JPS62244648A - 記録装置 - Google Patents
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- JPS62244648A JPS62244648A JP8806786A JP8806786A JPS62244648A JP S62244648 A JPS62244648 A JP S62244648A JP 8806786 A JP8806786 A JP 8806786A JP 8806786 A JP8806786 A JP 8806786A JP S62244648 A JPS62244648 A JP S62244648A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、インクを飛翔させて、記録部材上に画像を形
成する画像形成方法に関する。
成する画像形成方法に関する。
「従来の技術」
コンピュータやワードプロセッサ等で処理された画像信
号を出力することを目的として、種々の方式の出力装置
が開発されている。
号を出力することを目的として、種々の方式の出力装置
が開発されている。
これらのうち、記録用紙等の記録部材に直接画像を形成
する方式のものは、記録装置自体が小型化できること、
低価格であること等の理由から、近年広く普及して来て
いる小型電算機用の出力装置として最適とされている。
する方式のものは、記録装置自体が小型化できること、
低価格であること等の理由から、近年広く普及して来て
いる小型電算機用の出力装置として最適とされている。
こういった出力装置としては、ワイヤドツト方式やイン
クジェット方式のものが良く知られている。
クジェット方式のものが良く知られている。
ワイヤドツト方式においては、感圧性ワックスを塗布し
たインクリボンと記録用紙とを重ねて、その上から金属
ワイヤで叩くようにしてインクを転写し、記録を行う。
たインクリボンと記録用紙とを重ねて、その上から金属
ワイヤで叩くようにしてインクを転写し、記録を行う。
また、インクジェット方式においては、インクを密閉し
た容器に収容し、これに圧力パルスを印加して、容器の
吐出口(オリフィス)からインクを噴射させて記録を行
う。
た容器に収容し、これに圧力パルスを印加して、容器の
吐出口(オリフィス)からインクを噴射させて記録を行
う。
「発明が解決しようとする問題点」
これらの方式はいずれも、小型化を図る上で有効な反面
、次のような問題点を有していた。
、次のような問題点を有していた。
まず、ワイヤドツト方式は、ワイヤがインクリボンを叩
くために、騒音が発生する。また、その機械的強度を保
つために、ワイヤ径を一定以上細くできない。従って、
画像密度(単位面積中の画素数)を上げることが難しく
、高解像度化が困難であった。
くために、騒音が発生する。また、その機械的強度を保
つために、ワイヤ径を一定以上細くできない。従って、
画像密度(単位面積中の画素数)を上げることが難しく
、高解像度化が困難であった。
一方、インクジェット方式は、その動作機構上、インク
吐出機構を小型化できない。そこで、必要な画像密度の
記録を行うために、インク吐出装置を機械的に走査する
必要があった。従って、記録速度の低速化を招いていた
。また、インクに含まれる不溶物質やインク自体の固化
によって、インク吐出口に目詰まりを生じ易い欠点もあ
った。
吐出機構を小型化できない。そこで、必要な画像密度の
記録を行うために、インク吐出装置を機械的に走査する
必要があった。従って、記録速度の低速化を招いていた
。また、インクに含まれる不溶物質やインク自体の固化
によって、インク吐出口に目詰まりを生じ易い欠点もあ
った。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、記録部材
上、に直接高画像密度で画像を記録することができ、イ
ンクの目詰まり等の問題も生じることのない画像形成方
法を提供することを目的とするものである。
上、に直接高画像密度で画像を記録することができ、イ
ンクの目詰まり等の問題も生じることのない画像形成方
法を提供することを目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」
本発明の画像形成方法は一導電性支持体上に熱溶融性イ
ンク層を形成し、その近傍に複数の単位電極から構成さ
れた記録電極を配置し、かつ、この記録電極を挟んで、
上記熱溶融性インク層に対向するよう記録媒体を配置し
て、上記各単位電極と、上記導電性支持体との間に、記
録すべき画像信号に対応させて選択的に電圧を印加し、
上記インク層のインクを上記記録媒体に向けて飛翔させ
、その記録媒体に画像を記録することを特徴とするもの
である。
ンク層を形成し、その近傍に複数の単位電極から構成さ
れた記録電極を配置し、かつ、この記録電極を挟んで、
上記熱溶融性インク層に対向するよう記録媒体を配置し
て、上記各単位電極と、上記導電性支持体との間に、記
録すべき画像信号に対応させて選択的に電圧を印加し、
上記インク層のインクを上記記録媒体に向けて飛翔させ
、その記録媒体に画像を記録することを特徴とするもの
である。
なお、ここで上記単位電極と上記導電性支持体とに、そ
れぞれ所定の基準電位に対して極性の異なるパルス状電
圧を同時に印加して、上記インク層のインクを上記記録
媒体に向けて飛翔させるようにすることが好ましい。
れぞれ所定の基準電位に対して極性の異なるパルス状電
圧を同時に印加して、上記インク層のインクを上記記録
媒体に向けて飛翔させるようにすることが好ましい。
また、上記熱溶融性インク層を加圧してその表面を平滑
化するとよい。
化するとよい。
あるいは、上記熱溶融性インク層を加熱してその表面を
平滑化するとよい。
平滑化するとよい。
一方、上記単位電極を、共通結線で結ばれる互いに電気
的に独立した電極群に分割し、各電極群に対向する上記
導電性支持体を同様にして電気的に分割し、上記各電極
群を構成する各単位電極に、それぞれ異なるタイミング
で電圧を印加するようにしてもよい。
的に独立した電極群に分割し、各電極群に対向する上記
導電性支持体を同様にして電気的に分割し、上記各電極
群を構成する各単位電極に、それぞれ異なるタイミング
で電圧を印加するようにしてもよい。
また、上記単位電極をそれぞれ主電極と補助電極とから
構成し、上記補助電極と上記主電極との間に放電を生じ
させて、上記導電性支持体と上記主電極との間の放電を
誘発するようにしてもよい。
構成し、上記補助電極と上記主電極との間に放電を生じ
させて、上記導電性支持体と上記主電極との間の放電を
誘発するようにしてもよい。
「作用」
以上のように本発明においては、熱溶融性インク層のイ
ンクを、単位電極と導電性支持体との間に電圧を印加す
ることによって飛翔させる。このインクは単位電極と導
電性支持体との間に生じる火花放電現象によって局部的
に溶融され、これが記録部材に向かって飛翔し、ドツト
状に記録部材面に付着する。このドツトが1記録画素と
なる。
ンクを、単位電極と導電性支持体との間に電圧を印加す
ることによって飛翔させる。このインクは単位電極と導
電性支持体との間に生じる火花放電現象によって局部的
に溶融され、これが記録部材に向かって飛翔し、ドツト
状に記録部材面に付着する。このドツトが1記録画素と
なる。
単位電極は、1本が1画素を記録するように−列に配列
される。これらの単位電極に、画像信号に応じて選択的
に電圧を印加し、同時に記録部材を単位電極の列と直交
する方向に副走査すれば、その上に画像を記録すること
ができる。
される。これらの単位電極に、画像信号に応じて選択的
に電圧を印加し、同時に記録部材を単位電極の列と直交
する方向に副走査すれば、その上に画像を記録すること
ができる。
ここで、単位電極と導電性支持体とに互いに所定の基準
電位に対して、極性の異なるパルス状電圧を同時に印加
すると、そのパルス状電圧の絶対値の和に相当する電位
差がこれらの間に生じる。
電位に対して、極性の異なるパルス状電圧を同時に印加
すると、そのパルス状電圧の絶対値の和に相当する電位
差がこれらの間に生じる。
これによって単位電極あるいは導電性支持体の一方にの
みパルス状の電圧を印加する場合に比べて、絶対値の小
さいパルス状電圧を用いて記録を行うことができる。
みパルス状の電圧を印加する場合に比べて、絶対値の小
さいパルス状電圧を用いて記録を行うことができる。
また、熱溶融性インク層を加熱したり加圧したりして、
その表面を平滑化するようにすれば、インクの飛翔後に
熱溶融性インク層表面に生じた凹凸を除去することがで
きる。
その表面を平滑化するようにすれば、インクの飛翔後に
熱溶融性インク層表面に生じた凹凸を除去することがで
きる。
また、単位電極を所定数の電極群に分割して、その電極
群を構成する各単位電極に、電圧を印加するタイミング
を互いにずらし、いわゆる時分割駆動を行えば、電源の
小型化を図ることができる。
群を構成する各単位電極に、電圧を印加するタイミング
を互いにずらし、いわゆる時分割駆動を行えば、電源の
小型化を図ることができる。
さらに、単位電極を主電極と補助電極とから構成し、主
電極と導電性支持体との間に適当な電圧を印加しておく
一方、主電極と補助電極との間に放電を生じさせる。こ
の主1極と補助電極との間の放電が主電極と導電性支持
体との間の放電を誘発させる。
電極と導電性支持体との間に適当な電圧を印加しておく
一方、主電極と補助電極との間に放電を生じさせる。こ
の主1極と補助電極との間の放電が主電極と導電性支持
体との間の放電を誘発させる。
これによって、放電開始電圧をより低下させることがで
きる。
きる。
「実施例」
(記録装置の概略)
第1図は、本発明の実施に適する記録装置の概略構成図
である。
である。
この装置は、導電性支持体1上に熱溶融性インク層2を
形成し、その上方に、複数の単位電極3を有する記録電
極5を配置し、さらにその上方に記録部材6を重ねて配
置した構成とされている。
形成し、その上方に、複数の単位電極3を有する記録電
極5を配置し、さらにその上方に記録部材6を重ねて配
置した構成とされている。
上記導電性支持体1は、記録電極5に向かう方向に図示
しないスプリング等により付勢されて、熱溶融性インク
層2の外表面を記録電極5に押しつけている。
しないスプリング等により付勢されて、熱溶融性インク
層2の外表面を記録電極5に押しつけている。
また、記録部材6の背面には、搬送ロール7が設けられ
、図示しないスプリング等によって記録部材6を記録電
極5に向けて押しつける構成とされている。この搬送ロ
ール7は、矢印8方向に回転して記録部材6を搬送し、
その副走査を行う。
、図示しないスプリング等によって記録部材6を記録電
極5に向けて押しつける構成とされている。この搬送ロ
ール7は、矢印8方向に回転して記録部材6を搬送し、
その副走査を行う。
また、これと同時に導電性支持体1も矢印9方向に回転
するよう駆動されている。
するよう駆動されている。
一方、熱溶融性インク層2の外表面には、平滑用ロール
11が外接するよう配置されている。この平滑用ロール
11は、図示しないスプリング等により、熱溶融性イン
ク層2に圧接されて、矢印12方向に回転する。また、
図示しない加熱手段がこの平滑ロール11を所定温度に
加熱するよう構成されている。
11が外接するよう配置されている。この平滑用ロール
11は、図示しないスプリング等により、熱溶融性イン
ク層2に圧接されて、矢印12方向に回転する。また、
図示しない加熱手段がこの平滑ロール11を所定温度に
加熱するよう構成されている。
さらに、導電性支持体1には、接地電位に対して所定の
負電圧を印加する直流バイアス電源13が接続され、こ
れと直列に負極性のパルスを印加する第1の記録用電源
14が挿入されている。
負電圧を印加する直流バイアス電源13が接続され、こ
れと直列に負極性のパルスを印加する第1の記録用電源
14が挿入されている。
また、記録電極5を構成する各単位電極3にもそれぞれ
、所定の正電圧を印加する直流バイアス電源16が接続
され、かつ、これと直列に正極性のパルスを印加する第
2の記録用電源17が挿入されている。
、所定の正電圧を印加する直流バイアス電源16が接続
され、かつ、これと直列に正極性のパルスを印加する第
2の記録用電源17が挿入されている。
上記熱溶融性インク層2は、ワックス、樹脂等の比較的
低温で溶融分解するバインダの中に、カーボンブラック
、着色顔料、着色染料等を分散させた室温において固形
状のものである。
低温で溶融分解するバインダの中に、カーボンブラック
、着色顔料、着色染料等を分散させた室温において固形
状のものである。
導電性支持体1おび単位電極3はいずれも、導電性金属
で構成されている。
で構成されている。
記録電極の構造を説明するために、第2図に第1図の装
置の要部の斜視図を示した。
置の要部の斜視図を示した。
記録電極5は、この図に示すように、絶縁体から成るス
ペーサ4中に平行に、多数の針状導体3(本発明にふい
て、これを単位電極と呼んでいる。)を埋設した構成と
されている。
ペーサ4中に平行に、多数の針状導体3(本発明にふい
て、これを単位電極と呼んでいる。)を埋設した構成と
されている。
この各単位電極3の先端は、スペーサ4に設けた貫通孔
10内に露出している。また、単位電極3の後端には、
上記第2の記録用電源17と直流バイアス電源16とが
それぞれ接続されている。
10内に露出している。また、単位電極3の後端には、
上記第2の記録用電源17と直流バイアス電源16とが
それぞれ接続されている。
再び第1図に戻って、ちょうど熱溶融性インク層2の直
上部に、第2図で説明した記録電極50貫通孔lOが位
置していることがわかる。後で説明するように、熱溶融
性インク層2のインクは、この貫通孔lOを通って記録
部材6に向かって飛翔する。
上部に、第2図で説明した記録電極50貫通孔lOが位
置していることがわかる。後で説明するように、熱溶融
性インク層2のインクは、この貫通孔lOを通って記録
部材6に向かって飛翔する。
(記録動作)
以上の構成の装置は、次のようにして画像の記録を行う
。
。
まず、いずれかの単位電極3と導電性支持体lに、上記
第1の記録用電源14および第2の記録用電源17から
同時にパルス状電圧が印加される。
第1の記録用電源14および第2の記録用電源17から
同時にパルス状電圧が印加される。
これによって、単位電極3と導電性支持体lとの間に放
電が生じ、この放電エネルギによって熱溶融性インク層
の一部が溶融軟化し、気化する。
電が生じ、この放電エネルギによって熱溶融性インク層
の一部が溶融軟化し、気化する。
そのインクは、貫通孔IOを通り記録部材60表面に向
かって飛翔する。
かって飛翔する。
こうして、記録部材6上にドツトが記録される。
記録部材6に付着したドツトは、ワックス、樹脂等にカ
ーボンブラック、顔料、染料等が分散されたものである
ため、その付着力が強く、加圧加熱等の後処理を全く必
要としない。
ーボンブラック、顔料、染料等が分散されたものである
ため、その付着力が強く、加圧加熱等の後処理を全く必
要としない。
(スペーサの役割)
上記実施例に右いて、単位電極3と熱溶融性インク層2
の外表面との間隔は、放電開始電圧に大きな影響を与え
る。すなわち、この間隔が無秩序に変動すれば、これに
応じて導電性支持体1と単位電極3との間に生じる放電
が不安定になる。そこで、スペーサ4に熱溶融性インク
層2が常に押しつけられるようにし、この間隔を安定に
保持している。
の外表面との間隔は、放電開始電圧に大きな影響を与え
る。すなわち、この間隔が無秩序に変動すれば、これに
応じて導電性支持体1と単位電極3との間に生じる放電
が不安定になる。そこで、スペーサ4に熱溶融性インク
層2が常に押しつけられるようにし、この間隔を安定に
保持している。
また、インクは飛翔中に次第に拡散するから、熱溶融性
インク層2の外表面と記録部材6との間隔も一定に保ち
、記録されたドツトの大きさを一定にする必要がある。
インク層2の外表面と記録部材6との間隔も一定に保ち
、記録されたドツトの大きさを一定にする必要がある。
また、記録部材6と記録電極5との隙間にインクが入り
込むと、記録されるドツトの形状が乱れてしまう。
込むと、記録されるドツトの形状が乱れてしまう。
そこで、搬送ロール7が記録部材6をスペーサ5に押し
つける構成となっている。
つける構成となっている。
(平滑ロールの役割)
単位電極3と導電性支持体lとの間に電圧が印加されて
、熱溶融性インク層2の表面付近のインクが飛翔すると
、その部分に凹凸が生じる。
、熱溶融性インク層2の表面付近のインクが飛翔すると
、その部分に凹凸が生じる。
熱溶融性インク層2は記録部材6の副走査と同期して、
導電性支持体1と共に第1図の矢印9方向に回転する。
導電性支持体1と共に第1図の矢印9方向に回転する。
この凹凸を生じた部分を再びもとのように平滑にするた
めに平滑ロール11が設けられている。
めに平滑ロール11が設けられている。
この平滑ロール11は、その押圧力のみによって熱溶融
性インク層2の表面を平滑にすることもできる。しかし
、この平滑ロール11を加熱してふけばさらに平滑処理
が容易になる。
性インク層2の表面を平滑にすることもできる。しかし
、この平滑ロール11を加熱してふけばさらに平滑処理
が容易になる。
これによって、長期間安定したドツトの記録を行うこと
ができる。
ができる。
(記録用電圧の印加)
以上のような記録を行うために、導電性支持体lと単位
電極3の間にはそれぞれ次のような電圧を印加するとよ
い。なお、この実施例では、記録電極5は、厚さ70μ
m〜200μmの絶縁体中に、ニッケルあるいはタング
ステンから成る直径50μmの単位電極3を、1mmあ
たり8本の密度で平行に埋設したものを使用した。
電極3の間にはそれぞれ次のような電圧を印加するとよ
い。なお、この実施例では、記録電極5は、厚さ70μ
m〜200μmの絶縁体中に、ニッケルあるいはタング
ステンから成る直径50μmの単位電極3を、1mmあ
たり8本の密度で平行に埋設したものを使用した。
第3図a −dは、導電性支持体1と単位電極3に印加
される記録用電圧の一例を表す電圧波形図である。
される記録用電圧の一例を表す電圧波形図である。
この図で、上方が単位電極3に印加される電圧、下方が
導電性支持体1に印加される電圧を表わしている。
導電性支持体1に印加される電圧を表わしている。
まず、導電性支持体1にはあらかじめ、第1図に示した
直流バイアス電源13によって、−φRV(700V)
の直流バイアス電圧を印加しておく。
直流バイアス電源13によって、−φRV(700V)
の直流バイアス電圧を印加しておく。
一方、単位電極3にも、あらかじめ、第1図に示した直
流バイアス電源16によって、+φC■の直流バイアス
電圧を印加しておく。
流バイアス電源16によって、+φC■の直流バイアス
電圧を印加しておく。
そして、それぞれ、第1図の記録用電源14と第2の記
録用電源17とによって、パルス幅Δt(10〜100
μ5ec)のパルス状電圧が印加される。その極性は互
いに逆極性である。
録用電源17とによって、パルス幅Δt(10〜100
μ5ec)のパルス状電圧が印加される。その極性は互
いに逆極性である。
これらの電圧を、絶対値でそれぞれVR,VS(300
〜700V)とする。
〜700V)とする。
まず、第3図aのように、導電性支持体1と単位電極3
のいずれにも直流バイアス電圧φR1−φCのみが印加
されているとき、両者の間に放電は生じない。
のいずれにも直流バイアス電圧φR1−φCのみが印加
されているとき、両者の間に放電は生じない。
両者の直流バイアス電圧の電位差(φR+φC)■はそ
のように選定しておく。
のように選定しておく。
次に、第3図すまたはCのように、導電性支持体1ある
いは単位電極3にのみ、すなわち一方にのみパルス状電
圧が印加された場合にも、両者の間に放電を生じない。
いは単位電極3にのみ、すなわち一方にのみパルス状電
圧が印加された場合にも、両者の間に放電を生じない。
パルス状電圧VR,VCはこの程度の電圧に選定してお
く。
く。
そして、第3図dに示すように、導電性支持体1および
単位電極3に同時にパルス状電圧VR。
単位電極3に同時にパルス状電圧VR。
VCが印加されたとき両者の間に放電が生じ、インクの
飛翔が起きる。
飛翔が起きる。
すなわち、(φR+VR)+ (φC+VC)V(図中
Hと表示)の電位差が生じたときのみ放電が生じるよう
に、φR,VR,φC,VCを選定しておく。
Hと表示)の電位差が生じたときのみ放電が生じるよう
に、φR,VR,φC,VCを選定しておく。
導電性支持体1と単位電極3との間の放電開始電圧は、
熱溶融性インク層2の導電率により左右される。熱溶融
性インク層2の絶縁性が高ければ放電開始電圧が高(、
熱溶融性インク層の導電率が高ければ放電開始電圧は低
い。この電圧は、体積抵抗率lO〜106 Ω・cm程
度のインクを、厚さ1cm〜2cmに形成した熱溶融性
インク層2の場合、1〜10 K、Vの範囲となる。
熱溶融性インク層2の導電率により左右される。熱溶融
性インク層2の絶縁性が高ければ放電開始電圧が高(、
熱溶融性インク層の導電率が高ければ放電開始電圧は低
い。この電圧は、体積抵抗率lO〜106 Ω・cm程
度のインクを、厚さ1cm〜2cmに形成した熱溶融性
インク層2の場合、1〜10 K、Vの範囲となる。
また、記録をくり返すことによって、導電性支持体1上
に形成された熱溶融性インク層2の厚さが次第に薄くな
る。これによっても放電開始電圧が低下する。そこで、
熱溶融性インク層2の厚さを所定のセンサで検知し、そ
の厚さの減少に応じて導電性支持体1と単位電極3の間
に印加する電圧(第3図dの電圧H)を、次第に減少さ
せるように制御することが好ましい。
に形成された熱溶融性インク層2の厚さが次第に薄くな
る。これによっても放電開始電圧が低下する。そこで、
熱溶融性インク層2の厚さを所定のセンサで検知し、そ
の厚さの減少に応じて導電性支持体1と単位電極3の間
に印加する電圧(第3図dの電圧H)を、次第に減少さ
せるように制御することが好ましい。
これによって、この電圧Hが高すぎるために生じる誤放
電を防止できる。
電を防止できる。
以上のようにすれば、導電性支持体1あるいは単位電極
3に接続された、記録用電源14.17の出力電圧を十
分低くすることができる。
3に接続された、記録用電源14.17の出力電圧を十
分低くすることができる。
これによって、ドライブ用の電源回路の小型化を図るこ
とが可能となる。
とが可能となる。
(記録用電圧の他の印加方法)
第4図には、直流バイアス電圧を“0”にした場合の単
位電極3に印加される電圧VR(上役)と、導電性支持
体1に印加される電圧−■c(中段)と、これらの間に
生じる電位差(V R十V C)(下段)とを図示した
。
位電極3に印加される電圧VR(上役)と、導電性支持
体1に印加される電圧−■c(中段)と、これらの間に
生じる電位差(V R十V C)(下段)とを図示した
。
この実施例では、導電性支持体1に対して、記録動作と
は無関係に、一定周期のパルス状電圧−VCを印加して
おくようにしている。
は無関係に、一定周期のパルス状電圧−VCを印加して
おくようにしている。
なお、ここでは、記録電極5を例えば次のような構成と
した。すなわち、直径90μmφのタングステンワイヤ
を1mmあたり6本の密度で平行に配列し、これを厚さ
50μmのポリエステルフィルム(東し社製ニルミラー
)で挟んだものを制作した。なお各ワイヤ端とポリエス
テルフィルムの縁は同一面上にくるように揃えた。
した。すなわち、直径90μmφのタングステンワイヤ
を1mmあたり6本の密度で平行に配列し、これを厚さ
50μmのポリエステルフィルム(東し社製ニルミラー
)で挟んだものを制作した。なお各ワイヤ端とポリエス
テルフィルムの縁は同一面上にくるように揃えた。
また、導電性支持体1として、直径16mmのアルミニ
ウム棒を使用し、これに外径33mmになるよう熱溶融
性インク層2を形成した。
ウム棒を使用し、これに外径33mmになるよう熱溶融
性インク層2を形成した。
熱溶融性インク層2は、カーボンブラック(米国ギヤボ
ット社製:バルカンXC−72R)30重量%と、ワッ
クス(荒用化学工業社製:日西モンクンワックス738
A)70重量%の配合とした。
ット社製:バルカンXC−72R)30重量%と、ワッ
クス(荒用化学工業社製:日西モンクンワックス738
A)70重量%の配合とした。
再び、第4図にもどって、図の上方には、ドツトの記録
を行う場合をオン、記録を行わない場合をオフと表示し
た。
を行う場合をオン、記録を行わない場合をオフと表示し
た。
ドツトの記録を行う場合、単位電極3にはVRの電圧が
印加され、単位電極3と導電性支持体lとの間の電位差
は図のように、VR+VCとなる。
印加され、単位電極3と導電性支持体lとの間の電位差
は図のように、VR+VCとなる。
また、ドツトの記録を行わないときにはこの電位差は最
大VCとなっている。
大VCとなっている。
ここで、図中、一点鎖線によって、単位電極3と導電性
支持体1との間の放電開始電圧■1と放電停止電圧■0
とを表示した。
支持体1との間の放電開始電圧■1と放電停止電圧■0
とを表示した。
すなわち、VR+VCはこの放電開始電圧■1よりも大
きく、またVCは放電開始電圧■1と放電停止電圧■0
との間にあるよう選定されている。
きく、またVCは放電開始電圧■1と放電停止電圧■0
との間にあるよう選定されている。
さらに、この実施例においては、単位電極3と導電性支
持体1との間に、VR+VCの電圧が時間t1だけ印加
された後、必ず両者の電位差が時間t2だけ零になるよ
うパルス幅が選定されている。
持体1との間に、VR+VCの電圧が時間t1だけ印加
された後、必ず両者の電位差が時間t2だけ零になるよ
うパルス幅が選定されている。
この時間t1は、記録に必要な放電を発生するために十
分な時間とし、時間t2は、この放電が停止するのに十
分な時間とする。
分な時間とし、時間t2は、この放電が停止するのに十
分な時間とする。
これによって、放電終了後の単位電極3の周囲のイオン
が拡散し、その後の誤放電等を防止できる。この時間t
2は、実験によれば20μsec程度以上であることが
好ましいことがわかった。
が拡散し、その後の誤放電等を防止できる。この時間t
2は、実験によれば20μsec程度以上であることが
好ましいことがわかった。
例えば、導電性支持体lを接地して、単位電極3に40
0V、100μsecのパルス状電圧を印加すると、十
分な濃度のドツトが記録される装置を用意する。この装
置を用いて、導電性支持体lに一200■、周波数5
KHz、デユーティ50%のパルス状電圧を印加してお
き、このパルスに同期させて+200V、100μse
cの記録用のパルス状電圧を単位電極3に印加した。
0V、100μsecのパルス状電圧を印加すると、十
分な濃度のドツトが記録される装置を用意する。この装
置を用いて、導電性支持体lに一200■、周波数5
KHz、デユーティ50%のパルス状電圧を印加してお
き、このパルスに同期させて+200V、100μse
cの記録用のパルス状電圧を単位電極3に印加した。
これによっても、十分な濃度のドツトを記録することが
できた。
できた。
一方、比較゛のため、導電性支持体1に一200Vの直
流電圧を連続的に印加し、単位電極3に+200V、1
00μseCの記録用のパルス状電圧を印加したところ
、ドツトの形状が乱れたり、電圧を印加していない単位
電極3の部分で誤放電が生じることがあった。
流電圧を連続的に印加し、単位電極3に+200V、1
00μseCの記録用のパルス状電圧を印加したところ
、ドツトの形状が乱れたり、電圧を印加していない単位
電極3の部分で誤放電が生じることがあった。
これは、いずれかの単位電極3と導電性支持体1との間
に放電が生じることによって、その周辺がイオン化し、
その直後、これらの間の放電開始電圧が下って、誤放電
を生じたり、放電を開始した単位電極3と導電性支持体
1との間で、放電停止ま゛での時間が長びいたりするた
めである。
に放電が生じることによって、その周辺がイオン化し、
その直後、これらの間の放電開始電圧が下って、誤放電
を生じたり、放電を開始した単位電極3と導電性支持体
1との間で、放電停止ま゛での時間が長びいたりするた
めである。
上記の方法では、電圧を印加しない時間を適当に設けて
、これらの点を解決している。
、これらの点を解決している。
第5図には、さらに別の電圧印加方法を示した。
この実施例では、導電性支持体lに、+VCから−■C
まで周期的に規則的に変化する電圧を印加する。そして
、単位電極3にはこの周期の2倍の周波数で記録用のパ
ルス状電圧VRを印加する。
まで周期的に規則的に変化する電圧を印加する。そして
、単位電極3にはこの周期の2倍の周波数で記録用のパ
ルス状電圧VRを印加する。
この場合、ドツトの記録を行う際に、単位電極3と導電
性支持体lとの間にVC+VRの電圧が印加され、これ
が放電開始電圧■1より大きく選定されていることは、
第4図の実施例と変わるところがない。
性支持体lとの間にVC+VRの電圧が印加され、これ
が放電開始電圧■1より大きく選定されていることは、
第4図の実施例と変わるところがない。
しかし、ドツトの記録を行わないオフの状態で、単位電
極3と導電性支持体1との間の電位差が一■Cにまで低
下し、両者の間に負電圧が印加される。このようにすれ
ば、放電によって生じた単位電極3と導電性支持体1と
の間のイオンが中和され、誤放電の防止効果がより大き
くなる。
極3と導電性支持体1との間の電位差が一■Cにまで低
下し、両者の間に負電圧が印加される。このようにすれ
ば、放電によって生じた単位電極3と導電性支持体1と
の間のイオンが中和され、誤放電の防止効果がより大き
くなる。
なお、逆方向の放電の防止のため、VCは逆方向の放電
開始電圧−■1よりに達しないように選定されている。
開始電圧−■1よりに達しないように選定されている。
(分割駆動)
以上のように、単位電極3と導電性支持体1との間には
、選択的に上記パルス状電圧を印加して放電を生じさせ
るが、多数の単位電極3において放電を生じさせる場合
、いわゆるフルライン駆動を行うと、大量の放電エネル
ギが必要となる。
、選択的に上記パルス状電圧を印加して放電を生じさせ
るが、多数の単位電極3において放電を生じさせる場合
、いわゆるフルライン駆動を行うと、大量の放電エネル
ギが必要となる。
この放電エネルギを供給する電源回路を小型化するため
には、次のような分割駆動を行うとよい。
には、次のような分割駆動を行うとよい。
第6図から第8図には、その駆動方法を説明する回路と
タイムチャートを示した。
タイムチャートを示した。
第6図において、まず単位電極3は、配列順に左からM
木ずつのN組の電極群21に分割する。
木ずつのN組の電極群21に分割する。
そして、各電極群21の第1番目の単位電極をリード線
ε1に電気接続し、同様にM本の単位電極を順にす、−
ド線E2〜ENに電気接続する。
ε1に電気接続し、同様にM本の単位電極を順にす、−
ド線E2〜ENに電気接続する。
一方、導電性支持体lを、この電極群21に対応して、
各電極群の配列された幅と等しい幅でN分割する。これ
をC1〜CNと表示した。
各電極群の配列された幅と等しい幅でN分割する。これ
をC1〜CNと表示した。
例えば、左端の電極群21の単位電極の1つと左端の導
電性支持体C1との間に、同時に第3図dに示したよう
なパルスにより電圧を印加すれば、この間に放電を生じ
、対応する位置にドツトが記録される。
電性支持体C1との間に、同時に第3図dに示したよう
なパルスにより電圧を印加すれば、この間に放電を生じ
、対応する位置にドツトが記録される。
ここで、導電性支持体Cl−CNには、それぞれ第8図
に示すように、パルス幅Δtのパルス状電圧を時分割的
に印加する。
に示すように、パルス幅Δtのパルス状電圧を時分割的
に印加する。
すなわち、この場合、導電性支持体C1に時間t1のタ
イミングでパルス状電圧が印加され、同様にして、導電
性支持体02〜CNに、時間t2〜tNまでの間に、順
に同様のパルス状電圧が排他的に印加される。
イミングでパルス状電圧が印加され、同様にして、導電
性支持体02〜CNに、時間t2〜tNまでの間に、順
に同様のパルス状電圧が排他的に印加される。
一方、単位電極3については、第7図に示すように、時
間t1からtNまで、第1番目の電極群用、第2番目の
電極群用という順に、リード線E1からEMに、パルス
状電圧が同時に供給される。このパルス状電圧は、記録
すべき画像信号に対応するものである。
間t1からtNまで、第1番目の電極群用、第2番目の
電極群用という順に、リード線E1からEMに、パルス
状電圧が同時に供給される。このパルス状電圧は、記録
すべき画像信号に対応するものである。
これによって、tlからtNまでの間に、単位電極3の
左から順に右端まで各組の電極群21ごとに順に排他的
に放電をさせることができる。
左から順に右端まで各組の電極群21ごとに順に排他的
に放電をさせることができる。
(記録電極の構成)
記録電極5は第2図に示したように、多数の単位電極3
が微少間隔で配列されているため、そこに設けられる貫
通孔10の間隔も非常に狭くなり製造上の問題や強度上
の問題も生じ1尋る。
が微少間隔で配列されているため、そこに設けられる貫
通孔10の間隔も非常に狭くなり製造上の問題や強度上
の問題も生じ1尋る。
そこで第9図に示すように、スペーサ4に設ける貫通孔
10を、記録部材の搬送方向20(副走査方向)に対し
て傾斜するように配列する。こうすれば貫通孔10の相
互間隔を十分広くとることができる。
10を、記録部材の搬送方向20(副走査方向)に対し
て傾斜するように配列する。こうすれば貫通孔10の相
互間隔を十分広くとることができる。
この場合、記録されるドツトが互いにその副走査方向に
ずれるので、単位電極3に印加する画像信号をそれぞれ
一定時間ずつ遅延させて記録を行わせることになる。
ずれるので、単位電極3に印加する画像信号をそれぞれ
一定時間ずつ遅延させて記録を行わせることになる。
単位電極3間の間隔をより広くとるためには、第10図
のように、貫通孔10を斜めに配列し、かつその両方向
に千鳥状に交互に単位電極3を引き出すようにしてもよ
い。
のように、貫通孔10を斜めに配列し、かつその両方向
に千鳥状に交互に単位電極3を引き出すようにしてもよ
い。
また、第11図に示すように、単位電極3の配列方向と
記録部材の搬送方向20とを直交させるようにすれば、
単位電極3の間隔りに比べて、記録ドツトの間隔D′を
より短くすることができる。
記録部材の搬送方向20とを直交させるようにすれば、
単位電極3の間隔りに比べて、記録ドツトの間隔D′を
より短くすることができる。
以上のような記録電極を用いる場合、第12図に示すよ
うに、スペーサ4を熱溶融性インク層2に添わせて湾曲
させて使用することになる。
うに、スペーサ4を熱溶融性インク層2に添わせて湾曲
させて使用することになる。
(種火放電の利用)
先に説明したように、ドツトを記録するために単位電極
3と導電性支持体1との間に印加する電圧は、より低い
ことが好ましい。
3と導電性支持体1との間に印加する電圧は、より低い
ことが好ましい。
第13図には、より低い電圧で放電を生じさせることの
できる装置の実施例を示した。
できる装置の実施例を示した。
この装置では、記録電極5に貫通孔は無く、その一端縁
において放電を生じさせる構成となっている。
において放電を生じさせる構成となっている。
第14図にその記録電極5の端縁の要部を図示した。ス
ペーサ4は2層の絶縁体41.42から構成され、その
間に主電極31が平行に並べられて埋設されている。そ
して、その上方に、絶縁体41を介して補助電極32が
配列されている。この主電極31と補助電極32とで単
位電極3を構成する。
ペーサ4は2層の絶縁体41.42から構成され、その
間に主電極31が平行に並べられて埋設されている。そ
して、その上方に、絶縁体41を介して補助電極32が
配列されている。この主電極31と補助電極32とで単
位電極3を構成する。
スペーサ4は熱溶融性インク層2に接し、熱溶融性イン
ク層2は導電性支持体l上に一定の厚さをもって形成さ
れ支持されている。
ク層2は導電性支持体l上に一定の厚さをもって形成さ
れ支持されている。
このような記録電極5は、第15図に示したようなパル
ス状電圧を印加して駆動する。
ス状電圧を印加して駆動する。
まず、主電極31と導電性支持体1との間には一定周期
で変化する負電圧−VBを印加する。この電圧は、導電
性支持体1と主電極31との間の放電開始電圧より低い
値の電圧とする。
で変化する負電圧−VBを印加する。この電圧は、導電
性支持体1と主電極31との間の放電開始電圧より低い
値の電圧とする。
一方、主電極31と補助電極32との間には、ドツトを
記録すべきとき、上記電圧−VBの印加に同期させて電
圧VTを印加する。
記録すべきとき、上記電圧−VBの印加に同期させて電
圧VTを印加する。
この電圧VTは、主電極31と補助電極32との間の放
電開始電圧よりも高い電圧とする。主1ll131と補
助電極32との間隔は非常に小さく設定されており、こ
の電圧VTは比較的低くてさしつかえない。
電開始電圧よりも高い電圧とする。主1ll131と補
助電極32との間隔は非常に小さく設定されており、こ
の電圧VTは比較的低くてさしつかえない。
電圧VTが主電極31と補助電極32との間に印加され
ると、ここに放電が生じる。その放電によって主電極3
1の周囲がイオン化され、これに誘発されて主電極31
と導電性支持体1との間でも放電が生じる。
ると、ここに放電が生じる。その放電によって主電極3
1の周囲がイオン化され、これに誘発されて主電極31
と導電性支持体1との間でも放電が生じる。
すなわち、この実施例においては、主電極31と導電性
支持体lとの間に印加する電圧が低くても主電極31と
補助電極32との間の放電が種火となって、放電が開始
し、ドツトが記録される。
支持体lとの間に印加する電圧が低くても主電極31と
補助電極32との間の放電が種火となって、放電が開始
し、ドツトが記録される。
この場合にも、補助電極32と主電極31との間に比較
的低電圧のパルス状電圧を印加して記録を制御すること
ができる。
的低電圧のパルス状電圧を印加して記録を制御すること
ができる。
なお、単位電極3と導電性支持体1との間に放電が生じ
ると、放電電流によって電圧降下が生じる。この電圧降
下によって、放電中の他の電極間の放電が不安定になり
、十分な放電エネルギが得られなくなるおそれがある。
ると、放電電流によって電圧降下が生じる。この電圧降
下によって、放電中の他の電極間の放電が不安定になり
、十分な放電エネルギが得られなくなるおそれがある。
そこで、第16図においては、主電極31にパルス状電
圧を印加する第2の記録用電源17と主電極31との間
に直列に抵抗器33を挿入した。
圧を印加する第2の記録用電源17と主電極31との間
に直列に抵抗器33を挿入した。
放電が生じるとこの抵抗によって電圧降下を生じ、放電
は安定する。
は安定する。
また、これにより、誤放電の発生が防止され、放電の停
止もすみやかになる。
止もすみやかになる。
第17図には、このような種火放電を生じさせる記録電
極5の、別の実施例を示した。
極5の、別の実施例を示した。
この実施例では、主電極31と補助電極32とが交互に
平行に同一平面上に配列されている。このような゛構造
でも同様の動作を行わせることができる。
平行に同一平面上に配列されている。このような゛構造
でも同様の動作を行わせることができる。
「変形例」
単位電極と導電性支持体との間に印加する電圧を、実施
例とは逆の極性にしても、はぼ同様の記録を行うことが
できる。
例とは逆の極性にしても、はぼ同様の記録を行うことが
できる。
また、上記実施例で、導電性支持体と熱溶融性インク層
とは、同心同筒状に形成したが、熱溶融性インク層を連
続的に供給できる形状であればよく、例えば無端ベルト
状のものやシート状のものであってさしつかえない。
とは、同心同筒状に形成したが、熱溶融性インク層を連
続的に供給できる形状であればよく、例えば無端ベルト
状のものやシート状のものであってさしつかえない。
また、スペーサに設けた貫通孔を円形にすると円形のド
ツトが記録できるが、これを方形や三角形等、他の形状
にしてもさしつかえない。
ツトが記録できるが、これを方形や三角形等、他の形状
にしてもさしつかえない。
「発明の効果」
以上説明した本発明の画像形成方法によれば、小型低価
格の装置によって、高画像密度の画像を高画質で記録す
ることができる。
格の装置によって、高画像密度の画像を高画質で記録す
ることができる。
第1図は本発明の画像形成方法の実施に適する記録装置
の概略構成図、第2図はその要部の斜視図、第3図と第
4図と第5図とは、記録用電圧の印加方法を説明する電
圧波形図、第6図は分割駆動のための単位電極および導
電性支持体の結IIrIIJ、第7図と第8図はその駆
動のタイムチャート、第9図と第10図と第11図とは
、記録用電極の実施例を示す平面図、第12図はこれら
を使用した記録装置の概略構成図、第13図は本発明の
実施に適するさらに別の記録装置の概略構成図、第14
図は記録電極め他の実施例を示す要部端面図、第15図
はその駆動方法を示すパルス状電圧波形図、第16図と
第17図は記録電極の他の実施例を示す要部端面図であ
る。 1・・・・・・導電性支持体、 2・・・・・・熱溶融性インク層、 3・・・・・・単位電極、 4・・・・・・スペーサ、 5・・・・・・記録電極、 6・・・・・・記録部材、 21・・・・・・電極群、 31・・・・・・主電極、 32・・・・・・補助電極。
の概略構成図、第2図はその要部の斜視図、第3図と第
4図と第5図とは、記録用電圧の印加方法を説明する電
圧波形図、第6図は分割駆動のための単位電極および導
電性支持体の結IIrIIJ、第7図と第8図はその駆
動のタイムチャート、第9図と第10図と第11図とは
、記録用電極の実施例を示す平面図、第12図はこれら
を使用した記録装置の概略構成図、第13図は本発明の
実施に適するさらに別の記録装置の概略構成図、第14
図は記録電極め他の実施例を示す要部端面図、第15図
はその駆動方法を示すパルス状電圧波形図、第16図と
第17図は記録電極の他の実施例を示す要部端面図であ
る。 1・・・・・・導電性支持体、 2・・・・・・熱溶融性インク層、 3・・・・・・単位電極、 4・・・・・・スペーサ、 5・・・・・・記録電極、 6・・・・・・記録部材、 21・・・・・・電極群、 31・・・・・・主電極、 32・・・・・・補助電極。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、導電性支持体上に熱溶融性インク層を形成し、その
近傍に複数の単位電極から構成された記録電極を配置し
、かつ、この記録電極を挟んで、前記熱溶融性インク層
に対向するよう記録部材を配置して、前記各単位電極と
、前記導電性支持体との間に、記録すべき画像信号に対
応させて選択的に電圧を印加し、前記インク層のインク
を前記記録媒体に向けて飛翔させ、その記録媒体に画像
を記録することを特徴とする画像形成方法。 2、前記単位電極と前記導電性支持体とに、それぞれ所
定の基準電位に対して極性の異なるパルス状電圧を同時
に印加して、前記インク層のインクを前記記録媒体に向
けて飛翔させることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の画像形成方法。 3、前記熱溶融性インク層を加圧してその表面を平滑化
することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の画像
形成方法。 4、前記熱溶融性インク層を加熱してその表面を平滑化
することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の画像
形成方法。 5、前記単位電極を、共通結線で結ばれる互いに電気的
に独立した電極群に分割し、各電極群に対向する前記導
電性支持体を同様にして電気的に分割し、前記各電極群
を構成する各単位電極に、それぞれ異なるタイミングで
電圧を印加することを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の画像形成方法。 6、前記単位電極をそれぞれ主電極と補助電極とから構
成し、前記補助電極と前記主電極との間に放電を生じさ
せて、前記導電性支持体と前記主電極との間の放電を誘
発することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の画
像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61088067A JPH0624866B2 (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61088067A JPH0624866B2 (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62244648A true JPS62244648A (ja) | 1987-10-26 |
JPH0624866B2 JPH0624866B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=13932506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61088067A Expired - Lifetime JPH0624866B2 (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624866B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4947180A (ja) * | 1972-09-22 | 1974-05-07 | ||
JPS5939560A (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-03 | Matsushita Graphic Commun Syst Inc | 磁性インク記録装置 |
JPS60157874A (ja) * | 1984-01-28 | 1985-08-19 | Citizen Watch Co Ltd | 放電式ノンインパクト・プリンタ− |
-
1986
- 1986-04-18 JP JP61088067A patent/JPH0624866B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4947180A (ja) * | 1972-09-22 | 1974-05-07 | ||
JPS5939560A (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-03 | Matsushita Graphic Commun Syst Inc | 磁性インク記録装置 |
JPS60157874A (ja) * | 1984-01-28 | 1985-08-19 | Citizen Watch Co Ltd | 放電式ノンインパクト・プリンタ− |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0624866B2 (ja) | 1994-04-06 |
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