JPS62251174A

JPS62251174A - 印字ヘツド駆動制御装置

Info

Publication number: JPS62251174A
Application number: JP9720586A
Authority: JP
Inventors: Fumio Kozai; 香西　文男; Yosuke Kobayashi; 小林　庸祐; Mutsumi Ishii; 睦石井
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1986-04-25
Filing date: 1986-04-25
Publication date: 1987-10-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明はプリンタ停に適用される印字ヘッド駆動制御
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のこの種装置として、特開昭５６−２７３８０号公
報や特開昭５８−６７４９０号公報に示すものがある。

これらは印字ヘッドの駆動源としてソレノイドを用いた
もので、これを第５図（Ａ）、（Ｂ）で説明する。同図
において、（１）は装置本体、（２）は装置本体（１）
内に配置されたプラテン、（３）はプラテン（２）の前
面に対向するように軸（４）に回動可能に支承されたサ
ーマμヘッドのような印字ヘッド、（５）は上記軸（４
）に回動可能に支承されたヘッド駆動レバー、（６）は
装置本体（１）とヘッド駆動レバー（５）との間に掛設
されて印字ヘッド（３）にプラテン側へのばね力を付勢
する引張コイルばねである。

（７）は装置本体（１）に固定されたソレノイドでｓｂ
、プランジャ（７ａ）の先端が上記ヘッド駆動レバ−（
５）に連結されている。（８）は感光紙のような印字用
紙である。

上記構成において、ソレノイド（７）に対して断電の状
態では、プランジャ（７ａ）が釈放され、引張コイμば
ね（６）のばね力によりヘッド駆動レバー（５）が時計
方向へ回動する。この結果第５図（Ａ）のように印字ヘ
ッド（３）が印字用紙（８）を介してプラテン（２）の
前面に圧接して印字動作が可能となる。

ソレノイド（７）に通電すると、プランジャ（７ａ）が
引張コイμばね（６）のばね力に抗して吸引され、ヘッ
ド駆動レバー（５）が反時計方向へ回動し、この結果印
字ヘッド（３）が第５図（Ｂ）のようにプラテン（２）
から離反する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来のものは、印字ヘッド（３）の離反駆動を、ソ
レノイド（７）とレバー（５）で行なう構成のため、ソ
レノイド（７）の断電時には印字ヘッド（３）がばね力
でプラテン（２）に衝撃的に当たって大きな衝突音が発
生し、ソレノイド（７）の通電時もプランジャ（７ａ）
の吸着音が発生し、これらが騒音となる不具合があった
。

この発明は上記従来のものの不具合を解消するためにな
されたもので、低騒音化を図シ得る印字ヘッド駆動制御
装置を提供することを目的としている。

〔問題を解決するための手段〕

この発明に係る印字ヘッド駆動制御装置は、装置本体に
設置され、かつ直流モータで駆動されて正および逆方向
の回転範囲が印字ヘッドのプラテン圧接位置とプラテン
離反位置に対応して制約されたクランク機構と、ヘッド
駆動レバーとの間をリンクレバーで連結し、さらに直流
モータを、通電パルス幅もしくは波高値が起動時に大き
く、以後は漸次少さくなるパルス通電で駆動するように
したものである。

〔作用〕

この発明においては、印字ヘッドの駆動源が直流モータ
であるため、ソレノイドのような動作音の発生が少なく
、シかも直流モータが通電パルス幅もしくは波高値が漸
次小さくなるパルス通電によって直流モータの駆動終期
の回転数が少なくなシ、印字ヘッドのプラテン圧接位置
とプラテン離反位置近傍での移動速度がゆるやかとなっ
て騒音の発生が有効に防止される。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明する。

第１図（Ａ）、（Ｂ）はこの発明に係る印字ヘッド駆動
制御装置の一例を示すもので、従来のものと同一部所に
は同一符号を付して説明を省略する。

同図において％（９）は装置本体（１）に取シ付けられ
た正および逆転可能な直流モータＴｈ　（１０）は直流
モータ（９）のモータ軸に同定された原動ギヤ、（１１
）は装置本体（１）に支軸（１２）を介して支持されて
原動ギヤ（１０）に噛合する従動ギヤである。（１３）
は上記従動ギヤ（１１）の内外両側面に突出して固定さ
れたリンクピンであシ、装置本体（１）側に設けられた
円弧状のガイド溝（１４）によシ、たとえば第２図に示
すように０＠〜２４０゜の回転角の範囲内で変位可能に
設定されておシ、上記従動ギヤ（１１）尋とともにクラ
ンク機構（１５）を構成している。（１６）は上記クラ
ンク機構（１５）とヘッド駆動レバー（５）の一端部（
５ａ）側との間に連結されるリンクレバーであシ、一端
部（１６ａ）側が前記リンクピン（１３）に回動可能に
枢着され、はぼ中央部に形成された長孔（１７）に上記
ヘッド駆動レバー（５）側の駆動ピン（１８）を嵌入さ
せである。引張コイμはね（６）は上記駆動ピン（１８
）とリンクレバー（１６）の他端部（１６ｂ）との間に
張設されている。（１９）はモータ駆動回路でおシ、第
３図（Ａ）および第４図（人）に示すように通電パルス
幅がモータ（９）の起動時に大きく、以後は漸次小さく
なるようなパルスを上記モータ（９）に印加するように
なってｈる。

つぎに、上記構成の動作について説明する。

いま、印字ヘッド（３）がプラテン（２）から離反して
いる際のリンクピン（１３）の位置（第１図（Ｂ））が
回転角θ°に対応し、印字ヘッド（３）がプラテン（２
）に圧接している際のリンクピン（１３）の位置（第１
図（Ａ））が回転角２４０°に対応しているものとする
。

Ｌ　７’ｃ　カって、リンクピン（１３）が第１図（Ｂ
）の回転角０″の位置にある時、第３図（Ａ）に示す正
の通電パルスを直流モータ（９）に印加すると、原動ギ
ヤ（１０）が反時計方向へ回転し、従動ギヤ（１１）が
時計方向へ回転する。このためリンクピン（１３）はガ
イド溝（１４）に沿って第１図（Ａ）の回転角２４０＠
の位置まで移動し、リンクレバー（１６）も左方向へ変
位する。このリンクレバー（１６）の左方向への変位と
ともに、引張コイμはね（６）のばね力がヘッド駆動レ
バー（５）に作用するため、印字ヘッド（３）がプラテ
ン（２）の前面に圧接する。

この時の直流モータ（９）の負荷トμりおよび回転速度
はそれぞれ第３図（Ｂ）の曲線Ｔａ、ＳａとなるＯ直流モータ（９）に対して連続し九通璽電流で駆動する
と、速度は急上昇し、すなわち印字ヘッド（３）の移動
速度が急上昇し、プラテン（２）への衝突音を緩和させ
にくいが、上記構成によれば、通電パルス幅が起動時か
ら徐々に小さくなるパルス通電のために駆動終期の七−
タ（９）の回転数が小さくなる。

したがって、印字ヘッド（３）の移動速度もゆるやかな
ものとなシ、リンクピン（１３）がガイド溝（１４）の
一端（２４０”の位置）に当る衝撃も小さくなって衝突
音が著しく小さくなる。

また、リンクピン（１３）が第１図（Ａ）の回転角２４
０°の位置にある時、第４図（Ａ）のような負のパルス
を直流モータ（９）に印加すると、起動時のパルスで原
動ギヤ（１０）が時計方向へ回転し、従動ギヤ（１１）
が反時計方向へ回転してリンクレバー（１６）がわずか
に右方向へ変位する。

その後、リンクピン（１３）が回転角θ°に位置し、印
字ヘッド（３）がプラテン（２）から離反する。

この時の直流モータ（９）の負荷トルりおよび回転速度
はそれぞれ第４図（Ｂ）の曲線Ｔｂ、Ｓｂとなる。この
時も、印字ヘッド（３）の離反速度はゆるやかなものと
なシ、りンクピン（１３）がガイド溝（１４）の他端（
０°の位置）に当る衝撃も小さくなる。

なお、上記の例では直流モータ（９）に対して、通電パ
μス幅が徐々に小さくなるパルスを印加するもので説明
したが、パルスのｔＸ値が徐々に小さくなるパルスを印
加しても駆動終期における直流モータ（９）の回転数が
小さくなシ、上記と同様に低騒音化を図ることができる
。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明は、直流モータの回転力をクラン
ク機構およびリンクレバーを介してヘッド駆動レバーに
伝達し、上記直流モータを通電パルス幅もしくは波高値
が起動時に大きく、以後は徐々に小さくなるパルス通電
で駆動するようにしたから、印字ヘッドのプラテンに対
する圧接および離反動作時に印字ヘッドの速度がゆるめ
られて低騒音化に貢献し得る印字ヘッド駆動制御装置を
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）、（Ｂ）はそれぞれこの発明に係る印字ヘ
ッド駆動制御装置の一例を異なる動作状態で示す構成図
、第２図は同装置におけるリンクピンの移動範囲の説明
図、第３図（Ａ）は印字ヘッドの圧接時における直流モ
ータへの印加パルスの波形図、第３図（Ｂ）は同図（Ａ
）に対応する印字ヘッド圧接時の直流モータの回転速度
および負荷トルクの特性図、第４図（Ａ）は印字ヘッド
の離反時における直流モータへの印加パルスの波形図、
第４図（Ｂ）は同図（Ａ）に対応する印字ヘッド離反時
の直流モータの回転速度および負荷トμりの特性図、第
５図（Ａ）、（Ｂ）は従来の印字ヘッド駆動制御装置を
異なる動作状態で示す構成図である。（１）・・・装置本体、（２）・・・プラテン、（３）
・・・印字ヘッド、（５）・・・ヘッド駆動レバー、（
６）・・・ばね部材、（９）・・・直流モータｓ　（１
５）・・・クランク４１１１１（１６）・・・リンクレ
バー、（１９）・・・七−夕駆動回路。なお、図中同一符号は同一もしくは相当部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）、装置本体内に設置されたプラテンと、プラテン
の前面に対向して配設された印字ヘッドと、装置本体内
に回動可能に軸支されて上記印字ヘッドをプラテン圧接
位置とプラテン離反位置との間で変位させるヘッド駆動
レバーと、上記ヘッド駆動レバーを介して印字ヘッドに
プラテン圧接方向へのばね力を付勢するばね部材と、上
記装置本体に設置された直流モータと、直流モータに駆
動され、正および逆方向の回転範囲が上記印字ヘッドの
プラテン圧接位置とプラテン離反位置に対応して制約さ
れたクランク機構と、このクランク機構とヘッド駆動レ
バーとの間に連結されたリンクレバーと、上記直流モー
タに対して、通電パルス幅もしくは波高値がモータ起動
時には大きく、以後は漸次小さくなるパルス通電を行な
うモータ駆動回路とを具備したことを特徴とする印字ヘ
ッド駆動制御装置。