JPS62249313A - 電気接点材の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、電気接点材を高能率に製造することのできる
改良された製造方法に関するものである。

［従来の技術と問題点］ 高い信頼性の要求されるところに使用される電気接点材
は、良好な導電性と必要な強度とを有するベースメタル
′の電気的接点部となるところに、金、銀、プラチナお
るいはこれらの合金のような導電性を有しかつ酸化や摩
耗等の不都合の生じない貴金属を接合して使用するのが
一般である。

このような電気的接点材を製造する従来の方法には、ク
ラッド法により目的に応じ２層あるいは３層に接合せし
め、これを所定形状に打ち扱いたり、ベース材と接点材
とを予め別々にプレスを用いて所定形状に打ち抜いてお
いて、打ち抜いた接点材をベース材の所定位置に乗ぜて
、これをろう材により接合する方法、あるいはベース材
を予め所定の形状に打ち扱いておき、接点材はカシメ方
式により密着接合せしめる方法などざまざまな方法が提
案されている。

しかし、接点片となる貴金属は極めて高価であり、必要
最少限の使用をすることが望ましく、製造後のスクラッ
プはこれをすべて手際よく回収することが望ましい工、
製造工程もでざるだ（）簡便であることが望ましい。

上記のような見地から前記従来方法をみた場合、クラッ
ド法では卑金属であるベース材と貴金属である接点材と
が一体に接合されており、所定形状に打ち扱いた後のス
ラップ処理に多くの費用がかかる欠点がある。また、ベ
ース材と接点片とを別工程で加工し、最終工程において
ベース材と接点片とをろうイ」りあるいはカシメ方式で
接合する方法では、工程が多くなる上筒者を精度よく位
置合せをし接合するための高精！宴の治具や細心の注意
が要求され、多くの労力と時間と費用を要する欠点があ
った。

「発明の目的］ 本発明は上記のような実情にかんがみてなされたもので
おり、前記打ら扱き成形および位置合せ接合を別工程に
よらず同一工程内で行ない得ると共に、スクラップの回
収もきわめて容易な電気接点材の製造方法を提供しよう
とするものである。

［発明の概要］ すなわら、本発明の要旨とするところは、ベースメタル
と接点材とを相対向して移動せしめ、相対向した両者を
電極を兼ねたパンチャーの間に配置して、所定形状の接
点片をベースメタルの所定位置上に打ち恢き接触せしめ
ると同時に電極に通電して両者を接合してしまうもので
あり、それによって一工程で接点片の接合を達成せしめ
る一方、接点材料の残りはこれをそのまま巻き取り回収
してしまおうとするものである。

［実施例］ 以下に実施例に暴いて説明する。

第１図は、本発明に係る製造方法を実施する一興体例を
示す説明図である。

第１図において１０，１１は電極をも兼ねるパンチャー
でおって、パンチダイス１３を保持している絶縁体より
なる基台１２の上下に図に示すように配置されている。

１は銅あるいは銅合金あるいはその他必要目的に応じ適
宜選択される帯状のベースメタル、２は同じく必要目的
に応じ適宜選択される主として前述した貴金属類よりな
る帯状の接点材であって、送り出しり−ル１６より送り
出され、ベースメタル１と相対向する位置を通って、巻
き取りリール１７によって巻き取られる。

なお、１４はベースメタル１を所要位置に間欠的に移動
せしめる間欠送り装置、１５は同じく接点材２を間欠的
に移動せしめる間欠送り装置である。

基台１２のパンチダイス１３は、間欠送りされるベース
メタル１上の接点片が接合される所定位ｉ面に高精度に
位置合せされ、その状態でパンチ１０が接点材２を必要
形状に打ち扱き、打ら抜かれた接点片３は、そのままベ
ースメタル上の所要位置に高精度に接触せしめられる。

そのままパンチ１０は接触片３をベースメタル上に押し
付しブ、一定押圧に達すると、電極をも兼ねるパンチャ
ー１０および１１間に通電され、当該通電により接点片
３とベースメタル１とが接合される。

上記接合が完了したら、間欠送り装置１４および１５が
動作し、つぎの所定位置にコマ送りされる。かくして、
順次つぎの接点片３が打ち央かれ、上記同様にして通電
接合され、つぎへと送られる。

Ｌ記において、パンチダイスの位置合せ、およびベース
メタルないし接点材２のコマ送りさえ精確であれば、接
点片３はベースメタル１の所定位置に連続的に精確に接
合される。

第２図は、上記のようにしてベースメタル１上に接点片
３，３が順次接合された様子を示す平面図である。

上記のようにして接合片３．３が接合されたベースメタ
ル１はこのまま巻き取ってもよいが、この工程とタンデ
ムライン上にプレス工程を設けておき、最終的あるいは
中間的個別製品に連続的に打ら抜くようにすると、工程
管理上あるいは費用の上からも有利である。

なお、接点片３を打ち扱いた後の残材は、それ自体単独
で巻き取り機１７に巻き取られるから、前述したクラッ
ド法におけるような面倒なスクラップ処理を必要とせず
、残材処理もきわめて容易なものとなるのである。

［発明の効果］ 以上、本発明に係る電気接点材の製造方法をもってすれ
ば、従来例に比べすべてが連続的に実行され、しかも接
点片の位置合せも容易かつ精確に行なうことができ、ス
クラップ処理がきわめて容易であってしかも高価な貴金
属類を１００％回収できるのみならず、タンデムにプレ
ス工程を配置して一気に最終製品化することが可能であ
るなど、きわめて高能率に高品質の電気接点材を入手で
きるもので必り、斯業界に及ぼす意義はけだし大きなも
のがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る製造方法の一興体例を示す説明図
、第２図は本発明に係る製造方法により製造中の製品の
一例を示す平面図である。 １・・・・・・ベースメタル、 ２・・・・・・接点材、 ３・・・・・・接点片、 １０．１１・・・電極を兼ねるパンチャー（プレス）、
１２・・・・・・絶縁体よりなる基台、１３・・・・・
・パンヂダイス、 １４．１５・・・間欠送り装置。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）帯状のベースメタルと帯状の接点材とを上下に相
   対向状態で移動可能に配置し、当該相対向状態のベース
   メタルと接点材を電極を兼ね得るパンチャーの電極間に
   配置せしめ、ベースメタル上の所定位置に所定形状の接
   点片を前記パンチャーにより打ち抜き接触せしめると共
   に、前記パンチャーの電極間に通電して前記ベースメタ
   ルと接点片とを接合せしめる電気接点材の製造方法。
2. （２）接点片を接合後、所定形状に個別に打ち抜く工程
   をダンデムに配置する特許請求の範囲第１項記載の製造
   方法。