JPS6224410A - 垂直磁化型磁気ヘツド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主磁極励磁型の垂直磁化型磁気ヘッド装置に関
Ｉ７．特に記・緑ヘッド用の主磁極と再生ヘッド用その
池のヘッド用の主磁・隊と全独立に設け、これらを選択
的に使用する手段に関する。

〔従来の技術〕

近年、垂直磁化型磁気ヘッドとして、第９図に示すよう
な主磁極励磁型の垂直磁化型磁気へッｐｔが、記録効率
、再生効率がよい上、片側アクセスが可能であることか
ら注目されている。

この磁気ヘット９１は非磁性基板２に例えばスパッタに
より主磁極膜３を形成し、上記基板２および主磁極膜３
の後背部にフェライト等の高透磁率磁性体４全取り付け
、この磁性体４に巻線５全巻装したものである。この磁
気ヘッド１は次のように動作する。

記録時において、巻線５に記録電流金泥すと、主磁極膜
３の先端から磁界が発生し、垂直磁気記録媒体“０垂直
う々″垂直磁気記１゛行７ヂＬ われる。

再生時においては、垂直磁化膜７から発し之磁界によっ
て主磁極／ＩＩＪ　３が磁化され、巻＠５に信号電圧が
誘起される。

上記動作において、記録媒体６の垂直磁化膜７と高分子
フィルム等からなるペース８との間に設けられている高
透磁率磁性層９と、磁気へ、ド１の高透磁率磁性体４と
によって閉磁路が形成されるので、補助磁極励磁型の磁
気ヘッドに比べて記録再生効率が共によくなる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、記録と再生を同一の磁気へ、ドｌで行なってい
るので、記録感度と再生感度とを共に高めるのに無理が
生ずる。記録感度を高めるには、主磁極膜３に飽和磁束
密度の高い軟磁性膜を使用すればよく、また、再生感度
を高めるには、上記主磁極膜３に初透磁率μｉの高い軟
磁性ｇ／Ａを使用すればよい。これをヒステリシスルー
プで考えてみると、第１Ｏ図は記録時に適したヒステリ
シスループであり、第１１図は再生時に適したヒステリ
シスルー！である。第１０図から明らかなように、記録
時は再生時に較べて磁界Ｈの変化する範囲が大きいので
、初透磁率μｉはあまり問題とはならず、飽和磁束密度
Ｂｓが高い方がより記録の強さが高められる。また、＠
１１図から明らかなように、逆に、再生時には磁界Ｈの
変化する範囲が小さく、飽和磁束密度Ｂｓは問題ではな
く、初透磁率μｉが問題となる。よって主磁極膜３には
飽和磁束密度Ｂｓと初透磁率μｉが共に高いものを使用
すればよいわけであるが、一般的には、その両者全共に
高めることは難しい。例えば、Ｏｏ　（コバルト）　−
Ｚｒ　（ジルコニウム）−Ｎｂにオプ）の三元素合金か
らなるアモルファス膜では、Ｏｏｉ多くすると飽和磁束
密度Ｂｓは高まるが、初透磁率μｉけ低下する傾向にあ
る。

そこで、記録と再生の磁気ヘッドは各々専用のものを使
用した方が良いと言える。このため、従来、例えば前述
した主磁極励磁型の磁気へ。

のリング型磁気ヘッド１０を再生ヘッドとして用い、こ
の二つの磁気ヘッドにより記録および再生を行なうよう
にし念磁気へ、ド装置がある。しかし、情報の記録密度
があまり高くない場合には、リング型磁気ヘッド１０は
分解能が良く、かつ再生感度も高くて良好に記録信号の
読み出しを行なうが、１００ＫＢＰＩ（１０”Ｂｉｔ　
Ｐｅｒ　Ｉｎｃｈ）以上の高密度記録を行なっ九場合に
は、上記リング型磁気へ、トノ０で読み出しをすること
は困帷となる。現在、リング型磁気ヘッド１０のギャッ
ｆ幅ｔＦｉ最小で０．２μｍ程度であるから、原理的に
それ以下の大きさの記録ビットは分解再生できない。

せいぜい０．３μｍ〜０．４μｍ位の大きさの記録ピッ
トを分解再生できる程度である。すなわち１００ＫＢＰ
Ｉ以上の高密度記録の場合は特にリング型磁気へ、ド１
０とは異なる再生専用の磁気ヘッドを用いる必要がある
。

ま念、その他の従来の垂直磁化型磁気ヘッド装置として
、■特開昭５６−１６９２１２号、■特開昭５７−２０
３２１６号、■特開昭５６−１３５１４号等が提案され
ているが、このうち■は基本的には上記のリング型磁気
へ、ドｌＯを用いるものであり、上述の欠点がある。■
は回転体に等間隔に榎数個の主磁極を設け、この回転体
をピデオテーゾの走行方向に対して直角方向に回転させ
ることによって高速でビデオトラックを形成したもので
あり、複数の主磁極を一体に有するといえども記録用と
再生用とを区別して用いるものではない。

さらに■は本出願人が先に提案した記録ヘッドと再生へ
、ドとを一体化し之ものであるがアソマス調整の精度お
よび再生時の分解能を高めるために、記録時と再生時と
で磁気ヘッドの主磁極の厚みを変えるようにしたもので
ある。

そこで本発明は、記録感度および再生感度の双方が十分
に高く、しかも高記録密度の記録情報についての分解再
生能力にすぐれており、加えて構成が簡単で製作が容易
な主磁極励磁型の垂直磁化型磁気ヘッド装ｆｔヲ提供す
ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は前記問題点を解決し目的を達成するために、次
のような手段を講じたことを特徴としている。

すなわち本発明の垂直磁化型磁気ヘッド装置は、巻線を
備えた複数個の主磁極を、回転、駆動機構によって記録
媒体の記録面と平行な面内・で回転させ所定の主磁ｊｒ
ｊを記録媒体の記録面における所定領域に選択的に位置
設定するようにし、上記所定領域に位置設定された主磁
極と記録媒体と全接触させて記録、再生、消去等を行な
わせるようにしたことを特徴としている。

〔作用〕

このような手段を講じたことにより、記録ヘッド用、再
生ヘッド用、さらには消去ヘッド用として、垂直磁気記
録再生に適した同種構造の主磁極を用い得、かつそれぞ
れに記録、再生、消去に最適な特性金もたせることがで
きるものとなる。

〔実施例〕

第１図〜第３図（ａ）　（ｂ）は本発明の第１の実施例
を示す図である。第１図に示すように、この磁気ヘッド
装置は、記録へ、ド用のｇｇｌの主磁極２０にと再生へ
、ト９用の第２の主磁極２０Ｂとを、回転駆動機構３０
における角柱状支持ブロック３ノの９０°異なる二側面
にそれぞれ固着したものとなっている。角柱状支持プロ
、り３１は例えば黄銅などの非磁性金属部材にて形成さ
れており、その中心部には回転軸３２が挿着されている
。

第２図は前記第１．第２の主磁極２０　Ａ、　。

２０ｆ３の構成を示す斜視図である。図に示すように、
主磁極２０は例えばＣｏ−Ｚｒ−Ｎｂ等の高透磁率軟磁
性体膜からなる主磁＠Ｍ＊２１’ｒ、非磁性体２２およ
び２３にて挟み込んだブロックと、上記主磁極膜２Ｉの
一端に先端部を接触させその先端部近傍に巻線２４を巻
装した高透磁率部材２５をフェライト等の高透磁率磁性
体２６゜２７にて挟み込んだプロ、りと全、一体的に接
合したものである。なお上記主磁極膜２１はスパッタリ
ング等によって形成されるが、記録ヘッド用のｆＸｌの
主磁極２０Ａとして使用する場合には、記録効率を高め
るために膜厚を比較的厚く例えば１．０μｍ程度とし、
かつ飽和磁束密度の高い軟磁性体を用いる。また再生ヘ
ッド用の第２の主磁極２０Ｂとして使用する場合には、
再生効率を高めるために膜厚を比較的薄く例えば０．２
μｍ程度とし、かつ初透磁率μｉの高い軟磁性体を用い
る。

２ｇ３図（ａ）　（ｂ）は上記構成の磁気ヘッド装置の
使用状態を示す図である。同図（ａ）は記録動作時の状
態を示す図である。図示の如く記録動作時においては、
回転駆動機構３０によって第１の主磁極２０ｋが垂直磁
気記録媒体４０の記録面に対向するように回動され、位
置設定される。そして記録媒体４０はパッド４１．４２
により第１の主磁ｆ４ｉ２０Ａに押付けられる。この状
態において第１の主磁極２０にの巻線に信号電流上流す
と、走行中の記録媒体４θには情報が垂直磁気記録され
る。

同図（ｂ）は再生動作時の状態全示す図である。

記録動作状態から再生動作状態へ移行させるときは、パ
ッド４１．４２による押付は操作を解除し、記録媒体４
０全第１の主磁極２０ｋから離した状態で回転駆動機構
３０ｆｔ作動させ、第１、第２の主磁極２０に、２０Ｂ
全９０°回転させる。そして第２の主磁極２０Ｂが記録
媒体４θの記録面に対向した位置に位置設定されたのち
、パッド４１．４２により記録媒体４０ｆ第２の主磁極
２０Ｂに押付ける。こうすることにより、記録媒体４０
に記録されている情報が第２の主磁極２０Ｂの巻線に信
号電圧として取出される。

このように本実施例てよれば、記録と再生にそれぞれ専
用のへ、ドが用いられることから、記録効率および再生
効率が共に高められる。なお、両ヘッドの切換えは回転
駆動機構３θの回転動作により行なわれるので、その機
構が簡単な上精度のよい位置設定を行なえる。また製作
も容易である。

第４図〜第５図は本発明の第２の実施例上水す図である
。この実施例が前記第１の実施例と異なる点は、第１．
第２の主磁極２０に、２０Ｂのほかに、消去ヘッド用の
第３の主磁極２００全付加した点である。すなわち第４
図に示すように、第３の主磁極２０Ｃが第１の主磁極２
０Ａとは反対側に、つまり第１の主磁極２０Ａと第３の
主磁極２０（Ｊとが一直線上に位置するように、回転駆
動機構３０に固定されている。なおこの第３の主磁極２
００の主磁極膜は、消去動作に適するように、飽和磁束
密度の非常に高い軟磁性体音用いて膜厚および膜幅（ト
ラック幅）を大きく形成される。

第５図（、）　（ｂ）は上記構成の磁気ヘッド装置の使
用状態を示す図である。同図（ａ）は記録動作状態を示
す図である。図示の如く、記録動作時においては第１．
第３の主磁極２０Ａ、２００が記録媒体４０の記録面に
対向する如く位置設定され、ノ？ッド４ノ〜４３により
記録媒体４０が第１、第３の主磁極２０に、２００に押
付けられる。かくして矢印方向に走行する記録媒体４０
の記録済みの情報は第３の主磁極２００により消去され
、その直後において第１の主磁極２０Ａにより新たな情
報が記録媒体４０に記録される。

同図（ｂ）は再生動作状態を示す図である。記録動作状
態から再生動作状態への移行動作は前記第１の実施例の
場合と全く同様に行なわれる。

かくして第２の主磁極２０Ｂにより、記録情報が再生さ
れる。

上記第２の実施例においては第１の実施例と同様の作用
効果を奏する上、消去動作をも同時に行なえるので、多
機能化がはかられることになる。なお必要ならば第４の
主磁極を第２の主磁極２０Ｂの反対側に取付け、再生時
におい、て特殊なタイミング信号等を再生することによ
り、再生動作の制御に役立てるようにしてもよい。

第６図〜第８図は本発明の第３の実施例を示す図である
。この実施例が前記第２の実施例と異なる点は、第６図
に示すようなテープガイド５１．５２，５３．５４を、
第７図に示すように、第１〜第３の主磁極２０に〜２０
００両側を挟持するように取付けた点である。

このように構成された本実施例においては、第８図に示
すように、テープ状記録媒体４０に各主磁極２０に、２
００等を対向させた場合、記録媒体４０がテープガイド
５ノと５２．５３と５４との間に入シ込んで幅方向のず
れを規制された状態で走行案内される。その結果、テー
プ状記録媒体４０のトラ、り精度が向上する。

このため、回転駆動機構３０による回動位置精度が若干
くずれてもトラ、り精度を一定レベル以上に保ち得る利
点がある。

なお本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱し・ない範囲で種々変形実施可能であ
るのは勿論である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば記録ヘッド用、再
生へ、ド用、さらには消去ヘッド用として、垂直磁気記
録再生に適した同種構造の主磁極を用い得、かつそれぞ
れに記録、再生、消去に最適な特性をもたせることがで
きるものとなる。かくして記録感度および再生感度の双
方が十分に高く、しかも高記録密度の記録情報について
の分解再生能力にすぐれておシ、加えて構成が簡単で製
作が容易な主磁極励磁型の垂直磁化型磁気ヘッド装置を
提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図（ａ）　（ｂ）は本発明の第１の実施例
を示す図で、第１図は装置の構成を示す斜視図、第２図
は主磁極の構成を示す斜視図、第３図（ａ）（ｂ）は記
録動作状態および再生動作状態を示す斜視図である。第
４図および第５図は本発明の第２の実施例を示す図で、
第４図は装置の構成を示す斜視図、第５図（、）　（ｂ
）は記録動作状態および再生動作状態を示す斜視図であ
る。第６図〜第８図は本発明の第３の実施例を示す図で
、ｗＥＧ図はテープガイドの斜視図、第７図はテープガ
イドをヘッド装置に取付けた状態を示す斜視図、第８図
は動作状態を示す斜視図である５第９図〜第１２図は従
来の技術を説明するための図である。 ２０１．２０Ｂ、２００・・・第１．第２．第３の主磁
極、３０・・・回転駆動機構、４０・・・垂直磁気記録
媒体、４１〜４３・・・・平、ド、５１〜５４・・・テ
ープガイド。 出願人代理人　　弁理士　坪、井　　　淳第２図 第３凶 第Ｓ図 第６図 第７図 第８図 、ノ 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 巻線を備えた複数個の主磁極と、これらの主磁極を記録
   媒体の記録面と平行な面内で回転させ所定の主磁極を記
   録媒体の記録面における所定領域に選択的に位置設定す
   る回転駆動機構と、この回転駆動機構によって所定領域
   に位置設定された主磁極と前記記録媒体とを接触させて
   記録、再生、消去等を行なわせる手段とを具備したこと
   を特徴とする垂直磁化型磁気ヘッド装置。