JPS62246412A - ライン内複数台配置によるカツタ−スタンドの交換方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はスリッターライン設備におけるカッタースタン
ドの配置、交換方法に関する。

（従来の技術） 鋼板を長さ方向に所定幅で切断するスリッターライン設
備においては、第６図に示すように、アンコイラ−１と
りコイラー９の間にカッタースタンド５を配置し、アン
コイラ−１とカッタースタンド５の間にはラフレベラー
・フィーダー２．Ｎａ１ルーパー３及びサイドガイド４
を設け、またカッタースタンド５とリコイラー９の間に
はＮａ２ルーパー６、テンションデバイス８を設けると
共に適宜個所にセパレーター７を設けるという配置が一
般的である。

このうち、カッタースタンド５は、第７図に示すベース
配置を有し、上下一対のアーバーの各々に複数個のカッ
ターナイフがスペーサーで離間されて組込まれているが
、被切断製品（母材）の製品幅（スリッター幅）を変更
する場合には、カッターナイフ及びスペーサーを組替え
る必要がある。しかし、この組替には多大な時間を要し
、ライン内にカッタースタンドを固定的に配置している
ため。

長時間ラインを停止してその場で刃替を行なわなければ
ならず、稼動率低下の一大要因となっていた。

そこで、従来より組替時間の短縮化を図る方式が種々提
案され、採用されている６例えば、カッタースタンドを
２基保有し、ライン外で予備スタンドに刃替を行った後
、これをクレーン吊にてスタンド入れ替えを行なうクレ
ーン吊スタンド交換方式やクレーンと摺動台を併用した
方式（特開昭５６−８９４２２号）、或いはカッタース
タンドを２基保有し、ライン外で予備スタンドに刃替を
行った後、２基積載の台車により、スタンドのライン内
供給及び引き出しを行う台車によるスタンド交換方式な
どがある。また、改造型スタンド１基をライン内に配置
し、アーバーをライン内及び外側につけ、この外側アー
バーに刃替を行い、寸法変更時にアーバーを回転させて
セットするターレット方式もある。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、いずれの方式でもカッタースタンド１基をライ
ン内に配置したもので、クレーン吊又はターレット方式
ではライン内で再調整する必要があり、品質への影響の
問題がある。また、これが。

即ち、ライン停止の原因となる。また台車使用の場合に
は台車のトラバース時間並びにライン外スペースの問題
がある。このようにいずれの方式でもスリッターライン
の停止時間を大幅に短縮化することは困難であった。

本発明は、上記従来技術の欠点を解消し１品質への影響
がなくライン停止時間の大幅な短縮化により稼動率を向
上でき、しかもライン外必要スペースが少なくて済み、
作業も容易且つ安全なカッタースタンド交換方法を提供
することを目的とするものである。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明者は、従来の刃替方式
の欠点をもたらす原因について検討したところ、いずれ
の方式においてもスリッターライン内にカッタースタン
ド１基のみを配置していることに起因することが判明し
、その対策としてはスリッターライン内に２基以上のカ
ッタースタンドを直列に且つライン外に出し入れ可能に
配置することにより、可能であることを知見したもので
ある。

すなわち、本発明の要旨とするところは、同一スリッタ
ーライン内に２基以上のカッタースタンドを直列に、か
つ各々ラインと直交する方向に出し入れ移動可能に配置
し、刃替時、旧スタンドをライン外に引き出すと共に刃
替済の新スタンドをライン内に入れてカッタースタンド
を交換することを特徴とするライン内複数台配置による
カッタースタンドの交換方法、にある。

以下に本発明を図面を参照しつつ詳細に説明する。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例に係るカッタースタンド２基
配置の概念図である。

図中、１０は翫１スタンド、１１は翫スタンドであり、
スリッターライン方向（図中、矢印）の一方側には駆動
部１２及び減速機１３が配設され、インラインの場合、
カップリング１４を介して各スタンドのアーバーと接続
するだけでライン内調整をすることなく連結可能になっ
ている。一方、ラインを挟んで駆動部１２と反対側には
ラインと直交する方向にライン内から延在するレール１
５が各々敷設されている。

スタンド交換時には、第２図に示すように、適宜の索引
装置又は駆動装置により＆１スタンド１０をレール上を
移動させてライン内に入れると共にＮａ２スタンド１１
をレール上を移動させてライン外に引き出すことにより
、カッタースタンドの交換が行われる。勿論、Ｍａｌス
タンド１０を引き出し、Ｎ１１２スタンド１１をライン
内に入れる態様も同様であり、また必要に応じてカッタ
ースタンドを３基以上配置することも可能で、その場合
には同様の要領にてカッタースタンドの交換を行うこと
ができる。

予備スタンドとしてライン外に引き出したカッタースタ
ンドはレール上に置いたまＮで所要の刃替作業が行われ
る。

次に上記カッタースタンド２基の配置及び構成の具体例
を第３図にて説明する。図中、１６はコモンベッドで各
々一対の軌条からなるレール１５が敷設され、各レール
上を、スタンド引出し、押込用車輪１７を備えたカッタ
ースタンド１０゜１１が移動可能となっている。

各スタンドは、上部フレーム１８及び下部フレーム１９
を有し、上部フレーム１８にはスクリュー２０により昇
降調整可能なカッター用の上部アーバー２１及び下部ア
ーバー２２が装着されており、下部フレーム１９は底部
に車輪１７を備えている。なお、２３は縦方向ギャップ
調整用ハンドルで１手動又はモーター駆動によりスクリ
ュー２０を昇降させ、各アーバーのギャップを調整する
ことができ、またラインセンターに対して横方向の位置
調整のために上部フレーム１８と下部フレーム１９の間
に摺動面２４が設けられている。

また各カッタースタンドにはサイドガイド２５が上部フ
レーム入側に設けられている。

なお、上記構成でカッタースタンドを交換する場合、ラ
イン外へ何れか一方のスタンドが引き出された後、板の
通板のために簡単なテーブル（図示せず）が交互にライ
ン上に自動的にセットするようにすることができる。

上記の如く、本発明は同一のスリッターライン内に２基
以上のカッタースタンドを配置することを基本としてい
るが、それによる剪断態様の一例を以下に示す。

前述の如く、従来のスリッターライン構成ではライン内
にカッタースタンドを１基配置していたため、第４”図
（ａ）、（ｂ）に示すように、上部、下部アーバー２１
のカッターナイフ２６ナイフの刃厚（ａ）の２倍（２ａ
）以下の製品幅のものは剪断することができないことか
ら、第１工程剪断で２８以上の半製品をつくり、次いで
、同一ラインのカッタースタンドの刃替を行った後、或
いは小幅スリッターラインに移した後、第２工程剪断に
より再剪断を行って最終製品に仕上げていた。

この点、本発明のカッタースタンド配置によれば、同一
ライン内にカッタースタンドを２基以上配置するので、
以下の態様で剪断することができる。

すなわち、第１の剪断態様によれば、従来と同様、第１
スタンドにて第１工程剪断で半製品をつくり、次いで第
１スタンドをライン外に引き出すと共に第２スタンド（
予備スタンド）をライン内に入れ、第２スタンドにて第
２工程剪断で製品を得ることができる。予備スタンドと
して２基以上を配置すれば、各種製品幅に対処できる。

これらの場合、カッタースタンドの交換はレールを利用
して行うだけでよく、ライン内での調整が不要であるの
で、従来よりもライン停止時間が短縮化される。

また、第２の剪断態様によれば、第５図に示すように、
同一ライン内に予め第１工程剪断用の第１スタンド１０
と第２工程剪断用の第２スタンド１１を配置しておき１
両スタンドの同時運転により、まず第１スタンドによっ
てカッターナイフ厚（ａ）の時の最小剪断可能製品幅２
ａに剪断し、次いで第２スタンドによって製品幅ａに剪
断することにより、カッターナイフ厚（ａ）の時の最小
剪断可能製品幅（２ａ）以下の所望の製品幅のものを同
一ラインで同時に得ることができる。カッタースタンド
を３基以上配置して組合せても同様に種々の製品幅にす
ることができることは云うまでもない。

勿論、各スタンドの交換は上記と同様に短時間で行なう
ことができる。

（発明の効果） 以上詳述したように１本発明によれば、同一スリッター
ライン内に２基以上のカッタースタンドを直列に配置し
、ラインと直角方向に移動可能にしたので、カッタース
タンドの押込み、引き出し操作のみによってライン内調
整を必要とせずに、スタンド交換を短時間で行うことが
できる。したがって、刃替に伴うライン停止時間が可及
的に短縮化され、良好な品質の切断製品を高稼動率のも
とで得ることができる。しかも、スタンド交換に際して
クレーン吊作業が不要であるので作業が安全かつ容易と
なり、また台車のトラバース等も不要であるのでライン
外スペースも少なくて済むなどの利点がある。更には同
一ラインで２基以上のカッタースタンドを同時運転すれ
ば１工程で各種製品幅を能率的に求めることもできるゆ

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるカッタースタンド２基のライン内
配置を示す概念図、 第２図は第１図の配置の場合のスタンド交換要領を示す
説明図、 第３図はライン内のカッタースタンド２基の配置及び具
体的構成例を示す側断面図。 第４図（ａ）、（ｂ）は従来の剪断作業におけるカッタ
ーナイフ厚寸法と最小剪断可能製品幅の関係を示す説明
図、 第５図は本発明によるライン内スタンド配置で同時運転
による剪断作業を示す説明図、第６図はスリッターライ
ン設備を示す図。 第７図は従来のカッタースタンドのライン内配置を示す
図である。 １０・・・Ｎα１カツタースタンド。 １１・・・陽２カッタースタンド、 １２・・・駆動部、　　　１３・・・減速機。 １４・・・カップリング、１５・・・レール、１６・・
・コモンベッド５１７・・・車輪。 １８・・・上部フレーム、１９・・・下部フレーム、２
０・・・スクリュー、　２１・・・上部アーバー、２２
・・・下部アーバー、２３・・・調整用ハンドル、２４
・・・摺動面５　　　２５・・・サイドガイド。 ２５・・・カッターナイフ、２７・・・スペーサー。 特許出願人　　　堺鋼板工業株式会社 代理人弁理士　　中　　村　　　尚 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 同一スリッターライン内に２基以上のカッタースタンド
   を直列に、かつ各々ラインと直交する方向に出し入れ移
   動可能に配置し、刃替時、旧スタンドをライン外に引き
   出すと共に刃替済みの新スタンドをライン内に入れてカ
   ッタースタンドを交換することを特徴とするライン内複
   数台配置によるカッタースタンドの交換方法。