JPS62251455A - 往復ピストンエンジン - Google Patents
往復ピストンエンジンInfo
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- JPS62251455A JPS62251455A JP9548986A JP9548986A JPS62251455A JP S62251455 A JPS62251455 A JP S62251455A JP 9548986 A JP9548986 A JP 9548986A JP 9548986 A JP9548986 A JP 9548986A JP S62251455 A JPS62251455 A JP S62251455A
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- 230000013011 mating Effects 0.000 abstract 1
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- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
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- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、往復ピストンエンジンに関し、特にトップ
およびセカンドの2本の圧ツノリングを備えた往復ピス
トンエンジンに関する。
およびセカンドの2本の圧ツノリングを備えた往復ピス
トンエンジンに関する。
(従来の技術)
周知のように、エンジンのピストンには燃焼室側からの
高圧燃焼ガスがクランク室側に流出するいわゆるブロー
バイを防止し、かつ、オイルがクランク室側から燃焼室
側に侵入して消費されることを防止するために通常、2
本の圧力リングと1本のオイルリングとからなる3本の
ピストンリングが配設されている。
高圧燃焼ガスがクランク室側に流出するいわゆるブロー
バイを防止し、かつ、オイルがクランク室側から燃焼室
側に侵入して消費されることを防止するために通常、2
本の圧力リングと1本のオイルリングとからなる3本の
ピストンリングが配設されている。
これに対して、近時、エンジンの抵抗低減および軽量化
(ピストンの小型化)を達成するために、2本の圧力リ
ングのみで構成したエンジンが提供されており、例えば
その−例が実開昭59−65958@公報に開示されて
いる。
(ピストンの小型化)を達成するために、2本の圧力リ
ングのみで構成したエンジンが提供されており、例えば
その−例が実開昭59−65958@公報に開示されて
いる。
1ii1号報に内示されているピストンリングは、一般
的に使用されている矩形断面のトップおよびセカンドリ
ングで構成しているが、これらの両リングとシリンダの
内壁面とピストンの外周面とで囲まれた空間部(以下セ
カンドランドと称する)の上面の、トップリングと当接
する部位にピストン裏面に通ずる貫通孔を設けることに
より、オイル消費が低減するとされている。
的に使用されている矩形断面のトップおよびセカンドリ
ングで構成しているが、これらの両リングとシリンダの
内壁面とピストンの外周面とで囲まれた空間部(以下セ
カンドランドと称する)の上面の、トップリングと当接
する部位にピストン裏面に通ずる貫通孔を設けることに
より、オイル消費が低減するとされている。
しかしながら、このようなピストン構造には、以下に説
明する問題があった。
明する問題があった。
(発明が解決しようとする問題点)
すなわち、上記公報に開示されたピストンでは、ピスト
ンの上下運動に対するピストンリングの挙動が何等考慮
されておらず、エンジンの運転状態によって変化するピ
ストンリングの挙動を考えると、実際にはオイル消費を
低減させることができなかった。
ンの上下運動に対するピストンリングの挙動が何等考慮
されておらず、エンジンの運転状態によって変化するピ
ストンリングの挙動を考えると、実際にはオイル消費を
低減させることができなかった。
本発明者らの実験によると、ピストンの上下運動に対す
るピストンリングの挙動は、一般的に考えられていた状
態とはかなり相違しており、エンジンの回転と負荷状態
によって変化し、第3図。
るピストンリングの挙動は、一般的に考えられていた状
態とはかなり相違しており、エンジンの回転と負荷状態
によって変化し、第3図。
第4図に示すごとき挙動をすることが判明した。
ピストンリングの挙動は、一般にはシリンダ内壁面との
摩擦力とピストンリングに加わる慣性力とに支配され、
ピストンの上下運動に対して、これよりやや遅れて追随
するような上下運動をするものと考えられていた。
摩擦力とピストンリングに加わる慣性力とに支配され、
ピストンの上下運動に対して、これよりやや遅れて追随
するような上下運動をするものと考えられていた。
つまり、ピストンが上昇する際にはピストンリングは、
リング溝の下面(ピストンヘッド側と反対側の面)に着
座するとともに、ピストンが下降する際にはビスI・シ
リンダはリング溝の上面(ピストンヘッド側の面)に着
座することになる。
リング溝の下面(ピストンヘッド側と反対側の面)に着
座するとともに、ピストンが下降する際にはビスI・シ
リンダはリング溝の上面(ピストンヘッド側の面)に着
座することになる。
しかしながら、ピストンリングにはピストンの吸入行程
で負圧が作用するとともに、燃焼行程で燃焼圧が作用す
るので、単純にFJ擦力と慣性力とのIII係だけでは
なくなるとともに、これらの圧力がエンジンの運転状態
によって変化するのでかなり複雑な挙動となる。
で負圧が作用するとともに、燃焼行程で燃焼圧が作用す
るので、単純にFJ擦力と慣性力とのIII係だけでは
なくなるとともに、これらの圧力がエンジンの運転状態
によって変化するのでかなり複雑な挙動となる。
ところで、エンジンの運転状態では、高速・^負?0i
rI!fのオイル消費が最も大きいことが知られており
、この運転状態でその対策を施せば極めて大きな効果が
期待できる。
rI!fのオイル消費が最も大きいことが知られており
、この運転状態でその対策を施せば極めて大きな効果が
期待できる。
オイル消費の低減対策としては、本発明者らの知得によ
ると、以上の如きピストンリングの挙動に対して、特に
、燃焼行程で生じる高い燃焼圧を積極的にセカンドラン
ドに導入することが有効であることが判明した。
ると、以上の如きピストンリングの挙動に対して、特に
、燃焼行程で生じる高い燃焼圧を積極的にセカンドラン
ドに導入することが有効であることが判明した。
しかしながら、上記公報に示された構造では、例えば、
燃焼室とセカンドランドとを連通ずる通路を設けて、燃
焼圧をセカンドランドに導入したとしても、その圧力は
貫通孔からクランク室に放出されて、効果が全くな(な
る。
燃焼室とセカンドランドとを連通ずる通路を設けて、燃
焼圧をセカンドランドに導入したとしても、その圧力は
貫通孔からクランク室に放出されて、効果が全くな(な
る。
この発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、エンジンの運転状態
によって変化するピストンリングの挙動に対して十分に
オイル消費を低減できる往復ピストンエンジンを提供す
ることにある。
あって、その目的とするところは、エンジンの運転状態
によって変化するピストンリングの挙動に対して十分に
オイル消費を低減できる往復ピストンエンジンを提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するために、この発明は、ピストンヘッ
ド側よりシリンダ内壁を摺動するトップリングおよびセ
カンドリングをピストンに形成されたそれぞれのリング
溝に順次配設させたtt復ピストンエンジンにおいて、
前記セカンドリングの周方向端部を相互に重なり合う一
対の凹凸形状とし、かつ、前記凸部をピストンヘッド側
と前記シリンダ内壁側の隅部に位置さゼるとともに、前
記セカンドリングの横断面において、前記凹凸部の接合
端を前記ビスi・ンヘッド側の壁面の前記リング溝に当
接する部位と前記シリンダ内壁側の壁面の高さの中途部
に位置させた。
ド側よりシリンダ内壁を摺動するトップリングおよびセ
カンドリングをピストンに形成されたそれぞれのリング
溝に順次配設させたtt復ピストンエンジンにおいて、
前記セカンドリングの周方向端部を相互に重なり合う一
対の凹凸形状とし、かつ、前記凸部をピストンヘッド側
と前記シリンダ内壁側の隅部に位置さゼるとともに、前
記セカンドリングの横断面において、前記凹凸部の接合
端を前記ビスi・ンヘッド側の壁面の前記リング溝に当
接する部位と前記シリンダ内壁側の壁面の高さの中途部
に位置させた。
(作用)
上記構成の往復ピストンエンジンによれば、燃焼圧をセ
カンドランドに導入するときには、セカンドリングがリ
ング溝の上面に着座していて、しかも、セカンドリング
の合い口部の両端を、凸部がピストンヘッド側に位置す
る凹凸形状とし、かつ、これらの凹凸部の接合端をセカ
ンドリングの横断面においてピストンヘッド側の壁面の
リング溝に当接する部位とシリンダ内壁側の壁面の高さ
くリングの高さ)の中途部に位置させであるので、高め
られたセカンドランド圧がクランク室側にほとんど逃げ
ない。
カンドランドに導入するときには、セカンドリングがリ
ング溝の上面に着座していて、しかも、セカンドリング
の合い口部の両端を、凸部がピストンヘッド側に位置す
る凹凸形状とし、かつ、これらの凹凸部の接合端をセカ
ンドリングの横断面においてピストンヘッド側の壁面の
リング溝に当接する部位とシリンダ内壁側の壁面の高さ
くリングの高さ)の中途部に位置させであるので、高め
られたセカンドランド圧がクランク室側にほとんど逃げ
ない。
従って、セカンドランド圧を大きくしてオイル消費の大
幅な低減を図ることができる。
幅な低減を図ることができる。
(実施例)
以下、この発明の好適な実施例について、添付図面を参
照にして詳細に説明する。
照にして詳細に説明する。
第1図はこの発明にかかる往復ピストンエンジンの第1
実施例を示してる。
実施例を示してる。
第1図(a)は、エンジンの主要部であるピストン10
とシリンダライナ12との位置関係を示した要部断面図
であって、ピストン10の上方にはピストンヘッド14
とシリンダライナ12とで囲まれた燃焼室16が設けら
れるとともに、その下方にはクランク室が設けである。
とシリンダライナ12との位置関係を示した要部断面図
であって、ピストン10の上方にはピストンヘッド14
とシリンダライナ12とで囲まれた燃焼室16が設けら
れるとともに、その下方にはクランク室が設けである。
また、ピストン1“0の外周には、二条のリング溝18
.20が所定の間隔を置いて凹設され、それぞれのリン
グ溝18.20には、ピストンヘッド14側よりトップ
リング22とセカンドリング24とが順次配設されてい
る。
.20が所定の間隔を置いて凹設され、それぞれのリン
グ溝18.20には、ピストンヘッド14側よりトップ
リング22とセカンドリング24とが順次配設されてい
る。
これらのピストンリング(トップおよびセカンドリング
22.24)は、それぞれの外11i1端面をシリンダ
ライナ12の内周面に当接して、ピストン10の上下動
によって摺動移動する。
22.24)は、それぞれの外11i1端面をシリンダ
ライナ12の内周面に当接して、ピストン10の上下動
によって摺動移動する。
そして、トップリング22には、これがリング溝18の
下面に着座したときに、リング溝18の内方に形成され
る空間部26に一端が開口し、他端がトップおよびセカ
ンドリング22.24.!ニジリンダライナ12の内壁
面とピストン10の外周面とで四周を画成した環状のセ
カンドランド28に開口する通路30が設けである。
下面に着座したときに、リング溝18の内方に形成され
る空間部26に一端が開口し、他端がトップおよびセカ
ンドリング22.24.!ニジリンダライナ12の内壁
面とピストン10の外周面とで四周を画成した環状のセ
カンドランド28に開口する通路30が設けである。
この通路30は、トップリング22下面の周方向に所定
の間隔を8いて切欠された凹部で構成されており、後述
するように高速・高負荷時に燃焼室16からセカンドラ
ンド28に燃焼室側の高い圧力を導入するために設けで
あるが、同じ構造のものをピストン10側(リング溝1
8の下面)に設けても良いし、他の形状、例えばトップ
リング22を斜めに貫通する透孔を穿設して、トップリ
ング22がリング溝18の下面に着座した時に空間部2
6とセカンドランド28とを連通ずる通路としても良い
。
の間隔を8いて切欠された凹部で構成されており、後述
するように高速・高負荷時に燃焼室16からセカンドラ
ンド28に燃焼室側の高い圧力を導入するために設けで
あるが、同じ構造のものをピストン10側(リング溝1
8の下面)に設けても良いし、他の形状、例えばトップ
リング22を斜めに貫通する透孔を穿設して、トップリ
ング22がリング溝18の下面に着座した時に空間部2
6とセカンドランド28とを連通ずる通路としても良い
。
一方、セカンドリング24の合い口部24aは、第1図
(b)示すような構造になっている。
(b)示すような構造になっている。
合い口部24aの一端には他端側に延びる凸部24bが
突設されるとともに、他端には凸部24bと重なり合う
斜めに切欠された凹部24Cが設けである。
突設されるとともに、他端には凸部24bと重なり合う
斜めに切欠された凹部24Cが設けである。
これらの一対の凹凸部24b、24cは、凸部24bが
ピストンヘッド14側の外周隅部に位置しているととも
に、セカンドリング24の横断面において、凹凸部24
b、24cの接合端が、ピストンヘッド14側の壁面2
4d(上面)の幅方向の中途部(リング溝20の上面と
当接する部位)と、セカンドリング24の外周面24e
の中途部、゛ すなわち高さ方向の中途部とに位置して
いる。
ピストンヘッド14側の外周隅部に位置しているととも
に、セカンドリング24の横断面において、凹凸部24
b、24cの接合端が、ピストンヘッド14側の壁面2
4d(上面)の幅方向の中途部(リング溝20の上面と
当接する部位)と、セカンドリング24の外周面24e
の中途部、゛ すなわち高さ方向の中途部とに位置して
いる。
なお、図中に示した符@32は、ピストン10に設けた
メイル逃がし孔である。
メイル逃がし孔である。
以上の如く構成された本発明の往復ピストンエンジンの
作動について以下に説明する。
作動について以下に説明する。
まず、ピストンリング22.24の挙動は、高速・高負
荷時には第3図に示すようにそれぞれのリング溝18.
20内で移動する。
荷時には第3図に示すようにそれぞれのリング溝18.
20内で移動する。
同図は、エンジンが高速・高負何で運転されているとき
のトップリング22とセカンドリング24の吸入から排
気までの1サイクル中の挙動を図示している。
のトップリング22とセカンドリング24の吸入から排
気までの1サイクル中の挙動を図示している。
この運転状態では、吸入負圧が小さいので低速・低負荷
時と異なり、吸入、圧縮行程で燃焼室16とセカンドラ
ンド28の圧力低下がほとんどないので同図に仮想線で
示した慣性力の影響を強く受けることになる。
時と異なり、吸入、圧縮行程で燃焼室16とセカンドラ
ンド28の圧力低下がほとんどないので同図に仮想線で
示した慣性力の影響を強く受けることになる。
このため、トップリング22は同図に実線で示すように
、吸入行程の約2/3までは、リング溝18の上面に着
座しているが、その後徐々に下面側に移動し、下死点で
は下面に着座する。
、吸入行程の約2/3までは、リング溝18の上面に着
座しているが、その後徐々に下面側に移動し、下死点で
は下面に着座する。
圧縮行程の途中で、慣性力の方向が変るがこれによって
は直らに上面側に移動せず、その上死点が近づくと下面
から若干wi閂し、燃焼行程では、爆発による大きな燃
焼圧を受けて再び下面に着座する。
は直らに上面側に移動せず、その上死点が近づくと下面
から若干wi閂し、燃焼行程では、爆発による大きな燃
焼圧を受けて再び下面に着座する。
燃焼圧の影響は、排気行程の終期まで続き、その後は慣
性力によってリング溝18の上面側に移動する。
性力によってリング溝18の上面側に移動する。
一方、セカンドリング24は、トップリング22はど燃
焼圧の影響を大きく受けず、同図に破線で示すように、
圧縮行程の終期から燃焼行程114半にかけては、慣性
力によりリング20の上面に着座する。
焼圧の影響を大きく受けず、同図に破線で示すように、
圧縮行程の終期から燃焼行程114半にかけては、慣性
力によりリング20の上面に着座する。
以上の如きピストンリング22.24の挙動においては
、燃焼行程の初期には、トップおよびセカンドランド2
2.24は、第1図(a)に示すように、トップリング
22がリング溝18の下面に着座し、セカンドリング2
4がリング溝20の上面に着座した状態になる。
、燃焼行程の初期には、トップおよびセカンドランド2
2.24は、第1図(a)に示すように、トップリング
22がリング溝18の下面に着座し、セカンドリング2
4がリング溝20の上面に着座した状態になる。
この林態では、燃焼室16とセカンドランド28が通路
30を介して連通しているので、燃焼室16の高い圧力
はセカンドランド28に導入されその圧力を′Bめる。
30を介して連通しているので、燃焼室16の高い圧力
はセカンドランド28に導入されその圧力を′Bめる。
このとき、セカンドリング24の合い口部24aの凹凸
部24b、24cの接合端は、一方がリング溝20の上
面に当接し、他方がシリンダライナ12の内周壁に当接
しているので、セカンドランド28内の圧力低下を防止
できる。
部24b、24cの接合端は、一方がリング溝20の上
面に当接し、他方がシリンダライナ12の内周壁に当接
しているので、セカンドランド28内の圧力低下を防止
できる。
これにより、クランク空から燃焼室16に至るオイル消
費経路の途中に高圧化されたセカンドランド28が介在
Mることになるので、特に、オイル消費の低減化に効果
のある高速・高負荷時のオイル消費を大幅に低下できる
。
費経路の途中に高圧化されたセカンドランド28が介在
Mることになるので、特に、オイル消費の低減化に効果
のある高速・高負荷時のオイル消費を大幅に低下できる
。
第2図は、この発明の第2実施例を示しており、以下に
その特徴点についてのみ説明する。
その特徴点についてのみ説明する。
この実施例では、上記第1実施例で説明した一対の凹凸
部24b、24cで構成した合い口部24aを、その接
合端がセカンドリング24′のピストンヘッド14側の
壁面24(1だけでなくその反対側の壁面(下面)24
rのリング溝20の下面と当接する中途部とリング24
′の外周面24eの中途部に位置するように設けである
。なお、このセカンドリング24−は、想像線で示すよ
うに2分割く2本)で正・逆の組付けにより構成しても
よい。
部24b、24cで構成した合い口部24aを、その接
合端がセカンドリング24′のピストンヘッド14側の
壁面24(1だけでなくその反対側の壁面(下面)24
rのリング溝20の下面と当接する中途部とリング24
′の外周面24eの中途部に位置するように設けである
。なお、このセカンドリング24−は、想像線で示すよ
うに2分割く2本)で正・逆の組付けにより構成しても
よい。
このように構成された往復ピストンエンジンにおいても
、エンジンの高速・高負荷運転時には、トップおよびセ
カンドリング22.24′は第2図(a)に示す位置に
あって、第1実施例と同様にセカンドランド28の圧力
を高めてオイル消費を低減できるとともに、低速・低負
荷時にも以下に説明する作用が得られる。
、エンジンの高速・高負荷運転時には、トップおよびセ
カンドリング22.24′は第2図(a)に示す位置に
あって、第1実施例と同様にセカンドランド28の圧力
を高めてオイル消費を低減できるとともに、低速・低負
荷時にも以下に説明する作用が得られる。
第4図は、低速・低負荷時のトップおよびセカンドリン
グ22.24′(24)の1サイクル中の挙動を示して
いる。
グ22.24′(24)の1サイクル中の挙動を示して
いる。
この運転状態では、高速・高負荷時と異り吸気絞弁(ガ
ソリンエンジンのスロットルバルブおよびディーゼルエ
ンジンの吸気シャッターパルプに相当)が閉じているた
め、燃焼室16内には、吸入、圧縮行程でかなり大きな
負圧が生じ、トップリング22は、吸入行程のほぼ全期
間でリング溝18の上面に着座しているが、圧縮行程の
終期で急速に下面側に移動し、リング1g18の下面に
接近する。
ソリンエンジンのスロットルバルブおよびディーゼルエ
ンジンの吸気シャッターパルプに相当)が閉じているた
め、燃焼室16内には、吸入、圧縮行程でかなり大きな
負圧が生じ、トップリング22は、吸入行程のほぼ全期
間でリング溝18の上面に着座しているが、圧縮行程の
終期で急速に下面側に移動し、リング1g18の下面に
接近する。
燃焼行程では、燃焼室16の圧力を受けて下面に着座し
ているが、排気行程の終期でリング81118の上面側
に移動づる。
ているが、排気行程の終期でリング81118の上面側
に移動づる。
一方、セカンドリング24− (24)は、トップリン
グ22はど負圧の影響を受けないので、圧縮行程でトッ
プリング22よりも早く下面側に移動する。
グ22はど負圧の影響を受けないので、圧縮行程でトッ
プリング22よりも早く下面側に移動する。
このようなピストンリング22.24” (24)の挙
動にあっては、燃焼室16の圧力が最大となる燃焼行程
では、その全行程中トップリング22はリング溝18の
下面に着座し、セカンドリング24− (24)はリン
グW420下面側に着座する。
動にあっては、燃焼室16の圧力が最大となる燃焼行程
では、その全行程中トップリング22はリング溝18の
下面に着座し、セカンドリング24− (24)はリン
グW420下面側に着座する。
このため、燃焼ガスは通路30を通ってセカンドランド
28内に流入するが、セカンドリング24′の下面24
f側に設けである凹凸部24b。
28内に流入するが、セカンドリング24′の下面24
f側に設けである凹凸部24b。
24cの接合端が、一方がリング溝20の下面に当接し
、かつ、他方がシリンダライナ12の内壁面に当接して
いるので、セカンドランド28を殆ど閉塞した状態とな
り、ガスのクランク室側への流入を阻止する。
、かつ、他方がシリンダライナ12の内壁面に当接して
いるので、セカンドランド28を殆ど閉塞した状態とな
り、ガスのクランク室側への流入を阻止する。
従って、低速・低負荷時のブローバイガスωを大幅に低
減できる。
減できる。
(発明の効果)
以上実施例で詳細に説明したように、この発明にかかる
往復ピストンエンジンによれば、ピストンリングのオイ
ル消費が悪化する高速・高負荷時のリング挙動を配虞し
たセカンドリングの合い口形状となっているので、セカ
ンドランドの圧力アップによるオイル消費の低減が図れ
る。
往復ピストンエンジンによれば、ピストンリングのオイ
ル消費が悪化する高速・高負荷時のリング挙動を配虞し
たセカンドリングの合い口形状となっているので、セカ
ンドランドの圧力アップによるオイル消費の低減が図れ
る。
第1図はこの発明の第1実施例を示す要部断面図とセカ
ンドリングの合い口部の斜視図、第2図は同第2実施例
を示す要部断面図、第3図は高速・高負荷時のピストン
リングの挙動を示す説明図、第4図は低速・低負荷時の
ピストンリングの挙動を示す説明図である。 10・・・ピストン 12・・・シリンダライ
ナ14・・・ピストンヘッド 16・・・燃焼室18
.20・・・・・・リング満 22・・・トップリング
24.24=・・・セカンドリング 24a・・・合い口部 24b・・・凸 部24
c・・・凹 部 24d・・・壁 面(上面)
24e・・・外周面 24f・・・下 面28
・・・セカンドランド 第3図 第4図
ンドリングの合い口部の斜視図、第2図は同第2実施例
を示す要部断面図、第3図は高速・高負荷時のピストン
リングの挙動を示す説明図、第4図は低速・低負荷時の
ピストンリングの挙動を示す説明図である。 10・・・ピストン 12・・・シリンダライ
ナ14・・・ピストンヘッド 16・・・燃焼室18
.20・・・・・・リング満 22・・・トップリング
24.24=・・・セカンドリング 24a・・・合い口部 24b・・・凸 部24
c・・・凹 部 24d・・・壁 面(上面)
24e・・・外周面 24f・・・下 面28
・・・セカンドランド 第3図 第4図
Claims (1)
- ピストンヘッド側よりシリンダ内壁を摺動するトップリ
ングおよびセカンドリングを該ピストンに形成されたそ
れぞれのリング溝に順次配設させた往復ピストンエンジ
ンにおいて、該セカンドリングの周方向端部を相互に重
なり合う一対の凹凸形状とし、かつ、該凸部をピストン
ヘッド側と該シリンダ内壁側の隅部に位置させるととも
に、該セカンドリングの横断面において、該凹凸部の接
合端を該ピストンヘッド側の壁面の該リング溝に当接す
る部位と該シリンダ内壁側の壁面の高さの中途部に位置
させたことを特徴とする往復ピストンエンジン。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9548986A JPS62251455A (ja) | 1986-04-24 | 1986-04-24 | 往復ピストンエンジン |
US07/042,354 US4848212A (en) | 1986-04-24 | 1987-04-24 | Internal combustion engine piston with two compression rings having reduced oil consumption |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9548986A JPS62251455A (ja) | 1986-04-24 | 1986-04-24 | 往復ピストンエンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62251455A true JPS62251455A (ja) | 1987-11-02 |
Family
ID=14139013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9548986A Pending JPS62251455A (ja) | 1986-04-24 | 1986-04-24 | 往復ピストンエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62251455A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110145598A (zh) * | 2019-06-03 | 2019-08-20 | 天津大学 | 组合式活塞顶岸环、活塞总成、内燃机及密封方法 |
-
1986
- 1986-04-24 JP JP9548986A patent/JPS62251455A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110145598A (zh) * | 2019-06-03 | 2019-08-20 | 天津大学 | 组合式活塞顶岸环、活塞总成、内燃机及密封方法 |
CN110145598B (zh) * | 2019-06-03 | 2024-02-09 | 天津大学 | 组合式活塞顶岸环、活塞总成、内燃机及密封方法 |
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