JPS62246031A - 焼付機のトリミング機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は安価にトリミングをすることができる写真の焼
付機のトリミング機構に関する。

〔従来の技術〕

結婚式や旅行写真などの記念写真をアルバム等に整理す
る場合、被写体を強調したり美的効果を盛り上げるため
にトリミングが行なわれている。

従来のトリミングは、客が焼付依頼時”に特別注文し、
作業者がハート形やダイヤ形など指定されたトリミング
枠のマスクを用意して、該当写真の焼付時にフィルムに
マスクをかけて行なうものであった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記従来のトリミングは手作業であり、
写真の境付料が高価なものとなってしまい、一般的に気
軽に利用できるものではないという問題点があった。ま
た、フィルムの現像と印画紙への焼付は同時注文するこ
とが普通であるが、従来のトリミングでは、利用客はフ
ィルムを一旦現像または焼付してからでないとどの写真
をトリミングするか指定することができないという欠点
があった。

本発明は上記問題点を解決するもので、写真撮影の際に
トリミング指示表示を写し込んだフィルムを利用するこ
とによって、安価にトリミングを行なうことができる焼
付機のトリミング機構を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の上記目的を達成するための手段は、フィルムに
写し込まれたトリミング指示表示を読み取る読取手段と
、前記トリミング指示表示手段の指定するトリミングマ
スクを露光経路に自動セットするマスク手段とを備えた
トリミング機構である。

〔作用〕

本発明は、トリミング用カメラにより、写真撮影の際に
トリミング指示表示を写し込んだフィルムを利用するこ
とによって、このトリミング指示表示を焼付前に読み取
り、焼付時に自動的にトリミングマスクの変更を行なう
。その結果、本発明を用いたトリミングは、利用客がど
れをトリミングするか指定して焼付の注文をする必要は
な（、またトリミングの有無は自動的に識別処理される
ので、通常（トリミングなし）の焼付処理と同一処理す
ることができ、焼付料は通常の焼付処理と大差ないもの
とすることができる。

〔実施例〕

本発明を図面と実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例の要部を示す斜視図である。

本トリミング機構は、現像後のフィルムｌにほぼ密着す
る位置（上下どちらでも良い）に、トリミングマスクを
複数形成しマスク板２をスライド可能に設ける。このマ
スク板２にはたとえばワイヤー３等をその両端に固着し
て輪状とし、これをプーリーを介して駆動モータ４で両
方向に移動させることにより、指定されたトリミングマ
スクの位置決めをする。該位置決めは、たとえばマスク
板２の定位置にマークまたはコード２ａを切欠いておき
、これを位置検出手段５によって検出し、駆動モータ４
を停止させることで可能である。

さらには駆動モータ４にパルスモータ等を使用して、パ
ルス数のカウントで位置制御することでも良い。フィル
ムｌ上には客が後記するトリミング用のカメラにより、
写真撮影時にトリミング指示表示１ａをマークないしは
コードによって写し込んであり、これを読取手段６で光
学的に読み取って、トリミングするかしないか、トリミ
ングマスクはどれを使用するか識別する。、読取手段６
は公知の送受光型のセンサーなどが使用される。トリミ
ングが指定されていなければ、通常のトリミングのない
枠２ｂが選択される。このようにしてトリミング指示表
示の読み取りは当該写真の焼付前に読み取られる。トリ
ミングマスクの位置決めはフィルム１の位置決めととも
に行なえば効率的である。フィルムｌとトリミングマス
クの位置決めが終了すると、露光源７が点灯し印画紙８
にトリミングがなされて焼付がなされる。マスク板２゜
ワイヤー３．駆動モーク４１位置検出手段５は本発明の
マスク手段の構成例である。

第２図は本発明の他の実施例の要部を示す斜視図である
。本実施例ではトリミングマスクを回転板から成るマス
ク板２′上の周辺に形成し、駆動モータ４′によって回
転させ、トリミングマスクの位置決めを行なう。この位
置決めは’Ｍ”Ｓ　１図の実施例と同様にマスク板２′
上のマーク２ａ’等を位置検出手段５′で行なってもよ
いし、パルスモータ制御を行なっても良い。その他は第
１図の実施例と同様であり、マスク板２′は露光源、フ
ィルム、印画紙から成る露光経路に配置される。

トリミング用カメラは、シャッターに連動させてカメラ
内のフィルムの裏面からマークないしはコードをＬＥＤ
などのセグメント素子を用いて発光させて行なわれる。

なお本発明は上記実施例に限るものではな（、本発明の
主旨に沿って種々の実施態様を取り得る。

トリミング枠は複数個あるものについて述べたが、簡易
には１個のみでも良いことは当然である。またマスク手
段は、液晶パネルのような偏光板を用い、トリミングマ
スクを遮光によって形成することも可能である。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明によれは、トリミング付の焼付
処理を自動化することが可能になり、焼付料が通常の焼
付と大差な（安価に行なうことができ、客も気軽にトリ
ミングをすることが出来るという効果が得られた。また
利用客も一旦、現象焼付を行なってどれをトリミングす
るのか指定する必要がなく、フィルム現像と同時に焼付
を依頼できるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の要部を示す斜視図、第２図
は他の実施例の要部を示す斜視図である。 １・・・フィルム １ａ・・・トリミング指示表示 ２．２′・・・マスク板　　　４，４′・・・駆動モー
タ５．５′・・・位置検出手段　６．６′・・・読取手
段特許出願人　株式会社トータル（外１名）第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フィルムに写し込まれたトリミング指示表示を読み取る
   読取手段と、前記トリミング指示表示の指定するトリミ
   ングマスクを露光経路に自動セットするマスク手段とを
   備えたことを特徴とする焼付機のトリミング機構。