常時に必ずOFF状態に切換ねる点に着目して
いる。 すなわち電源投入後、シフト位置センサの各レンジ信号
のいずれかがON状態を続ける場合は、異常であると判
断できる。さらにシフトレバ−を動かして各レンジ信号
がONL、、ない場合は、異常と判定できる。 そこで、走行レンジのシフト位置を検出するセンサを有
し、走行レンジにおいてはシフト位置に応じたセンサの
信号によりクラッチトルクを発生させ、走行レンジ以外
ではセンサの信号によりクラッチトルクを零にする制御
系において、センサの信号がON・OFFの両方に切換
ねった場合に正常と判定する。そしてセンサの信号がO
N状態を続ける場合は故障と判定し、OFFのダミー信
号を出力してクラッチトルクを零にするするように構成
されている。 (作 用] 上記構成に基づき、走行レンジのシフト位置センサの信
号のON状態およびOFF状態の切換わり状filから
、故障診断される。さらに走行レンジ信号が常にON状
態で故障すると、OFFのダミー信号でクラッチトルク
が零になることで、シフト機構の操作不備も解消するよ
うになる。 こうして本発明では、的確に故障診断し、シフト操作を
無理に行って破損することを防止するようにフェイルセ
ーフすることが可能となる。 (実 施 例1 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図において、rR@クラッチにベルト式無段変速機
を組合わせた駆動系の全体構成について説明する。エン
ジン1は、電磁粉式クラップ2.′#後進切換装置3を
介して無段変速機4に連結し、無段変速機4から1組の
りダラシジンギヤ出力用力@6.ディフ7レンシセルギ
ャ1および車軸8を介して駆動軸9に伝動構成される。 電磁粉式クラッチ2は、エンジンクランク軸10にドラ
イブメンバ2aを、入力軸11にクラッチコイル2Cを
具備1ノだドリブンメンバ2bを有する。そしてクラッ
チコイル2Cに流れるクラッチ電流により両メンバ2a
、 2bの間のギャップに電磁粉を鎖状に結合1ノで集
積し、これによる結合力でクラッチ接断およびクラッチ
トルクを可変制御する。 館後進切換装置3は、入力軸11と変速機主軸12との
間にギN7とハブやスリーブにより同期噛合式に構成さ
れており、少なくとも入力軸11を主軸12に直結する
前進位置と、入力軸11の回転を逆転して主軸12に伝
達する後退位置とを有する。 無段変速機4は、主軸12とそれに平行配置され′た副
軸13とを有し、主軸12には油圧シリンダ14aを錨
えたプーリ間隔可変のプライマリプーリ14が、コ1軸
13には同様に油圧シリンダ15aを備えたセカンダリ
プーリ15が設番プられる。また、両プーリ14゜15
には駆動ベルト16が巻付けられ、両シリンダ14a
、 15aは油圧制御回路17に回路構成される。そし
て両シリンダ14a 、 15aには伝達トルクに応じ
たライン圧を供給してブーり押付力を付与し、プライマ
リ圧により駆動ベルト16のプーリ14.15に対する
さ付は径の比率を変えて無段階に変速制御するように構
成されている。 次いで、電磁粉式クラッチ2と無段変速@4の電子制御
系について説明する。エンジン1のエンジン回転数セン
サ19.無段変速機4のプライマリプーリとけカンダリ
ブーりの回転数センサ21.22゜エアコンやチョーク
の作動状況を検出するセンサ23、24を有する。また
、操作系のシフトレバ−25は、前後進切換l1ir1
13に機械的に結合しており、R,D、DSの各レンジ
を検出するシフト位置センサ28を有する。更に、アク
セルペダル27にはアクセル踏込み状態を検出するアク
セルスイッチ28を有し、スロットル弁銅にスロットル
開度センサ29を有する。 そして上記スイッチおよびセンサの種々の信号は、電子
制罪ユニット20に入力し、マイコン等を使用してソフ
ト的に処理される。そして電子制御ユニット20から出
力するクラッチυfill信号が電磁粉式クラッチ2に
、変速制御信号およびライン圧制御信号がm段変速l1
4の油圧III tlO回路17に入力して、各制御動
作を行うようになっている。 第2図においで、制御ユニット20の主に電磁クラッチ
制御系について説明する。 先ず、センサ21.22.29のプライマリブーり回転
数Np、セカンダリプーリ回転数Nsおよびスロットル
n度θの各信号は、変速速度制御1部30に入力し、変
速速度di/dtに応じた制御信号を出力する。また、
センサ19のエンジン回転数Ne、スロットルyA度θ
、実変速比1(NS/N1))の信号は、ライン圧制御
部31に入りし、目標ライン圧に応じた制御信号を出力
する。そしてこれらの制御信号は、無段変速機4にパノ
Jして、所定のライン圧に制御すると共に変速制御する
。 ’FfilTaクラッチー制御系においては、エンジン
回転aNeとシフト位置センナ26のR,D、Dsの走
行レンジの信号が入力丈る逆励laTニード判定部32
を有し、例えばN e < 300rpmの場合、また
はパーキング(P)、ニュートラル(N>レンジの場合
に逆励磁モードと判定し、出力判定部33により通常と
は逆向きの微少電流を流す。そしてgI磁粉式クラッチ
2の残留磁気を除いて完全に解放する。 また、この逆励磁モード判定部32の判定出力信号。 アクセルスイッチ28の踏込み信号およびセカンダリブ
ーり回転数センサ22の中速V信弓が入力する通電モー
ド判定部34を有し、発進等の走行状態を判別し、この
判別信号が、発進モード、ドラッグモードおよび直結モ
ードの各電流設定部35.36゜37に一人力する。 発進モード電′a設定部35は、通常の発進またはエア
コン、チョーク使用の発進の場合において、エンジン回
転数NO等との関係で発進特性を各別に設定する。そし
てスロットル間度θ、巾速V。 R,D、r)Sの各走行レンジにより発進特性を補正し
て、クラッチ電流を設定づる。ドラッグモード電流設定
部36は、R,D、DSの各レンジに15いて低車速で
アクセル開放の場合に微少のドラッグ′N1流を定め、
電磁粉式クラッチ2にドラッグトルクを生じてベルト、
駆動系のガタ詰めを行い、発進をスムーズに行う。また
このモードでは、Dレンジのクラップ−解放後の車両停
止直前までは零電流に定め、惰行性を確保する。直結モ
ード電流設定部37は、R,D、Dsの各レンジにおい
て車速Vとスロットル開度θの関係により直結電流を定
め、電磁粉式クラッチ2を完全係合し、かつ係合状態で
の節電を行う。これらの電流設定部35゜36、37の
出力信号は、出力判定部33に入力し、その指示に従っ
てクラッチ電流を定めるのであり、各モードのマツプは
第3図のようになる。 上記電磁クラッチ制御系において、シフト位置センサの
故障診断と7エイルセーフのII、If IIの実施例
を、第4図において説明する。 先ず、シフト位置センサ26としてR,D、DSの各走
行レンジのシフトを検出するスイッチ26a。 26b 、 26cを有し、これらの信号が故障診断・
フェイルセーフ制御l1部50のスイッチ異常判定部4
0に入力し、各スイッチ信号毎にそのON・OFFの切
換ねり状態から故障判定する。そして正常の場合は、セ
ンサ出力部41により上記スイッチ信号を逆励磁[−ド
判定部32J3よび発進モード電流設定部35.ドラッ
グモード電流設定部36.直結モード電流設定部37に
入力する。スイッチ26a 、 261) 。 26cのずべての信号がOFF状態の時、PまたはNレ
ンジと判断して逆励磁モードと判定する。逆励磁モード
以外の場合は、通電モード判定部34で判定した通電モ
ードにおいてセンサ出力部41からのR,D、Dsのレ
ンジ信号を考慮して、発進モード電流設定部35.ドラ
ッグモード電流設定部36゜直結モード電流設定N53
7でクラッチ電流を設定する。 一方、異常の場合は、表示部42により異常表示され、
更にフェイルセーフ判定PII43の指示でOFF信号
出力部44からセンサ出力部41にOFFのダミー信号
が入力する。そしてこのダミー信号により、センサ出力
部41では、実際は走行レンジにあっても強制的にその
走行レンジの信号をOFF状態とするための逆励磁モー
ド判定部32において逆励磁モードと判定するようにな
りている。 次いで、このように構成された制御l装置の例えばDレ
ンジの作用を、第5図のフローチャートを参照して説明
する。 先ず、電源投入時にステップS1でDレンジスイッチ2
6bの信号が判断され、正常にOFFする場合はステッ
プS3でOFFフラグがセットされ、ステップ84.8
5に進んでONフラグがセットされていない時、ステッ
プS7の異常表示を行う。 その後、発進時にDレンジにシフトした際にスイッチ2
6bの信号が正常にONに切換ねると、ステップS2で
ONフラグがセットされ、ステップS5からステップS
8に進んで正常表示されるのであり、こうしてスイッチ
信号がON・OFFに切換ねることで正常と判定する。 そしてこの正常時には、スイッチ信号がそのまま逆励磁
モード判定部32および発進モード電流設定部35.ド
ラッグモード電流設定部36.直結モード電流設定部3
7に入力して、逆励磁モード判定および各通電モードで
のクラッチ電流の設定を行う。 一方、電源投入時にスイッチ26bのOFF信号が出力
するが、Dレンジへのシフト時にもONに1[Iわらな
いで0FFL、続けると、ステップS7の異常表示が消
えないで残る。 更に、電源投入時にスイッチ26bがONになっている
場合は、ステップS2でONフラグがセットされ、ステ
ップS4のOFFフラグのセットがされないことにより
ステップ$6に進んでOFFのダミー信号を出力すると
共に、異常表示する。 このため逆励磁モード判定部32では、このダミー信号
により逆励磁モード判定してクラッチ2を解放するよう
にフェイルセーフすることになり、前後進切換[113
のシフトも自由に行うことが可能となる。 以上、Dレンジの場合について述べたが R9[)Sの
レンジでも同様に行われる。 なお、本発明は上記実施例のみに限定されるものではな
く、シフト位置のP、Nレンジを検出して行う場合でも
同様に適用できる。また、電磁クラッチ以外の自動クラ
ッチにも同様に適用可能である。
はPまたはNレンジにシフトされ、シフト位置センサの
信号は正常時に必ずOFF状態に切換ねる点に着目して
いる。 すなわち電源投入後、シフト位置センサの各レンジ信号
のいずれかがON状態を続ける場合は、異常であると判
断できる。さらにシフトレバ−を動かして各レンジ信号
がONL、、ない場合は、異常と判定できる。 そこで、走行レンジのシフト位置を検出するセンサを有
し、走行レンジにおいてはシフト位置に応じたセンサの
信号によりクラッチトルクを発生させ、走行レンジ以外
ではセンサの信号によりクラッチトルクを零にする制御
系において、センサの信号がON・OFFの両方に切換
ねった場合に正常と判定する。そしてセンサの信号がO
N状態を続ける場合は故障と判定し、OFFのダミー信
号を出力してクラッチトルクを零にするするように構成
されている。 (作 用] 上記構成に基づき、走行レンジのシフト位置センサの信
号のON状態およびOFF状態の切換わり状filから
、故障診断される。さらに走行レンジ信号が常にON状
態で故障すると、OFFのダミー信号でクラッチトルク
が零になることで、シフト機構の操作不備も解消するよ
うになる。 こうして本発明では、的確に故障診断し、シフト操作を
無理に行って破損することを防止するようにフェイルセ
ーフすることが可能となる。 (実 施 例1 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図において、rR@クラッチにベルト式無段変速機
を組合わせた駆動系の全体構成について説明する。エン
ジン1は、電磁粉式クラップ2.′#後進切換装置3を
介して無段変速機4に連結し、無段変速機4から1組の
りダラシジンギヤ出力用力@6.ディフ7レンシセルギ
ャ1および車軸8を介して駆動軸9に伝動構成される。 電磁粉式クラッチ2は、エンジンクランク軸10にドラ
イブメンバ2aを、入力軸11にクラッチコイル2Cを
具備1ノだドリブンメンバ2bを有する。そしてクラッ
チコイル2Cに流れるクラッチ電流により両メンバ2a
、 2bの間のギャップに電磁粉を鎖状に結合1ノで集
積し、これによる結合力でクラッチ接断およびクラッチ
トルクを可変制御する。 館後進切換装置3は、入力軸11と変速機主軸12との
間にギN7とハブやスリーブにより同期噛合式に構成さ
れており、少なくとも入力軸11を主軸12に直結する
前進位置と、入力軸11の回転を逆転して主軸12に伝
達する後退位置とを有する。 無段変速機4は、主軸12とそれに平行配置され′た副
軸13とを有し、主軸12には油圧シリンダ14aを錨
えたプーリ間隔可変のプライマリプーリ14が、コ1軸
13には同様に油圧シリンダ15aを備えたセカンダリ
プーリ15が設番プられる。また、両プーリ14゜15
には駆動ベルト16が巻付けられ、両シリンダ14a
、 15aは油圧制御回路17に回路構成される。そし
て両シリンダ14a 、 15aには伝達トルクに応じ
たライン圧を供給してブーり押付力を付与し、プライマ
リ圧により駆動ベルト16のプーリ14.15に対する
さ付は径の比率を変えて無段階に変速制御するように構
成されている。 次いで、電磁粉式クラッチ2と無段変速@4の電子制御
系について説明する。エンジン1のエンジン回転数セン
サ19.無段変速機4のプライマリプーリとけカンダリ
ブーりの回転数センサ21.22゜エアコンやチョーク
の作動状況を検出するセンサ23、24を有する。また
、操作系のシフトレバ−25は、前後進切換l1ir1
13に機械的に結合しており、R,D、DSの各レンジ
を検出するシフト位置センサ28を有する。更に、アク
セルペダル27にはアクセル踏込み状態を検出するアク
セルスイッチ28を有し、スロットル弁銅にスロットル
開度センサ29を有する。 そして上記スイッチおよびセンサの種々の信号は、電子
制罪ユニット20に入力し、マイコン等を使用してソフ
ト的に処理される。そして電子制御ユニット20から出
力するクラッチυfill信号が電磁粉式クラッチ2に
、変速制御信号およびライン圧制御信号がm段変速l1
4の油圧III tlO回路17に入力して、各制御動
作を行うようになっている。 第2図においで、制御ユニット20の主に電磁クラッチ
制御系について説明する。 先ず、センサ21.22.29のプライマリブーり回転
数Np、セカンダリプーリ回転数Nsおよびスロットル
n度θの各信号は、変速速度制御1部30に入力し、変
速速度di/dtに応じた制御信号を出力する。また、
センサ19のエンジン回転数Ne、スロットルyA度θ
、実変速比1(NS/N1))の信号は、ライン圧制御
部31に入りし、目標ライン圧に応じた制御信号を出力
する。そしてこれらの制御信号は、無段変速機4にパノ
Jして、所定のライン圧に制御すると共に変速制御する
。 ’FfilTaクラッチー制御系においては、エンジン
回転aNeとシフト位置センナ26のR,D、Dsの走
行レンジの信号が入力丈る逆励laTニード判定部32
を有し、例えばN e < 300rpmの場合、また
はパーキング(P)、ニュートラル(N>レンジの場合
に逆励磁モードと判定し、出力判定部33により通常と
は逆向きの微少電流を流す。そしてgI磁粉式クラッチ
2の残留磁気を除いて完全に解放する。 また、この逆励磁モード判定部32の判定出力信号。 アクセルスイッチ28の踏込み信号およびセカンダリブ
ーり回転数センサ22の中速V信弓が入力する通電モー
ド判定部34を有し、発進等の走行状態を判別し、この
判別信号が、発進モード、ドラッグモードおよび直結モ
ードの各電流設定部35.36゜37に一人力する。 発進モード電′a設定部35は、通常の発進またはエア
コン、チョーク使用の発進の場合において、エンジン回
転数NO等との関係で発進特性を各別に設定する。そし
てスロットル間度θ、巾速V。 R,D、r)Sの各走行レンジにより発進特性を補正し
て、クラッチ電流を設定づる。ドラッグモード電流設定
部36は、R,D、DSの各レンジに15いて低車速で
アクセル開放の場合に微少のドラッグ′N1流を定め、
電磁粉式クラッチ2にドラッグトルクを生じてベルト、
駆動系のガタ詰めを行い、発進をスムーズに行う。また
このモードでは、Dレンジのクラップ−解放後の車両停
止直前までは零電流に定め、惰行性を確保する。直結モ
ード電流設定部37は、R,D、Dsの各レンジにおい
て車速Vとスロットル開度θの関係により直結電流を定
め、電磁粉式クラッチ2を完全係合し、かつ係合状態で
の節電を行う。これらの電流設定部35゜36、37の
出力信号は、出力判定部33に入力し、その指示に従っ
てクラッチ電流を定めるのであり、各モードのマツプは
第3図のようになる。 上記電磁クラッチ制御系において、シフト位置センサの
故障診断と7エイルセーフのII、If IIの実施例
を、第4図において説明する。 先ず、シフト位置センサ26としてR,D、DSの各走
行レンジのシフトを検出するスイッチ26a。 26b 、 26cを有し、これらの信号が故障診断・
フェイルセーフ制御l1部50のスイッチ異常判定部4
0に入力し、各スイッチ信号毎にそのON・OFFの切
換ねり状態から故障判定する。そして正常の場合は、セ
ンサ出力部41により上記スイッチ信号を逆励磁[−ド
判定部32J3よび発進モード電流設定部35.ドラッ
グモード電流設定部36.直結モード電流設定部37に
入力する。スイッチ26a 、 261) 。 26cのずべての信号がOFF状態の時、PまたはNレ
ンジと判断して逆励磁モードと判定する。逆励磁モード
以外の場合は、通電モード判定部34で判定した通電モ
ードにおいてセンサ出力部41からのR,D、Dsのレ
ンジ信号を考慮して、発進モード電流設定部35.ドラ
ッグモード電流設定部36゜直結モード電流設定N53
7でクラッチ電流を設定する。 一方、異常の場合は、表示部42により異常表示され、
更にフェイルセーフ判定PII43の指示でOFF信号
出力部44からセンサ出力部41にOFFのダミー信号
が入力する。そしてこのダミー信号により、センサ出力
部41では、実際は走行レンジにあっても強制的にその
走行レンジの信号をOFF状態とするための逆励磁モー
ド判定部32において逆励磁モードと判定するようにな
りている。 次いで、このように構成された制御l装置の例えばDレ
ンジの作用を、第5図のフローチャートを参照して説明
する。 先ず、電源投入時にステップS1でDレンジスイッチ2
6bの信号が判断され、正常にOFFする場合はステッ
プS3でOFFフラグがセットされ、ステップ84.8
5に進んでONフラグがセットされていない時、ステッ
プS7の異常表示を行う。 その後、発進時にDレンジにシフトした際にスイッチ2
6bの信号が正常にONに切換ねると、ステップS2で
ONフラグがセットされ、ステップS5からステップS
8に進んで正常表示されるのであり、こうしてスイッチ
信号がON・OFFに切換ねることで正常と判定する。 そしてこの正常時には、スイッチ信号がそのまま逆励磁
モード判定部32および発進モード電流設定部35.ド
ラッグモード電流設定部36.直結モード電流設定部3
7に入力して、逆励磁モード判定および各通電モードで
のクラッチ電流の設定を行う。 一方、電源投入時にスイッチ26bのOFF信号が出力
するが、Dレンジへのシフト時にもONに1[Iわらな
いで0FFL、続けると、ステップS7の異常表示が消
えないで残る。 更に、電源投入時にスイッチ26bがONになっている
場合は、ステップS2でONフラグがセットされ、ステ
ップS4のOFFフラグのセットがされないことにより
ステップ$6に進んでOFFのダミー信号を出力すると
共に、異常表示する。 このため逆励磁モード判定部32では、このダミー信号
により逆励磁モード判定してクラッチ2を解放するよう
にフェイルセーフすることになり、前後進切換[113
のシフトも自由に行うことが可能となる。 以上、Dレンジの場合について述べたが R9[)Sの
レンジでも同様に行われる。 なお、本発明は上記実施例のみに限定されるものではな
く、シフト位置のP、Nレンジを検出して行う場合でも
同様に適用できる。また、電磁クラッチ以外の自動クラ
ッチにも同様に適用可能である。
以上述べてきたように、本発明によれば、シフト位置セ
ンサの故障を電源没入時に診断して表示するので、点検
、修理が容易になり、サービス性が向上する。 電源投入時にシフ[・位はセンサの信号が走行レンジの
場合は、ダミー信号によりクラッチを解放するようにフ
ェイルセーフするので、シフト操作を無理に行って破損
する恐れがなくなる。
ンサの故障を電源没入時に診断して表示するので、点検
、修理が容易になり、サービス性が向上する。 電源投入時にシフ[・位はセンサの信号が走行レンジの
場合は、ダミー信号によりクラッチを解放するようにフ
ェイルセーフするので、シフト操作を無理に行って破損
する恐れがなくなる。
第1図は本発明の制御装置の実施例を示す全体の構成図
、第2図は電子e+mt系の全体のブロック図、第3図
は各モードのマツプ図、第4図は要部のブロック図、第
5図はフローチャート図である。 2・・・電磁粉式クラッチ、20・・・電子υJ御ユニ
ット、26・・・シフト・位置センサ、26a・・・R
レンジスイッチ、26b・・・Dレンジスイップ、26
C・・・Osレンジスイッチ、40・・・スイッチ異常
判定部、43・・・フェイルセーフ判定部、44・・・
OFF信号出力部、50・・・故障診断・フェイルセー
フ制御部。 手続補正書(自発) 1.’llN’lの表示 昭和61年特 許 願第098656号2、発明の名称 重両用自動クラッチの制御装置 3、補正をする者 事件との関係 特 許 出願人 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 4、代理人 5、補正の対象 明1書全文 6、補正の内容 明細書全文を別紙のとJ3り補正する。 (補正) 明 細 棗 1、発明の名称 車両用自動クラッチの制御装置2、特
許請求の範囲 (1)走行レンジのシフト位置を検出するセンサを有し
、走行レンジにおいてはシフト位置に応じたセンサの信
号によりクラッチトルクを発生させ、走行レンジ以外で
はセンサの信号によりクラッチトルクを零にする制御系
において、 センサの信号がON・OFFの両方に切換ねった場合に
正常と判定する車両用自動クラッチの制御装置。 (2) ffl源投入後、センサの信号が走行レンジ
状態を続ける場合は故障と判定し、走行レンジ以外のダ
ミー信号を出力してクラッチトルクを零にする特許請求
の範囲第1項記載の車両用自動クラッチの制御装置。 3、発明の詳細な説明
、第2図は電子e+mt系の全体のブロック図、第3図
は各モードのマツプ図、第4図は要部のブロック図、第
5図はフローチャート図である。 2・・・電磁粉式クラッチ、20・・・電子υJ御ユニ
ット、26・・・シフト・位置センサ、26a・・・R
レンジスイッチ、26b・・・Dレンジスイップ、26
C・・・Osレンジスイッチ、40・・・スイッチ異常
判定部、43・・・フェイルセーフ判定部、44・・・
OFF信号出力部、50・・・故障診断・フェイルセー
フ制御部。 手続補正書(自発) 1.’llN’lの表示 昭和61年特 許 願第098656号2、発明の名称 重両用自動クラッチの制御装置 3、補正をする者 事件との関係 特 許 出願人 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 4、代理人 5、補正の対象 明1書全文 6、補正の内容 明細書全文を別紙のとJ3り補正する。 (補正) 明 細 棗 1、発明の名称 車両用自動クラッチの制御装置2、特
許請求の範囲 (1)走行レンジのシフト位置を検出するセンサを有し
、走行レンジにおいてはシフト位置に応じたセンサの信
号によりクラッチトルクを発生させ、走行レンジ以外で
はセンサの信号によりクラッチトルクを零にする制御系
において、 センサの信号がON・OFFの両方に切換ねった場合に
正常と判定する車両用自動クラッチの制御装置。 (2) ffl源投入後、センサの信号が走行レンジ
状態を続ける場合は故障と判定し、走行レンジ以外のダ
ミー信号を出力してクラッチトルクを零にする特許請求
の範囲第1項記載の車両用自動クラッチの制御装置。 3、発明の詳細な説明
本発明は、車両の駆動系に設けられてクラッチトルクを
電子制御する自動クラッチの制御装置に関し、詳しくは
、シフト位置センサの故障診断とそのフェイルセーフに
関するものである。 この種の車両用自動クラッチを、例えば電磁クラッチを
対重としたものに関して、本件出願人により既に多数提
案されている。その大部分は、発進時等の過渡状態、ク
ラッチ直結後の定常状態において、アクセルペダルやシ
フトレバ−の操作。 走行条件、エンジン状態等との関係でクラッチトルクを
R適制御し、更にマニュアル変速機またはベルト式無段
変速機との組合わせにおいてそれに適した制御を行うも
のである。 特に近年、エンジンのみならず駆動系のクラツヂ、変速
機等の電子制御化が進んで来ており、自動クラッチにお
いても更に一層きめ細かく制御する傾向にある。
電子制御する自動クラッチの制御装置に関し、詳しくは
、シフト位置センサの故障診断とそのフェイルセーフに
関するものである。 この種の車両用自動クラッチを、例えば電磁クラッチを
対重としたものに関して、本件出願人により既に多数提
案されている。その大部分は、発進時等の過渡状態、ク
ラッチ直結後の定常状態において、アクセルペダルやシ
フトレバ−の操作。 走行条件、エンジン状態等との関係でクラッチトルクを
R適制御し、更にマニュアル変速機またはベルト式無段
変速機との組合わせにおいてそれに適した制御を行うも
のである。 特に近年、エンジンのみならず駆動系のクラツヂ、変速
機等の電子制御化が進んで来ており、自動クラッチにお
いても更に一層きめ細かく制御する傾向にある。
従来、上記車両用自動クラッチの制御に関しては、例え
ば特開昭60−1612244公報の先行技術がある。 ここで、シフト位置としてパーキング(P)ニュートラ
ル<N)および走行レンジのリバース(R〉、ドライブ
(D)、スポーティドライブ(DS >を有し、シフト
位置センサはR9D、Dsの各走行レンジ毎のス・イッ
ヂを右する。 そしてすべてのレンジのスイッチがOFFしている場合
は、PまたはNレンジと判断して逆励磁モードにし、ク
ラッチトルクを零にする。またスイッチのいずれか1つ
がONL、でいる場合は、走行レンジにシフトされもの
であり、通電モードに切換え、ドラッグ電流1允進電流
を流してクラッチトルクを生じることが示されている。
ば特開昭60−1612244公報の先行技術がある。 ここで、シフト位置としてパーキング(P)ニュートラ
ル<N)および走行レンジのリバース(R〉、ドライブ
(D)、スポーティドライブ(DS >を有し、シフト
位置センサはR9D、Dsの各走行レンジ毎のス・イッ
ヂを右する。 そしてすべてのレンジのスイッチがOFFしている場合
は、PまたはNレンジと判断して逆励磁モードにし、ク
ラッチトルクを零にする。またスイッチのいずれか1つ
がONL、でいる場合は、走行レンジにシフトされもの
であり、通電モードに切換え、ドラッグ電流1允進電流
を流してクラッチトルクを生じることが示されている。
【発明が解決しようとする問題点]
上記先行技術のものにあっては、走行レンジスイッチの
0N−OFFでクラッチトルクの発生の有無を決めるた
め、それが故障すると種々の不具合を招く。 即ち、走行レンジにシフトした場合にスイッチがONL
ない故障では、逆励磁モードに保持されてクラッチトル
クが生じなくなり、発進不能となる。一方、これとは逆
に走行レンジのいずれか1つのスイッチが常にONL、
た状態で故障することがあり、この場合は、PまたはN
レンジでのエンジン起動時に既に走行レンジがONt、
ており、アクセル踏込時には、発進特性のクラッチ電流
が生じ、またアクセル開放時には、ドラッグ電流により
クラッチトルクを生じる。 そのため、手動式の前後進切換装置では切換操作が困難
になり、無理なシフトレバ−操作により前後進切換装置
を破損する恐れがある。 このことから、シフト位置センサでは、走行レンジが常
にONする故障に対してそれを積極的に診断し、かつフ
ェイルセーフすることが必要である。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、シフ
ト位置センサの故障判定を的確に行い、シフト位置セン
サの故障による発進不能時、その異常箇所の表示を行い
、かつシフト機構の破損等を生じないようにフェイルセ
ーフする車両用自動クラッチの制御装置を提供すること
を目的としている。 【問題点を解決するための手段】 上記目的を達成するため、本発明は、エンジン起動時に
はPまたはNレンジにシフトされ、シフト位置センサの
信号は正常時に必ずOFF状態に切換ねる点に着目して
いる。 すなわち電源投入侵、シフト位置センサの各レンジ信号
のいずれかがON状態を続ける場合は、異常であると判
断できる。さらにシフトレバ−を勅かして各レンジ信号
がONLない場合は、異常ど判定できる。 そこで、走行レンジのシフト位置を検出するセンサを有
し、走行レンジにおいてはシフト位置に応じたセンサの
信号によりクラッチトルクを発生させ、走行レンジ以外
ではセンサのイを号によりクラッチトルクを零にする制
御系において、センサの信号が0N−OFFの両方に切
換ねった場合に正常と判定する。そして[ンサの信号が
ON状態を続ける場合は故障と判定し、OFFのグミ−
信号を出力してクラッチトルクを零にするするように構
成されている。
0N−OFFでクラッチトルクの発生の有無を決めるた
め、それが故障すると種々の不具合を招く。 即ち、走行レンジにシフトした場合にスイッチがONL
ない故障では、逆励磁モードに保持されてクラッチトル
クが生じなくなり、発進不能となる。一方、これとは逆
に走行レンジのいずれか1つのスイッチが常にONL、
た状態で故障することがあり、この場合は、PまたはN
レンジでのエンジン起動時に既に走行レンジがONt、
ており、アクセル踏込時には、発進特性のクラッチ電流
が生じ、またアクセル開放時には、ドラッグ電流により
クラッチトルクを生じる。 そのため、手動式の前後進切換装置では切換操作が困難
になり、無理なシフトレバ−操作により前後進切換装置
を破損する恐れがある。 このことから、シフト位置センサでは、走行レンジが常
にONする故障に対してそれを積極的に診断し、かつフ
ェイルセーフすることが必要である。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、シフ
ト位置センサの故障判定を的確に行い、シフト位置セン
サの故障による発進不能時、その異常箇所の表示を行い
、かつシフト機構の破損等を生じないようにフェイルセ
ーフする車両用自動クラッチの制御装置を提供すること
を目的としている。 【問題点を解決するための手段】 上記目的を達成するため、本発明は、エンジン起動時に
はPまたはNレンジにシフトされ、シフト位置センサの
信号は正常時に必ずOFF状態に切換ねる点に着目して
いる。 すなわち電源投入侵、シフト位置センサの各レンジ信号
のいずれかがON状態を続ける場合は、異常であると判
断できる。さらにシフトレバ−を勅かして各レンジ信号
がONLない場合は、異常ど判定できる。 そこで、走行レンジのシフト位置を検出するセンサを有
し、走行レンジにおいてはシフト位置に応じたセンサの
信号によりクラッチトルクを発生させ、走行レンジ以外
ではセンサのイを号によりクラッチトルクを零にする制
御系において、センサの信号が0N−OFFの両方に切
換ねった場合に正常と判定する。そして[ンサの信号が
ON状態を続ける場合は故障と判定し、OFFのグミ−
信号を出力してクラッチトルクを零にするするように構
成されている。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、21!磁クラツチにベルト式無段変速
機を組合わせた駆動系の全体構成について説明する。エ
ンジン1は、m磁粉式クラッチ20前後進切換装置3を
介して無段変速機4に連結し、無段変速機4から1組の
りダクションギャ5.出力軸6.ディファレンシャルギ
ヤ7および車軸8を介して駆動@9に伝動構成される。 N11粉式クラッチ2は、エンジンクランク軸10にド
ライブメンバ2aを、入力軸11にクラッチコイル2G
を具備したドリブンメンバ2bをイ1する。そしてクラ
ッチ−コイル2Cに流れるクラッチ電流により両メンバ
2a、 2bの間のギャップに1[磁粉を鎖状に結合し
て重積し、これによる結合力でクラッチ接際A3よびク
ラッヂトルクを可変制御する。 前1u進切換装置3は、入力軸11と変速機主軸12ど
の間にギヤとハブやスリーブにより同期噛合式に構成さ
れており、少なくとも入力軸11を主軸12に直結する
+)ff進位置と、入力軸11の回転を逆転して主軸1
2に伝達する後退位置とを有する。 無段変速機4は、主軸12とそれに平行配置された副@
13とを有し、主軸12には油圧シリンダ14aを備え
たプーリ間隔可変のプライマリプーリ14が、副軸13
には同様に油圧シリンダ15aを備えたセカンダリブー
リ15が設けられる。また、両プーリ14゜15には駆
動ベルト16が巻付けられ、両シリング14日、 15
aは油圧制御回路17に回路構成される。そして両シリ
ンダi4a 、 15aには伝達トルクに応じたライン
圧を供給してプーリ押付力を付与し、プライマリ圧によ
り駆動ベル[・16のプーリ14.15に対する巻付は
径の比率を変えて無段階に変速制御するように構成され
ている。 次いで、電磁粉式クラッチ2と無段変速機4の電子制御
系について説明する。エンジン1のエンジン回転数セン
サ19.無段変速機4のブライマリブーりとセカンダリ
ブーりの回転数センサ21.22゜エアコンやチョーク
の作動状況を検出するセンサ23、24を有する。また
、操作系のシフトレバ−25は、耐後進切換装置13に
機械的に結合しており、R,D、Dsの各レンジを検出
するシフト位置センサ26を有する。更に、アクセルペ
ダル27にはアクセル踏込み状態を検出するアクセルス
イッチ28を有し、スロットル弁銅にスロットル開度セ
ンサ29を有する。 そして上記スイッチおよびセンサの種々の信号は、電子
制御ユニット20に入力し、マイコン等を使用してソフ
ト的に処理される。そして電子1tiltllユニツト
20から出力するクラッチ制御信号が電磁粉式クラッチ
2に、変速制御信号およびライン圧制御信8が無段変速
機4の油圧制御回路17に入力して、各制御動作を行う
ようになっている。 第2図において、制御ユニット20の主に電磁クラッチ
制御系について説明する。 先ず、センサ21.22.29のブライマリブーり回転
数NO,セカンダリプーリ回転数Nsおよびスロットル
開度θの各信号は、変速速度制御部30に入力し、変速
速度di/dtに応じた制御信号を出力する。また、セ
ンサ19のエンジン回転数Ne、スロットルUrI度θ
、実変速比i (N3 /Nl+ )の信号は、ライ
ン圧制御部31に入力し、目標ライン圧に応じた制御信
号を出力する。そしてこれらの制御信号は、無段変速機
4に入力して、所定のライン圧に制御すると共に変速制
御する。 電磁クラッチ制W系においては、エンジン回転数Neと
シフト位置センサ26のR,D、O8の走行レンジの信
号が入ノコする逆励磁モード判定部32を有し、例えば
N e < 30Orpmの場合、またはパーキング(
P)、ニュートラル(N>レンジの場合に逆励磁モード
と判定し、出力判定部33により通常とは逆向きの微少
電流を流す。そして電磁粉式クラッチ2の残留磁気を除
いて完全に解放する。 また、この逆励磁モード判定部32の判定出力信号。 アクセルスイッチ28の踏込み信号およびセカンダリブ
ーり回転数センサ22の車速V信号が入力する通電モー
ド判定部34を有し、発進等の走行状態を判別し、この
判別信号が、発進モード、ドラッグモードおよび直結モ
ードの各電流設定部35.36゜37に入力する。 発進モード電流設定部35は、通常の発進またはエアコ
ン、チョーク使用の発進の場合において、エンジン回転
数NO等との関係で発進特性を各別に設定する。そして
スロットル間度θ、車速V。 R,D、[)sの各走行レンジにより発進特性を補正し
て、クラッチ電流を設定する。ドラッグモード電流設定
部36は、R,D、DSの各レンジにおいて低車速でア
クセル開放の場合に微少のドラッグ電流を定め、電磁粉
式クラッチ2にドラッグトルクを生じてベルト、駆動系
のガタ詰めを行い、発進をスムーズに行う。またこのモ
ードでは、Dレンジのクラッチ解tIi後の車両停止直
前までは零電流に定め、惰行性を確保する。直結モード
電流設定部37は、R,D、Dsの各レンジにおいて車
速Vとスロットル開度θの関係により直結電流を定め、
ff1fa粉式クラッヂ2を完全係合し、かつ係合状態
でのi電を行う。これらの電流設定部35゜36、37
の出力信号は、出力判定部33に入力し、その指示に従
ってクラッチ電流を定めるのであり、各モードのマツプ
は第3図のようになる。 上記電磁クラッヂ制御系において、シフト位置センサの
故障診断とフェイルセーフの制御の実施例を、第4図に
おいて説明する。 先ず、シフト位置センサ26としてR,D、Dsの各走
行レンジのシフトを検出するスイッチ26a。 261+ 、 26cを有し、これらの信号が故障診断
・フェイルセーフ制御部50のスイッチ異常判定部40
に入力し、各スイッチ信号毎にその0N−OFFの切換
わり状態から故障判定する。そして正常の場合は、セン
サ出力部41により上記スイッチ信号を逆励磁モード判
定部32および発進モード電流設定部35.ドラッグモ
ード電流設定部36.直結モード電流設定部37に入力
する。スイッチ26a 、 26b 。 26cのすべての信号がOFF状悪の時、PまたはNレ
ンジと判断して逆励磁モードと判定する。逆励磁モード
以外の場合は、通電モード判定部34で判定した通電モ
ードにおいてセンサ出力部41がらのR,D、DSのレ
ンジ信号を考慮して、発進モード電流設定部35.ドラ
ッグモード電流設定部36゜直結モード電流設定部37
でクラッチ電流を設定する。 一方、異常の場合は、表示部42により異常表示され、
更にフェイルセーフ判定部43の指示でOFF信号出力
部44からセンサ出力部41にOFFのダミー信号が入
力する。そしてこのダミー信号により、センサ出力部4
1では、実際は走行レンジにあっても強制的にその走行
レンジの信号をOFF状態とするための逆励磁モード判
定部32において逆励磁モードと判定するようになって
いる。 次いで、このように構成された制御装置の例えばDレン
ジの作用を、15図のフローチャートを参照して説明す
る。 先ず、電源投入時にステップS1でDレンジスイッチ2
6bの信号が判断され、正常にOFFする場合はステッ
プS3でOFFフラグがセットされ、ステップ84.8
5に進んでONフラグがセットされていない時、ステッ
プS7の異常表示を行う。 その後、発進時にDレンジにシフトした際にスイン7−
261)の信号が正常にONに切換ねると、ステップS
2でONフラグがセットされ、ステップS5からステッ
プS8に進んで正常表示されるのであり、こうしてスイ
ッチ信号が0N−OFFに切換ねることで正常と判定す
る。そしてこの正常時には、スイッチ信号がそのまま逆
励磁モード判定部32および発進モード電流設定部35
.ドラッグモード電流設定部36.直結モード電流設定
部37に入力して、逆励磁モード判定および各通′RT
ニードでのクラッチ電流の設定を行う。 一方、電源投入時にスイッチ26bのOFF信丹信号力
するが、Dレンジへのシフト時にもONに切換わらない
で0FFL続けると、ステップS7の異常表示が消えな
いで残る。 更に、電源投入時にスイッチ261)がONになってい
る場合は、ステップS2でONフラグがセットされ、ス
テップS4のOFFフラグのセットがされないことによ
りステップS6に進んでOFFのダミー信号を出力する
と共に、異常表示する。 このため逆励磁モード判定部32では、このダミー信号
により逆励磁モード判定してクラッチ2を解放するよう
にフェイルセーフすることになり、前後適切換装@3の
シフトも自由に行うことが可能となる。 以上、Dレンジの場合について述べたが、RI[)Sの
レンジでも同様に行われる。 なお、本発明は上記実施例のみに限定されるものではな
く、シフト位置のP、Nレンジを検出して行う場合でも
同様に適用できる。また、電磁クラッチ以外の自動クラ
ッチにも同様に適用可能である。
機を組合わせた駆動系の全体構成について説明する。エ
ンジン1は、m磁粉式クラッチ20前後進切換装置3を
介して無段変速機4に連結し、無段変速機4から1組の
りダクションギャ5.出力軸6.ディファレンシャルギ
ヤ7および車軸8を介して駆動@9に伝動構成される。 N11粉式クラッチ2は、エンジンクランク軸10にド
ライブメンバ2aを、入力軸11にクラッチコイル2G
を具備したドリブンメンバ2bをイ1する。そしてクラ
ッチ−コイル2Cに流れるクラッチ電流により両メンバ
2a、 2bの間のギャップに1[磁粉を鎖状に結合し
て重積し、これによる結合力でクラッチ接際A3よびク
ラッヂトルクを可変制御する。 前1u進切換装置3は、入力軸11と変速機主軸12ど
の間にギヤとハブやスリーブにより同期噛合式に構成さ
れており、少なくとも入力軸11を主軸12に直結する
+)ff進位置と、入力軸11の回転を逆転して主軸1
2に伝達する後退位置とを有する。 無段変速機4は、主軸12とそれに平行配置された副@
13とを有し、主軸12には油圧シリンダ14aを備え
たプーリ間隔可変のプライマリプーリ14が、副軸13
には同様に油圧シリンダ15aを備えたセカンダリブー
リ15が設けられる。また、両プーリ14゜15には駆
動ベルト16が巻付けられ、両シリング14日、 15
aは油圧制御回路17に回路構成される。そして両シリ
ンダi4a 、 15aには伝達トルクに応じたライン
圧を供給してプーリ押付力を付与し、プライマリ圧によ
り駆動ベル[・16のプーリ14.15に対する巻付は
径の比率を変えて無段階に変速制御するように構成され
ている。 次いで、電磁粉式クラッチ2と無段変速機4の電子制御
系について説明する。エンジン1のエンジン回転数セン
サ19.無段変速機4のブライマリブーりとセカンダリ
ブーりの回転数センサ21.22゜エアコンやチョーク
の作動状況を検出するセンサ23、24を有する。また
、操作系のシフトレバ−25は、耐後進切換装置13に
機械的に結合しており、R,D、Dsの各レンジを検出
するシフト位置センサ26を有する。更に、アクセルペ
ダル27にはアクセル踏込み状態を検出するアクセルス
イッチ28を有し、スロットル弁銅にスロットル開度セ
ンサ29を有する。 そして上記スイッチおよびセンサの種々の信号は、電子
制御ユニット20に入力し、マイコン等を使用してソフ
ト的に処理される。そして電子1tiltllユニツト
20から出力するクラッチ制御信号が電磁粉式クラッチ
2に、変速制御信号およびライン圧制御信8が無段変速
機4の油圧制御回路17に入力して、各制御動作を行う
ようになっている。 第2図において、制御ユニット20の主に電磁クラッチ
制御系について説明する。 先ず、センサ21.22.29のブライマリブーり回転
数NO,セカンダリプーリ回転数Nsおよびスロットル
開度θの各信号は、変速速度制御部30に入力し、変速
速度di/dtに応じた制御信号を出力する。また、セ
ンサ19のエンジン回転数Ne、スロットルUrI度θ
、実変速比i (N3 /Nl+ )の信号は、ライ
ン圧制御部31に入力し、目標ライン圧に応じた制御信
号を出力する。そしてこれらの制御信号は、無段変速機
4に入力して、所定のライン圧に制御すると共に変速制
御する。 電磁クラッチ制W系においては、エンジン回転数Neと
シフト位置センサ26のR,D、O8の走行レンジの信
号が入ノコする逆励磁モード判定部32を有し、例えば
N e < 30Orpmの場合、またはパーキング(
P)、ニュートラル(N>レンジの場合に逆励磁モード
と判定し、出力判定部33により通常とは逆向きの微少
電流を流す。そして電磁粉式クラッチ2の残留磁気を除
いて完全に解放する。 また、この逆励磁モード判定部32の判定出力信号。 アクセルスイッチ28の踏込み信号およびセカンダリブ
ーり回転数センサ22の車速V信号が入力する通電モー
ド判定部34を有し、発進等の走行状態を判別し、この
判別信号が、発進モード、ドラッグモードおよび直結モ
ードの各電流設定部35.36゜37に入力する。 発進モード電流設定部35は、通常の発進またはエアコ
ン、チョーク使用の発進の場合において、エンジン回転
数NO等との関係で発進特性を各別に設定する。そして
スロットル間度θ、車速V。 R,D、[)sの各走行レンジにより発進特性を補正し
て、クラッチ電流を設定する。ドラッグモード電流設定
部36は、R,D、DSの各レンジにおいて低車速でア
クセル開放の場合に微少のドラッグ電流を定め、電磁粉
式クラッチ2にドラッグトルクを生じてベルト、駆動系
のガタ詰めを行い、発進をスムーズに行う。またこのモ
ードでは、Dレンジのクラッチ解tIi後の車両停止直
前までは零電流に定め、惰行性を確保する。直結モード
電流設定部37は、R,D、Dsの各レンジにおいて車
速Vとスロットル開度θの関係により直結電流を定め、
ff1fa粉式クラッヂ2を完全係合し、かつ係合状態
でのi電を行う。これらの電流設定部35゜36、37
の出力信号は、出力判定部33に入力し、その指示に従
ってクラッチ電流を定めるのであり、各モードのマツプ
は第3図のようになる。 上記電磁クラッヂ制御系において、シフト位置センサの
故障診断とフェイルセーフの制御の実施例を、第4図に
おいて説明する。 先ず、シフト位置センサ26としてR,D、Dsの各走
行レンジのシフトを検出するスイッチ26a。 261+ 、 26cを有し、これらの信号が故障診断
・フェイルセーフ制御部50のスイッチ異常判定部40
に入力し、各スイッチ信号毎にその0N−OFFの切換
わり状態から故障判定する。そして正常の場合は、セン
サ出力部41により上記スイッチ信号を逆励磁モード判
定部32および発進モード電流設定部35.ドラッグモ
ード電流設定部36.直結モード電流設定部37に入力
する。スイッチ26a 、 26b 。 26cのすべての信号がOFF状悪の時、PまたはNレ
ンジと判断して逆励磁モードと判定する。逆励磁モード
以外の場合は、通電モード判定部34で判定した通電モ
ードにおいてセンサ出力部41がらのR,D、DSのレ
ンジ信号を考慮して、発進モード電流設定部35.ドラ
ッグモード電流設定部36゜直結モード電流設定部37
でクラッチ電流を設定する。 一方、異常の場合は、表示部42により異常表示され、
更にフェイルセーフ判定部43の指示でOFF信号出力
部44からセンサ出力部41にOFFのダミー信号が入
力する。そしてこのダミー信号により、センサ出力部4
1では、実際は走行レンジにあっても強制的にその走行
レンジの信号をOFF状態とするための逆励磁モード判
定部32において逆励磁モードと判定するようになって
いる。 次いで、このように構成された制御装置の例えばDレン
ジの作用を、15図のフローチャートを参照して説明す
る。 先ず、電源投入時にステップS1でDレンジスイッチ2
6bの信号が判断され、正常にOFFする場合はステッ
プS3でOFFフラグがセットされ、ステップ84.8
5に進んでONフラグがセットされていない時、ステッ
プS7の異常表示を行う。 その後、発進時にDレンジにシフトした際にスイン7−
261)の信号が正常にONに切換ねると、ステップS
2でONフラグがセットされ、ステップS5からステッ
プS8に進んで正常表示されるのであり、こうしてスイ
ッチ信号が0N−OFFに切換ねることで正常と判定す
る。そしてこの正常時には、スイッチ信号がそのまま逆
励磁モード判定部32および発進モード電流設定部35
.ドラッグモード電流設定部36.直結モード電流設定
部37に入力して、逆励磁モード判定および各通′RT
ニードでのクラッチ電流の設定を行う。 一方、電源投入時にスイッチ26bのOFF信丹信号力
するが、Dレンジへのシフト時にもONに切換わらない
で0FFL続けると、ステップS7の異常表示が消えな
いで残る。 更に、電源投入時にスイッチ261)がONになってい
る場合は、ステップS2でONフラグがセットされ、ス
テップS4のOFFフラグのセットがされないことによ
りステップS6に進んでOFFのダミー信号を出力する
と共に、異常表示する。 このため逆励磁モード判定部32では、このダミー信号
により逆励磁モード判定してクラッチ2を解放するよう
にフェイルセーフすることになり、前後適切換装@3の
シフトも自由に行うことが可能となる。 以上、Dレンジの場合について述べたが、RI[)Sの
レンジでも同様に行われる。 なお、本発明は上記実施例のみに限定されるものではな
く、シフト位置のP、Nレンジを検出して行う場合でも
同様に適用できる。また、電磁クラッチ以外の自動クラ
ッチにも同様に適用可能である。
以上述べてきたように、本発明によれば、シフト位置は
ンサの故障を電源投入時に診断して表示するので、点検
、躇埋が容易になり、ナービス性が向上する。 電源投入時にシフト位置センサの信号が走行レンジの場
合は、ダミー信号によりクラッチを解放するようにフェ
イルセーフするので、シフト操作を無理に行って破損す
る恐れがなくなる。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明の制wJ装瞠の実施例を示ず全体の構成
図、第2図は電子制御系の全体のブロック図、第3図は
各モードのマツプ図、第4図は要部のブロック図、第5
図はフローチャート図である。 2・・・電磁粉式クラッチ、20・・・電子制御ユニッ
ト、26・・・シフト位置センサ、26a・・・Rレン
ジスイッチ、261)・・・Dレンジスイッチ、26c
・・・Dsレンジスイッチ、40・・・スイッチ異常判
定部、43・・・フェイルセーフ〒11定部、44・・
・OFF信号出力部、50・・・故障診断・フェイルセ
ーフ制御部。
ンサの故障を電源投入時に診断して表示するので、点検
、躇埋が容易になり、ナービス性が向上する。 電源投入時にシフト位置センサの信号が走行レンジの場
合は、ダミー信号によりクラッチを解放するようにフェ
イルセーフするので、シフト操作を無理に行って破損す
る恐れがなくなる。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明の制wJ装瞠の実施例を示ず全体の構成
図、第2図は電子制御系の全体のブロック図、第3図は
各モードのマツプ図、第4図は要部のブロック図、第5
図はフローチャート図である。 2・・・電磁粉式クラッチ、20・・・電子制御ユニッ
ト、26・・・シフト位置センサ、26a・・・Rレン
ジスイッチ、261)・・・Dレンジスイッチ、26c
・・・Dsレンジスイッチ、40・・・スイッチ異常判
定部、43・・・フェイルセーフ〒11定部、44・・
・OFF信号出力部、50・・・故障診断・フェイルセ
ーフ制御部。
Claims (2)
- (1)走行レンジのシフト位置を検出するセンサを有し
、走行レンジにおいてはシフト位置に応じたセンサの信
号によりクラツチトルクを発生させ、走行レンジ以外で
はセンサの信号によりクラッチトルクを零にする制御系
において、 センサの信号がON−OFFの両方に切換わった場合に
正常と判定する車両用自動クラツチの制御装置。 - (2)電源投入後、センサの信号が走行レンジ状態を続
ける場合は故障と判定し、走行レンジ以外のダミー信号
を出力してクラッチトルクを零にする特許請求の範囲第
1項記載の車両用自動クラツチの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61098656A JPH0815855B2 (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | 車両用自動クラツチの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61098656A JPH0815855B2 (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | 車両用自動クラツチの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62253537A true JPS62253537A (ja) | 1987-11-05 |
JPH0815855B2 JPH0815855B2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=14225554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61098656A Expired - Lifetime JPH0815855B2 (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | 車両用自動クラツチの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0815855B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107160993A (zh) * | 2017-04-28 | 2017-09-15 | 北京理工华创电动车技术有限公司 | 基于自诊断电磁牙嵌式离合器的混合动力系统及控制方法 |
CN114811030A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-07-29 | 第一拖拉机股份有限公司 | 一种四挡位连续换挡的拖拉机控制系统的控制方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58170922A (ja) * | 1982-03-31 | 1983-10-07 | Aisin Seiki Co Ltd | 自動クラツチ制御装置 |
-
1986
- 1986-04-28 JP JP61098656A patent/JPH0815855B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58170922A (ja) * | 1982-03-31 | 1983-10-07 | Aisin Seiki Co Ltd | 自動クラツチ制御装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107160993A (zh) * | 2017-04-28 | 2017-09-15 | 北京理工华创电动车技术有限公司 | 基于自诊断电磁牙嵌式离合器的混合动力系统及控制方法 |
CN114811030A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-07-29 | 第一拖拉机股份有限公司 | 一种四挡位连续换挡的拖拉机控制系统的控制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0815855B2 (ja) | 1996-02-21 |
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