JPS6224843Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6224843Y2 JPS6224843Y2 JP1982023092U JP2309282U JPS6224843Y2 JP S6224843 Y2 JPS6224843 Y2 JP S6224843Y2 JP 1982023092 U JP1982023092 U JP 1982023092U JP 2309282 U JP2309282 U JP 2309282U JP S6224843 Y2 JPS6224843 Y2 JP S6224843Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber elastic
- elastic member
- seat plate
- bumper spring
- rigid member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000004677 Nylon Substances 0.000 claims description 2
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車の緩衝部材として用いられるバ
ンパスプリングの改良に関するものである。
ンパスプリングの改良に関するものである。
自動車のバンパスプリングは、車輪に過大な荷
重が加わつた際、変位を抑えるストツパーとして
作用するもので、〔第1図に懸架状態の概略を示
す。1はバンパスプリング、2はシヨツクアブソ
ーバー、3はサスペンシヨンインシユレーター、
4はピストンロツド、5は車輪、6は支承部、7
は揺動アーム、8はストラツトバー、9は車体で
ある。〕従来より第2図に示す如く、金属にて製
せられた車体側に取付けせる座板11上に、略円
筒状のゴム弾性部材12が設けられ、該ゴム弾性
部材12の軸中心に前記座板11をも貫通せるピ
ストンロツドを挿通せしめる孔13を有して成る
ものが公知である。
重が加わつた際、変位を抑えるストツパーとして
作用するもので、〔第1図に懸架状態の概略を示
す。1はバンパスプリング、2はシヨツクアブソ
ーバー、3はサスペンシヨンインシユレーター、
4はピストンロツド、5は車輪、6は支承部、7
は揺動アーム、8はストラツトバー、9は車体で
ある。〕従来より第2図に示す如く、金属にて製
せられた車体側に取付けせる座板11上に、略円
筒状のゴム弾性部材12が設けられ、該ゴム弾性
部材12の軸中心に前記座板11をも貫通せるピ
ストンロツドを挿通せしめる孔13を有して成る
ものが公知である。
しかしながら、上記かかる構造のものは、シヨ
ツクアブソーバーからの衝撃を受けた場合、高荷
重負荷時にはゴム弾性部材は圧縮され外径が拡大
する如く変形する。そのため、低荷重負荷時には
軟いバネ特性を示すものの、高荷重負荷時に乗り
心地性を満足するような所望の硬いバネ特性を示
さず、さらには、ゴム弾性部材の外径の拡大度合
が大きくなると、周辺にある部材、例えばコイル
スプリング等に接触することになり、それが繰り
返し起こるとゴム弾性部材に亀裂が入るというこ
ともあり、装着スペースおよび耐久性の面でも不
具合を有していた。
ツクアブソーバーからの衝撃を受けた場合、高荷
重負荷時にはゴム弾性部材は圧縮され外径が拡大
する如く変形する。そのため、低荷重負荷時には
軟いバネ特性を示すものの、高荷重負荷時に乗り
心地性を満足するような所望の硬いバネ特性を示
さず、さらには、ゴム弾性部材の外径の拡大度合
が大きくなると、周辺にある部材、例えばコイル
スプリング等に接触することになり、それが繰り
返し起こるとゴム弾性部材に亀裂が入るというこ
ともあり、装着スペースおよび耐久性の面でも不
具合を有していた。
その対策として、特に乗り心地性の改良を目的
として、高荷重負荷時に硬いバネ特性を保持せし
めるために、ゴム弾性部材の硬さを大きくする手
段も用いられていたが、その結果、低荷重負荷時
でのバネ特性が硬くなつてしまい、実用上満足す
るものが得られていないのが実状である。
として、高荷重負荷時に硬いバネ特性を保持せし
めるために、ゴム弾性部材の硬さを大きくする手
段も用いられていたが、その結果、低荷重負荷時
でのバネ特性が硬くなつてしまい、実用上満足す
るものが得られていないのが実状である。
本考案はかかる事情に鑑み考案されたもので前
記従来の不具合を解決するために、低荷重領域で
軟く高荷重領域で硬い非線形バネ特性を有し、特
に高荷重負荷時にも弾性部材の外径拡大度合を小
ならしめる構造とし、乗り心地性と耐久性の良好
なバンパスプリングを提供することを目的とし、
この目的を達成するために、座板上に略中空円筒
状のゴム弾性部材を設けて成るバンパスプリング
において、ゴム弾性部材の頂面に対向せる面を椀
状凹面とせる剛性部材を、前記ゴム弾性部材中の
座板に近接せる位置に埋設して成る構造としたの
である。
記従来の不具合を解決するために、低荷重領域で
軟く高荷重領域で硬い非線形バネ特性を有し、特
に高荷重負荷時にも弾性部材の外径拡大度合を小
ならしめる構造とし、乗り心地性と耐久性の良好
なバンパスプリングを提供することを目的とし、
この目的を達成するために、座板上に略中空円筒
状のゴム弾性部材を設けて成るバンパスプリング
において、ゴム弾性部材の頂面に対向せる面を椀
状凹面とせる剛性部材を、前記ゴム弾性部材中の
座板に近接せる位置に埋設して成る構造としたの
である。
本考案を以下図面をもつて具体的に説明する。
第3図乃至第4図は本考案のバンパスプリング2
0の一実施例であつて、21は金属にて製せられ
た座板、22は略中空円筒状のゴム弾性部材、2
3は剛性部材、24は孔である。
第3図乃至第4図は本考案のバンパスプリング2
0の一実施例であつて、21は金属にて製せられ
た座板、22は略中空円筒状のゴム弾性部材、2
3は剛性部材、24は孔である。
ゴム弾性部材22の軸中心には座板21をも貫
通せるピストンロツドを挿通せしめる孔24があ
り、剛性部材23はゴム弾性部材22の座板21
に近接する位置に埋設されており、該剛性部材2
3のゴム弾性部材頂面22aに対向せる面は、椀
状凹面23aとしてある。
通せるピストンロツドを挿通せしめる孔24があ
り、剛性部材23はゴム弾性部材22の座板21
に近接する位置に埋設されており、該剛性部材2
3のゴム弾性部材頂面22aに対向せる面は、椀
状凹面23aとしてある。
尚、座板21とゴム弾性部材22、および剛性
部材23とゴム弾性部材22とは、いずれも接着
剤を介して加硫接着されている。また、座板21
の長手方向両端部付近には孔25,25があり、
ボルトナツトにて車体側に取付けられる。即ち、
ゴム弾性部材頂面22aがシヨツクアブソーバー
2と対面する如く逆さ配置にて用いられる。
部材23とゴム弾性部材22とは、いずれも接着
剤を介して加硫接着されている。また、座板21
の長手方向両端部付近には孔25,25があり、
ボルトナツトにて車体側に取付けられる。即ち、
ゴム弾性部材頂面22aがシヨツクアブソーバー
2と対面する如く逆さ配置にて用いられる。
本考案のバンパスプリングを構成する剛性部材
としては、ナイロン、ポリエステル等の熱可塑性
樹脂あるいは、エポキシ、フエノール等の熱硬化
性樹脂などの合成樹脂が用いられる。また、金属
を用いることも可能であるが、軽量化指向という
現状ニーズに対しては合成樹脂の方が好ましい。
としては、ナイロン、ポリエステル等の熱可塑性
樹脂あるいは、エポキシ、フエノール等の熱硬化
性樹脂などの合成樹脂が用いられる。また、金属
を用いることも可能であるが、軽量化指向という
現状ニーズに対しては合成樹脂の方が好ましい。
以上の説明の如き構成とせる本考案のバンパス
プリングの作用効果は、ゴム弾性部材の硬さをあ
る程度小さく維持したままでも、低荷重領域にお
いて軟く、高荷重領域において剛性部材のストツ
パー効果(それも、短いストロークでストツパー
効果が得られる。)により硬い非線形バネ特性が
得られ、且つ、剛性部材の椀状凹面により、高荷
重領域においても、ゴム弾性部材は主として椀状
凹面の傾斜面に沿つて外周から軸中心方向へと変
形するので、外径の拡大度合は小さく、バネ特性
は良好に保持され、良好な乗り心地性が得られる
のである。また、外径の拡大度合が小さくできる
ので、ゴムの応力が過大にならず、耐久性の低下
がなくなり、さらに装着スペースの面でも有利と
なるなどの利点もあるのである。
プリングの作用効果は、ゴム弾性部材の硬さをあ
る程度小さく維持したままでも、低荷重領域にお
いて軟く、高荷重領域において剛性部材のストツ
パー効果(それも、短いストロークでストツパー
効果が得られる。)により硬い非線形バネ特性が
得られ、且つ、剛性部材の椀状凹面により、高荷
重領域においても、ゴム弾性部材は主として椀状
凹面の傾斜面に沿つて外周から軸中心方向へと変
形するので、外径の拡大度合は小さく、バネ特性
は良好に保持され、良好な乗り心地性が得られる
のである。また、外径の拡大度合が小さくできる
ので、ゴムの応力が過大にならず、耐久性の低下
がなくなり、さらに装着スペースの面でも有利と
なるなどの利点もあるのである。
尚、剛性部材をゴム弾性部材中に埋設せる構造
において、剛性部材の前記椀状凹面と対向せる面
を座板に直接面接せる構造としたものは、くり返
し圧縮を受けて剛性部材が摩耗(摺動)したり、
過大な衝撃を受けたとき剛性部材が破損したりす
ることがあるので好ましくなく、本考案の如き、
剛性部材を座板と面接することなく、ゴム弾性部
材を介して対面する構造が望ましいのである。
において、剛性部材の前記椀状凹面と対向せる面
を座板に直接面接せる構造としたものは、くり返
し圧縮を受けて剛性部材が摩耗(摺動)したり、
過大な衝撃を受けたとき剛性部材が破損したりす
ることがあるので好ましくなく、本考案の如き、
剛性部材を座板と面接することなく、ゴム弾性部
材を介して対面する構造が望ましいのである。
第1図は懸架装置を概略的に示す正面図、第2
図は従来のバンパスプリングの例を示す径方向断
面図、第3図は本考案のバンパスプリングの一実
施例を示す平面図、第4図は第3図におけるA−
A断面図である。 20……バンパスプリング、21……座板、2
2……ゴム弾性部材、22a……ゴム弾性部材頂
面、23……剛性部材、23a……椀状凹面、2
4……孔、25……孔。
図は従来のバンパスプリングの例を示す径方向断
面図、第3図は本考案のバンパスプリングの一実
施例を示す平面図、第4図は第3図におけるA−
A断面図である。 20……バンパスプリング、21……座板、2
2……ゴム弾性部材、22a……ゴム弾性部材頂
面、23……剛性部材、23a……椀状凹面、2
4……孔、25……孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車体に取付けるための座板上に略中空円筒状
のゴム弾性部材を設けて成るバンパスプリング
において、 ゴム弾性部材の頂面に対向せる面を椀状凹面
とせる剛性部材を、前記ゴム弾性部材中の座板
に近接せる位置に埋設して成ることを特徴とす
るバンパスプリング。 (2) 剛性部材がナイロン、ポリエステル等の合成
樹脂である実用新案登録請求の範囲第(1)項記載
のバンパスプリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2309282U JPS58125754U (ja) | 1982-02-19 | 1982-02-19 | バンパスプリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2309282U JPS58125754U (ja) | 1982-02-19 | 1982-02-19 | バンパスプリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58125754U JPS58125754U (ja) | 1983-08-26 |
JPS6224843Y2 true JPS6224843Y2 (ja) | 1987-06-25 |
Family
ID=30035144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2309282U Granted JPS58125754U (ja) | 1982-02-19 | 1982-02-19 | バンパスプリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58125754U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5512084B2 (ja) * | 1972-11-06 | 1980-03-29 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5916547Y2 (ja) * | 1978-07-11 | 1984-05-15 | 三菱重工業株式会社 | 密閉形電動圧縮機 |
-
1982
- 1982-02-19 JP JP2309282U patent/JPS58125754U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5512084B2 (ja) * | 1972-11-06 | 1980-03-29 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58125754U (ja) | 1983-08-26 |
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