JPS622510A - 変流器の鉄心構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ｔｏ−４パ一セント程度の精度の四コアタイ
プの高精度変流器に関する。

〔発明の背景〕

変流器の鉄心には高透磁率、低保持率の薄板巻鉄心を使
用。これは機械的歪に敏感で、変形衝撃により磁気特性
が変化する。高精度変流器では短い磁路長を必要とし、
必然的なコアケースも小さくなり、ケース剛性をさほど
大きく出来ない。よって、巻線施工後１巻線荷重で、コ
アケース、巻鉄心に変形が生じ、巻鉄心の磁気特性が変
化する問題があった。

また１巻鉄心は、蓋付ケースに空隙を持たせて収納して
いるが、運搬・作業などの振動により、巻鉄心が蓋付ケ
ース内で動き、これも、磁気特性が変化する問題があっ
た。なお、この種の高精度変流器に関連するものとして
、例えば、公開技報８４−０１１７８０が挙げられる。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、巻鉄心への変形、衝撃を緩和させるこ
とによって、１０′９パ一セント程度の精度を確保した
四コアタイプ変流器を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は巻線荷重によるコアケース、巻鉄心の変形に対
して、コアケース材質を従来のフェノール樹脂製に代え
て、ＦＲＰＩＩを使用し、蓋付ケースの空隙に、シリコ
ーングリースなどの粘性充填材を封入して、振動を吸収
させる。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。

第１図は変流器コア部の断面を示す。ＦＲＰ製の鉄心ケ
ース２に、シリコーングリース４を充填し、巻鉄心１を
収納後、ＦＲＰ製１／＆３で密閉する。

巻鉄心１を鉄心ケース２に収納後、シリコーングリース
４を充填する方法もあるが、この方法では空隙に充分グ
リースが充填されない可能性があるので採用しない。

第２図に四コアタイプ変流器の一例を示す０巻鉄心１の
上に、各種巻線５．５’　、５’が施こされる。実際に
は各鉄心、各巻線は密接して施工される。

〔発明の効果〕

本発明によれば、巻線施工時の巻線荷重によるコアケー
ス、巻鉄心の変形を防止し、磁気特性の変化を防止し、
また、シリコーングリス充填により、これが緩衝剤とし
て作用し、運搬１作業などの振動を吸収することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の変流器コア部の断面図、第
２図は四コアタイプ変流器構成の一例を示す概念図であ
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、巻鉄心と、この巻鉄心を封入するケースと、巻線と
   からなる変流器において、 前記巻鉄心を封入する前記ケースの材質をＦＲＰ製とし
   たことを特徴とする変流器の鉄心構造。 ２、特許請求の範囲第１項において、 前記巻鉄心を封入する前記ケース内に、シリコングリー
   スなどの粘性体を封入したことを特徴とする変流器の鉄
   心構造。