JPS6224864Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6224864Y2 JPS6224864Y2 JP19772781U JP19772781U JPS6224864Y2 JP S6224864 Y2 JPS6224864 Y2 JP S6224864Y2 JP 19772781 U JP19772781 U JP 19772781U JP 19772781 U JP19772781 U JP 19772781U JP S6224864 Y2 JPS6224864 Y2 JP S6224864Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- ring
- ring member
- groove
- joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 2
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、エンジン等のピストンの外周上に巻
着されて余分な油をシリンダの下方とピストンの
内面に逃がすオイルリングに係り、特に、オイル
リングの合い口付近における強度を向上させる改
良に関する。
着されて余分な油をシリンダの下方とピストンの
内面に逃がすオイルリングに係り、特に、オイル
リングの合い口付近における強度を向上させる改
良に関する。
従来のこの種のオイルリングとして、第１図に
示すようなものがある。このオイルリングは、一
部に合い口２を有する環状に形成されたリング部
材１の外周上にリング溝３を一体的に形成すると
ともに、この溝３の底部に多数個の油孔４を全周
に渡つて等ピツチに穿設して構成されている。こ
のように、オイルリングはリング溝３と油孔４と
を備えているため、リング部材自身の常に外方へ
広がろうとする張力が弱くなる。そこで、第２図
に示すように、リング部材１の内周面に外方向に
没入する収納溝５を環状に形成し、この溝５内に
エキスパンダスプリング６を収納し、前記外方へ
広がろうとする張力を強化することが行なわれる
場合がある。
示すようなものがある。このオイルリングは、一
部に合い口２を有する環状に形成されたリング部
材１の外周上にリング溝３を一体的に形成すると
ともに、この溝３の底部に多数個の油孔４を全周
に渡つて等ピツチに穿設して構成されている。こ
のように、オイルリングはリング溝３と油孔４と
を備えているため、リング部材自身の常に外方へ
広がろうとする張力が弱くなる。そこで、第２図
に示すように、リング部材１の内周面に外方向に
没入する収納溝５を環状に形成し、この溝５内に
エキスパンダスプリング６を収納し、前記外方へ
広がろうとする張力を強化することが行なわれる
場合がある。
このような場合、リング部材の収納溝における
スプリングと接触する上下壁面の摩耗が発生す
る。特に、リング部材の合い口の両脇部分は剛性
が乏しく摩耗耐力が低いため、他の部分に比べ破
損し易くなり、オイルリングの耐久性や油消費量
の増大を招来するという問題があつた。
スプリングと接触する上下壁面の摩耗が発生す
る。特に、リング部材の合い口の両脇部分は剛性
が乏しく摩耗耐力が低いため、他の部分に比べ破
損し易くなり、オイルリングの耐久性や油消費量
の増大を招来するという問題があつた。
本考案の目的は、前記従来技術の欠点を解消
し、リング部材の合い口の両脇部分におけるスプ
リングと接触する面の摩耗耐力を向上することが
できるオイルリングを提供するにある。
し、リング部材の合い口の両脇部分におけるスプ
リングと接触する面の摩耗耐力を向上することが
できるオイルリングを提供するにある。
本考案は、リング部材の合い口の両脇部分に油
孔のない盲部分を形成することにより、この部分
の剛性を高くしたことを特徴とする。
孔のない盲部分を形成することにより、この部分
の剛性を高くしたことを特徴とする。
以下図面に即して本考案の実施例を説明する。
第３図は本考案の一実施例を示す展開図であ
り、スプリング収納溝５側から見たところを示し
ている。第３図において、リング部材１の合い口
２を互に若干離間して相対する状態で構成するこ
とになる一対の末端２ａ，２ａから所定範囲θ，
θだけ中央にそれぞれ向う部分には、油孔４が穿
設されない盲部７，７がそれぞれ形成されてい
る。この所定範囲θは、等間隔に設けられている
油孔４の油孔４間距離、すなわち二つの油孔４の
中心間距離より、少なくとも長い距離であること
が必要である。
り、スプリング収納溝５側から見たところを示し
ている。第３図において、リング部材１の合い口
２を互に若干離間して相対する状態で構成するこ
とになる一対の末端２ａ，２ａから所定範囲θ，
θだけ中央にそれぞれ向う部分には、油孔４が穿
設されない盲部７，７がそれぞれ形成されてい
る。この所定範囲θは、等間隔に設けられている
油孔４の油孔４間距離、すなわち二つの油孔４の
中心間距離より、少なくとも長い距離であること
が必要である。
本実施例において、前記所定範囲θはリング部
材１の円周角で約45度に設定されており、盲部の
長さはリング部材の全長に対し約４分の１になつ
ている。
材１の円周角で約45度に設定されており、盲部の
長さはリング部材の全長に対し約４分の１になつ
ている。
このように、本実施例においては、リング部材
１の合い口２の両脇部分に盲部７，７をそれぞれ
形成したので、この部分に油孔４が等ピツチで穿
設されている従来の場合に比べて、この合い口近
傍部分における剛性は高まることになる。したが
つて、この盲部７における収納溝５のスプリング
６（第２図参照）と接触する上下壁面の摩耗耐力
は向上し、破損しにくくなる。これにより、オイ
ルリング全体としての耐久性が向上するととも
に、油消費量の増大等の障害発生を回避すること
ができる。
１の合い口２の両脇部分に盲部７，７をそれぞれ
形成したので、この部分に油孔４が等ピツチで穿
設されている従来の場合に比べて、この合い口近
傍部分における剛性は高まることになる。したが
つて、この盲部７における収納溝５のスプリング
６（第２図参照）と接触する上下壁面の摩耗耐力
は向上し、破損しにくくなる。これにより、オイ
ルリング全体としての耐久性が向上するととも
に、油消費量の増大等の障害発生を回避すること
ができる。
なお、前記実施例では、油なし部分の形成範囲
をリング部材の全長に対して、１：４の割合に設
定した場合につき説明したが、これに限定される
ものではない。また、図では油孔が円形孔である
場合を例示しているが、これに限定されるもので
はない。
をリング部材の全長に対して、１：４の割合に設
定した場合につき説明したが、これに限定される
ものではない。また、図では油孔が円形孔である
場合を例示しているが、これに限定されるもので
はない。
以上説明したように、本考案によれば、リング
部材の合い口の両脇部分に盲部をそれぞれ設けた
ので、この部分における剛性を高め、摩耗耐力を
向上することができるという効果が得られる。
部材の合い口の両脇部分に盲部をそれぞれ設けた
ので、この部分における剛性を高め、摩耗耐力を
向上することができるという効果が得られる。
第１図および第２図は従来例を示す斜視図およ
び部分拡大断面図、第３図は本考案の一実施例を
示す展開図である。 １……リング部材、２……合い口、３……リン
グ溝、４……油孔、５……収納溝、６……エキス
パンダスプリング、７……盲部。
び部分拡大断面図、第３図は本考案の一実施例を
示す展開図である。 １……リング部材、２……合い口、３……リン
グ溝、４……油孔、５……収納溝、６……エキス
パンダスプリング、７……盲部。
Claims (1)
- 一部に合い口を有する環状に形成されたリング
部材の外周上にリング溝を形成するとともに、こ
の溝の底部に多数個の油孔を穿設したオイルリン
グにおいて、前記リング部材における前記合い口
の両脇部分の、少なくとも前記油孔と油孔間の中
心間距離より長い部分に前記油孔を省略してなる
盲部を形成したことを特徴とするオイルリング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19772781U JPS5897351U (ja) | 1981-12-25 | 1981-12-25 | オイルリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19772781U JPS5897351U (ja) | 1981-12-25 | 1981-12-25 | オイルリング |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5897351U JPS5897351U (ja) | 1983-07-02 |
| JPS6224864Y2 true JPS6224864Y2 (ja) | 1987-06-25 |
Family
ID=30110939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19772781U Granted JPS5897351U (ja) | 1981-12-25 | 1981-12-25 | オイルリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5897351U (ja) |
-
1981
- 1981-12-25 JP JP19772781U patent/JPS5897351U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5897351U (ja) | 1983-07-02 |
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