JPS62252414A - 樹脂変性剤および樹脂の変性方法 - Google Patents

樹脂変性剤および樹脂の変性方法

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JPS62252414A
JPS62252414A JP61094733A JP9473386A JPS62252414A JP S62252414 A JPS62252414 A JP S62252414A JP 61094733 A JP61094733 A JP 61094733A JP 9473386 A JP9473386 A JP 9473386A JP S62252414 A JPS62252414 A JP S62252414A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、樹脂変性剤に関し、更に詳しくは、フィルム
、被膜その他の樹脂成形品に優れた表面性質を賦ダーす
ることができる樹脂変性剤と樹脂の変性方法に関する。
(従来の技術) 従来、各種フィルム、各種被膜等の樹脂成形品の表面は
、優れた耐汚染性、耐水性、耐摩耗性、耐粘着性子が要
求され、また用途によっては、低い表面摩擦係数が要求
される。
このような要求に対しては、樹脂成形品に滑性やハラ水
性等を与えるシリコーンオイル、ワックス、脂肪酸等の
潤滑剤を添加する方法が行われている。
(発明が解決しようとしている問題点)1−記の如く方
法によれば、ある程度の1−1的は達成されるが、この
ような方法では、成形物中に添加した潤滑剤が経時的に
成形物の表面にブリードアラl−L、挿々の問題を生じ
るため、潤滑剤はせいぜい数%程度の添加う1.に限定
され、従って、所9Iの性能を十分には発揮し得ないも
のである。
以I−の如き欠点を解決する方法としては、樹脂自体と
して斤擦係数の低い樹脂、例えば、分子中にシロキサン
結合を有するポリウレタン系樹脂を用いる方法が提案さ
れている(例えば、特開昭57−176535号、同5
9−94237号、同59−5421号、同58−21
8034号、同58−222436号、同59−115
35す、同59−82636号公報等を参照)。
このような方法によれば、比較的表面庁擦係数の低い成
形物を形成し得るが、このシロキサン結合を有するポリ
ウレタン系樹脂は、ポリマーの主鎖にシロキサン結合が
含有されているため、ポリウレタン原料の十分な反応が
困難で、一定の品質の樹脂とするのが困難であり、高価
格となり、また未反応のシリコーン化合物による種々の
問題が生じている。また、ポリマーがポリウレタン系樹
脂に限定されているため、その使用範囲が著しく限定さ
れるという問題がある。
本発明者が、上述の如き従来技術の欠点を解決し、」−
記の如き要望に応えるべく鋭意研究の結果、特定の変性
剤を使用して、樹脂を変性してフィルムや被膜等の成形
物を形成するときは、上述の如き従来技術の欠点が解決
され、樹脂がポリウレタン系樹脂に限定されず、種々の
樹脂が容易に使用でき、1Lつ表面性質に優れた成形物
が提供できることを知見して本発明を完成した。
(問題点を解決するための手段) すなわち、末完Ij】は、(1)反応性有機官能基を有
するフッ素化合物と有機ポリイソシアネートとの反応生
成物であって、少なくとも1個の*aのイソシアネート
基を有することを特徴とする樹脂変性剤および(2)反
応性有機官能基を有するフッ素化合物と有機ポリイソシ
アネートとの反応生成物であって、少なくとも1個の′
M離のイソシアネート基を右する変性剤を、樹脂に添加
することを特徴とする樹脂の変性方法である。
本発明を更に詳細に説明すると、本発明を第1に特徴づ
ける樹脂の変性剤とは、反応性有機官能J、Eを有する
フッ素化合物と有機ポリイソシアネートとの反応生成物
でhす、該反応生成物が1分子中に少なくとも1個の遊
離のイソシアネート基を有するものである。
このような変性剤を得るために使用する反応性イ442
官能ノ、(を有するフッ素化合物は、アミ7基。
カルボキシル基、水酸基、チオアルコール基等イソシア
ネート基と反応し得るものであればいずれの化合物でも
よいが、特に好ましい例は、下記式で表わされるフッ素
化合物である。
(+) H(CF2CF2)ncH20H(n−1〜?
)(2) CF3(CF2CF2)nC)12CH20
H(n=1〜10)(3) CF3(CF2CF2)n
cOOH(n=1〜10)(4) CF3(CF2CF
2)ncH2cH2sH(n−1〜to)゛以l―の如
き反応性有機官能基を有するフッ素化合物は、本発明に
おいて好ましいフッ素化合物の例示であって、本発明は
これらの例示に限定されるものではなく、haの例示の
化合物およびその他のフッ素化合物は、現在市販されて
おり、市場から容易に人手し得るものであり、いずれも
本発明において使用できるものである。
;4F:発明において使用し1本発明を第2に特徴づけ
る有機ポリイソシアネートとは、脂肪族あるいは芳香族
化合物中に少なくとも2個のイソシアネート個を有する
化合物であって、従来からポリウレタン系樹脂の合成原
料として広く使用されている。
これらの公知の有機ポリイソシアネートはいずれも本発
明において有用である。特に好ましい有機ポリイソシア
ネートを挙げれば以下の通りである。
トルエン−2,4−ジイソシアネート、4−メトキシ−
1,3−フェニレンジイソシアネート、 4−イソプロピル−1,3−フェニレンジイソシアネー
ト。
4−クロル−1,3−フェニレンジイソシアネート。
4−ブトキシ−1,3−フェニレンジイソシアネート、 2.4−ジイソシアネート−ジフェニルエーテル、 メシチレンジイソシアネート。
4.4−メチレンビス(フェニルイソシアネート)、 ジュリレンジイソシアネ−1・。
1.5−ナフタレンジイソシアネート。
ベンジジンジイソシアネート、 0−ニトロベンジジンジイソシアネート、4.4−ジイ
ソシアネートジベンジル、1.4−テトラメチレンジイ
ソシアネート。
1.6−テトラメチレンジイソシアネート、1、IO−
デカメチレンジイソシアネート、1.4−シクロヘキシ
レンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート。
4.4−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート
)。
1.5−テトラヒドロナフタレンジイソシアネート、 更に、これらの有機ポリイソシアネートと他の化合物と
の付加体1例えば、下記構造式のものが挙げられるが、
これらに限定されない。
C0NH(CH2)8NGO 0NC(CH2)8N COMM(CI2)6NGO (:OC!(3 ■ 未発15!の樹脂変性剤は、−ヒ記の如き反応性有機1
゛能基を有するフッ素化合物とL記の如き有機ボッイソ
シアネートとを、それらの反応性有機官能(とイソシア
ネート基とが、1分子中でイソシアミート)^が1個以
[−1好ましくは1〜2個過剰にイる官渣基比で、有機
溶剤および触媒の存在下ま二は不存在下で、約θ〜15
0℃、好ましくは2]〜80℃の温度で約lO分間〜3
時間反応させ3ことによって容易に得ることができる。
このような変性剤の製造において使用してもよ1有機溶
剤は、それぞれの反応原料および生成物二対して不活性
な有機溶剤であればいずれでもよく、例えば、好ましい
有機溶剤としては、メチルエチルケトン、メチル−n−
プロピルケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケ
トン、ギ酸メチル、ギ酸メチル、ギ酸プロピル、酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、シクロへ午
サン、テトラヒドロフラン、ジオギサン、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、メ
チルセロソルブ、ブチルセロソルブ、セロソルブアセテ
ート、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、
ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、オク
タン、ミネラルスピリット、石油エーテル、ガソリン、
ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホルム、四塩化
iRJ、クロルベンゼン、パークロルエチレン、トリク
ロルエチレン等が挙げられる。
以ヒの如くして得られる本発明の樹脂変性剤゛、有機溶
剤を用いて製造した場合は、有機溶剤か 分離してもよ
いし、有機溶剤の溶液のままでも使用できる。有機溶剤
から分離した本発明の変性剤は、一般に白色〜褐色の液
状または固体状であり、各種の41機溶剤中に易溶性で
ある。
以1.の如き本発明の変性剤は、各種の分析、例えば、
赤外線吸収スペクトル、元素分析、分子r配1111定
等によれば、有機ポリイソシアネートのイソシアネート
ノ^とフン素化合物の反応性有機官能基とが付加反応し
、例えば、反応性有機官能基がアミ7ノ、(である場合
には、−NHCONH−結合によって、両者が結合し、
11つ1分子中に少なくとも1個のMalのイソシアネ
ート基を有する化合物であることが明らかとなった。
本発明者の詳細な研究によれば、本発明の変性剤は1M
離のイソシアネートを右しているため。
例えば、水酸基、第1〜2級アミン基、アミド基、カル
ポキシルノ^等を有する種々の樹脂に対して反応性であ
り、これらの樹脂の主鎖でなく、側鎖として樹脂の主鎖
に結合しているため、樹脂が本来右する種々の特性を低
下させることなく、樹脂から成形物を形成した場合に、
それらの成形物の摩擦係数を著しく低下させる等種々の
表面性質を向1−させることを知見した。
また、このような予想外の効果は、本発明の変性剤が、
フリーのイソシアネート基を有しているため、成形物、
例えば被膜の形成前、形成時または形成後にこのイソシ
アネート基が、イソシアネート基同士でまたは樹脂と反
応する1種の変性剤としても作用しているためである。
本発明において、上記の樹脂変性剤で変性される樹脂と
しては、従来公知の各種のm脂であり。
これらのものはいずれも使用でき、例えば、塩化ビニル
系樹脂、)i!化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル/酢酸
ビニル/ビニルアルコール共重合系樹脂、アルキッド系
樹脂、エポキシ系樹脂、アクリロニトリル−ブタジェン
系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリウレア系樹脂、ニト
ロセルロース系樹脂、ポリブチラール系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、フッ素系樹脂、メラミン系樹脂、尿素系樹
1111 アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂等が挙げ
られ、特に好ましいものは、その構造中に、イソシアネ
ート、j、qと反応し得る前記の如き反応性基を有する
樹脂である。これらの樹脂は、いずれも弔独でも混合物
としても使用でき、[[つ有機溶剤中の溶液でも分散液
でもよい。
また、1−記樹脂と変性剤との反応は、有機溶剤および
触媒の存在下または不存在下で、約0〜150℃、好ま
しくは20〜80℃の温度で約10分間〜3蒔間反応さ
せることによって容易に行うことができる。
成形物1例えば、被膜の形成は、前記の変性剤で変性し
た樹脂を前記の如き媒体中に溶解または分散させて塗ネ
1の如き形態で使用するのが好ましい。勿論使用形jE
は塗料型に限定されない0例えば、塗料形態の場合には
、樹脂の濃度は、約1〜50 屯+IE%程度が好適で
あり、変性剤はこれらの樹脂100屯:l:部あたり約
1−100爪呈部の割合で使用できる。
変性剤と樹脂との反応は、いずれの時期、例えば、成形
物形成用組成物の形成時、形成後、成形物の形成時、形
成後等いずれの時期でもよい、また、樹脂がイソシアネ
ート基、(と反応する基を有しない場合には、変性剤同
士が反応したり、木やポリアミン等の多官能化合物を加
えておけば、変性剤は高分子州北して反応性樹脂を使用
した場合と同様の効果を奏する。
(作用舎効果) 以」二の如き本発明の樹脂変性剤は、特定の樹脂に限定
されず、種々の樹脂の変性に有用であり。
被変性樹脂の種類に従って、それらの被変性樹脂の本来
有している種々の特性、例えば1強度、可とう性、電気
的、化学的、物理的特性を保持したまま、該樹脂から形
成される成形物の表面特性、例えば、Ii#汚染性、耐
水性、耐摩耗性、耐粘着性、耐熱性等を著しく向上させ
、また成形物の庁擦係数を著しく低下させることができ
る。
更に、本発明の変性剤は、樹脂の主鎖となるのではなく
、樹脂の主鎖に結合して樹脂の側鎖となるものであるた
め、従来のシロキサン結合を含むポリウレタン系樹脂と
は異なり、樹脂の本来有する優れた性能を低下させるこ
とがない。
また、本発明の変性剤は、成形物中において変性剤が変
性剤同士で、または樹脂と反応し、品分(’ ll’l
化されて樹脂と一体化されているため、従来技術の潤滑
剤の如く、経時的に添加剤が成形物の表面にブリードし
、種々の問題を生じるという欠点が解決されており、そ
のため成形物中に変性剤を多H,Hに包含させることが
でき、その結果、より成形物の表面性質を改良すること
ができる。
次に、実施例、使用例および比較例を挙げて本発明を更
に具体的に説明する。尚、文中、部または%とあるのは
屯rXc基準である。
実施例1(変性剤の製造例) ヘキサメチレンジイソシアネートと水の付加体(ジュラ
ネート24A−100,旭化成製、NC0%23.5)
52部を60℃でよくかきまぜながら、この中に下記の
構造を有するフッ素化アルコール53部を徐々に滴下し
反応させ、無色透明の液状の変性剤(Ml)103部が
15#られた。
H(CF20F2)50H この変性剤の赤外吸収スペクトルによれば、2270 
/ c mの遊離イソシアネート基による吸収は残って
おり、1190/amに−CF2−基による吸収帯を示
していた。また、この変性剤中のフリーのイソシアネー
ト基を定量すると、理論値が2.65%であるのに対し
て、実測値は2.51%であった。
従って、を記の変性剤の主たる構造は、下記式と推定さ
れる。
実施例2(変性剤の製造例) トリメチロールプロパン1モルとトリレンジイソシアネ
ート(TDI)3モルとの付加体(コロネートL、11
本ポリウレタン製、N00%12゜5、固形分75%)
120部を50℃でよくかき′ながら、この中に下記の
構造を有するフッ十化ノ  コール114部を徐々に滴
下し反応させる。
CF3(CF2C:F2)30H 反応終了後、透明液体状の変性剤(M2)198部がf
ilられた。
この変性剤の赤外吸収スペクトルによれば、2270 
/ c mの遊離イソシアネート基による吸収は残って
おり、1190/cmに−CF2−基による吸収帯を示
していた。また、この変性剤中のフリーのイソシアネー
ト基を定量すると、理論値が2.83%であるのに対し
て、実測値は2.68%であった。
従って、上記の変性剤の主たる構造は、下記式と推定さ
れる。
実施例3(変性剤の製造例) トリメチロールプロパン1モルとキシリレンジイソシア
ネート3モルとの付加体(タケネートD11ON、武田
薬品製、NC0%11.5、固形分75%)186部を
室温でよくかきまぜながら、この中に下記の構造を有す
るフッ素化アルコール172部を徐々に滴下し反応させ
た。
CF3(CF2CF2)3CH2CI2S)I反応終了
後、透明液体状の変性剤(M3)32oi8i11が得
られた。
この変性剤の赤外吸収スペクトルによれば、2270 
/ c mの遊離インシアネ−1−JJiによる吸収は
残っており、11907cmに−CF2−基による吸収
帯を示していた。また、この変性剤中のフリーのイソシ
アネート基を定量すると、理論値が2.69%であるの
に対して、実測値は2.51%であった。
従って、−1−記の変性剤の主たる構造は、下記式と推
定される。
(X=SCH2CH2(CF2CF2)3CF3 )実
施例4(樹脂溶液の調製) 末端に水酸基を有する分子埴2,000のポリブチレン
アジペー)150部、1,3−ブチレングリコール2O
FFB、  )リレンジイソシアネート52部をメチル
エチルケトン412部中で付加反応させ、粘度200ボ
イズ/20℃のポリウレタン樹脂溶液(固形分35%)
を得た。このポリウレタン樹脂溶液100部に、変性剤
(Ml)5部を加え、80℃で3時間反応させて、変性
剤とポリウレタン樹脂とが結合した変性樹脂溶液(UR
l)を得た。
1−記で得られた樹脂は、赤外吸収スペクトルにより、
イソシアネートxは認められなかった。これは、変性剤
が樹脂にグラフト結合したものと推定される。
実施例5(樹脂溶液の調製) 実施例4における変性剤(Ml)に代えて、変性剤(M
l)を使用し、他は実施例4と同様にして変性樹脂溶液
(UR2)を得た。
実施例6(樹脂溶液の2gl製) 実施例4における変性剤(Ml)に代えて、変性剤(M
3)を使用し、他は実施例4と同様にして変性樹脂溶液
(UR3)を得た。
使用例1 上記で得られた3種の樹脂溶液を用いて、ガラス板−h
に乾燥時の膜厚がlOILmとなるように塗布および乾
燥して透明フィルムを成形し、それらの静1F庁擦係数
および表面状態を求めたところ下記の第1表の結果が得
られた。尚、比較例1は変性前の樹脂溶液を使用した場
合ものである。
第1− 1 ′°“1°1ABCDE URL  92.0 570 128 0.122 0
URZ  95.3 583 135 0.117 0
’R397,557512130,108Q比較例1 
88.0 555 131 0.635 0A、100
%モジュラス(Kg/crn’)B;破断強度(Kg/
cm′) C;引き裂き強度(Kg/crn’) D;静11−摩擦係数(ルk) E;表面状態 尚、静IL FN 擦係数はすベリ試験11(東洋精機
製)により測定した値であり、表面状態は、製膜後51
1間放置したときの状態であり、0は変化なしを示す。
以1−の如く本発明によれば、成形物の静1F摩擦係数
を著しく低下させ、かつ良好な表面状態を保持すること
ができる。
実施例7(樹脂の変性) アクリルポリオール(ヒタロイド3001.  日立化
成製、固形分50%)200部をよくかきまぜながら、
変性剤M1 5部および酢酸ブチル5部を加え、4時間
反応させて変性剤と樹脂とが結合した変性樹脂溶液(A
RI)を得た。
I−記で得られた変性樹脂は、赤外吸収スペクトルによ
り、イソシアネートJ&は認められなかった。これは、
変性剤が樹脂にグラフト結合したものと推定される。
実施例8(樹脂の変性) 実施例7における変性剤(Ml)に代えて、変性剤(M
2)を使用し、他は実施例7と同様にして変性樹脂溶液
(AH2)を得た。
実施例9(樹脂の変性) 実施例7における変性剤(Ml)に代えて、変性剤(M
3)を使用し、他は実施例Uと同様にして変性樹脂溶液
(AH3)を得た。
使用例2 上記の変性樹脂ARI−AR3を夫々使用し。
下記の配合で三本ロールで混練し、3種の塗料を調製し
、リン酸亜鉛系処理鋼板に乾燥時膜厚が40〜45g、
mになるように塗布および乾燥して塗膜を形成した。
変性樹脂             63部チタン自 
             35部タケネートQ−11
ON        6.5部トルエン       
      45部メチルエチルケトン       
 30部セロンルブアセテート       25部1
−記で得られた塗膜の耐汚染性および表面状態はド記第
2表の通りであった。尚、比較例1は変性前の樹脂溶液
を使用した場合ものである。
?12 三− に11′l液  AHCDE (a) (b) ARI   87  H−2HOO2,50AR288
H−21(001,80 AR388H−2HOO1,20 比較例1  85  H−2HΔΔ35.4  0A:
光沢(60度反射) B:鉛筆硬度 C:汚染性 D:対摩耗性(OS−10、500g、 sg)E:表
面状態 尚、l1iFt汚染性は1口紅(a)および油性サイン
ベン(b)で塗膜とに文字を古き、30℃で24時間放
置後、布で拭き取った結果であり、Oは汚染が残らない
ことを、Δはわずかに汚染が残ることを示す、対摩耗性
(mg)は、ASTMの耐摩耗性試験であり、C3lO
をホイールとし、500gの前爪をかけ、t、ooo回
転で測定した値であり、表面状態は、製膜後58間放置
したときの状態であり、Oは変化なしを示す。
以−にの如く本発明によれば、成形物の耐汚染性、酎I
9E↓[性が著しく向上し、かつ良好な表面状態を保持
することができる。
使用例3 前記実施例で得られた樹脂溶液URI〜UR3を、夫々
リバースロールコータ−で、夫々厚さ15JLmのポリ
エステルフィルムIJと、夫々乾燥時の厚みがIuLm
になるようにl/>1rsl、、溶剤を乾燥して耐熱層
を形成した0次に、Co含右γ−R03と通常のポリウ
レタン樹脂および塩化ビニル 不合樹脂からなる樹脂を
含む分散液から常法に従って反対側の面に磁性層を形成
し、所定の[IJに裁断して夫々3種の磁気記録媒体を
得た。
これらの磁気記録媒体の性能は下記第3表の通りであっ
た。尚、比較例1は変性前の樹脂溶液を使用した場合の
ものである。
[−・ ′°””−ABCDEF 比較例10.52  右  有  有  右  不良U
 R10,20無   無   無   焦   良好
U R20,19無  無  無  焦  良好U R
30,20焦  無   無  焦  良好尚、摩擦係
数(A)は磁性層と成形物との間で測定した値(gk)
であり、他の性能は、ビデオテープとしての実装試験に
供し、200回走行時のテープの鳴き(B)、ジッター
の横ゆれ(C)、テープの早送り時の乱巻き状8(D)
および磁性層の摩耗状態(E)を観察したものである。
総合評価はFに示した。
以!二の結果から1本発明の変性剤を使用した磁気記録
媒体は、耐熱層の摩擦係数が低く、優れた走行特性を示
すことが明らかである。
実施例1G (樹脂溶液の調製) 塩化ビニル/酢醸ビニル/ビニルアルコール共玉合体系
樹脂(エスレックA、積水化学製)のメチルエチルケト
ン溶液(固形分30%)100部に、実施例1で得た変
性剤(Ml)3部を加え、80℃で3時間反応させて、
変性剤とビニル樹脂とが結合した変性樹脂溶液(VRI
)を得た。
」−記で得られた樹脂は、赤外吸収スペクトルにより、
イソシアネート基は認められなかった。これは、変性剤
が樹脂にグラフト結合したものと推定される。
実施例11(樹脂溶液の調51) 実施例10における変性剤(Ml)に代えて、変性剤(
M2)を使用し、他は実施例1Oと同様にして変性樹脂
(VH2)を得た。
実施例12(樹脂溶液のJg*) ′施例10における変性剤(Ml)に代えて、変性、 
 M3)を使用し、他は実施例10と同様にして変性樹
脂(V R3)を得た。
使用例4 Co含右Fe2O3100部 1、記樹脂溶液VRI−VR3のいずれか1種(30%
溶液)             20部ポリエステル
型ポリウレタン樹脂溶液(レザミンME12、大[1精
化−「業tA)       54部分散剤(レシチン
)          1部カーボンブラック    
       5部ニトロセルロース        
   6部メチルエチルケトン        270
部に記成分を混合し、ボールミルで50時間混練し、更
にコロネートLB部を加え、更に3時間混線を行ないt
J!物をフィルターを通して3種の磁性粒子の分散液を
得た。
!−記で得られた3種の分散液を、夫々リバースロール
コータ−で、夫々厚さ15ILmのポリエステルフイル
ムトに、夫々厚さが5JLmになるように塗布し、溶剤
を乾燥後、スーパーカレンダーロールで表面の加工処理
を行い所定の巾に裁断して大々磁気記録媒体を得た。上
記の磁気記録媒体の性能を調べたところ下記第4表の結
果を得た。
尚、比較例1は変性前の樹脂溶液を使用した場合のもの
である。
−−ノ   4   ニア 4 ′″ぜ  ABCDEF 比較例10.28#l有  無  無 積置  稍良V
RI   O,1+1   焦   無   無   
無   良好V R20,10無   無   無  
 無   良好V R30,21無   無   無 
  無   良好尚、摩擦係数(A)は磁性層と支持体
(ベースフィルム)との間で測定した値(xk)であり
、他の性能は、ビデオテープとしての実装試験に供し、
200回走行時のテープの鳴き(B)、ジ−2グーの横
ゆれ(C)、テープの早送り時の乱aS状態(D)およ
び磁性層の摩耗状態(E)を観察したものである。総合
評価はFに示した。
以上の結果から、本発明の変性剤による磁気記録媒体は
、磁性層の摩擦係数が低く、優れた走行特性を示すこと
が明らかである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)反応性有機官能基を有するフッ素化合物と有機ポ
    リイソシアネートとの反応生成物であって、少なくとも
    1個の遊離のイソシアネート基を有することを特徴とす
    る樹脂変性剤。
  2. (2)反応性有機官能基を有するフッ素化合物と有機ポ
    リイソシアネートとの反応生成物であって、少なくとも
    1個の遊離のイソシアネート基を有する変性剤を、樹脂
    に添加することを特徴とする樹脂の変性方法。
  3. (3)樹脂が、イソシアネート基と反応し得る基を有し
    ている特許請求の範囲第(2)項に記載の樹脂の変性方
    法。
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