JPS62246131A - 磁気記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高密度磁気記録に適する垂直磁化膜を磁気記録
、啼とする磁気記録媒体に関する。

従来の技術 高密度磁気記録に適する垂直磁気記録媒体は、通常高分
子フィルム上に、高周波スパックリング法で、　Ｃｏ−
Ｃｒをターゲットにしてバ・ソチ方式又は巻取り方式の
いずれかで、垂直磁化膜を形成し、その上にプラズマ重
合膜等の保護嘆を配したものをベースに、Ｃｏ−Ｃｒに
第３元素を添加しての性能向上や、実用耐久性の向上が
各方向で検討されている。

５１１えば、パーフロロポリエーテル系の潤滑剤を塗布
することで、潤滑剤なしの時が媒体寿命１万バスに対し
、２８０万バスまで改良される〔インタマグ８５ダイジ
ェストＥＡ−１ｏ（１９ａｓ、ｓ））ことや、Ｃｏ−Ｃ
ｒ単層膜上にＣｏ−Ｃｒ−０保護膜を１５０〜２００人
形成し６００万パスでも損傷がなく摩耗も殆んどみられ
ていないことが報告されている〔第９回日本応用磁気学
会学術講演概要集。

２６ａＡ−１１（１ｓａｓ、　１１）’３゜又、Ｃｏ−
Ｃｒ単層膜上にプラズマ重合層を設ける提案は数多くな
されている〔特開昭５７−８２２２９号公報、特開昭５
８−６０４２７号公報、特開昭６８−５１８８２８号公
報、特開昭５８−１０２３３０号公報、特開昭５９−１
５４６４１号公報、特開昭６９−１６０８２８号公報、
特開昭６１−１６０２６号公報〕。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記した構成では、使用環境が限られるた
めに、広範な使用環境が子側される民生用の高密度山気
記録用の磁気記録媒体としては充分な耐久性を保持して
いるとは言い難く、改良が望まれている。

本発明は上記した事情に鑑みなされたもので、磁気ヘッ
ド条件、使用環境電性の限定を大きく受けない、汎用性
の良好な耐久性の改良された高密度磁気記録媒体を提供
するものである。

問題点を解決するだめの手段 上記した問題点を解決するため、本発明の磁気記録媒体
は、高分子フィルム上に形成した粒状突起が強磁性金属
薄膜形成時に熱変形した状態で磁気記録層に粒状突起を
付与したものである。

作用 本発明の磁気記録媒体は、上記したｄη成により粒状突
起の形成により、摺動する磁気記録再生装置の構成要素
との間の摩擦力の低減が、真空接触面積の１氏下により
もたらされるのに力１１えて、熱変形時に、強磁性金属
薄膜構成元素の拡散層が、粒状突起の表層部にできるこ
とから付着強度が大きくなるので、耐久性が極めて良好
となるものである０ 実施例 以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明
する。

第１図は本発明の第１の実施し１１のａ気記録媒体の要
部拡大断面図である。第１図で、１は厚み１２μｍのポ
リエチレンテレフタレートフィルムから成る高分子フィ
ルムで、２は粒状突起層で、３はポリエステル球のごと
き粒子で、平均粒子径は１０００人である。４はポリエ
ーテル樹）１旨のごとき（ホ）脂で、これは粒子３を高
分子フィルム１の表面に固定するための結合剤である。

６はポリエステル球の粒子３が熱変形を受けた時に出来
た表面拡散層で、６はスパッタリング法で形成したＣｏ
−Ｃｒ　（Ｃｒ　２０ｗ　ｔ％）の垂直磁化膜で、厚み
０．１３μｍ、垂直保障カフ　００　（Ｏｓ　）である
。

熱変形量は、高分子フィルムを巻きつけた円筒キャンの
表面温度と、スパッタリング時の投入高周波電力で主と
して制御した。

変形後の粒子の高さを４００人と６００人の２種類を試
作し、磁気テープＡ、Ｂとした。比較例として、粒子を
無機材料のＣａＣ０３として、平均粒子径４００人、６
００人のものを夫々、磁気テープＣ，Ｄとした。

４種類の磁気テープには、同一の滑剤でちるバーフルオ
ロオクタン酸の真空蒸着膜を６０入配し、シリンダ径４
備のインタフェースで磁気ヘッドはギャップ部にセンダ
ストをスパッタ付着させた複合型リングヘッドを用い、
００７６μｍの記録波長の記録を行い、スチル状態で再
生出力を１ｌｌｌｌ定した。

再生の初期出力はテープＣをＯ（ｄＢ）　　として相対
比較したところ、テープＡ、Ｂ、Ｄは夫々、−Ｈ（ｄＢ
）、−１，５（ｄＢ）、−２，５（ｄＢ）であった。

又、再生出力が３　（ｄＢ）（床下するまでの時間は、
テープＡ、Ｂ、Ｃ，Ｄで夫々、１９０分、１８６分。

４１分、６７分であった。尚テストした環境はｏ′Ｃ〜
４０″Ｃ２１０％ＲＨ〜９０％ＲＨとした０テープＡ、
Ｂの耐久性が、Ｃ，Ｄの場合に比べて良好であるのは、
拡散層のためと考えられ、テープＡ、Ｈの間の関係も、
Ｃ，Ｄの関係から推定すれば、Ｂの方が耐久性が良いと
判断されるにも拘らず、同等以上のスチル耐久性を示し
ているのは、変形昂°が大きいことが、むしろ拡散層を
強固に形成してることと対応しているとみなされること
から生じていると予測される結果である。

第２図は、本発明の第２の実施例の磁気記録媒体の拡大
断面図である。

第２図で、第１図と同一番号を付したものは、同一構成
要素から成ることを示すもので、７は軟磁性層である。

即ち、この場合の粒子の熱変形は軟磁性層形成時に制御
されるものである。

第２図に示した磁気記録媒体のＭ’ｌ［材料は、高分子
フィルムは厚み１０μｍのポリエチレンナフタレートで
、軟磁性層は、厚み０．４μｍのパーマロイ薄膜で、高
周波スパッタリング法で形成した。

粒子ハ、ポリビニルアルコールで、結合剤としては、ポ
リエステル樹脂を用い、粒子の初期の平均径はＳＯＯ人
で、変形後の高さは、３００人。

４５０人とした。夫々を磁気テープＥ、Ｆとし、比較テ
ープＧ、Ｈとして、粒子としてカーボン微粒子を用いた
。テープＧ、Ｈは夫々平均粒子径、３００人、４５０人
で、粒子密［変は全て、１０９個／　ｃＡとした。

強磁性金属薄膜は、厚み０．１３μｍ　のＣｏ−Ｃｒ−
Ｎｂ（原子製比で７０：２０：１０）垂直磁化膜で、表
面潤滑剤層は、真空蒸着法で形成した厚み１００人のス
テアリン酸亜鉛から成るものを用いた。

４ｔ１８類のテープに、０．６μｍの記録波長の信号を
記録し、補助ｆｆｌ極励磁型単磁極ヘッドと類似の磁界
を発生させる片ｆｉ１１アクセス型の博嘆積層型の磁気
ヘッドで実施例１と同一のスチル評価をした。

初期出力は、テープＧをＯ（ｄＢ）とすると、テープＥ
、Ｆ、Ｈで夫に＋Ｌ８（ｄＢ）、ｏ（ｄＢ）。

−３，ａ（ｄＢ）で、スチル状態で再生出力が初期から
ａ　（ｄＢ）低下するまでの耐久時間は、テープＥ　、
　Ｆ。

Ｇ、Ｈと夫々、１３３（分）、１２４（分）、２１（分
）。

４９（分）であった。

本発明品の優位性は第２の実施例に於ても、第１の実施
列とほぼ同じに保たれていることがわかる。

本発明は第１．第２の実施例で限定されるものではなく
、高分子フィルムとしては、他に、ポリプロピレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリカーポネー１−　、ポリイミド、ポ
リアミドイミド等でもよい。

軟１１？ｌＩ　ＰＩ３層に限らず、チタン、ゲルマニウ
ムなどの下地層でもよい。

強磁性金属薄膜は垂直磁化膜に限らず、長手磁化膜でも
よ（、Ｃｏ−０，Ｃｏ　−Ｎｉ　、Ｃｏ−Ｔｉ　、Ｃｏ
−Ｍｎ。

Ｃｏ−Ｂ１　、Ｃｏ−Ｒｈ　、Ｃｏ−Ｎｉ−〇、Ｃｏ　
−Ｎ　ｉ−Ｐ等でもよい。

樹脂粒子は、他に、ポリウレタン、ポリアクリルアミド
、ポリスチレンスルフオン酸ナトリウム。

ポリビニルピロリドン等でもよい。

発明の効果 以上のように本発明によれば、耐久性に優れ、短波長出
力の良好な磁気記録媒体が得られるといったすぐれた効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の各実施例の磁気記録媒体
の要部拡大断面図である。 １・・・・・・高分子フィルム、２・・・・・・粒状突
起層、３・・・・・・粒子、４・・・・・・樹脂、６・
・・・・・表面拡散層、６・・・・・・垂直磁化膜、７
・・・・・・軟磁性層。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高分子フィルム上に形成した粒状突起が、薄膜形成時に
   熱変形した状態で磁気記録層に粒状突起を付与したこと
   を特徴とする磁気記録媒体。