JPS62244392A - ハイブリド−マを用いて抗体を産生する方法 - Google Patents

ハイブリド−マを用いて抗体を産生する方法

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JPS62244392A
JPS62244392A JP61085142A JP8514286A JPS62244392A JP S62244392 A JPS62244392 A JP S62244392A JP 61085142 A JP61085142 A JP 61085142A JP 8514286 A JP8514286 A JP 8514286A JP S62244392 A JPS62244392 A JP S62244392A
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JP
Japan
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chains
antibody
human
cells
producing
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JP61085142A
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English (en)
Inventor
Yoji Niimoto
洋士 新本
Shunichi Dosemari
俊一 堂迫
Hironori Murakami
浩紀 村上
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Snow Brand Milk Products Co Ltd
Original Assignee
Snow Brand Milk Products Co Ltd
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 主栗上傅剋朋分立 本発明は、複数の抗原特異性を有していて臨床検査及び
治療上有効に利用し得る、いわゆる多価抗体をハイブリ
ドーマを用いて産生ずる方法に関する。
鴛メヱυ克避 本来、抗体分子の構造は、2本の重1)(H鎖)と2本
の軽鎖(L鎖)からなる4本のポリペプチドを単位とし
て単量体型抗体を形成しており、そして抗体の抗原に対
する特異性はHtffとL鎖のアミノ末端側の可変領域
の組合わせにより規定されるC Tonegawa、 
rネーチャーJ (Nature) 302.575(
1983) )。また、L鎖はカッパー(に) 13!
iとラムダ(λ) Imがあり、H鎖にはアルファー(
α)鎖、ガンマ−(γ)鎖及びミュー(μ)Mがあり、
抗体のクラスはHuffの種類によって分類され、α鎖
、重鎖及びμ鎖を含む抗体は、それぞれIgA、■gG
及びrgMと称せられている〔河合、「日本臨床」川、
増刊、154(1984) )。
近年、インビトロ(in vitro)でモノクローン
抗体を産生ずる技術は、Ki;hlerとMilste
in (ネーチャー(Na ture)、256−14
95(1975) )の細胞融合によるマウス雑種細胞
株(ハイブリドーマ)作成方法の確立によって急速に進
歩し、ヒト型ハイブリドーマも作成されるに至っていて
、臨床応用の可能性が高まっている〔埋込「組織培養」
副、490(1983) )。
また、ヒトモノクローン抗体産生株を得る方法としては
、ヒト悪性腫瘍株とヒト正常リンパ球を細胞融合させて
ハイブリドーマを作成する方法と、ヒト正常リンパ球を
ヘルペスウィルスの一種であるエプスタイン−バール・
ウィルス(Epstein−Barviruss EB
V)によって形質転換させる方法とがある(Kozbo
r and Roder rイミュノロジイ・ターディ
J (In+murology Today)、」、7
2(1983))。
しかし、このようにして作成されたモノクローン抗体を
実際に臨床検査や治療に用いる場合には、モノクローン
であるため従来から用いられている免疫抗血清のような
抗体混合物の持つ有効性を発揮し得ない欠点がある。す
なわち、上記抗血・清を用いた場合には抗原物質につい
て多種の抗原決定基を認識して、それを凝集したり、沈
澱させることができるが、モノクローン抗体は、高い特
異性と一定の品質の維持が可能である利点を有する反面
、−個の抗原決定基しか認識できないという特性の故に
、その応用、範囲が限られるという欠点もある。
このようなことから、複数のモノクローン抗体を混合し
て使用することが考慮されるけれども、それには多数の
細胞培養設備を必要とするので実用性に乏しい。
1)が ンしようとする課 本発明は、上述したような状況に鑑みなされたものであ
って、抗体中に複数の種類のH鎖とL鎖を有するような
抗体を産生ずる細胞株を作成し、抗原物質の多種の抗原
決定基を認識し得る複数の抗原特異性を有する抗体を産
生ずる方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、ヒト抗体生産性細胞株とヒト正常リンパ
球あるいは他の抗体生産性細胞株を細胞融合することに
より、異種のH鎖とL鎖を有する抗体分子を産生ずるハ
イブリドーマを作成することに成功し、本発明をなすに
至った。
以下本発明の詳細な説明する。
又里立檀底 本発明の特徴は、2種類の抗体産生細胞(リンパ球)を
細胞融合させてハイブリドーマを作成し、このハイブリ
ドーマを培地中で培養することにより、複数の重鎖(H
鎖)と軽鎖(L鎖)を有する抗体を産生ずることにある
課 をlするための手。
本発明において用いる抗体産生細胞は、ヒト骨髄腫細胞
(Myeloma)、ヒl−Bリンパ芽球様細胞(B−
Lywphoblastoid cellSBLC)及
びヒト正常(非形質転換、non−transform
ed)リンパ球から選択されるものであって、これら細
胞は適当な培地中で一80℃以下の超低温に凍結保存す
ることができる。
上記抗体産生細胞としては、抗体を分泌していないが、
細胞内に抗体を合成している型の非分泌型抗体産生細胞
を用いることができる。また、これら細胞のうち、正常
リンパ球以外の抗体産生細胞は悪性腫瘍株であって無限
増殖が可能であるため、細胞融合後に作成されたハイブ
リドーマのみを選択するために選択マーカーを有してい
ることが必要であり、該ハイブリドーマの選択には種々
の薬剤耐性株を利用することができる。この薬剤耐性株
としては、8−アザグアニン、6−チオグアニン、ウア
バイン等の薬剤に耐性のある株を用いるとよい。
上掲の2種類の抗体産生細胞の細胞融合は、通常のハイ
プリドーマ作成方法を適用して行い得る。
すなわち、ポリエチレングリコール(PEG)の存在下
で融合を行うことができ、その際PEGは平均分子量が
1,000〜6,000程度のものを用い、また、その
濃度は40〜60%で用いるのが好ましい。
上述のごとくして融合して得られた細胞は、選択培地を
用いてハイブリドーマのみが生育可能な条件で培養する
。ここで用いる選択培地としては、通常の動物細胞の培
養に用いられる培地である、RPMI 1640培地、
最少必須培地(MEM) 、ダルヘツコ変法最少必須培
地、ハムのF−12培地等を例示でき、通常はこれらの
培地にウシ胎児血清(Fe2)又は新生子牛血清、生血
清、馬血清、大血清等の血清を5〜20%添加したもの
を用いる。なお、これらの血清に代えて他の増殖因子、
例えばトランスフェリン、エタノールアミン、セレニウ
ム、インスリン、ラクトフェリン、エビダーマルグロー
スファクター等を添加した無血清培地も用いることがで
きる。このような培地中での上記ハイブリドーマの培養
は、5%炭酸ガスを含む空気中で湿度90%以上の雰囲
気下に37℃の温度で行うとよい。
このようにしてハイブリドーマを培養することにより産
生された抗体の量は、放射免疫測定法(+?IA)また
は酵素結合免疫複合体測定法(ELISA)により測定
することができる。
上述のごとくして産生された抗体は、モノクローン抗体
であるが、異種の抗原特異性を有する抗体集団のように
利用することができるので、免疫抗血清と同様にして臨
床検査や治療に有効に用い得る利点がある。
以下に実施例を示して本発明を更に具体的に説明する。
実施例1 使用抗体産生細胞: ヒトBリン芽球様細胞としての、WIL−2由来の1g
M産生(非分泌)6−チオグアニン耐性+10−323
株と、ヒト正常リンパ球としての、肺がん患者摘出リン
パ節由来のリンパ球(非形質転換細胞)を用いた。
細胞融合 びハイブリドーマの培 : 上記の 1)0−323株I X 10’個とリンパ球
2 X 10’個に、K6hlerとMilstein
の方法〔ネーチャーr Na ture +256.4
95(1975) )に従い、1mlの50%PEG 
(分子量4,000、シグマ社)を1分間かけて添加し
て融合を行った。得られた細胞を96穴マイクロタイタ
ープレートに播種した後、ヒボキサンチン/アミノプテ
リン/チミジン(HAT)を含むlO%FC5添加のR
PMI 1640培地中で培養した。この培地中ではH
O−323株は死滅し、一方正常リンパ球はもともと増
殖しないので、融合により作成されたハイブリドーマの
みが増殖した。
なお、上記培地中での培養は、炭酸ガス5%を含む空気
中で湿度90%以上野雰囲気に37℃の温度で5週間行
った。
上記培養を5回行うことにより、362個のハイブリド
ーマを得た。このうち、IgAを産生じているハイブリ
ドーマは27個、IgGを産生じているものは180個
、IgMを産生じているものは128個であった。
また、いくつかのハイブリドーマは複数の抗体を産生し
ており、そのうちIgAとIgMを同時に分泌するハイ
ブリドーマは23個得られた。
次に、IgAとIgMを同時に分泌するいくつかのハイ
ブリドーマの産生ずる抗体を、α鎖、μ鎖、に鎖及びλ
鎖に対する抗体を用いてELISAで測定したところ、
同一分子内に測定した全てのポリペプチドを含んでいた
。すなわち、H鎖にα鎖とμ鎖、し鎖にに鎖とλ鎖を含
む抗体が得られた。
なお、+10−323株はμ鎖とに鎖を合成していたの
で、ハイブリドーマの産生ずる抗体中のα鎖とλ鎖はリ
ンパ球由来であることが明らかとなった。
この複合抗体の分子量は80万〜100万であり、Ig
Mの構造に類似していた。
実施例2 使用抗体産生細胞: ヒトBリンパ芽球様細胞としての1)0−323株由来
の6−チオグアニン耐性及びウアバイン耐性0−2株と
、■gA産生(分泌)ヒトBリンパ芽球様細胞21−2
株を用いた。
細胞融合及びハイブリドーマの培養: 上記 0−2株I X 107個と21−2株I X 
10’個を実施例工に記載したと同様の手順で融合させ
、次いでウアバインを含むIIAT培地中で培養を行っ
て、融合により作成されたハイブリドーマのみを増殖さ
せた。すなわち、上記培地中ではO−2株は1(ATの
存在により死滅し、一方21−2株はウアバインにより
死滅するので、ハイブリドーマのみが選択される。
上記1回の培養により82個のハイブリドーマが得られ
、そのうち56個のハイブリドーマはIgAを産生じて
おり、またIgA産生ハイブリドーマの全ては同時にI
gMも産生じていた。また、産生された抗体は、同一分
子内にα鎖、μ鎖、に鎖及びλ鎖の4種類のポリペプチ
ドを含んでいた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2種類の抗体産生細胞を細胞融合させて作成した
    ハイブリドーマを培養することにより、同一分子内に2
    種類の重鎖と軽鎖を有することを特徴とする抗体の産生
    方法。
  2. (2)抗体産生細胞は、ヒト骨髄腫細胞、ヒトリンパ芽
    球様細胞及びヒト正常リンパ球から成る群から選択され
    る特許請求の範囲第(1)項記載の抗体の産生方法。
  3. (3)産生された抗体は、2種類の抗原特異性を有する
    抗体である特許請求の範囲第(1)項記載の抗体の産生
    方法。
  4. (4)2種類の重鎖がヒトα鎖及びμ鎖である特許請求
    の範囲第(1)項記載の抗体の産生方法。
  5. (5)2種類の軽鎖がヒトκ鎖及びλ鎖である特許請求
    の範囲第(1)項記載の抗体の産生方法。
JP61085142A 1986-04-15 1986-04-15 ハイブリド−マを用いて抗体を産生する方法 Pending JPS62244392A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5859994A (ja) * 1981-07-01 1983-04-09 ザ ボード オブ リージェンツ,ザ ユニバーシティ オブ テキサス システム 組換えモノクローナル抗体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5859994A (ja) * 1981-07-01 1983-04-09 ザ ボード オブ リージェンツ,ザ ユニバーシティ オブ テキサス システム 組換えモノクローナル抗体

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