JPS6225334B2 - - Google Patents

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JPS6225334B2
JPS6225334B2 JP54166832A JP16683279A JPS6225334B2 JP S6225334 B2 JPS6225334 B2 JP S6225334B2 JP 54166832 A JP54166832 A JP 54166832A JP 16683279 A JP16683279 A JP 16683279A JP S6225334 B2 JPS6225334 B2 JP S6225334B2
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JP
Japan
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feed
solution
seawater
abalone
brown algae
Prior art date
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Expired
Application number
JP54166832A
Other languages
English (en)
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JPS5692747A (en
Inventor
Kunio Yamaguchi
Tadakazu Kumayama
Akio Furuya
Sunao Nagase
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hayashikane Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Hayashikane Sangyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hayashikane Sangyo Co Ltd filed Critical Hayashikane Sangyo Co Ltd
Priority to JP16683279A priority Critical patent/JPS5692747A/ja
Publication of JPS5692747A publication Critical patent/JPS5692747A/ja
Publication of JPS6225334B2 publication Critical patent/JPS6225334B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish
    • Y02A40/818Alternative feeds for fish, e.g. in aquacultures

Landscapes

  • Fodder In General (AREA)
  • Feed For Specific Animals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は人工餌料の製造方法に関する。特に本
発明はアワビ、サザエ等の貝類を養殖するための
餌料として適当な、耐海水性の良好な人工餌料に
関する。 アワビ等の養殖においては一般的にはその餌料
としてアラメ、カジメ等の褐藻類を使用し、これ
を10日に1〜2回投餌することが行われている。
冬期には上記藻類が欠乏するため、例えばヒジキ
等も使用されるが、ヒジキはアワビに対する好適
餌料ではなく、事実、アワビによる摂取量も低く
またその成長も良好ではない。 アワビの養殖におけるごとく餌料がPH8.2〜8.6
の海水中に長時間浸漬される場合には、アルギン
酸のごとく耐アルカリ性の弱いものを使用した餌
料は、PH8.2の海水中においても5時間程度しか
その形状を保持することができない。 特公昭25−1603号公報には褐藻類を動植物蛋白
と共に稀アルカリ水溶液で処理した後、アルカリ
土類金属塩水溶液中で凝固させて人工釣餌を製造
する方法が記載されている。この方法で処理した
褐藻類溶液は明らかに固化しており、釣餌として
の形体は保持しているが、耐海水性が無くまたア
ワビ等による喰いも認められず従つて海水中にお
けるアワビ等の養殖には実際上使用できない。 本発明者らはかかる海水中でのアワビ、サザエ
等の貝類の養殖に使用し得る餌料について種々検
討を行つた結果、貝類の好む褐藻類を後記するご
とき方法で処理して得られる溶液と紅藻類を稀酸
水溶液で処理して得られる溶液または多糖類とを
併用することにより、貝類の嗜好性を満足させ得
るかつ大きな耐海水性あるいは耐アルカリ性を有
する餌料を製造し得ることを知見して本発明を完
成したものである。 従つて本発明によれば、褐藻類を稀アルカリ性
水溶液で処理した後、凝固剤を添加して凝固さ
せ、ついで分離、洗浄した凝固物を弱アルカリ水
溶液を用いて、溶解させることにより褐藻類溶液
を調製し、この褐藻類溶液に紅藻類を稀酸性水溶
液で処理して得られる紅藻類溶液および(また
は)多糖類を添加、混合し、ついで動物性または
植物性蛋白質含有材料を更に添加、混合した後、
凝固剤水溶液中に注入して凝固させかつ成形しつ
いで乾燥することを特徴とする、耐海水性の良好
な人工餌料の製造方法が提供される。 上記本発明においては、褐藻類中に含まれるア
ルギン酸塩の凝固性を利用すると同時に、紅藻類
中の寒天質および他の多糖類ならびに褐藻類中の
他の多糖類によりアルギン酸塩に耐海水性、耐ア
ルカリ性を付与することにより、上記したごと
く、貝類に対する良好な嗜好性と良好な耐海水性
を有する餌料を得ることができる。 本発明の餌料を製造するにあつては、褐藻類と
しては通常、カジメ、アラメ等が使用されるが、
アワビ等の貝類が好む褐藻類であつてかつ本発明
の方法で処理することにより褐藻類溶液を得るこ
とができるものであれば上記以外のもの例えばレ
ソニア等も使用し得る。 褐藻類溶液の調製は以下に述べるごとき方法で
行い得る。すなわち、褐藻類を適当な時間水に浸
漬して膨潤させた後、チヨツパー等の適当な栽断
機で栽断しついで炭酸ナトリウムのごときアルカ
リを含有する稀アルカリ性水溶液中で溶解させ
る。この際、通常は、80〜100℃の温度で1〜1.5
時間加熱する。ついで得られた溶液に2価のアル
カリ土類金属塩、例えば塩化カルシウムのごとき
凝固剤を含有する凝固剤水溶液を添加して上記溶
液中のアルギン酸、蛋白質、誘引物質等を凝固さ
せる。ついで過剰の凝固剤を水洗により除去す
る。 上記方法で得られた凝固物を遠心分離等により
脱水した後、炭酸ナトリウム等を添加することに
より褐藻類溶液が得られる。しかしながら、より
耐海水性、耐アルカリ性の大きな餌料を製造する
ためには、前記凝固物を水洗後、凍結させついで
解凍し、遊離した水を完全に除去した後、脱水し
た褐藻類に対して0.5〜1.0%の弱アルカリを添加
して溶解させることが有利である。 紅藻類溶液は紅藻類を微粉砕した後、酸性溶液
中において、必要に応じて加圧下で、かつ必要に
応じて110〜120℃の温度で0.5〜1.0時間加熱する
ことにより調整し得る。紅藻類としては通常オゴ
ノリ、エゴノリ、テングサが使用されるが、アワ
ビ、サザエ等の貝類が好むものであれば上記以外
の紅藻類、例えば、テングサ、オニグサ、ヒラク
サ等も使用し得る。酸性水溶液としては、硫酸の
ごとき無機酸あるいは有機酸を0.01〜0.03%程度
含有する水溶液が使用される。紅藻類溶液を調製
するにあたつて使用される紅藻類と酸性溶液の割
合は例えば1:20〜1:50であることが好まし
い。 本発明においては上述したごとき方法で調製し
た褐藻類溶液と紅藻類溶液を混合することにより
ドープを調製するが、前者と後者の混合割合は
1:1〜2:1であることが好ましい。上記紅藻
類の代りにあるいはこれと共に、寒天、アラビア
ゴム、澱粉のごとき多糖類も使用できるがその場
合、紅藻類溶液の場合と同様、褐藻類:多糖類の
比は1:1〜2:1であることが好ましい。 つぎに本発明においては上記で得たドープに動
物性または植物性蛋白を添加する。かかる蛋白質
含有材料としては例えば魚粉、カゼインのごとき
動物性蛋白あるいは大豆粕、小麦グルテン、アル
アルフアミール、酵母類のごとき植物性蛋白を使
用し得る。これらの動植性蛋白は、例えば、餌料
の乾燥重量に基づいて70〜90%の割合で使用され
る。 動植物蛋白を添加し、混合した前記ドープを例
えば凝固剤として塩化カルシウムのごときアルカ
リ金属塩を含有する凝固剤水溶液中に適当な形状
と口径を有するノズルから吐出させることによ
り、凝固させると同時に成形する。ドープは通常
薄板状に成形される。凝固剤の濃度はドープ中の
凝固させるべき固形物の濃度に応じて変動するが
通常10〜25重量%である。 かく得られた成形物をついで乾燥するが、本発
明の方法で得られる餌料の耐海水性および他の特
性は、後記実施例から明らかなごとく、乾燥条件
により影響を受けるので、餌料の加熱により乾燥
する場合は、熱風乾燥する場合には80〜90℃の温
度で20〜30分間行うか、あるいは、加熱炉乾燥を
150〜250℃の温度で0.5〜1分間行いついで熱風
乾燥を70〜80℃の温度で10〜15分間行うことが好
ましい。 上述したごとき本発明の方法で得られる餌料は
前記した通り特に耐海水性が良好でありアワビ等
の養殖に好適なものであるが、かかる本発明の餌
料の特性を明らかにするために、同様の目的に使
用する文献記載の配合餌料の一例との比較を以下
に示す。 日水誌29、691〜694(1963)にはアルギン酸ソ
ーダを用いて製造したアワビの配合餌料に関する
萩野氏等の報告が記載されている。 上記文献記載の配合餌料の組成は第1表に示す
通りである:
【表】 萩野氏等の報告によれば、配合餌料の投餌によ
り乾燥ワカメの場合より飼育試験において良好な
結果が得られると述べられている(第2表参
照)。
【表】 本発明者らは萩野氏等による餌料と本発明によ
る餌料との比較試験を行うために、第3表に示す
ごとき方法で2種の餌料を調製した。
【表】 第3表に示す方法で製造した餌料についての飼
育試験を、150×60×50cmの循環水槽を中間で仕
切り、その中で行つた。A区、B区共にアワビの
稚貝100個づつを用いた。試験結果を第4表に示
す。
【表】 上記水槽試験の結果から萩野氏等による餌料は
本発明による餌料に比較してかなり耐海水性が劣
ることは明らかになつたが、飼育試験は実施可能
と思われたので、両者について海中実験を行つ
た。その結果を第5表に示す。
【表】 (注) 試験区Aにおけるアワビの斃死が多
いため試験は4日で中止した。
水槽中での飼育の場合にはPHが8.2以上になる
ことはないが、海中で飼育を行う場合には飼育海
水のPHが8.2〜8.6と高いため、アルギン酸ソーダ
を使用した餌料は投餌1日後には溶解し、流動体
の状態となり、これが飼育籠内に残留するため、
アワビの窒息死を生ずる。これに対し、本発明の
餌料においては投餌2日後においてもアワビの喰
い跡が明確に認められる程度にその形体が保持さ
れている。 なお、前記特公昭25−1603号公報記載の釣餌が
前記した通り耐海水性が不良でかつアワビの喰い
が全く示されないのは、稀アルカリ処理により分
解物が生じ、これらの分解物が貝類の誘引性、耐
海水性に悪影響を与えるためと考えられる。かか
る分解物は本発明に従つてアルギン酸、誘引物質
を2価のアルカリ土類金属塩等で凝固させた後、
凍結脱水することにより効果的に除去し得る。 以下に本発明の実施例を示す。 実施例 1 餌料Aの調製 カジメ100gを水1に一夜浸漬して膨潤させ
た後、チヨツパーに2回通して半流動状態にし
た。この流動物に炭酸ナトリウムをカジメの乾燥
重量に基づいて20%添加しついで90℃で60分加熱
した。得られた溶液に20%塩化カルシウム水溶液
250mlを添加して凝固させた。この操作によりカ
ジメ中のアルギン酸、蛋白質および誘引物質等が
凝固し、色素等は大部分除去される。過剰な塩化
カルシウムを水洗により除去した後、水切りし、
ついで凝固物を凍結した。 凍結1日後に解凍することにより、凍結カジメ
に基づいて約30%の水分が遊離した。この水を完
全に除去することにより、カジメ中の貝類に対す
る誘引阻害物質および餌料の耐海水性、耐アルカ
リ性を低下させる物質等が除去される。 上記で得た脱水カジメに乾燥カジメの重量に基
づいて20%の炭酸ナトリウムを添加して完全に溶
解させて、黒褐色の流動性を有する溶液を得た。
これを褐藻類溶液として使用した。 一方、テングサを水分含有量5%まで乾燥させ
た後、粉砕機で微粉砕した。この乾燥テングサ40
gを0.02%硫酸溶液中に分散させた後、加圧下、
120℃で60分加熱した。この処理により紅藻類中
の寒天質、その他の多糖類、蛋白質等が細胞から
遊離して貝類の消化に適当なものとなりかつ餌料
の耐アルカリ性等の保持に好適なものとなる。上
記の方法で得られた溶液を紅藻類溶液として使用
した。 第6表に示す原料を使用して餌料Aを製造し
た。
【表】 褐藻類溶液と紅藻類溶液を混合した後、魚粉、
大豆粕を添加し、均一に混合した。得られたドー
プを吐出口の厚さが1mmの矩形ノズルから20%塩
化カルシウム水溶液中に吐出させ、固化させて、
厚さ1mmのフイルム状餌料を得た。この餌料を80
℃で40分間熱風乾燥した。 餌料Bの調製 褐藻類溶液を調製する際に、塩化カルシウムに
より凝固させた後、凝固物を色素の流出が認めら
れなくなるまで水洗し(3〜5回)、ついで凝固
物の凍結を行わずに遠心分離により脱水した後、
炭酸ナトリウムを添加して溶解させたこと以外
は、餌料Aと同様の方法を行つて、餌料Bを調製
した。 餌料Cの調製(対照例) カジメを餌料Aについて述べたと同様の方法で
加熱処理した後、得られた溶液を塩化カルシウム
による凝固、凝固物の水洗および凍結を行わず
に、褐藻類溶液として使用したこと以外は餌料A
と同様の方法に従つて餌料Cを調製した。 上記餌料A、BおよびCの調製に使用した褐藻
類溶液の調製方法の相違を示せば第7表の通りで
ある:
【表】 前記方法で調製した餌料について下記の方法に
従つて物性試験および飼育試験を行つた。 物性試験 (i) 耐海水性 3×3cmの大きさの板状餌料2枚を蒸溜水1
を含有する三角フラスコ中に投入し、25℃の
恒温振盪器中で10時間振盪する。振巾は120
回/分とする。振盪中止後、餌料の切片数を数
え、その数を耐海水性の表示値とする。 上記試験においては耐海水性のある餌料は全
く崩解せず、従つてその表示値は2となる。耐
海水性のないものは表示値が40〜60程度となる
かあるいは流動状態となり水が濁つて測定困難
になる。 (ii) 耐アルカリ性 耐海水性の場合と同様に、3×3cmの餌料2
枚を1/10規定NaOH水溶液によりPH8.8に調
整した海水中に投入し、恒温振盪器中で10時間
振盪した後、餌料の切片数を調べる。 前記3種の餌料についての試験結果を第8表
に示す。
【表】 飼育試験 1.2×0.6×0.5mの独立循環水槽中に活簀を設
け、A、BおよびCの餌料の各々についてのアワ
ビの餌育試験を活簀中で行つた。 稚貝を各々の飼料について夫々100個使用し、
実験開始時と終了時にその殻長、個体重を測定し
た。試験は30間行い、2日に1回、3〜5gの餌
料を投餌し、残餌は2日目毎に回収し、100℃で
乾燥して摂餌量を測定した。飼育海水のPH温度お
よび比重はつぎの通りである: PH:7.6〜8.0 温度:23〜26℃ 比重:1.0220〜1.0238 試験結果を第9表に示す。
【表】 餌料Aは投餌2日後に取り上げても形に崩れが
認められず、アワビによる喰い跡が認められる程
であり、残餌は手で取つても崩壊しなかつた。前
記物性試験においてもこれと同様の結果が得られ
ている。アワビの成長、餌料効率共に他の餌料と
比較して良好であつた。 餌料Bは餌料Aに比較するとアワビの成長、餌
料効率がかなり劣り、耐海水性もやや劣るが餌料
としての使用は可能であつた。 餌料C(対照)の場合は物性試験では測定不
能、飼育試験では海水に溶解し、実施不可能であ
つた。 実施例 2 実施例1で調製した褐藻類溶液(実施例1の餌
料Aの製造に使用したもの)および紅藻類溶液を
使用しかつ紅藻類溶液の使用量を変化させ、また
他の多糖類を使用して6種の餌料を製造した。そ
の組成を第10表に示す。
【表】
【表】
【表】 上記第11表に示す結果から、寒天、アラビアゴ
ム澱粉等の多糖類も耐海水性、耐アルカリ性の向
上に効果があることが認められる。 つぎに上記6種の餌料を使用して飼育試験を行
つた。試験は実施例1で使用したものと同一の水
槽2基を使用しかつその中に活簀を設けて行つ
た。試験日数;30日間、飼育海水のPH、温度およ
び比重はつぎの通りである。 PH:7.6〜8.0;温度:17.0〜24℃;比重:
1.0232〜1.0242試験結果を第12表に示す。
【表】 上記の表から、紅藻類溶液は乾燥重量で20%以
上使用することが好ましいことが判る。紅藻類溶
液の代りに、あるいは、その一部として寒天、ア
ラビアゴム、澱粉等を使用した場合には生存率、
餌料効率にある程度の低下は認められるが、これ
らの多糖類は前記第11表から明らかな通り、耐海
水性、耐アルカリ性の向上という点では紅藻類溶
液と同等に使用し得る。 実施例 3 本実施例は本発明の方法で餌料を製造する際
の、最終工程の乾燥条件が餌料の物性およびアワ
ビの成長に与える影響を示す。 実施例1の餌料Aと同一の方法で餌料フイルム
を作成し、これを第13表に示す種々の条件下で乾
燥し、ついで得られた乾燥餌料の耐海水性および
耐アルカリ性とを測定した。その結果を第13表に
示す。
【表】 上記第13表から、150〜250℃の電気炉内を1分
程度通過させることにより、耐海水性、耐アルカ
リ性が改善されることが判る。 なお、乾燥の際の餌料の大きさおよび水分含有
量の変化を第14表に示す。
【表】 乾燥により餌料の厚さと大きさが若干減少す
る。電気炉内で150〜250℃の温度で1分程度加熱
しても水分含有量が大きいので餌料が焦げること
はない。 つぎに前記4種の条件下で乾燥して得られる餌
料について飼育試験を行つた。その結果を第15表
に示す。
【表】 100℃で熱風乾燥したものは生存率が低下し、
餌料効率も低下する。試験区C、すなわち電気炉
で短時間乾燥しついで80℃で熱風乾燥したものは
生存率、餌料効率共に良好である。 実施例 4 褐藻類の中でもヒジキは渋の多い藻類であり、
鉄釜で渋味や色素を除去して食用に供されてい
る。 このヒジキは前記した通りアワビの餌料として
も好適なものではないが、他の餌料の不足する冬
期には多くの地域で使用されている。 このヒジキについて本発明の方法に従つて処理
をすることによりヒジキ中の渋味や他の不純物を
除去できる。 褐藻類としてこのヒジキを使用し、実施例1の
餌料Aと同様の方法で餌料を製造し、これを使用
してアワビの飼育試験を行つた。その結果およ
び、カジメを同様の方法で処理して得られる餌料
を投餌した場合および生ヒジキを投餌した場合の
結果を第16表に示す。
【表】 飼育日数:30日間(時期10〜11月) 飼育海水:PH、7.5〜8.0;温度16.2〜21.0℃、比
重、1.0234〜1.0246 生ヒジキを使用した場合、ヒジキに多少の生長
があるため投餌量より取り上げ量が多くなること
もあり、従つて飼育中の摂取量は明確に測定でき
なかつた。 ヒジキを褐藻類原料として使用した場合におい
ても本発明の方法で製造した餌料の耐海水性、耐
アルカリ性は大きく、物性試験ではいずれも2で
あつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 褐藻類を稀アルカリ性水溶液で処理した後、
    凝固剤を添加して凝固させ、ついで分離、洗浄し
    た凝固物を弱アルカリ水溶液を用いて溶解させる
    ことにより褐藻類溶液を調製し、この褐藻類溶液
    に紅藻類を稀酸性水溶液で処理して得られる紅藻
    類溶液および(または)多糖類を添加、混合し、
    ついで動物性または植物性蛋白質含有材料を更に
    添加、混合した後、凝固剤水溶液中に注入して凝
    固させかつ成形しついで乾燥することを特徴とす
    る、耐海水性の良好な人工餌料の製造方法。
JP16683279A 1979-12-24 1979-12-24 Production of artificial feed Granted JPS5692747A (en)

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JPS5871847A (ja) * 1981-10-23 1983-04-28 Riken Vitamin Co Ltd 稚魚用配合飼料の製造法
JPS61100163A (ja) * 1984-10-22 1986-05-19 Tohoku Electric Power Co Inc 鮑用飼料

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