JPS62243010A - ストロ−クリミツトチエツク方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は数値制御装置のストロークリミットチェック方
式に関し、特に、禁止領域の内側で正確に停止するよう
にしたストロークリミットチェック方式に関する。

〔従来の技術〕

数値制御装置においては、機械のストロークを制御する
ためにストロークリミットチェック機能がある。現在で
は内側にソフトウェアでのストロークリミットを設け、
その外側にハードウェアのストロークリミットを設けて
、ストロークリミットを二重にして機械の安全を図って
いる。一般にソフトウェアのストロークリミットでは数
値制御装置の内部で機械座標レジスタとストロークリミ
ットレジスタを設け、機械座標レジスタの値がストロー
クリミットレジスタの値を越えたとき、パルス分配を停
止して、機械がストロークリミットを越えないように制
御している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、従来の方式では、機械座標レジスタのデータが
ストロークリミットレジスタの値を越えてからパルス分
配を停止するので、一定時間毎に機械座標レジスタに与
えられるパルス分のみストロークリミットを越えてしま
うという問題点があった。

この問題点を図にもとすいて述べる。第２図に機械がス
トロークリミットで停止する状態を表す。図において、
点Ｐ０はストロークリミットを表し、点Ｐ０の右側が禁
止領域であり、左側が安全領域である。縦方向は速度を
表す。線ｖ１は従来のストロークリミットチェック方式
で機械を停止した状態を表す。図で示すように、線Ｖ、
では、機械座標レジスタがストロークリミットレジスタ
のデータを越えてからパルス分配を停止するので、最悪
状態で一回分のパルスによる移動量Δχ分のみストロー
クリミットを越えてしまうという問題点があった。特に
、早送り速度でパルス分配しているとΔＸの値は４〜８
ｍｍ程度に達する場合がある。

本発明の目的は上記問題点を解決し、微小量もストロー
クリミットを越えないようなストロークリミットチェッ
ク方式を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕 本発明では上記の問題点を解決するために、一定時間毎
にアブソリュートレジスタから機械座標レジスタに所定
のパルスを分配し、該機械座標レジスタとストロークリ
ミットレジスタの値を比較してストロークリミットをチ
ェックする禁止制御手段を有するストロークリミットチ
ェック方式において、 機械座標レジスタのデータがストロークリミットレジス
タの値を越えたとき、パルス分配を停止するとともに、
その前に受け取ったパルスをアブソリュートレジスタに
戻すように樽成したことを特徴とするストロークリミッ
トチェック方式が、提供される。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を図面に基すいて説明する。

第１図は本発明の一実施例の部分的なブロック構成図を
示す。図において１０はＣＮＣ（数値制御装置）であり
、パルス分配手段１１、ストロークリミットレジスタ１
４、禁止制御手段１５、エラーレジスタ１６を有する。

パルス分配手段１１は指令にもとずいて指令パルスをエ
ラーレジスタに出力する。ストロークリミットレジスタ
１４は各軸のストロークリミットを記憶しており、１軸
について正負両方向の値を記憶している。禁止手段１５
は機械座標レジスタ１３の値がストロークリミットレジ
スタ１４の値を越えないか常に監視している。パルス分
配手段１１にはアブソリュートレジスタ１２、機械座標
レジスタ１３が含まれている。アブソリュートレジスタ
１２は指令目標値が記憶されており、機械座標レジスタ
１３には機械の位置に相当する値が記憶されており、パ
ルス分配手段１１は機械座標レジスタ１３の値がアブソ
リュートレジスタ１２の値に一致するように一定時間ご
とにパルスを機械座標レジスタ１３に送る。２０はサー
ボアンプであり、ＣＮＣがらのエラーレジスタの出力を
増幅してモータ３０を駆動する。３１はモータ３０に結
合されたポジションコーダであり、モータ３０の回転量
をエラーレジスタ１６にフィードバックする。

次に、動作について述べる。パルス分配手段１１は指令
されたデータをアブソリュートレジスタ１２に記憶し、
機械座標レジスタ１３の値がアブソリュートレジスタ１
２の値と一致するように一定時間（例えば１６ｍ５）ご
とにパルスΔＸを機械座標レジスタ１３に送る。一方、
禁止手段１５は機械座標レジスタ１３の値がストローク
リミットレジスタ１４の値を越えたかどうかチェックす
る。越えていないときは禁止手段１５はなにもしないが
、もし越えた時は、パルス分配置１にこれを通知する。

パルス分配手段１１は禁止手段１５からの通知があると
、パルス分配を停止し、さらに通知が有る前にアブソリ
ュートレジスタ１２から送られたパルスΔＸをアブソリ
ュートレジスタ１２へ戻す。即ち、機械座標レジスタの
値はストロークリミットを越える前の値となり、機械座
標レジスタ１３の内容がエラーレジスタ１６に送られる
までに相当の時間があるので、機械はストロークリミッ
トをこえることがない。

第２図に機械がストロークリミットで停止する状態を表
すわす。図において、点Ｐ０がストロークリミットを表
す点であり、線Ｖ２が本発明の実施例の停止の状態を示
す。図のように本実施例では最後に機械座標レジスタ１
３に送られたパルスΔＸはエラーレジスタ１６に出力さ
れないので機械はストロークリミットの手前の点Ｐ２で
停止する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明では機械座標レジスタの値
がストロ−クリミントをこえたときは最後に送られたパ
ルスを戻し、エラーレジスタに出力しないので、機械が
ストロークリミットを越えることはなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の部分的なブロック構成を示
す図、 第２図は機械がストロークリミットで停止する状態を表
す図である。 １０−−−−ＣＮ　Ｃ（数値制御装置）１１−−−−−
−−パルス分配手段 １２−・−−〜−−アブソリュートレジスタ１３・−・
−・・機械座標レジスタ １４−−−−−−一スドロークリミツトレジスタ１５−
Ｌ−・−禁止制御手段 １６・−・−・・・エラーレジスタ ２０−・−サーボアンプ ３０・・−−−一−・モータ 出願人　　　ファナソク株式会社 代理人　　　弁理士　　服部毅巖 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）一定時間毎にアブソリュートレジスタから機械座
   標レジスタに所定のパルスを分配し、該機械座標レジス
   タとストロークリミットレジスタのデータを比較してス
   トロークリミットをチェックする禁止制御手段を有する
   ストロークリミットチェック方式において、 機械座標レジスタのデータがストロークリミットレジス
   タのデータを越えたとき、パルス分配を停止するととも
   に、その前に受け取ったパルスをアブソリュートレジス
   タに戻すように構成したことを特徴とするストロークリ
   ミットチェック方式。